更新日:2024/08/07
30代におすすめの個人年金保険をランキングで比較!デメリットも解説
30代から個人年金保険を検討する人も多いはず。しかし、どれがおすすめか選び方、掛け金の目安や評判などで悩みますよね。今回はFPがおすすめする個人年金保険の選び方をランキング形式で解説します。30代女性におすすめの安い個人年金保険で利回りの良い商品も紹介します。
- 30代から老後資金の準備を考えている人
- どの個人年金保険がおすすめなのか、30代に向いている商品を知りたい人
- デメリットについて勉強しておきたい人
内容をまとめると
- 選ぶ際には個人年金の種類、運用のタイプをしっかりチェックする
- 30代の加入率は20%程度と高くはない
- 早めに加入しておくことで、返戻率が高くなる・保険料が安いなどのメリットがある
- デメリットとしては、資産の流動性が低くなる・インフレリスクがあるなど
- 個人年金で悩んだら、マネーキャリアで保険相談がおすすめ
- お金と保険のプロであるFPが無料で相談に乗ってくれます
- 今ならスマホひとつで無料保険相談が可能!個人年金や老後資金の不安を解消しましょう
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 30代におすすめな個人年金保険の選び方
- 個人年金保険には確定年金・有期年金・終身年金の3種類ある
- 低いリスクで運用するなら定額タイプがおすすめ
- 個人年金保険の必要性はある?加入率や節税効果について解説
- 個人年金保険の30代加入率は約20パーセント以下
- 個人年金保険料控除を受けるためには条件がある
- 30代から個人年金保険に加入する4つのメリット
- メリット①:早期に加入した方が返戻率が高くなる
- メリット②:早期に加入した方が保険料が安く済む
- メリット③:保険料控除をより長く受けられる
- メリット④:ライフプランを考えるきっかけになる
- 30代から個人年金保険に加入する2つのデメリット
- デメリット①:資産の流動性が低くなる
- デメリット②:将来の物価変動によるインフレリスクがある
- 30代女性の個人年金保険に関するシミュレーション
- 30代から将来の資産形成を考えよう!個人年金保険で悩んだら保険相談がおすすめ!
- 参考:個人年金保険とほかの老後資産準備方法を比較
- 個人年金保険に関するよくある質問
- 30代で個人年金保険に加入するメリットや必要性に関するまとめ
目次
30代におすすめな個人年金保険の選び方
30代におすすめの個人年金商品をランキングでご紹介しましたが、商品を選ぶ前にまずは個人年金保険について勉強しておきましょう。
- 個人年金の種類
- 運用のタイプ
などをしっかりと押さえておきましょう。
これらのポイントを理解しておかないと、商品ごとの違いはもちろん、自分に合った商品もわかりません。しっかりと勉強し、老後資金の準備を行うようにしましょう。
個人年金の詳しい選び方はこちら!
個人年金保険には確定年金・有期年金・終身年金の3種類ある
個人年金保険へ加入する前に、種類が3種類あるということを勉強しておきましょう。
- 確定年金
- 有期年金
- 終身年金
があるのです。どの種類に加入するかによって、受取期間の設定などの範囲が変わってくるのです。
種類ごとの特徴は以下のようになっています。
種類 | 保険金受取期間 | 死亡した場合 |
---|---|---|
確定年金 | 固定 | 遺族が受け取れる |
有期年金 | 固定 | 遺族が受け取れない |
終身年金 | 生涯 | 遺族が受け取れない |
終身年金の受取期間は死亡時まで継続します。死亡時まで保障が続くのはこのタイプの身になるため、終身で受け取りたい方はこのタイプを選ぶ必要があります。
しかし、こちらも受取人死亡時に支給が終わってしまうため、早くに亡くなってしまうと損をする可能性が大きくなります。
種類だけでもこれほど違うため、選ぶ際にはまずどの種類が自分に合っているのかを見極めるようにしましょう。
低いリスクで運用するなら定額タイプがおすすめ
個人年金保険には3種類あることをご紹介しましたが、運用方法も2タイプあり、
- 定額年金保険
- 変額年金保険
から選ぶことになります。どちらも保険会社が保険料を運用し、増やして保険金として支払う仕組みとなります。
定額タイプは契約時に支払われる保険金額が決まるタイプです。保険会社の運用実績が予想より良くても悪くても、決まった保険金額が支払われるためリスクが低いと言えます。
変額タイプは運用を目的としているため、契約時にはどれくらいまで増えるかが確定しません。目標値などは設定しますが、その目標に到達するかは運用実績次第となるのです。
運用が上手くいかなかった場合には、支払った保険料よりも少ない金額となって戻ってくる可能性もあるため、リスクが高いと言えます。
変額タイプの方が、資産運用を行うことを考えると、増える可能性は高いと言えます。しかし、リスクが高いため、低いリスクで運用を行いたい場合には定額タイプがおすすめとなるのです。
個人年金保険の必要性はある?加入率や節税効果について解説
老後に備えておくことは大切です。しかし、個人年金の必要性が本当にあるのか気になる方もいらっしゃると思います。
どれくらいの方が利用しているのか、加入率を見ることである程度の必要性が分かりそうですよね?
ここでは、
- 個人年金保険の加入率
- 節税効果
をご紹介していきたいと思います。
とくに節税したい場合には条件などもあるため、しっかりと勉強しておきたいポイントと言えます。
必要性についてさらに詳しく解説した記事はこちらです!
個人年金保険の30代加入率は約20パーセント以下
個人年金保険を利用している方がどれくらいなのか、加入率のデータを確認していきましょう。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 13.2% | 12.2% |
30代 | 23.3% | 20.4% |
40代 | 24.6% | 20.7% |
50代 | 27.8% | 30.3% |
60代 | 17.6% | 21.1% |
確かに高い加入率とは言えませんが、30代などの若い世代での加入率は年々増加傾向にあります。年金について考えるようになってきているため、今後のことを考えると老後に備えて個人年金保険などで準備しておくことがおすすめと言えます。
個人年金保険料控除を受けるためには条件がある
個人年金保険を利用することで、保険料控除の限度額を上げることができます。生命保険や医療保険とは別の枠での控除を受けられるようになるのです。
所得税で最大4万円、住民税で最大28,000円の控除額が増えることになるため、節税対策としての効果が期待できるのです。
しかし、控除を受けるためには条件があります。個人年金保険料税制適格特約を保険に付帯するのです。
特約の付帯だけなら保険会社にお願いすればよいから簡単、と考えるかもしれません。しかし、付帯するためには4つの条件をクリアしなくてはいけないのです。
- 受取人が契約者又は配偶者
- 受取人と被保険者が同一
- 保険料支払い期間10年以上
- 保険金受取期間10年以上かつ受取年齢65歳以上
これらの条件をクリアした契約にのみ、特約の付帯が可能となっています。
保険料の一括払いや受取期間を5年設定にしていた場合には対象外となってしまうのです。
控除を受けることを考えている場合には、契約内容にも十分注意が必要となります。
30代から個人年金保険に加入する4つのメリット
30代ではそこまで加入率の高くない個人年金保険ですが、30代と早めの加入に対するメリットはあるのでしょうか?
- 返戻率が高くなる
- 保険料が安い
- 保険料控除を長期間受けられる
- ライフプランを考えるきっかけになる
などが挙げられます。
年金についての対策はいつかはしておく必要があると言えます。早めに対策をしておくことでこのようなメリットを受けられるため、遅くなる前の加入がおすすめです。
メリット①:早期に加入した方が返戻率が高くなる
30代で加入することで、返戻率が上がることがメリットとして挙げられます。
先ほどご紹介した商品のひとつ、「年金かけはし」を例に挙げてみましょう。
同じ条件で年齢を変えた場合の返戻率は以下のようになっています。年齢を変えることで保険料払込期間も20歳・35年、30歳・30年、40歳・20年と変更されています。
年齢 | 返戻率 |
---|---|
20歳 | 107.0% |
30歳 | 105.9% |
40歳 | 103.7% |
メリット②:早期に加入した方が保険料が安く済む
早期に加入した方が保険料は安く済むと言えます。
個人年金保険は積立貯金のようなものです。同じ金額を貯めようと考えた場合、期間が長いほど1ヶ月の保険料は安く済むと言えます。
例えば、800万円準備することを考えてみましょう。
30歳ならば保険料支払い期間として30年は取れる計算になります。800万円貯めるためには月22,000円程の保険料を払えばよいことになります。
同じように50歳の方では保険料支払い期間として10年程度しかとることはできません。月に67,000円程の保険料を払うと800万円ほどになる計算となるのです。
さらに、返戻率も若い方が高いため、個人年金保険は若いうちからコツコツと貯めておくことで安い保険料となると言えます。
メリット③:保険料控除をより長く受けられる
保険料控除を長く受けられることもメリットとなります。
個人年金保険の保険料控除は、保険料払込期間中受けることができることになります。
そのため、若いうちに加入して、払込期間を長くしておくことで、保険料控除を受ける期間が長くなるのです。
保険料払込期間が30年と10年の場合、20年も差があることになります。1年単位で見ると保険料控除はそれほどの金額ではないかもしれませんが、10年、20年ともなると大きな金額の違いとなってきます。
若いうちに加入することで、保険料も安く返戻率も高い、さらには保険料控除も多く受けられるとかなりお得なメリットが多くあるのです。
メリット④:ライフプランを考えるきっかけになる
ライフプランを考える良いきっかけになるとも言えます。
普段、普通に暮らしているだけでは、将来のことなどそこまで真剣に考える方は少ないですよね?ライフプランをたてることなどしないと思います。
しかし、個人年金などの保険商品は、将来どれくらいのお金が必要になるかなど、細かいことまで考えていく必要があります。
30代というと結婚や出産、マイホームの購入など、大きなイベントが目白押しです。保険加入のときにはこれらのことを真剣に考える必要があり、同時にライフプランを考えるきっかけにもなるのです。
個人でライフプランを作成しようと思っても、何にいくらかかるのか分からないですよね?そこで、ライフプランはプロにおまかせしてみてはいかがでしょうか?
マネーキャリアではライフプランをお金のプロであるFPが作成してくれます。その後無料で保険相談にも乗ってくれるため、この機会にライフプランを作成し、老後資金の悩みを解消してはいかがでしょうか?
30代から個人年金保険に加入する2つのデメリット
30代で個人年金保険に加入することで様々なメリットがあることはお分かりいただけたと思います。
かなり魅力的なメリットが多いため、加入に前向きになった方も多いのではないでしょうか?
しかし、デメリットもあることを忘れてはいけません。
- 資産の流動性が低くなる
- インフレリスクがある
などが挙げられるため、契約前には必ずデメリットについてもチェックしておく必要があります。
デメリット①:資産の流動性が低くなる
資産の流動性が低くなってしまうと言う事がデメリットの一つとなります。
個人年金保険は通常の貯蓄と違い、好きなときに引き出すことはできません。受け取れるのは65歳以上などに限定されてしまうのです。
その間にまとまったお金が必要になった時には、貯蓄で対処するしかないのです。どうしても足りない場合には解約することでまとまった額を得られるかもしれません。
しかし、この場合の解約返戻金は支払った保険料よりも少なくなるのが通常です。
これは30代に限られたデメリットとは言えませんが、30代はこれから子どもの教育費や住宅購入などでまとまった金額が必要になる可能性が高い年代です。このような年代に資産の流動性が低くなってしまう事はデメリットとなるのです。
資産の流動性が低くなることを踏まえ、貯蓄としての部分も確保しておく必要があります。保険料も無理のない範囲で設定するようにしてください。
デメリット②:将来の物価変動によるインフレリスクがある
将来の物価上昇などのインフレリスクがあることもデメリットと言えます。
個人年金保険ではたとえ物価が上がったとしても受け取る保険金額は設定した時のままです。
契約時には十分だと思っていた金額でも、物価の上昇などによって足りなくなってしまう可能性があるのです。
また、公的年金の支払水準が下がり、受け取れる金額が思ったよりも少なくなってしまう事も考えられます。
こちらのデメリットも30代に限ったものではありませんが、30代での加入では受け取りは30年も先のことになります。受け取りまでの期間が短い場合と比較すると、リスクは高くなっていると言えるのです。
早めに加入した場合には、経済の状況などをしっかりと判断し、足りないと感じた場合には他の方法で老後資金を集めておかなくてはいけません。
30代女性の個人年金保険に関するシミュレーション
30代女性が個人年金保険を利用した場合、どのようになるのかシミュレーションしてきましょう。
- 保険料:1万円
- 保険期間:35年
- 保険料総額:4,200,000円
- 保険金支払い総額:4,401,000円
- 返戻率:104.78%
月々の保険料はあまり高額にはできませんよね。1万円でも35年間続けることで、4,200,000円貯まることになるのです。
さらに返戻率は100%を超えているため、保険料以上の保険金額となるのです。このシミュレーションの場合、20万円以上アップすることになります。
さらに、保険料控除もあります。年額では所得税・住民税で6,800円程の税金が安くなる計算です。そこまで多くはありません。
しかし、35年間税金の支払いが無かった場合、238,000円税金が減っていることになるのです。
支払保険料を上回った金額と合わせると、普通に貯蓄していくよりも40万円以上お得ということになるのです。
保険料は通常の保険と同じように引き落としとなっているため、貯蓄のように忘れてしまう心配もありません。
さらに受取は年齢制限があるため、しっかりと老後資金の準備ができるようになるのです。
30代から将来の資産形成を考えよう!個人年金保険で悩んだら保険相談がおすすめ!
30代からの個人年金保険の検討は早いかな?と感じるかもしれませんが、早めに準備しておくことで、焦ることなく老後資金が準備できます。
多くのメリットもあるため、早めに準備しておくことがおすすめと言えるのです。
しかし、加入率がそこまで高くないことが気になる方や、どの商品を選べばよいのか、種類が良く分からない、という方も多いと思います。
個人年金保険は老後にいくら必要になるのかなども考えなくてはいけないため、一人で探すとなるとかなり難しいかもしれません。
個人年金保険の悩みはプロに解決してもらいましょう。プロに相談できるのは保険相談です。
マネーキャリアでも保険相談が可能です。相談に乗ってくれるのはお金と保険のプロであるFPです。何度でも無料で相談できるため、じっくり自分に合った個人年金保険を探すことができますよ。
参考:個人年金保険とほかの老後資産準備方法を比較
老後資産を準備しておく方法として、個人年金保険以外にiDeCoや積立NISAを利用する方法も挙げられます。
積立NISAでは税金の控除が受けられないため、ここではiDeCoと個人年金保険を比較してみたいと思います。
老後資金を準備しておく場合、少しでもお得に準備したいと考えますよね。税金の控除が受けられることは大きな魅力と言えます。
個人年金保険・iDeCoどもに税金の控除を受けることができるのですが、金額に大きな違いがあると言えます。
控除範囲 | |
---|---|
個人年金保険 | 上限あり |
iDeCo | 全額控除 |
年額でどれくらい違ってくるのか見ていきましょう。所得税・住民税はそれぞれ10%とします。
月に2万円ずつ積み立てていった場合、保険料・積立金は年間で24万円です。この場合どれくらい税金が戻ってくるのか見てみましょう。
金額 | |
---|---|
個人年金保険 | 6,800円 |
iDeCo | 48,000円 |
税金を見た限りではiDeCoの方がお得と感じます。しかし、iDeCoは引き出せるようになるのが60歳以降に限定されている事や、選んだ運用方法によっては元本割れとなってしまう可能性もあるのです。
個人年金よりもリスクが高いと言えるため、どちらを選ぶかは慎重に考えるようにしましょう。
個人年金保険に関するよくある質問
月額5000円でも個人年金保険をやるべきですか?
現にこの調査でも月額5,000円未満の保険料の方が20%です。そして全体の58%が月額15,000円以内となります。皆さん無理のない範囲で保険料設定していることが見てとれます。
30代で個人年金保険に加入するメリットや必要性に関するまとめ
いかがでしたか?ここでは30代で個人年金に加入するメリットなどをご紹介しました。
老後資金の準備として利用する個人年金は、30代にはまだ早いと感じる方も多いと思います。
確かに、子どもの教育費やローンのことを考えると、老後資金の準備は後回しになってしまうかもしれません。
しかし、早めに準備をしておくことで月々の負担も減り、返戻率も上がると言うメリットがあります。
もし検討している場合には、保険相談を利用してじっくり考えてみることがおすすめです。マネーキャリアでも保険やお金に関する相談を行っているので、ぜひ利用してください。
個人年金保険の必要性が知りたい方はこちらの記事もご覧ください