30代女性の医療保険料の月額平均は?既婚・独身に分けて解説

女性は30代になると女性特有の病気のリスクが上がり、医療保険が必要になってきます。今回、1.35万円といわれている30代女性が加入する医療保険の月額平均保険料を紹介します。また、平均額をもとに、30代独身女性、既婚女性の医療保険の選び方も解説します。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

30代女性の平均の月額保険料はいくら?


30代になったし、そろそろ保険に加入しなくちゃなぁ。どうせなら保険料がお得な保険を選びたい。。。

20代の頃から保険に加入しているけど、30代に入って、もっと自分に合った他の保険も見てみたいなぁ。。。

30代女性は、保険への加入、保険の見直しに関して悩みを抱えている方が多いでしょう。

30歳を超えると女性特有の病気にかかるリスクもあがりますし、妊娠・出産の可能性が高くなるからです。


実際、2017年の厚生労働省の発表によると、初めて出産する女性の平均年齢は30.7歳となります(参考:厚生労働省)


そこで、本記事では、「30代女性が払っている月額保険料の平均」に関して、

  • 30代未婚女性の平均月額保険料
  • 30代既婚女性の平均月額保険料
  • 公的医療保険制度
  • 30代女性の平均保険料のシミュレーション
  • 30代女性の保険の選び方
を中心に解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

30代女性の月額保険料の平均は12,000円

30代になると医療保険へ加入しておかないと、と漠然と考えている人が多いのではないでしょうか。


女性が30代になると、妊娠や出産の可能性があったり、女性特有の病気にかかるリスクも高くなります。しかし、まだ大丈夫と思って加入を見送っている方も多いと思います。


そこで下記では


  • 30代女性の月額医療保険料の平均
  • 30代女性の医療保険の加入率
について詳しく解説していきます。

30代女性の加入率や保険料の平均は、ご自身が加入する際の目安となると思いますので、是非参考にしてみてください。

30代女性の月額医療保険料の平均

30代女性の月額医療保険料の平均は約12,000円です。


 医療保険の加入は必要と思っていても、毎月の保険料を考えると家計に多少なりとも負担がかかるので、加入に踏み切れないといった方もいるのではないでしょうか。
 


しかし、万が一の時に医療保険に未加入だと、高額の医療費を負担することになります。そうならないためにも、30代女性の平均の医療保険額の相場を理解し、万が一に備えて加入しておきましょう。 


「生活保障に関する調査」という生命保険文化センターの調査結果から、30代女性の年間払込保険料の平均は、15万1,000円です。 


また、30代女性の年間医療保険料の割合で一番高い金額帯は、12万円未満で44.3%です。2番目に高い金額帯は、年間12~24万円未満で32.1%です。

30代女性の医療保険の加入率

30代女性の医療保険の加入率は81.3%です。 


同じ調査の20代女性の生命保険加入率は53.2%です。20代~30代で医療保険に加入する人が多いということになります。 


ちなみに、全ての年代の医療保険の加入率は74.1%ですので、30代の加入率が高いということが分かります。 


ライフステージ別で医療保険の加入率を比べると、男女の未婚の場合の加入率は52.3%ですが、結婚後の加入率は73.5%となり、加入率が大幅に上昇しています。 


さらに子供を持つと、最大で83.9%の加入率になります。 


このように、結婚や子供を持つなどのライフステージが変わるタイミングで医療保険を検討する方が多くみられるようです


とはいえ、日本には数多くの保険会社、保険商品があり、一般の方が自分に最適な保険を探すのは難しくなってしまっているのが現状です。


他の保険に入っておいた方がお得だった」、「自分が加入した保険は自分には合わなくて、保険料をかなり損してしまっている」と、加入後に後悔する方が多くいらっしゃいます。


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30代女性の医療保険の選び方

30代独身女性の場合

30代独身女性が保険選びの時に意識しておくべきポイントは以下の3つです。

  • 収入が上がらない場合、医療費を払うのが厳しくなってしまう可能性がある
  • 30代になると女性特有の病気のリスクが増す
  • これから結婚し、出産する可能性がある

乳がんなど、女性特有の病気にかかってしまっても安心な女性保険を選びましょう。

また、現在は独身でも、将来結婚して、出産を考えている場合には、出産時歩保障が手厚い保険を選んでおくと良いでしょう。

とはいえ、女性保険は種類が多く、どの保険の選べばよいのか付帯すべき特約はどれが良いのかなど、よくわからくて悩んでいる方もいいです。

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どんな女性保険を選べばよいのかわからない」、「保険を選んだあとに後悔するのは嫌だ」という方は、プロのアドバイスを聞いてから保険選びを始めましょう。

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30代既婚女性で共働きの場合

子供がいない場合

30代既婚女性で子供がいない場合は、以下のポイントを意識して医療保険を選びましょう。
  • どちらか一方がけがや病気によって収入が減っても、どちらかは継続した収入を得られる
  • 傷病手当金などの公的制度も利用できる
  • しかし、病気やけがの長期化によって家計のバランスが変わる可能性は十分にあり得る
  • 将来の妊娠・出産に備える必要がある

共働きで子供がいない30代女性には、がんや3大疾病など、治療が長期化するような病気に備えた保険を検討するのがおススメです。

また、共働きで世帯として収入が安定していることから、大きな病気にかかっても家計に大きなダメージが無いかもしれません。

そのため、万が一に備えるためのシンプルな保障内容の保険を選ぶのも良いでしょう。


また、将来の妊娠・出産に備えることができる保険を選びましょう。

子供がいる場合

30代既婚女性で子供がいる場合は、以下のポイントを意識して医療保険を選びましょう。
  • 入院した場合、家事代行などのサービスを利用し、費用がかさむことがある
  • 大きな病気に備える必要がある
  • 次の出産に備える必要がある
30代既婚女性で子供がいる方が大きな病気をし、夫も仕事で忙しい場合には、子供のために家事代行サービスを利用しなければいけない事があります。

家事代行サービスは有料なため、費用がかさみますし、入院や治療が長期化した場合に備える保険に加入する必要があります。

また、1度目の出産時に帝王切開を経験している方などは、保険加入の際に条件が付いてしまうことがあるので十分注意しましょう。

30代女性で保険加入に迷っている方、保険の見直しをしたいという方は、まずは保険ROOMの無料保険相談で保険のプロの意見を参考にしましょう。

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30代女性の医療保険の必要性

30代女性といっても、元気に仕事や子育てをしている方がほとんどで、医療保険の必要性をあまり感じないという方もいるのではないでしょうか。


しかし、今加入しておかなければ保険料もどんどん高額になり、万が一のときにも満足な治療を受けられない可能性もあるのです。


そこで下記では

  • 妊娠・出産の可能性が高くなる
  • 30代からリスクが高まる女性特有の病気
  • 30代までためてきた貯金を切り崩す必要
について詳しく解説していきます。

これを読んで、加入するきっかけになればと思いますので、ぜひ参考にしてください。

①妊娠・出産の可能性が高くなる

年齢を重ねることによって病気のリスクがあがること、妊娠・出産の可能性が高くなることが理由の一つです。


妊娠・出産などで仕事ができずに収入が減ったり、独身の人でも貯金で医療費をまかなうことができなかったりするとき、医療保険が役に立ちます。

②30代からリスクが高まる女性特有の病気に備える

女性特有の病気とは、子宮筋腫や乳がん、子宮頸がんなどです。


また帝王切開、異常分娩なども女性特有のリスクです。


30代は妊娠・出産関連のトラブルの可能性が高くなり、子宮内膜症と子宮筋腫になる可能性が急激に上がります。


35歳以上の女性は高齢出産と言われ、20代よりも平均的にリスクが上がることが知られています。


たとえば子宮頸がんによる平均入院日数は2週間~1か月程度(治療により異なる)です。入院や手術、通院などに費用がかさむ上に、その間仕事を休んだりすることで収入にも不安を抱えます。


医療保険に加入していれば給付金を受け取ることができるので、安心して治療がすすめられます

③30代までためてきた貯金を切り崩さなければいけない

30代になると、ある程度貯金がたまってくる方も多いでしょう。


しかし、保険に加入しなければ、入院や手術などの医療費を払う際に貯金を切り崩さないといけなくなります


医療保険に加入することで、今までためてきた貯金を守ることができます。

30代女性が保険に加入するメリット・デメリット

30代女性が保険に加入することは、メリットが大きいですが、デメリットもあります。


ここからは、30代女性が保険に加入するメリットとデメリットの両方を解説していきます。

30代女性が保険に加入するメリット

保険料が安い

30代で加入しておいた方が、一生涯で払う合計の保険料は基本的に安くなります。


なぜなら、年齢が高ければ高いほど保険料も高くなるからです


長い目で見れば、30代のうちに保険に加入しておいた方が、傷害で支払う保険料の合計は安くなる可能性が高いので、早めに保険加入の検討をしておくことがオススメです。


不利な条件などが付きにくい

医療保険には、加入の際に、病歴や手術歴などの告知をしなければならず、その告知内容を基に、保険会社は保険加入の審査をします。

手術歴がある場合などは、その部分は部位不担保になるなどの条件が付いてしまうことがあります。

しかし、30代という比較的健康なうちに加入しておけば、条件などが付かずに加入できる可能性が高いです。

30代女性が保険に加入するデメリット

保険を使わなかった場合に損してしまう

これはどの年代で加入しても同じことが言えるのですが、病気やけがなど一切なく、満期を迎えた場合は、長く保険料を支払った分損した気持ちになってしまうことがあります。


現在の保障内容が将来は役に立たない可能性がある 

将来医療が発展した場合、現在の保障内容が役に立たなくなってしまうことがあります。

例えば、現在は手術が必要な病気でも、将来は薬ですぐに直せるようになっているということもあり得ます。

また、物価の上昇によって、給付金の額は変化しなくても、給付金の価値が下がってしまうということがあります。

保険に入ってない30代女性もいる?公的医療保険について解説

ここまで医療保険の必要性について解説していきましたが、公的医療保険制度を利用すれば医療保険を利用せずに賄えるのではないかと感じている方もいるのではないでしょうか。


そこで、公的医療保険制度でどれだけ賄えるのかを検証していきますので参考にしてください。


医療費は公的医療保険で賄える部分も大きく、30代女性が医療費の自己負担額は全体の3割です。


また、公的医療保険制度が適応される医療費は高額療養費制度を利用すれば、ある程度の医療費をカバーすることができます。


例えば、年収が約370~770万円の場合は、1カ月の自己負担額の上限は約8~9万円です。この金額プラスで公的医療保険の対象外の費用や、交通費などの費用を自己負担することになるのです。


そこで下記では

  • 高額療養費制度
  • 傷病手当金
  • 医療保険の必要性
について、解説していきます。

公的医療保険だけでは、カバーしきれない医療費もあるのでこれらを利用すれば、自己負担額が最低限で治療に専念することができます。

高額療養費制度

高額療養費制度というものをご存知でしょうか。


日本では国民皆保険制度といって、全ての国民が健康保険や国民健康保険などのなんらかの公的医療保険制度に加入しています。


この公的医療保険制度のおかげで、病院で治療や診察を受ける際の自己負担額は実際にかかった医療費の3割になっているのです。


この公的医療保険制度には高額療養費といって、1か月の自己負担額の医療費の上限に達すると、その超えた分を寄付してもらう制度になっています。


このように公的医療保険制度があれば、入院や手術の自己負担額がそこまで多くなることがないと想われているのではないでしょうか。


公的医療保険制度が適応される、3割負担や高額療養費の対象となるのは保険診療の範囲のみですので注意が必要です。

傷病手当金

次に傷病手当金はご存知でしょうか。


入院やケガで働けなくなれば、自ずと収入が減ってしまいます。しかし、治療をするにはお金が必要になってきます。


そんな時には、傷病手当金を受け取ることができるのです。


傷病手当金の給付金を受け取れる条件は下記の通りです。

  • 勤務先で健康保険に加入している
  • 病気やケガで3日以上連続して労働ができなかった
4日以降から1年半まで受給することが可能です。

この場合の給付金の金額は給料の月額約2/3です。

このように傷病手当金を受給できれば、すぐに収入がなくなるわけではありません。

しかし、自営業などで国民健康保険に加入していない場合は、傷病手当金を受給できませんのでご注意ください。

治療の長期化や差額ベッド代に備えるために、医療保険は必要

上記のように、高度療養費制度や傷病手当金を利用すれば、すぐにでも収入がなくなるというわけではないですので、医療保険へ加入していなくてもある程度の貯蓄があれば十分な治療を受けることができると思います。


しかし、高度医療費制度や医療費の3割負担は、公的医療保険が適応される保険診療の範囲内でのことです。


そのため、保険診療の適応外の治療や、入院中の食事代金、個室を希望した際の差額ベッド代金は、全て自己負担となってしまうのです。


ですので、差額ベッド代や通院の交通費、治療が長引いた時の収入減にそなえるために医療保険への加入は必要です。

30代女性の平均保険料をシミュレーション!2つの具体例

先ほどの説明のとおり、30代女性の保険料払込額の平均は月額約1.35万円です。しかし必要な保障がどれだけかによって保険料は変わります。

保険加入を検討するうえで大事なポイントとなるのが「家族のための死亡保障は必要かどうか」「自分のための死亡保障(葬儀代など)」「自分のための医療保障はどのくらい必要か」です。


主婦の場合、独身の場合、2つの具体例から違いを説明します。

30代既婚女性:主婦の場合は

まず30代主婦の場合について具体例をみていきます。

【条件】

・36歳主婦、子ども2人
・家族のための死亡保障

   …死亡後も配偶者がいるので収入があるが、子どもの教育費がほしい

    =収入保障保険(10万円×19年間)
・自分のための死亡保障
   …収入保障保険でカバー
・医療保障
   …1日10000円(先進医療特約付加)の医療保険、がん保険100万円


【月々の保険料】

収入保障保険……1600円

医療保険……4427円

がん保険……2617円

合計……8644円


家族に2000万円程度の死亡保険金をのこしつつ(年数が経過するごとに保険金額は減少する)、自身のための医療保障を充実させた保険の組み合わせです。


貯蓄があり入院日額は5000円でも十分な場合や、子どもへ残すための保険金が不要な場合は、より保険料が安くなります。

30代独身女性の場合は?

では、独身の場合はどうでしょうか。

【条件】

・36歳主婦、独身

・家族のための死亡保障

   …不要

・自分のための死亡保障

   …葬儀代として300万円ほしい

    =終身保険(保険金額300万円、終身払込)

・医療保障

   …1日10000円(先進医療特約付加)の医療保険、がん保険100万円


【月々の保険料】

終身保険……4104円

医療保険……4427円

がん保険……2617円

合計……11148円


家族のための保障は不要、自分のための保障に特化した保険の組み合わせです。終身保険は掛け捨てではないため、途中解約すれば解約返戻金も受け取ることができます。


終身保険は掛け捨ての保険より保険料が高いため、保険料を抑えるならば保険金額を100万円などに下げたり、葬儀代などを貯蓄でまかなうのであれば加入しないという判断も可能です。

自分にとって一番必要な保障を考えよう

「自分と同じ年代の人たちがどのくらい保険料を払っているのか」気になる部分ではありますが、平均保険料は参考程度にして、自分にとって一番必要な保障を備えた保険を検討すべきです。

具体例で説明したとおり、同じ年齢でもライフスタイルの違いで必要となる保障額は変わります。もちろん保険料も異なります。


平均額より高い人もいれば安くなる人もいるでしょう。


保険に加入する目的を明確にしたうえで、保険商品を選択しましょう。


自分にぴったりな保険を選ぶのが難しいという方は、保険のプロに無料相談がおすすめです。


マネーキャリア相談では、保険のプロへの無料相談を受け付けています。


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まとめ:30代女性の医療保険について

30代の女性の平均保険料を通じて、医療保険がオススメの理由について解説しました。


本記事の内容をまとめると、

  • 30代女性の平均月額保険料は12,000円
  • 8割以上の30代女性が保険に加入している
  • 30代女性の保険の選び方は、未婚、既婚、子供がいるか、いないかで変わってくる
でした。

病気のリスクが高まる30代、とくに女性は女性特有の病気についても不安が出てきます。健康なうちに医療保険に加入することをおすすめします。


少しでも若いうちに加入した方が保険料は安くなります。30代でも比較的安く保険に加入できます。色々な保険会社で見積もりをとり、納得のいく医療保険を見つけてください。


医療保険の平均金額についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。


ほけんROOMでは、このほかにも保険に役立つ記事をたくさん掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

医療保険の選び方が知りたい方はこちらの記事もご覧ください

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