更新日:2021/03/02
短期間加入できる生命保険「少額短期保険」の賢い利用方法まとめ
生命保険や損害保険に続く新たな保険として誕生した少額短期保険。短期の保障であるという特徴を上手に利用すれば、かなりお得な保険であるということをご存知ですか?この記事では、生命保険や損害保険と合わせても便利な少額短期保険の賢い活用方法について解説します。
内容をまとめると
- 少額短期保険は保険金額は少額で保障期間も短期の保険
- 生命保険・損害保険と似た商品から特有のユニークな商品までバラエティに富んだ商品が多数販売されている
- 少額短期保険は旅行など日常のちょっとしたイベントに対して利用するのがおすすめ!
- 加入時は少額短期保険に課せられている制限や控除の対象外であることに注意
- 解約時はタイミングが命
- どんなに些細なことでも保険に関して不安や疑問があるならマネーキャリアの保険相談を利用するのがおすすめ!
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目次を使って気になるところから読みましょう!
短期間加入できる生命保険「少額短期保険」ってどんな保険?
早速ですが、あなたは「少額短期保険」という保険の種類のことをどの程度ご存知でしょうか?
例えば生命保険や損害保険など、世の中には様々な保険がありますよね。
その中でも比較的最近になって誕生したのが、この少額短期保険です。
今回は生命保険・損害保険に続く第三の保険・少額短期保険について
- 少額短期保険とはどんなもの?
- 少額短期保険がおすすめの状況は?
- 少額短期保険にはどんな保障を持つ商品があるかの具体例
- 加入・解約する際に気をつけるべきポイントとは
少額短期保険は短期間の保障をつけられる保険の種類のこと
少額短期保険とは、読んで字のごとく、生命保険や損害保険に比べて「支払われる保険金額が少額」で「保障期間が短期」の保険が該当します。
そのため、ミニ保険と呼ばれることもあります。
2006年4月の保険業法改正の際に新たに誕生した、第三の保険です。
その特徴ゆえに、保険金額や保障期間といった保険にとって重要な部分において上限が設定されています。
どちらも後ほど詳しく解説いたします。
その代わり、生命保険や損害保険の商品がこれまでカバーすることのできなかった幅広い分野に関する保障も展開されており、ユニークで特定の需要に応える商品が多数揃っていることが魅力です。
少額短期保険で扱うことのできない保険
少額短期保険には、生命保険や損害保険で販売されているものに近い保障を持つ商品ももちろんあります。
しかしその一方で、
- 生存時に満額の保険金を受け取れる保険(例:貯蓄保険)
- 満期後に返戻金が用意されている保険(例:積立型生命保険)
- 1年以上にわたって定期的に保険金の給付を受けられる保険(例:個人年金保険)
- 掛け金・保険料の支払いや保険金額の給付が外国の通貨によって行われる保険(外貨建ての保険)
上限保障期間 | |
---|---|
死亡保険 医療保険(傷害疾病保険) | 1年間 |
損害保険 | 2年間 |
少額短期保険の種類ごとの限度額
少額短期保険に加入した方が何かのトラブルの際に受け取ることのできる保険金額の上限は、保障内容や種類ごとに異なった額が設定されています。
各種類ごとに設定されている限度額は
限度額 | |
---|---|
死亡保険 | 300万円 |
医療保険 (傷害疾病保険) | 80万円 |
疾病等が原因の重度傷害保険 | 300万円 |
傷害が原因の特定重度傷害保険 | 600万円 |
傷害死亡保険 | 300万円 (※調整規定付き傷害死亡保険の場合は600万円) |
損害保険 | 1,000万円 |
低発生率保険 | 1,000万円 |
上記のとおりとなっています。
そして受け取ることができる合計保険金額の上限も1000万円です。
また、少額短期保険のなかでも少額短期医療保険について詳しく知りたいという方へ、ほけんROOMにはそのあなたの「知りたい」にばっちり応えられる記事があります。
下記リンクからその記事が読めますので、特に興味がある方はぜひご覧ください。
少額短期保険は旅行など短期のイベントに利用するのがおすすめ!
少額短期保険は、
- 日常の些細なリスクやトラブルを少額でカバーすることができる
- ニッチな需要に応えられる保険商品が揃っている
- 現在契約中の保険に、保障額を上乗せしたい際にぴったり
少額短期保険で扱われる保険の種類を解説
少額短期保険では、
- 万が一の事態に備える
- がんに罹患した際に備える
- 持病があっても加入できる
- 病気や怪我に備える
- 女性特有の疾病になった時のために備える
- 要介護状態になったときのために備える
- ペットの病気に備える
- 地震に対して備える
- 火災などがあった際の家財のトラブルに備える
- 自転車に関する事故などに備える
- 葬儀費用の準備をしておく
- バイクに関する車両トラブルや事故などに備える
- 旅行などイベントのやむを得ないキャンセルに備える
- 結婚式のトラブルに備える
- 法的なトラブルに備える
- スマートフォンの破損などに備える
生命保険と似た保障内容の少額短期保険
死亡保険・医療保険
- 短期間で保険の見直しを行いたい方
- 他の生命保険への加入をするまでの空白期間にも保障が欲しい方
- 排卵誘発剤の投与
- 人工授精
- 体外受精
- 顕微授精
損害保険と似た保障内容の少額短期保険
ペット保険
- 自動車との衝突・接触、また転倒などの際に生じた車両の全損・半損
- 自宅ガレージあるいは店舗駐車場からの盗難被害
- 盗難された車両が発見された際に見られる破損・汚損
生命保険にはない保障内容の少額短期保険
旅行キャンセル費用補償保険
- 宿泊予定者及び家族の通院・入院
- 当日の交通機関の遅延
- 宿泊予定者やその親族(配偶者、もしくは3等親以内)の死亡
- 急な出張
- 本人や親族(両親・子ども)の突然の7日以上にわたる入院
- 本人や親族(両親・兄弟姉妹・子ども)の死亡
- 式当日の入院
- 地震・台風などの災害
- 式場の設備・備品の破損・汚損
- 貸し衣裳の破損
- 式の途中に急病などを原因とする招待客の緊急搬送
- 式の後もしくは式当日中の新郎・新婦の入院
- 弁護士費用など
- 法律相談費用
- 個人賠償責任費用
- 子どものいじめ
- ご近所トラブル
- 職場でのパワハラ・セクハラ
- 夫婦間の離婚トラブル
- 法律相談料
- 法務費用
少額短期保険加入時・解約時に気をつけるポイント
少額短期保険の持つ特徴や保障内容、商品の一例は把握していただけたと思います。
では早速加入しよう!という方、少し待ってください。
少額短期保険に加入する、あるいは解約する上で気をつけていただきたいことがいくつかあります。
簡単にまとめると、少額短期保険ゆえの制限や解約返戻金などに関する部分で注意しなければなりません。
他にも途中解約時にペナルティはあるのかなど、気になることはたくさんありますよね。
詳しく解説していきますので、注意点を踏まえた上で加入・解約を検討してみてください。
少額短期保険加入時の注意点
加入時に気をつけるべきは
- 保障範囲が限定されている
- 支払われる保険金額に上限があり少ない
- 保障期間が短い
- 生命保険料控除や地震保険料控除の対象にならない
少額短期保険解約時の注意点
保険を契約途中で解約する際には特にペナルティはありません。
ただ知っておきたいこととして、途中解約するときに解約返戻金というものが用意されている商品があります。
これは前払い費用の一部が返金されるというシステムです。
ただしこれは一括払いで保険料を支払った時のみに適用されます。
解約返戻金の算出方法は以下の通りです。
契約保険料×既経過期間に対応する短期率=解約返戻金額
なお上記の短期率とは、「契約期間が○ヶ月経過していたら○パーセント返金する」という保険会社が定めた数字です。例えばある保険会社の例ですが、「1年契約の保障において、もし1ヶ月目の段階で解約したら支払った保険料の64%が返戻される」といった具合です。
当然ですが、契約期間が長くなれば長いほど返礼金額は少なくなります。
また既経過期間は保険期間の初日から解約日当日までの経過月数のことです。
それらに基づいて計算された金額が返戻金として払い戻されることとなります。
そのため、解約はタイミングが重要です。
ほけんROOMには、ベストな保険の解約タイミングについて解説している記事もございます。
下記リンクよりご覧になれますので、解約を検討している方はぜひ読んでみてください。
少額短期保険選びは保険のプロに相談するのもおすすめ!
少額短期保険には、メリットも気をつけるべき点やデメリットもそれぞれ複数あるということがご理解いただけたのではないでしょうか。
少額短期保険への加入に前向き担ってくださった方もきっとおられることでしょう。
そんな「ご自身に合う少額短期保険を探している」という方にはマネーキャリアの保険相談がおすすめです!
個人で自分が希望している保障にぴったりマッチする保険を探すということは、どうしても難しくなってしまいがちです。
なぜならたくさんの選択肢に対する、豊富で正しい知識を求められるからです。
そこで保険のプロに相談すれば、様々な保険商品を比較しながら個人では持ち得ない視点や知識からあなたにベストな少額短期保険を選択することができます。
きっとあなたの日常生活に安心をもたらしてくれる少額短期保険と出会えることでしょう。
この機会にぜひ保険のプロと、保険の疑問・悩みをすっきり解決してみませんか?
まとめ
少額短期保険について、その特徴や種類、生命保険・損害保険との違いなどを中心に解説してきましたがいかがだったでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 少額短期保険は保険金額は少額で保障期間も短期の保険
- 生命保険・損害保険と似た商品から特有のユニークな商品までバラエティに富んだ商品が多数販売されている
- 少額短期保険は旅行など日常のちょっとしたイベントに対して利用するのがおすすめ!
- 加入時は少額短期保険に課せられている制限や控除の対象外であることに注意
- 解約時はタイミングが命
- 迷った時は保険相談を利用してみましょう
生命保険は必要なの?と疑問をお持ちの方はぜひこちらをお読みください。