短期間加入できる生命保険「少額短期保険」の賢い利用方法まとめ

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生命保険や損害保険に続く新たな保険として誕生した少額短期保険。短期の保障であるという特徴を上手に利用すれば、かなりお得な保険であるということをご存知ですか?この記事では、生命保険や損害保険と合わせても便利な少額短期保険の賢い活用方法について解説します。

内容をまとめると

  • 少額短期保険は保険金額は少額で保障期間も短期の保険
  • 生命保険・損害保険と似た商品から特有のユニークな商品までバラエティに富んだ商品が多数販売されている
  • 少額短期保険は旅行など日常のちょっとしたイベントに対して利用するのがおすすめ!
  • 加入時は少額短期保険に課せられている制限や控除の対象外であることに注意
  • 解約時はタイミングが命
  • どんなに些細なことでも保険に関して不安や疑問があるならマネーキャリアの保険相談を利用するのがおすすめ!
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短期間加入できる生命保険「少額短期保険」ってどんな保険?


早速ですが、あなたは「少額短期保険」という保険の種類のことをどの程度ご存知でしょうか?


例えば生命保険や損害保険など、世の中には様々な保険がありますよね。


その中でも比較的最近になって誕生したのが、この少額短期保険です。


今回は生命保険・損害保険に続く第三の保険・少額短期保険について

  • 少額短期保険とはどんなもの?
  • 少額短期保険がおすすめの状況は?
  • 少額短期保険にはどんな保障を持つ商品があるかの具体例
  • 加入・解約する際に気をつけるべきポイントとは
以上のことを中心に詳しく解説いたします。

ほとんど初めて少額短期保険という言葉を目にしたというあなたも、あるいは名前は知っていても具体的によくわかっていなかったあなたも、この記事を読めば少額短期保険について正しく理解することができます。

保険を探す上での選択肢を増やすためにも、ぜひ最後までご覧ください。

少額短期保険は短期間の保障をつけられる保険の種類のこと

少額短期保険とは、読んで字のごとく、生命保険や損害保険に比べて「支払われる保険金額が少額」で「保障期間が短期」の保険が該当します。


そのため、ミニ保険と呼ばれることもあります。


2006年4月の保険業法改正の際に新たに誕生した、第三の保険です。


その特徴ゆえに、保険金額や保障期間といった保険にとって重要な部分において上限が設定されています。


どちらも後ほど詳しく解説いたします。


その代わり、生命保険や損害保険の商品がこれまでカバーすることのできなかった幅広い分野に関する保障も展開されており、ユニークで特定の需要に応える商品が多数揃っていることが魅力です。

少額短期保険で扱うことのできない保険

少額短期保険には、生命保険や損害保険で販売されているものに近い保障を持つ商品ももちろんあります。


しかしその一方で、

  • 生存時に満額の保険金を受け取れる保険(例:貯蓄保険)
  • 満期後に返戻金が用意されている保険(例:積立型生命保険)
  • 1年以上にわたって定期的に保険金の給付を受けられる保険(例:個人年金保険)
  • 掛け金・保険料の支払いや保険金額の給付が外国の通貨によって行われる保険(外貨建ての保険)
上記のような保険は取り扱えないことになっています。

また先ほど少し触れたとおり保障期間にも制限があります。

各保障の種類・保障内容ごとに設定されている契約・保障期間の上限は、

上限保障期間
死亡保険
医療保険(傷害疾病保険)
1年間
損害保険2年間
となっています。

簡単に特徴をまとめるなら、満期を待てば保険金を受け取ることができるような保険商品、また保障が一生涯続くような長期の保険商品は少額短期保険にはないということになります。

少額短期保険の種類ごとの限度額

少額短期保険に加入した方が何かのトラブルの際に受け取ることのできる保険金額の上限は、保障内容や種類ごとに異なった額が設定されています。


各種類ごとに設定されている限度額は

限度額
死亡保険300万円
医療保険
(傷害疾病保険)
80万円
疾病等が原因の重度傷害保険300万円
傷害が原因の特定重度傷害保険600万円
傷害死亡保険
300万円
(※調整規定付き傷害死亡保険の場合は600万円)
損害保険1,000万円
低発生率保険1,000万円

上記のとおりとなっています。


そして受け取ることができる合計保険金額の上限も1000万円です。


また、少額短期保険のなかでも少額短期医療保険について詳しく知りたいという方へ、ほけんROOMにはそのあなたの「知りたい」にばっちり応えられる記事があります。


下記リンクからその記事が読めますので、特に興味がある方はぜひご覧ください。

少額短期保険は旅行など短期のイベントに利用するのがおすすめ!

少額短期保険は、

  • 日常の些細なリスクやトラブルを少額でカバーすることができる
  • ニッチな需要に応えられる保険商品が揃っている
  • 現在契約中の保険に、保障額を上乗せしたい際にぴったり
など、賢く利用すればとても便利な保険です。

日常生活の中には「旅行の予定が急にキャンセルになるかも」「ペットが病気になったらその治療費はどうしよう」など、たくさんの小さな不安やトラブルが潜んでいますよね。

それ以外にも、例えば登山やアウトドアスポーツといった何かしらの危険が伴うものを趣味としている人や結婚式など巨大な資金が動くイベントを控えている人など、世の中の多数の人には関係ないけれど自分は備えておきたいことがあるという人もおられると思います。

少額短期保険はそういった出来事に、安い保険料で安心感を与えてくれる保険です。

またその性質を利用して、生命保険や損害保険の特約的な扱いとして少額短期保険を利用することもできます。


もし「少額短期保険が必要かどうか自分では判断できない…」と感じたら、マネーキャリアの保険相談がおすすめです!

少額短期保険だけでなく、生命保険など他の保険のことでもなんでも保険のプロに話を聞いてもらうことができます。

まずは無料相談から、あなたの保険の悩みや疑問を解決しましょう。

少額短期保険で扱われる保険の種類を解説

少額短期保険では、

  • 万が一の事態に備える
  • がんに罹患した際に備える
  • 持病があっても加入できる
  • 病気や怪我に備える
  • 女性特有の疾病になった時のために備える
  • 要介護状態になったときのために備える
  • ペットの病気に備える
  • 地震に対して備える
  • 火災などがあった際の家財のトラブルに備える
  • 自転車に関する事故などに備える
など目的が生命保険・損害保険に似た保障の商品と、
  • 葬儀費用の準備をしておく
  • バイクに関する車両トラブルや事故などに備える
  • 旅行などイベントのやむを得ないキャンセルに備える
  • 結婚式のトラブルに備える
  • 法的なトラブルに備える
  • スマートフォンの破損などに備える
など一部の需要に応えられるユニークな商品どちらも幅広く展開されています。

種類別に分けて解説いたします。

生命保険と似た保障内容の少額短期保険

死亡保険・医療保険


死亡保険や医療保険といった生命保険会社で取り扱われているような保障を持っているものも、少額短期保険の商品では販売されています。

ただし、生命保険会社の保険商品と比べて制限がありますので注意が必要です。

保障期間が1年間と短いため、
  • 短期間で保険の見直しを行いたい方
  • 他の生命保険への加入をするまでの空白期間にも保障が欲しい方
におすすめできます。

不妊治療への保険

不妊治療は肉体・精神的な疲弊に加え金銭的な負担も大きなものです。

にも関わらず、不妊治療中に医療保険に加入するのは難しいのが昨今の現実。

そんなときのサポートとして不妊治療保険が誕生しました。

この保険は
  • 排卵誘発剤の投与
  • 人工授精
  • 体外受精
  • 顕微授精
をしていても加入できます。

不妊治療にも他の病気にも備えたいという方におすすめです。

介護に関する保険


年齢を重ねるにつれ、要介護状態になったときのことを不安に感じる方もおられると思います。

そんな方におすすめなのがこの保険です。

公的な介護保険に少額短期保険の介護保障をプラスすることで、さらに手厚い保障が期待できます。

院内介助費用補償保険


介護が必要になった方が通院する際、院内で介助を受ける必要があります。

その際の補償費用をサポートしてくれる保険で、要介護レベル3以上の方が利用できます。

公的介護保険は自宅での介護にのみ有効で院内介助は対象外ですので、該当する方にとっては有用ではないでしょうか。

損害保険と似た保障内容の少額短期保険

ペット保険


ペットを飼っておられる方には馴染みのあるものかも知れませんね。

大事な家族であるペットの通院・入院・手術費用、また不幸があった際の葬儀費用の準備としておすすめの保険です。

犬の場合は体の大きさによって保険料が異なります(大型犬ほど高額)。

うさぎや鳥などの小動物が加入できる保険もありますので、ペットのもしものときのために加入してみてはいかがでしょうか。

火災(家財)保険


もし災害が起きて大切な家財が燃えてしまったら…。

そういう事態に備えられるのがこの保険です。

各社から販売されていますが、そのほとんどは賃貸物件にお住いの方のための商品となっています。

持ち家とは違い、賃貸では同じ家に数年間しか住まないという方もおられるのではないでしょうか。

短いスパンの保障をお求めであれば、なおさら少額短期保険の火災(家財)保険がぴったりです。

自転車保険


自転車の事故で大きな損害あるいは死亡事故が起きている昨今、自転車の購入に伴って保険加入が義務化されている地域も多くなっています。

この保険に加入していれば、自転車事故の際の自分の過失で他人に損害を与えた場合のみならず、自分の怪我や入院にも備えることができます。

義務化されていない地域にお住いの方でも自転車をよく使う方には、ぜひ検討していただきたい保険です。

ハーレーダビットソンオーナー限定保険


バイクが好きな方の中では憧れとも言えるハーレーダビットソン。

損害保険の商品でもバイク保険は多くあれど、少額短期保険にはハーレーダビットソンを所有している方だけが入れるニッチな商品があります。

保険料が支払われるのは
  • 自動車との衝突・接触、また転倒などの際に生じた車両の全損・半損
  • 自宅ガレージあるいは店舗駐車場からの盗難被害
  • 盗難された車両が発見された際に見られる破損・汚損
上記のケースです。

なおこの保険で保険料が支払われても、通常のバイク保険の等級には影響を及ぼしません

スポーツ保険


スポーツ保険に関しては下記リンク先の記事にて詳しく解説しておりますので、そちらをぜひご覧ください。

生命保険にはない保障内容の少額短期保険

旅行キャンセル費用補償保険


子どもの発熱や急な仕事などで、急遽旅行をキャンセルした経験がある方もおられるのではないでしょうか。

キャンセル代は旅行日に近くなるほど高くなりますし、場合によっては費用の半額以上かかってしまうことも。

そういった事態をサポートできる保険として、旅行キャンセル費用補償保険があります。

この保険は
  • 宿泊予定者及び家族の通院・入院
  • 当日の交通機関の遅延
  • 宿泊予定者やその親族(配偶者、もしくは3等親以内)の死亡
  • 急な出張
上記の理由でキャンセルする際に保険料が支払われます。

また保障は予約時の前払い費用(事前決済)にのみに適用され、現地決済を予定していた場合は対象外となりますので注意が必要です。

結婚式総合費用保険


かなり前もって準備しておく必要があるにも関わらず、直前のトラブルなどで式を中止・延期する際には支払ったお金が返金されないこともあるのが結婚式。

この保険では
  • 本人や親族(両親・子ども)の突然の7日以上にわたる入院
  • 本人や親族(両親・兄弟姉妹・子ども)の死亡
  • 式当日の入院
  • 地震・台風などの災害
上記の理由によるキャンセル費用を補償することができます。

またそれ以外にも
  • 式場の設備・備品の破損・汚損
  • 貸し衣裳の破損
  • 式の途中に急病などを原因とする招待客の緊急搬送
  • 式の後もしくは式当日中の新郎・新婦の入院
挙式当日のこういった事例もサポートしてくれます。

弁護士費用保険


他人や他人のものなどに損害を与えてしまったなどで損害賠償を請求されるということもあるかもしれません。

その際に賠償責任があるのか、また賠償金額の示談などで相手との間に弁護士を挟んでやりとりをすることもあると思います。

そんなときの弁護士費用のサポートとして役立つのがこの保険です。

具体的に
  • 弁護士費用など
  • 法律相談費用
  • 個人賠償責任費用
といった費用を補償してくれます。

いじめ対処用保険(法務費用保険)


社会問題であるいじめ。

子どもがおられる方は特に我が子がいじめに合わないかと心配ですよね。

この保険は
  • 子どものいじめ
  • ご近所トラブル
  • 職場でのパワハラ・セクハラ
  • 夫婦間の離婚トラブル
といった事態での
  • 法律相談料
  • 法務費用
などを補償してくれます。

精神的、場合によっては肉体的にもダメージが大きいいじめ、せめて金銭面でのサポートを受けられるように保険で備えてみてはいかがでしょうか。

少額短期保険加入時・解約時に気をつけるポイント


少額短期保険の持つ特徴や保障内容、商品の一例は把握していただけたと思います。


では早速加入しよう!という方、少し待ってください。


少額短期保険に加入する、あるいは解約する上で気をつけていただきたいことがいくつかあります。


簡単にまとめると、少額短期保険ゆえの制限解約返戻金などに関する部分で注意しなければなりません。


他にも途中解約時にペナルティはあるのかなど、気になることはたくさんありますよね。


詳しく解説していきますので、注意点を踏まえた上で加入・解約を検討してみてください。

少額短期保険加入時の注意点

加入時に気をつけるべきは

  • 保障範囲が限定されている
  • 支払われる保険金額に上限があり少ない
  • 保障期間が短い
  • 生命保険料控除や地震保険料控除の対象にならない
ということです。

一つずつ説明いたします。

限定的な保障範囲


少額短期保険は商品展開は幅広いですが、それぞれの保障は1つのことに特化している場合がほとんどです。

例えば先ほど例に挙げた「院内介助費用補償保険」はあくまで病院内での介助にかかる費用を補償してくれるもので、自宅での介助や通院の道中における介助の補償は含まれていません。

保険金額が少ない


やはり生命保険・損害保険に比べて受け取ることができる保険金額が少ないのも注意すべきポイントです。

前述の上限額の表にもありますが、疾病が原因での死亡保障は最大でも300万円とかなり少額の保障になってしまいます。

自分が死亡した際の遺された家族のことまでを考慮する場合は、生命保険・損害保険との併用をおすすめします。

保障期間が限られている


少額短期保険の最大の特徴であると同時にデメリットにもなりかねないのが、保障期間の短さです。


満期後契約を更新することも可能ではありますが、その場合の保険料は更新時の年齢に基づいてしまいます。

短期間の保障にはもってこいですが、長期的な保障を希望している方にとっては不向きかもしれません。

各控除の対象外になる


生命保険や医療保険、地震保険などに加入していると、保険料を支払った証として一年が終わる頃に「控除証明書」が送付されます。

この書類を添付して年末調整・確定申告時に手続きを行うと支払った保険料に対応する還付金を受け取ることができるのはご存知の方も多いと思います。

しかし少額短期保険はその対象外のため、還付金が支払われることはありません。

生命保険・損害保険に比べ保険料が抑えられ手軽に加入できると思われがちですが、節税にはあまり向いていないのが現実です。

少額短期保険解約時の注意点

保険を契約途中で解約する際には特にペナルティはありません


ただ知っておきたいこととして、途中解約するときに解約返戻金というものが用意されている商品があります。


これは前払い費用の一部が返金されるというシステムです。


ただしこれは一括払いで保険料を支払った時のみに適用されます。


解約返戻金の算出方法は以下の通りです。

契約保険料×既経過期間に対応する短期率=解約返戻金額

なお上記の短期率とは、「契約期間が○ヶ月経過していたら○パーセント返金する」という保険会社が定めた数字です。


例えばある保険会社の例ですが、「1年契約の保障において、もし1ヶ月目の段階で解約したら支払った保険料の64%が返戻される」といった具合です。


当然ですが、契約期間が長くなれば長いほど返礼金額は少なくなります。


また既経過期間は保険期間の初日から解約日当日までの経過月数のことです。


それらに基づいて計算された金額が返戻金として払い戻されることとなります。


そのため、解約はタイミングが重要です。


ほけんROOMには、ベストな保険の解約タイミングについて解説している記事もございます。


下記リンクよりご覧になれますので、解約を検討している方はぜひ読んでみてください。

少額短期保険選びは保険のプロに相談するのもおすすめ!

少額短期保険には、メリットも気をつけるべき点やデメリットもそれぞれ複数あるということがご理解いただけたのではないでしょうか。


少額短期保険への加入に前向き担ってくださった方もきっとおられることでしょう。


そんな「ご自身に合う少額短期保険を探している」という方にはマネーキャリアの保険相談がおすすめです!


個人で自分が希望している保障にぴったりマッチする保険を探すということは、どうしても難しくなってしまいがちです。


なぜならたくさんの選択肢に対する、豊富で正しい知識を求められるからです。


そこで保険のプロに相談すれば、様々な保険商品を比較しながら個人では持ち得ない視点や知識からあなたにベストな少額短期保険を選択することができます。


きっとあなたの日常生活に安心をもたらしてくれる少額短期保険と出会えることでしょう。


この機会にぜひ保険のプロと、保険の疑問・悩みをすっきり解決してみませんか?

まとめ


少額短期保険について、その特徴や種類、生命保険・損害保険との違いなどを中心に解説してきましたがいかがだったでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 少額短期保険は保険金額は少額で保障期間も短期の保険
  • 生命保険・損害保険と似た商品から特有のユニークな商品までバラエティに富んだ商品が多数販売されている
  • 少額短期保険は旅行など日常のちょっとしたイベントに対して利用するのがおすすめ!
  • 加入時は少額短期保険に課せられている制限や控除の対象外であることに注意
  • 解約時はタイミングが命
  • 迷った時は保険相談を利用してみましょう
でした。

少額短期保険はよく知り、賢い利用方法をすることで大変便利で心強い味方となる保険です。

注意点も理解しつつより良い生活を送るために、少額短期保険の利用を検討してみてください。

ほけんROOMには他にも読んでおきたい生命保険に関する記事が多数掲載されています。

記事内に記載したリンク先記事などと合わせて、ぜひご覧になってください。

生命保険は必要なの?と疑問をお持ちの方はぜひこちらをお読みください。

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