コチニン検査(喫煙検査)をごまかす方法は?陰性になる期間・残留期間は?

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収入保障保険など種類によってはタバコを吸っていない場合に非喫煙者割引が適用され、保険料が安くなることを聞いたことがあるでしょう。そんな中、告知時のタバコの検査はどれほど厳しいのか気になりますよね。今回はタバコの検査:コチニン検査の仕組みと精度について話します。

保険加入時のタバコの検査(コチニン検査)は厳しい?

保険に加入する際には、タバコを吸っているかどうかの検査があります。


タバコを吸っていない場合は、「非喫煙者割引」が適用され、保険料が安くなる場合があるのです。


この記事を読んでいる方のなかには、少しでも保険料を安く抑えるために、タバコの検査をうまくクリアできないかな?と思っている方もいるのではないでしょうか。


タバコを吸っているといっても、人に誘われたときだけ、お酒を飲んでいるときだけで、そんなに頻繁に吸ってないから、もしくは、最近喫煙してるから、タバコの検査にはひっかからないのではないかと思っている方もいるかもしれません。


タバコの検査は具体的にはどのようなことをするのか、どのくらい検査の基準は厳しいのかと気になりますよね。


ここでは保険加入時のタバコの検査(コチニン検査)について

  • 何をどのように検査するのか
  • どれくらい割引されるのか
  • 検査をパスするための対策とは
  • 加熱式タバコやニコチンパッチの扱いはどうなるのか
  • 保険加入後も禁煙するべきなのか

これらのことについて解説します。


現在タバコを吸っている人も吸っていない人も、保険料負担を少しでも減らしたいと思っている人にとって有益な内容ですのでぜひ最後までご覧ください。

コチニンとは?

コチニンとは、タバコの煙に含まれる「ニコチン」が体内で分解されてできる物質です。


コチニンはニコチンからのみ作られ、ニコチンは喫煙することによって摂取されます。


そのため体内のコチニン濃度は、どれだけ体内にタバコの煙が入ったか、ということを表すのです。

コチニンが体内から抜けるまでの期間は1ヶ月〜数ヶ月程度

コチニンは主に尿から排出されますが、かなり長時間体内にとどまるのが特徴です。


半減期(成分の血中濃度が半減するまでの時間)は30時間以上だとされ、完全に体内から抜けるまでには数か月かかるとも言われています。


ニコチンは体内に入っても肝臓によって8時間程度で分解されてしまいますが、コチニンは体内から完全に抜けるまで時間がかかるので、過去に喫煙の習慣があったかを調べる指標になるのです。

コチニン検査は、綿棒で唾液を摂取しコチニンが体内に残っているかを調べる

保険に新しく加入する際、喫煙習慣の有無を確認するためにコチニン検査を行うことがあります。


コチニン検査では、大きめの綿棒の様なものを口に含み、唾液を染み込ませて摂取します。


この綿棒を専門機関に送り、摂取した唾液の中のコチニン含有量を検査し、体内にコチニンが残っていたか調べるのです。

保険料の非喫煙者割引はどのくらい?

生命保険の中には、タバコを吸わない人は保険料が割引になる「非喫煙者割引」というものを採用している商品があります。

タバコを吸わない人は、タバコを吸う人に比べて肺がんなどの罹患率が低く、保険会社にとってもリスクが低い契約者となるため保険料を優遇してでも積極的に加入してほしいのです。


また、以前より、「喫煙者よりも死亡リスクが低いのに一律の保険料では不公平だ」という非喫煙者側の不満もありました。そのため、非喫煙者割引は保険会社にとっても契約者にとってもメリットが大きいのです。


割引率は商品や性別・年齢によって異なりますが、一般的に10%~30%程割引になる商品が多く、中には50%以上の大幅な値引きをする商品もあります。


近年非喫煙者割引を行っている保険会社は増えており、非常に人気が高まっています。

非喫煙者割引を受けたい人必見!コチニン検査をごまかす方法はある?

タバコを吸っていないだけで保険料がお得になる非喫煙者割引、できれば受けたいと思う人が多いかと思います。

保険会社から非喫煙者と認定されるための条件は2つあります。

  • 過去1年間喫煙をしていない
  • 唾液検査による非喫煙反応(陰性であること)

非常にシンプルな基準ですが、いざ検査をするとなると、喫煙の習慣がなくてもパスできるか少し不安になる人もいるかと思います。


コチニン検査は1度しか行わず、受け直しはできないため割引を受けるためには確実に陰性とならなければなりません。


そこで、コチニン検査を1回でクリアするための対策法をご紹介します。

コチニン検査はネット保険も含め、担当者の目の前で唾液の摂取をするためごまかせない

コチニン検査は唾液を摂取することで喫煙反応を調べるものですが、喫煙の習慣のある人が、非喫煙者である他人の唾液を使って検査に臨むことはできません。


なぜなら、コチニン検査は保険会社の定める担当者の面前で検査薬を使わなければならないからです。


これはネット保険も例外でなく、申し込みの後にコチニン検査だけは面前で行う必要があります。


そのため陽性となる(割引を受けられない)可能性があっても嘘をつくことはできないのです。

副流煙(受動喫煙)でも反応する可能性があると言われるほど、検査精度が良い

コチニン検査の精度は高く、自分は吸っていなくても周囲の人の喫煙よって発生する副流煙を吸う「受動喫煙」でも反応してしまうことがあります。

家族にタバコを吸う人がいる場合、少なくとも検査の数日前からは控えてもらうか、自分がマスクをするなどして自衛することが必要です。


喫煙所のそばや飲食店の喫煙席などに長時間滞在するのもあまり良くありません。


また検査を受ける直前は、うがいをしたり口をすすいだりして清潔にしておきましょう。


過度に警戒する必要はありませんが、確実に検査をパスするためには少し気を付けて生活すると安心です。

コチニン検査が陰性になる期間は1年間!抜ける期間はもっと早い

受動喫煙の不安などもありますが、現在喫煙中の方でも基本的には1年間禁煙すれば検査は陰性になる可能性が非常に高いです。

コチニンは数か月経てば体の中から抜けてしまうとはいえ、そもそも1年間喫煙していないことが加入の条件なので嘘をついて加入することは告知義務違反となります。


告知義務違反をすると、保険料の割引が受けられなくなったり最悪保険金が支払われなくなったりするので絶対に正しい告知をしましょう。


禁煙すると健康面でメリットも大きいため、1年間の禁煙と言わず、これを機に喫煙習慣をなくすことも検討すると良いでしょう。



アイコスなど加熱式タバコやニコチンパッチはコチニン検査をクリアできるのか

近年流行している、アイコスなどの加熱式タバコは、煙が出ず、においも少ないため有害物質を削減できると言われています。


そのため、いきなり禁煙はできなくても、健康のために紙巻タバコから加熱式タバコに切り替える人が増えています。


また、禁煙をするために禁煙薬の一種であるニコチンパッチを使用する人もいます。


これらのものは、コチニン検査にどのような影響があるのでしょうか。


それぞれ確認してみましょう。

アイコスなど加熱式タバコも検査にひっかかり、喫煙者扱いとなる

喫煙の基準については各保険会社によって異なりますが、多くの保険会社が加熱式タバコは喫煙に該当すると定めています。


そもそも加熱式タバコとは煙を出さずに葉タバコの蒸気を吸い、味や香りを楽しむものです。


煙は出ませんが、タバコの蒸気にニコチンが含まれているためコチニン検査では通常のタバコと同様に陽性反応が出ると考えられます。

ニコチンパッチは保険会社によるが、喫煙扱いとなることが多い

禁煙をするために使用する貼り薬であるニコチンパッチを利用している場合は、非喫煙者割引を受けられるのでしょうか。

実は、ニコチンパッチの使用に関しては各保険会社扱いが異なり、喫煙者とみなされる場合もそうでない場合もあります。


いずれにせよ、タバコを吸わないための薬ではありますが、結局はニコチンが含まれているため、これもタバコ同様コチニン検査で陽性となる可能性が高いです。


保険会社名ニコチンパッチの扱い
東京海上日動あんしん生命喫煙扱いとなり、非喫煙者割引は適用されない
チューリッヒ生命喫煙者に該当する可能性が高い
ソニー生命禁煙期間や検査結果による
アフラックニコチンパッチの使用とは関係なく、過去1年間の喫煙の有無で判断

保険加入後にタバコを吸っていても、非喫煙者割引が適用される

コチニン検査で陰性となり、晴れて非喫煙者割引が適用された場合、その後も禁煙は続けないといけないのでしょうか。


結論から言うと、保険加入後はタバコを吸ってしまっても非喫煙者割引が適用されます。


告知はあくまでも加入時の状態を確認するものなので、その後の行動まで制限する効力はありません。


注意したいのは、加入した保険が更新型の場合です。


更新型の場合、更新時に改めてコチニン検査をする可能性があるので加入の時点や更新の前によく確認しておきましょう。

まとめ

非喫煙者割引とコチニン検査について解説してきましたがいかがだったでしょうか?

これまでの内容をまとめると

  • 非喫煙者は保険料が割引になる制度がある
  • 非喫煙者割引を受けるためにはコチニン検査を受ける必要がある
  • コチニン検査をパスするためには1年間の禁煙が必要
  • 加熱式タバコ・ニコチンパッチも検査で陽性となる可能性が高い
  • 保険加入後に喫煙しても割引は適用される

以上のように言えます。


非喫煙者割引はタバコを吸わない人にとって非常にお得なものです。


現在禁煙中の人や、禁煙を考えている喫煙者の方でも、禁煙を成功させることで家計にもメリットが大きいことをぜひ覚えておきましょう。


この記事が、あなたが自分自身の健康や保険について見直すきっかけになれば幸いです。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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