家計の支出と生活費平均ってどのくらい?世帯・年代別に詳しく紹介!

家計の平均的な支出額や生活費はどのくらいなのでしょうか。自分の家計状況が周りと比べて、高いのか、低いのか気になりますよね。そこで今回の記事では、家計の支出額や生活費の平均について世帯や年代別に解説していき、家計を改善するためのオススメの方法を紹介していきます。

家計の平均支出と生活費の内訳はどうなっている?

この記事をご覧の方は、家計のことについて悩みや疑問を持っておられるかもしれません。
 


生活の質は「収入の量」に大きく左右されますが、平均より多い収入を得ている人が、必ずしも余裕のある生活を送れている、というわけではありません。
 


十分節約できている、と思っていても、実は無駄遣いが多く、知らないうちに家計に余計な負担を掛けていることがあるのです。 


そこで今回は、

  • 平均的な一般家庭の家計における支出額はどのくらい? 
  • 理想的な家計の内訳割合はどのくらい?
  • 平均的な家計に近づくために必要なこととは? 
  • どのくらいの金額を貯金している人が多い? 

以上の点を取り上げていきます。
 


この記事をご覧いただければ、家計を圧迫させている要因に気づけたり、家計を改善させるきっかけになるでしょう。 


ぜひ、最後までご覧ください。

家計の支出や生活費の平均額を見てみよう

自分自身の家計状況について考える前に、世の中の現状をまずは理解しておきましょう。 


多くの人がどのようなことに多くのお金を使っているのかが分かれば、自分自身の支出における無駄にも自然と気づくことができます。  


ここでは家族構成、居住している地域、年齢それぞれの家計における平均的な支出額と内訳について見ていきましょう。

モデル(家族構成)別に見る平均的な家計の支出(生活費)と内訳

まずは、異なる家族構成ごとの、家計における支出の1カ月当たりの平均額です。
 


「政府統計の総合窓口 e-Stat」によると、単身者及び配偶者、子どもがいる家族それぞれの統計は、以下のようになっています。


平成28年度の『単身者』支出額平均(降順) 

参照元:e-Stat

項目金額(円)
食料44,074
住居28,541
その他26,548
交通・通信24,558
教養娯楽20,931
光熱・水道8,927
被服及び履物6,254
保健医療5,566
家具・家事用品4,216
教育16


単身者で一番多い支出ジャンルは『食料』で、2番目に多いのは『その他』を除けば『住居』でした。 


では次に、4人家族の場合です。
 


支出対象人数が増えるため、単身者よりも絶対的な平均額は必ず大きくなる点に注意し比較してみましょう。 


平成28年度の『4人家族(夫婦・子ども2人)』支出額平均(降順)

参照元:e-Stat

項目金額(円)
食料80,704
その他53,975
交通・通信46,152
教養娯楽30,999
教育28,375
光熱・水道22,936
住居15,125
被服及び履物14,276
保健医療11,211
家具・家事用品10,847


この通り、4人家族の場合も支出における『食料』の割合が高くなっていますが、一人あたりの金額で換算すると2万円程度となっており、家族持ちの方が相対的に見れば単身者よりも食費は安くなっています。 


2番めに割合が高いのが『その他』を除けば『交通・通信』となっており、家族が多いことを考えると単身者よりも高いのは当然の結果と言えます。

地域別に見る平均的な家計の支出(生活費)と内訳

では次に、居住している地域別で支出額の平均を見てみましょう。
 


北は北海道から南は沖縄までを10の地域ごとに分けた統計では、家計における支出額の平均は以下のようになっています。


平成28年度の『地域別』支出額平均

参照元:e-Stat

地域平均消費支出額(円)
北海道282,386
東北295,539
関東324,552
北陸320,671
東海315,852
近畿299,175
中国289,184
四国310,785
九州300,699
沖縄225,308


このように、統計では最も家計における支出額が多いのは『関東地方』、次に『北陸地方』という結果となりました。
 


都市部が集中する関東地方は家賃が高くなり、必然的に支出も多くなってしまいますが、その点を除けばほぼ支出額は30万前後と横ばいであることが分かります。

年齢別に見る平均的な家計の支出(生活費)と内訳

次は、年代別で家計における支出額の平均を見ていきましょう。
 


基本的に年収額は年齢に比例して上がっていきますので、支出額も比例して多くなるように思えますが、果たしてどうなのでしょうか。


平成28年度の『年代別』支出額平均

参照元:e-Stat

年利絵平均消費支出額(円)
~29歳211,967
30~39歳269,549
40~49歳315,661
50~59歳342,952
60~69歳277,283
70歳~238,650


やはり、年齢が高くなるにつれて支出額も多くなっています。
 


ただしこの背景には年収だけでなく、単に若年者層の『お金の使い方』が昔とは大きく変化している、という点も挙げられます。
 


車や服などの『物(有形物)』よりもコンテンツや旅行などの『体験(無形物)』に投資する人が相対的に増えている、というのも平均的な支出額が減っている一因と言えるかもしれません。

理想的な家計の内訳の割合は?

皆さんは自分の家計が周りと比べて支出が多すぎてはいないか?など気にしたことはありますか。また理想的な家計の割合がどのくらいか知りたいと思ったことはありませんか?


そこで次に家計の理想の割合を

  • 単身者の場合
  • 二人暮らしの場合
  • 四人暮らしの場合
と分けてご紹介していきます。

基本の割合になるのは単身者の割合です。

ケース①:単身者の場合

まずは単身者の理想の家計の割合です。

内訳割合
食費18%
住居費28%
水道光熱費6%
保険医療費4%
通信費6%
貯蓄17%
交際費など、その他費用21%

この単身者の理想の家計の割合がベースとなります。


内訳の中でも多くを締めるのが住居費です。基本的に住居の目安は収入の3割程度の金額が望ましいと言われております。


さらに食費ですが、一人暮らしでついついコンビニで買ってしまう方は多くいると思います。そこで自炊に切り替えることで食費を抑えることができます。また健康にもいいので一石二鳥です。


一人暮らしですと比較的、食費や水道光熱費などの変動費はコントロールしやすいので小さなことから取り組んで見ましょう。

ケース②:二人暮らしの場合

次に夫婦の二人暮らしの場合の家計の理想割合です。

内訳割合
食費15%
住居費25%
水道光熱費5%
保険医療費4%
通信費6%
貯蓄20%
小遣い12%
交際費などその他費用14%

一人暮らしの割合と非常に似ています。


二人で暮らしている場合、共有できるものは共有していくことで無駄に購入するものが減ります。さらに今後、家族が増えるかもしれませんし将来のことも考えてきちんと貯蓄に回すことも大切だと思います。


共働きの場合にはお二人でお金の使い方を話し合うことで金銭感覚のトラブルも減らせることができるでしょう。また共有部分だけを出し合う形ではなく、家計を1つにまとめることで貯金もしやすくなります。

ケース③:四人暮らしの場合

今度は夫婦に加えて子供がいる場合の4人家族の場合の理想の家計割合です。

内訳割合
食費15%
住居費25%
水道光熱費6%
保険医療費
6%
通信費6%
貯蓄8%
小遣い10%
教育費12%
交際費などその他費用12%

ご覧いなってわかるように、子供がいる場合は教育費がかかります。その割合は全体の12%と決して低い割合ではありません。さらに教育費は長年払い続けなければならず、節約するのも難しいですよね。


そのため自由に使えるお金は二人暮らしの時よりもグンと減り貯蓄に回す割合も低くなってしまいます。そのような時のために二人暮らしの時からの貯金が大切なのです。

家計の状況を改善するためにはどうしたらいい?

家計の状況を改善するために必要なことは、何にお金が使われているのかをきちんと把握することです。


またお金の使い道を把握した上で節約方法を考えることをおすすめします。


まずは固定費を見直してみましょう。固定費とは住居費や通信費の契約プランなどが挙げられます。この固定費を見直せば月々に支払う費用を半永久的に減らすことができます。


さらに変動費である食費や交際費も見直すことをおすすめします。


食費は住居費の次に高い割合を占めています。この食費を抑えることができれば、もっと貯蓄にお金が回すことができますし違う使いかたができます。


今では節約レシピなどもネットで検索すればたくさん見つけることができます。それらのレシピを活用して食費を節約することにも挑戦してみてはいかがでしょうか。


交際費ですがこちらは知らずのうちにたくさんのお金を出費してしまいがちです。誘いを断れない方などはつい飲み会に参加してしまっているのではありませんか?


おすすめは月初めに「◯円までしか交際費には使わない!」と決めてしまうことです。

固定費を見直して支出を減らす

誰もが実践できる一つ目のこととは、「固定費を節約する」ということです。
 


固定費とはショッピングやお祝い金など偶発的に発生する出費のことではなく、毎月必ず支払う必要のある費用のことを指します。
 


固定費に含まれるもの

  • 家賃 
  • 水道光熱費 
  • 電気代 
  • 通信費 
  • 加入中の保険料 
  • 定期支払いしているサービス  

これらは毎月「必ず支払う」ものであることは確かですが、基本料金を減らしたり、不要な電話回線を解約したり、加入しているサブスクリプションサービスが複数あるなら本当に必要なサービスだけを継続する、といった節約方法があります。
 


家計の支出を減らすことを考える際は、まず固定費を削減できないかどうか考えてみましょう。

家計簿をつけてお金の流れを把握する

どうしても無駄遣いが多くなってしまう、という人の特徴として、「お金の出入りを把握できていない」という点があります。
 


家計における支出を減らすためにできる大切なことの一つとして、「家計簿をつける」という方法があります。  


最近ではスマートフォンのアプリやパソコンを活用して家計簿を付けておられる方が大勢おられますが、家計簿を付けることはたくさんのメリットがあります。  

  1. お金の出入りを可視化できる 
  2. 自分がどのようなことにお金を使い過ぎているのかがわかる 
  3. 無駄遣いを意識的に抑制できる 
  4. 本当に必要なものにお金を使えるようになる  

このようなたくさんのメリットがある家計簿を付けるということも、継続できなければ意味がありません。
 


各種家計簿アプリの機能である自動計算・グラフ化機能レシート撮影機能を活用し、継続して行っていきましょう。

参考:家計簿をつけるのが面倒くさい人はアプリがおすすめ

家計簿は「紙に書くもの」と思っているあなた、もしかするとスマートフォンのアプリやパソコンのソフト等を使ってみると、世界が変わるかもしれません。


家計簿として活用できるアプリケーションには、以下のような種類があります。

これらはすでに多くの方が家計簿として利用しているサービスであり、スマートフォンやパソコンからでも利用できるのが特徴です。


それぞれのアプリケーションで、以下のような機能が使えます。
  • Moneytree:無期限で資産管理・表示
  • MoneyForward:収支情報を金融機関から自動取り込み・管理
  • Zaim:公開APIによって機能拡張が可能
これらのサービスの一番の長所とも言えるのが、計算・グラフ化を自動で行ってくれるところです。

電卓で一つずつ計算する手間もかかりませんし、自分がどのようなことにどのくらいのお金を使っているのかが、一目瞭然です。

スマートフォンやパソコンで利用できる便利な家計簿サービスを、ぜひフル活用していきましょう。


参考①:世帯別・年齢別に平均貯蓄額を紹介

家計への収入が多いこと、また支出において無駄を削減し節約できれば、積極的に貯蓄ができるようになります。
 


では、実際に貯蓄を積極的に行っている方はどのくらいの金額を貯蓄しているのでしょうか。 


世帯別・年齢別での貯蓄平均額を見てみましょう。


世帯別の平均年収額統計(厚生労働省調べ)

世帯別平均貯蓄額(約)
全世帯1033万円
高齢者世帯1224万円
子どもがいる世帯706万円
母子世帯327万円


年齢別の平均年収額統計(厚生労働省調べ)

年代平均貯蓄額(約)
~29歳155万円
30~39歳404万円
40~49歳653万円
50~59歳1051万円
60~69歳1339万円
70歳~1264万円


この統計を見てみると、50歳の方であれば平均で1000万円以上の平均額となっています。 


これらの平均額を見て、自分は世帯別や年代別の平均額に比べて全然貯蓄ができていない…と思われるかもしれません。
 


しかし、経済状況は人によって異なりますし、たとえ今現在ほぼ全く貯蓄ができていない状況にあるとしても、貯蓄に余裕が持てるほどに家計を改善させることは可能です。
 


貯蓄は自分のペースで、最初は継続することを目標に、無理のない範囲で少しずつ行っていきましょう。

参考②:家計の資産を増やすためには

昔では「貯蓄」をしてお金を預貯金として眠らせておくのが一般的でしたが、最近では「投資」を推奨される傾向にあります。


何故ならば現在の日本では年金制度もありますが、その年金が十分にもらえる可能性は100%ではありません。さらに低金利の銀行にただ預けているだけのお金が勿体無いのです。


その結果、投資をする方が年々増えています。これからの時代は何が起こるかわかりません。そのため自分自身でお金を増やす努力をするべきなのです。


また最近では簡単に投資を始めることができますので、ぜひ資産運用も視野に入れることをおすすめします。

まとめ:理想の家計に近づくためには支出を抑えよう

今回は家計と支出について様々な点を取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。 


今回の記事のポイントは、  

  • 家計における支出額と、その内訳
  • 理想的な家計の支出の割合
  • 家計改善の方法
  • 一般的な家庭の貯金額

以上の点です。
 


どれだけたくさんの給料をもらっていると思っていても、支出が必要以上に多ければ家計を安定させることは難しいでしょう。
 


まずは家計簿を付けることによって現在の家計状況を事細かに把握して、どのような部分を改善・削減していけるかを考えるところから始めてみましょう。
 


ほけんROOMではこの記事以外にも役に立つ保険・マネーライフに関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

ランキング