更新日:2021/04/11
30歳の平均・貯金額は?30代で貯金なし・一人暮らしは危険!
30代は貯金ゼロの割合も多いですが、平均・理想の貯金額はいくらなのでしょうか。30代からは様々な出費が予想されるので、必要額の貯金はしておきたいですね。また、早めの貯金で老後に余裕が生まれますよ。ここでは30代の平均・理想貯蓄額、節約や貯金の方法を解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 30代の貯金額、平均はいくら?一人暮らしでも貯金なしは危ない!
- 30代の平均貯金額・中央値|貯金なしの割合が多い⁉
- 30代の貯蓄額中央値はいくら?
- 単身・独身30代の場合の平均貯金額
- 30代は経済的危機感が欠落している
- 30代の平均年収はいくら?男性・女性別に解説
- 参考:30代サラリーマンの平均年収はいくら?
- 30代貯金なしで老後は大丈夫?シミュレーションで解説します
- 30代で貯金なしは危険?30代が貯金しておきたい理想額を場合別で解説
- 独身・一人暮らしの場合|30代で貯金しておきたい理想額
- 結婚する、またはしている場合|30代で貯金しておきたい理想額
- 参考:30代でかかることが予想される費用は?
- 30代で貯金なし・貯蓄習慣がない人におすすめの効率的な貯金方法
- iDeCoやつみたてNISAなど投資信託も活用
- 貯蓄型保険で補償と貯蓄を両立する
- 補足:30代で上手に貯金するコツを基本から応用まで徹底解説
- 家計の見直しは固定費を優先的に
- 30代なら転職やキャリアアップも選択肢
- 保険やお金のことで困ったらマネーキャリア相談がおすすめ
- まとめ:一人暮らしでも貯金なしは危険!30代から意識して貯金を始めよう
目次
30代の貯金額、平均はいくら?一人暮らしでも貯金なしは危ない!
30代は貯金がない人も多いですが、30代の理想の貯金額はいくらなのか気になりますよね。
しかし、どれくらい貯金をしていれば安心できるのでしょうか。
そこで今回は、30代の平均貯金額は?30代で貯金なしは危険!今すぐできる貯金の始め方について
- 30代の平均貯金額はいくら?
- 30代は経済的危機感が欠落している?
- 30代の平均年収はどのくらい?
- 30代で貯金がないのは危険なので、シミュレーションで解説
- 30代の理想的な貯金額はいくら?
- 貯蓄習慣におすすめの効率的な貯金の仕方
- 30代で上手に貯金をするコツを解説
30代の平均貯金額・中央値|貯金なしの割合が多い⁉
まずは、30代の方がどれくらい貯金をしているのか紹介していきます。
30代の方の貯金額は以下のとおりです。
貯金ゼロの世帯も含んだ30代の貯金額
貯金額 | % |
---|---|
貯金ゼロ | 39.7 |
100万円未満 | 17.4 |
100〜200万円未満 | 8.0 |
200〜300万円未満 | 6.0 |
300〜400万円未満 | 4.4 |
400〜500万円未満 | 3.0 |
500〜700万円未満 | 5.3 |
700〜1,000万円未満 | 3.7 |
1,000〜1,500万円未満 | 5.3 |
1,500〜2,000万円未満 | 1.6 |
2,000〜3,000万円未満 | 2.3 |
3,000万円以上 | 1.4 |
無回答 | 2.1 |
貯金ゼロの世帯は含まない30代の貯金額
貯金額 | % |
---|---|
100万円未満 | 28.9 |
100〜200万円未満 | 13.3 |
200〜300万円未満 | 9.9 |
300〜400万円未満 | 7.2 |
400〜500万円未満 | 4.9 |
500〜700万円未満 | 8.7 |
700〜1,000万円未満 | 6.1 |
1,000〜1,500万円未満 | 8.7 |
1,500〜2,000万円未満 | 2.7 |
2,000〜3,000万円未満 | 3.8 |
3,000万円以上 | 2.3 |
無回答 | 3.4 |
平均貯金額
- 貯金ゼロの世帯も含んだ貯金額 327万円
- 貯金ゼロの世帯は含まない貯金額 533万円
30代の貯蓄額中央値はいくら?
上記で30代の貯金額の平均値を紹介してきましたが、ここからはその平均値から計算した中央値を紹介します。
中央値
- 貯金ゼロの世帯も含んだ貯金額の中央値 40万円
- 貯金ゼロの世帯は含まない貯金額の中央値 250万円
単身・独身30代の場合の平均貯金額
30代の貯金額と言っても、単身の世帯と家族がいる世帯では平均貯金額の額が違います。ちなみに平均貯金額のデータは「金融広報中央委員会」が発表したものです。
30代単身・独身の平均貯金額
- 平均貯金額 327万円
- 中央値 40万円
30代は経済的危機感が欠落している
現在の30代の方は経済的危機感が欠落しています。なぜ30代の方の経済的危機感が欠落しているのかと言いますと、
30代の方は親が老後に会社の退職金や年金で暮らしているのを見ているので、自分も将来大丈夫だと思っている方が多いです。
しかし、今後の日本はこうなる可能性が高いです。
- 貰える年金の額が少ない
- 会社の退職金の額が少ない
- 終身雇用が無くなる
- 日本の人口が減る
30代の平均年収はいくら?男性・女性別に解説
ここまでは30代の方の平均貯金額を紹介してきましたが、ここからは30代の方の平均年収を紹介していきます。
男性・女性別に解説していきます。
30代の方で周りの同僚がどれくらいの年収があるのか気になりますよね。ぜひ参考にしてみてください。
30代の平均年収(男女)
- 30歳〜34歳 平均年収445.1万円
- 35歳〜39歳 平均年収500.7万円
- 30歳〜34歳 平均年収494.1万円
- 35歳〜39歳 平均年収552.70万円
- 30歳〜34歳 平均年収381.6万円
- 35歳〜39歳 平均年収394.5万円
参考:30代サラリーマンの平均年収はいくら?
ちなみに30代サラリーマンの平均年収は以下のとおりです。
30代サラリーマンの平均年収(男女)
- 30歳〜34歳 平均年収428.8万円
- 35歳〜39歳 平均年収467.6万円
- 30歳〜34歳 平均年収464万円
- 35歳〜39歳 平均年収514.2万円
- 30歳〜34歳 平均年収370.2万円
- 35歳〜39歳 平均年収386.4万円
30代貯金なしで老後は大丈夫?シミュレーションで解説します
30代で貯金がない方のシミュレーションをします。条件は以下の内容です。
- 30歳
- 貯金なし
- 1人暮らし
- 家賃10万円
- サラリーマン
- 85歳のときの負債額 −3,876万円
年齢 | 毎月の貯金額1万円 | ボーナスからの年額貯金10万円 |
---|---|---|
35歳 | 60万円 | 50万円 |
40歳 | 120万円 | 100万円 |
45歳 | 180万円 | 150万円 |
50歳 | 240万円 | 200万円 |
60歳 | 360万円 | 300万円 |
30代で貯金なしは危険?30代が貯金しておきたい理想額を場合別で解説
上記でも解説したとおり、30代で貯金がないというのは危険です。
ここからは30代が貯金しておきたい理想額を、場合別に解説していきたいと思います。
独身・一人暮らしの場合|30代で貯金しておきたい理想額
上記で説明しましたが、30代の平均貯金額は327万円です。
しかし、本当に貯金額は約300万円で足りるのでしょうか。
結論から言うと、30代で独身・一人暮らしの場合は300万円貯金しておけば十分だと言えます。
今後結婚するなら別ですが、生涯一人暮らしをするなら貯金額は300万円が理想です。
独身や一人暮らしの場合は当たり前ですが、結婚している人よりも出費が少ないです。
独身で一人暮らしの場合、大きなライフイベントとして車を買うことがあると思います。そのときにかかる費用がだいたい300万円ほどなので、30代の方で独身・一人暮らしの場合の理想の貯金額は300万円です。
結婚する、またはしている場合|30代で貯金しておきたい理想額
30代の方で結婚する、またはしている場合の理想的な貯金額は300万円では足りません。
理想的な貯金額は900万円です。
結婚を前提としていると、当たり前ですが独身の人とは違うライフイベントになります。
- 結婚費用 300万円
- マイカー購入 300万円
- 出産 40万円
- マイホーム購入 300万円
- 合計 940万円
参考:30代でかかることが予想される費用は?
30代でかかる費用はどれくらいなんでしょうか。解説します。
30代で結婚をしている人で2人世帯以上の場合、生活費だけでも約26万円の出費があります。
生活費を30歳〜39歳までの10年間を計算しますと
約26万円×12ヶ月×10年=約3,120万円
生活費だけでも3,000万円以上の費用がかかることが分かります。
30代で貯金なし・貯蓄習慣がない人におすすめの効率的な貯金方法
上記でも解説しましたが、30代で貯金が全くない人は全体の39.7%も占めています。
しかし、老後に必要な貯金は単身の人でも2,000万円と言われています。家族がいる場合は3,000万円以上も必要になります。
ここからは、30代で貯金がない・貯蓄習慣がない人におすすめの効率的な貯金方法を解説していきます。
iDeCoやつみたてNISAなど投資信託も活用
1つ目の方法はiDeCoやつみたてNISAなどの投資信託を活用することです。
投資信託とは、運用の専門家が投資家から集めたお金を資金として株式や債券に投資、運用していき投資額に応じて運用益を分配する方法です。
運用成績によって利益が得られ、資金を増やすことができます。
投資信託は全て運用の専門家に任せるため、資産運用に慣れていない方や投資をする時間があまりない人におすすめの方法です。
貯蓄型保険で補償と貯蓄を両立する
2つ目の方法は貯蓄型保険を利用して補償と貯蓄を両立する方法です。
貯蓄型保険とは、万が一の備えながらも貯蓄性もある保険です。特徴は支払う保険料を上回る保険金が受け取れたり、解約返戻金を受け取れます。
該当する保険
- 終身保険
- 養老保険
- 学資保険
- 個人年金保険
補足:30代で上手に貯金するコツを基本から応用まで徹底解説
30代で上手に貯金をするコツを基本から応用まで徹底解説します。
具体的な内容
- 家計を見直すためには固定費のことを考えよう
- 30代なら転職やキャリアップも視野に入れよう
- 保険やお金のことに困ったらマネーキャリア相談を利用しよう
家計の見直しは固定費を優先的に
家計を見直すには固定費を優先的に考えましょう。
固定費とは、日々の行動や選択に関係なく一定額出費する費用のことです。
主な固定費
- 住宅費
- 通信費
- 生命保険の保険料
- その他のローンなど
30代なら転職やキャリアアップも選択肢
30代なら転職やキャリアアップも選択肢です。
キャリアアップや転職をすることによって、収入を増やして貯蓄に回すお金を多くすることを考えていきましょう。
社内でキャリアアップすることが難しい場合は、転職を考えていきましょう。
年功序列の賃金形態の企業で働いている方は、実力主義の評価制度の企業に転職することによって収入が上がる可能性があります。
保険やお金のことで困ったらマネーキャリア相談がおすすめ
保険やお金のことで困ったらマネーキャリア相談がおすすめです。
マネーキャリア相談は無料で保険やお金のことについて、お金の専門家(ファイナンシャルプランナー)などが無料で相談に乗ってくれます。
保険のこと以外にも、家計・貯蓄のことや住宅ローンの設計など、様々なお金のことについてサポートしてくれます。
保険の窓口だけではなく、自宅や近くのカフェでも相談できます。全て無料で相談できるので、ぜひ相談してみてください。
まとめ:一人暮らしでも貯金なしは危険!30代から意識して貯金を始めよう
30歳の平均貯金額や30代で貯金なしは危険なので、今すぐできる貯金の始め方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは
- 30代の平均貯金額は約300万円
- 30代は経済的な危機感が欠落している
- 30代の平均年収は約470万円
- 30代から少しづつ貯金をしよう
- 30代の理想的な貯金額は単身世帯で300万円、2人世帯以上で900万円
- 30代で貯金がないなら投資信託や貯蓄型保険を利用しよう
- 30代で上手に貯金するなら固定費を優先的に