体外受精は出血しやすい!肺移植後、ホルモン補充周期の出血原因とは

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体外受精での出血が多い。腹痛もすごい。肺移植後、ホルモン補充周期になると出血しやすいです。ですが、何が原因で出血しているのかわからない方は多く、妊娠後も不安な方は多いと思います。今回、体外受精の流れから、何が原因で出血しているのかを分かりやすく紹介します。

体外受精の5週目(ホルモン補充周期)は出血がしやすい?

不妊治療 疾病 ケガ体外受精をした後、出血があったり腹痛が起こることがあります。体外受精では、受精した胚を培養し、分割が進んだものを子宮に戻す胚移植を行います。


胚移植は、妊娠率が高いですが、ホルモン補充周期になると出血しやすくなるそうです。


不妊治療を行っているときは精神的にもナイーブになってしまいますので、少しの出血でも心配ですし、場合によっては、採卵や排卵誘発注射による出血卵巣内に血がたまってしまう「卵巣チョコレート嚢胞」の可能性もあるのでしっかり確認しておくことが大切です。


そこで今回は、

  • 体外受精の流れを把握し、出血の原因を探る
  • 体外受精開始1~3日目の流れ
  • 体外受精開始1週目~2週目の流れ
  • 体外受精開始3週目~4週目の流れ
  • 体外受精開始4週目~6週目の流れ
以上のことを解説していきます。

体外受精を行い、出血があった際は焦らずに対処することが大切です。まずはこの記事を読んで、体外受精の出血の原因を理解しておきましょう。

また、自分の疾病やケガにより、不妊治療費+入院費・手術費」の負担を避けたい方は、以下のボタンの「不妊治療中でも加入できる医療保険」で確認してみてください。

それでは、ご説明していきます。

体外受精の流れから出血の原因を解説

体外受精には、月経から妊娠判定までに1~2か月の期間が必要です。体外受精を行う流れとしては、以下の通りです。


  1. 検査を行い、排卵誘発剤の投与が始まる
  2. 卵胞の状態を検査し、排卵日を決める
  3. 月経開始から2週間後に採卵を行う
  4. 胚移植を行う。この時、妊娠しやすい環境作りのために黄体ホルモン剤の投薬・注射が行われる
  5. 妊娠判定

この5つのステップを踏んで、体外受精を行っていきます。簡単に書きましたが、実際はかなりの日数が必要です。

例えば、卵胞の状態を検査して排卵日を決める場合、排卵日を決めるまで2~3日ほど通院する必要があります。採卵は入院まではしなくていいものの、採卵が終わった後も安静にして過ごす必要があります。

もちろん、精神的にも肉体的にも負担がかかりますので、夫婦で向き合うことが重要となります。体外受精を行うにあたって、よく家族で話し合いを行って不安要素を取り除いておきましょう。

体外受精の流れとしては、このような流れになることを覚えて置き、次に出血の原因を解説していきます。

【体外受精開始1日~3日】検査・排卵誘発剤投与

体外受精開始1~3日目に行うことは、ホルモン値の確認です。より多くの卵子を成熟させ、採卵するために大切な検査です。


ホルモン値の確認後、卵巣の状態や希望に合わせた排卵誘発剤を投与していきます。こちらは飲み薬と注射があり、毎日クリニックに通うのが難しい場合は自分で注射を行います。


排卵誘発を行う方法としては、自然周期法・クロミッド法、アンタゴニスト法、ショート法・ロング法があります。採卵できる卵の数は、紹介した順番に多くなっていきますが、ショート法・ロング法は体への負担も大きいため、年齢によっては行えないこともあります。


また、それぞれ副作用もあります。こちらも紹介した順番に強くなっていきます。クリニックでしっかり相談し、自分に合った方法を行いましょう。

体外受精での出血は?:注射による出血の恐れと投薬による頭痛やめまい体重増加

排卵誘発剤を使用すると、どうしても副作用があり、頭痛やめまい、体重増加などの副作用に悩まされるかもしれません。


出血については、ほとんど見られないことが多いですが、注射による出血をする場合があります。


ごくまれにですが、目のかすみや虚血性視神経症を訴える方もおり、少なからずリスクはあるようです。
また、卵巣腫大、腹水や胸水の貯留などが起こることもあります。


注意点になりますが、上記に掛かる治療費や手術費、入院費に掛かる費用は全額自己負担になることを忘れないでください。


重症化すると呼吸困難などを引き起こす可能性もあります。そうなった場合、体外受精を一時中断し、入院しなくてはいけなくなってしまいます。あくまで可能性の話なのですが、不安な方は不妊治療中でも入れる医療保険に加入しておくと安心です。

【体外受精開始1週目~2週目】採卵から受精・胚培養まで

体外受精開始1~2週目は、採卵、受精、胚培養を行います。採卵では、排卵日の前日に成熟した卵子を取り出します。基本的には午前中に行われ、同時に朝準備した精子も一緒に提出します。


採卵スケジュールとしては、

  1. 卵子の成長状況から排卵日を予測する(採卵約2日前)
  2. 排卵誘発剤の投与が始まる。(採卵2日前の夜9時~11時の間に行う)
  3. 採卵誘発剤の投与から約36時間後に採卵を行う
  4. 採卵は8時~10時頃に行う
このような流れになります。当日は精子も必要ですが、クリニックによってはご主人と一緒にクリニックへ行き、その場で精子を出す場合もあります。

精子は元気のいいものだけを厳選し、培養液の入ったシャーレ上で卵子と精子を一緒にします。すると精子が自ら卵子の中に入り、受精卵となります。


その後、胚培養が行われます。胚培養とは、専用の培養液の中で細胞分裂を行わせることです。子宮内に戻すために、受精後2~3日間ほど分裂させます。細胞分裂を行う培養液は、体内と似た環境で行われます。

体外受精での出血は?:採卵時の針により出血の恐れがある

採卵時は、細い針を刺して卵子を採取していきます。この時、針を刺しているので腹腔内や膀胱内や膀胱に出血が起こることがあります。


また、採卵時に何度も針を刺して採卵することがあります。この回数が増えれば増えるほど出血のリスクは高まります。卵巣内の卵子、すべてを取りたいので1回では難しいのかもしれませんね。


採卵針は、細ければ細いほど出血の心配はありません。しかし、細い針の場合、卵子を変形させてしまったり破損する恐れがあります。クリニックによっては、17ゲージという太い針を使う場合もあるようです。


クリニックによっては、採卵時の針をできる限り1回しか刺さないように工夫しているところもあります。採卵方法についても、詳しく調べてからクリニックを選択すると良いでしょう。


また、こちらの出血による手術費や入院費も全額自己負担になりますので、不安な方は不妊治療中でも入れる保険に加入することをおすすめします。

【体外受精開始3週目~4週目】胚移植

体外受精開始3~4週目では、胚移植を行っていきます。胚とは、細胞分裂を行った受精卵のことを言います。原則として、1つの胚を子宮内に戻します。


胚移植の方法としては、分割期胚移植、胚盤胞移植、二段階移植の3種類あります。分割期胚移植は昔から行われている方法で、受精後2~3日後の分割期胚を移植します。


胚盤胞移植は、受精卵の培養期間を5~6日まで伸ばします。胚盤胞と呼ばれる、着床寸前のところまで培養し、移植を行います。分割期胚移植と比較すると、妊娠率は高いといわれています。


二段階移植は、分割期胚と胚盤胞を同じ周期で移植する方法です。最初に移植した胚が子宮内膜を刺激するため、妊娠しやすいといわれています。ただし、双子などの多胎妊娠をする確率も上がってしまいます。

体外受精での出血は?:移植の際に出血がみられる場合がある

移植を行う際、出血する可能性があります。移植は子宮口に管を入れて胚を移植していくのですが、その際に子宮口が傷ついてしまい、出血してしまうことがあります。


肺移植後当日や数日以内の出血は、ほとんどが移植が原因となる出血で間違いないでしょう。胚移植を行った場合の出血は、2~3日程度で収まります。


とはいえ、実際に医師に診てもらわないとはっきりとした原因はわかりません。もし、心配な場合はクリニックに連絡してみるといいかもしれませんね。

【体外受精開始4週目~6週目】黄体ホルモン補充

体外受精開始4~6週目は、黄体ホルモンの補充が行われます。黄体ホルモンとは、子宮内膜を厚くして着床しやすい環境に整える働きがあります。


ホルモン状態は個人差があるので、それぞれに合ったホルモン補充を行うことが大切です。黄体ホルモンは、内服薬や注射、腟坐薬があります。


ホルモンバランスを整えることで、着床や妊娠継続に繋がります。そのため、ここでの黄体ホルモン補充はとても大切な治療だといえるでしょう。

体外受精での出血は?:妊娠判定前の出血は「月経様出血」

妊娠判定前に出血があると、かなり不安になりますよね。妊娠判定前の出血のことを「月経様出血」といいます。一般的には、着床出血ともいわれています。


この時の出血は、受精卵が子宮内膜に根を張る際に起こります。ごくわずかな出血の場合がほとんどです。出血の色は、オリモノが茶色や赤、ピンクになったりします。


出血は2~3日で収まることが多いですが、まれに1か月続いたというケースもあります。この歳、月経が来たと判断して内服している薬や注射などをやめてしまう方が非常に多いです。出血があったら慌てず、薬の内服を辞めずにクリニックに相談しましょう。

【体外受精開始4週目~6週目】着床・妊娠判定

胚移植から約2週間後に、尿検査または血液検査を行って妊娠しているのか調べます。順調であれば、この検査から約1~2週間で胎児の心拍が確認できます。


妊娠判定までの間、黄体ホルモン補充はずっと行っていきます。妊娠反応が陽性だった場合も、8~9週目まではホルモン補充を行います。


胚移植から妊娠判定までの過ごし方について、迷う方もいると思いますが特に制限はありません。いつも通りの生活を送り、ストレスをためないように意識することが大切です。

体外受精での出血は?:着床出血

この時期の出血は、着床出血である可能性が高いです。先ほども解説したように、受精卵が子宮内膜に根を張る際に起こる出血です。


ここでもやはりホルモン補充を勝手にやめたりせずに、クリニックに相談しましょう。出血があるから着床したかも?と思っても検査薬では残念ながら確認することができません。


ですが、着床後の妊娠判定までに体調の変化は実感できるかと思います。個人差がありますが、つわりや腰痛、頭痛、倦怠感など、いわゆる妊娠初期症状が起こることもあります。


とはいえ、油断は禁物です。焦らずゆっくり、いつも通りの生活をしながらクリニックで妊娠判定を行ってくださいね。

まとめ:体外受精を始めて4週、5週、6週当たりの出血はよくあること!

体外受精を開始後、4週から6週目あたりの出血はよくあることということがわかりました。


この記事のポイントは、

  • 出血の原因は、治療過程によって変わるが、少量の出血であれば問題ないことが多い
  • どうしても心配な時はクリニックに相談するのがおすすめ
  • 黄体ホルモンの補充は、妊娠判定後も行う必要があるので自己判断でやめない
でした。

不妊治療中はちょっとしたことでも不安に感じてしまいますよね。特に体外受精は、精神的にも肉体的にも負担が大きいのでなおさらです。

体外受精後にもし出血があった場合、焦らずに対応してくださいね。一番安心なのは、クリニックに相談することです。妊娠判定までの間、できる限り穏やかに過ごせるよう心がけましょう。

このようなリスクが不安な方は、不妊治療中でも入れる医療保険に加入すると安心ですので、ぜひ検討してみてください

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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