更新日:2023/01/25
妊婦健診のNST(ノンストレステスト)は何週から?かかる時間や費用は?
妊婦健診で行われるNST(ノンストレステスト)はどんなものなのでしょうか。この記事ではNST(ノンストレステスト)が何週目の妊婦健診から始まるのか、時間や費用はどのくらいかかるのかなど妊婦のみなさんが気になる疑問を解決していきます。
目次を使って気になるところから読みましょう!
妊婦健診のNST(ノンストレステスト)とは?何週から?
妊婦健診のNSTにかかる費用と時間
妊婦健診のNSTは、分娩監視装置と言われるモニターを使った検査で、時間はおよそ30~40分程度掛かります。
検査に掛かる時間が長いのは、赤ちゃんの睡眠サイクルが約40分であり、約20分間隔で寝たり起きたりを繰り返しているからだと言われています。
検査費用は自費でおよそ2,000~3,000円程度であり、妊婦健診費用にNST検査費用がプラスされます。
赤ちゃんが順調に育っていれば、35週前後を目安に医師からNSTの話があるでしょう。
妊婦健診のNSTの流れ・持ち物や服装など
妊婦健診のNSTは妊婦のお腹にベルトを2本巻いて、心音プローブと子宮収縮計を装着して行う検査です。
1回の検査時間も約40分程度と長いため、事前にちゃんと流れなどを知っておきましょう。
ここでは、
- NSTの準備
- NST当日の流れ
NSTの準備
妊婦健診のNSTは妊婦が辛くないように、リクライニングできる椅子やベッドなどを使って検査をします。
普通に仰向けの状態で寝てしまいますと、仰臥位低血圧症候群になる可能性がありますので、検査前の姿勢はとても大切です。
心音プロ―ブは赤ちゃんの心拍を確認するものであり、子宮収縮計は妊婦のお腹の張りを確認するものです。
ベルトを通してお腹に2つ装着しますので、妊婦健診でNSTがある時はお腹を出しやすい格好でいきましょう。
また、検査をしている間は特に何もすることがありません。待機中に時間を潰せるように、本などを用意しておくと安心です。
検査中に赤ちゃんが移動してしまうと、モニターに赤ちゃんの心拍が反映されず検査時間が延びることもあるようです。時間に余裕をもって検査をうけましょう。
NST当日の流れ
妊婦健診のNSTは、以下の流れで行われます。
妊婦のお腹にベルトを2本巻く
心音プローブと子宮収縮計をベルトで固定させます。固定と言いましても、きつく締めることはありませんので痛みはありません。
ベルトがお腹を圧迫して辛いと感じるようであれば、看護師に伝えてベルトを緩めてもらいましょう。
検査開始
NSTは約40分程度行います。基本的に看護師はつきっきりではなく、モニターに異常が無ければ定期的に覗きにくる程度です。
検査はリアルタイムで行われ、妊婦の子宮収縮と赤ちゃんの心拍数の状態が記録用紙にグラフで書かれていきます。
検査終了
妊婦健診のNSTの結果・グラフの見方
妊婦健診のNSTで見る、赤ちゃんが元気かどうかのサインは、
- 赤ちゃんの心拍数が110~160bpmと正常範囲内にある
- 赤ちゃんの心拍数の線がギザギザしている
- 一過性頻脈がある(心拍数が160bpm以上)
- 一過性徐脈(心拍数が110bpm未満)が無い
まとめ:NST(ノンストレステスト)で赤ちゃんの元気を確認しよう
妊婦健診のNSTについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 妊婦健診のNSTは、赤ちゃんの心拍数の状態と妊婦の子宮収縮や胎動に対して、どのように心拍数が変化したかをチェックすることで、赤ちゃんの状態を評価する検査である
- 妊婦健診のNSTの検査時間はおよそ40分程度であり、費用は1回2,000~3,000円程度掛かる
- 妊婦健診のNSTの検査のときは、お腹を出しやすい格好がベスト
- 妊婦健診のNSTの検査中は何もすることがないため、本などの暇つぶしのアイテムを用意すると良い
- 妊婦健診のNSTは妊婦がリラックスして行うことが大切
NSTは赤ちゃんが問題なく育っているかを調べるための大切な検査ですが、どのような検査なのかわからない人も多いと思います。
妊婦健診のNSTは自費診療となるため、費用もどれくらい掛かるのか知っておきたいですよね。
NSTは陣痛が来る前(お腹の張りがない)の状態で、胎動と赤ちゃんの心拍数の変化をチェックする大切な検査であり、妊娠後期に入ると行われます。
しかし、赤ちゃんや妊婦に異常がみられる場合などは、それよりも早く行うこともあるようです。
今回は、NSTについて、