更新日:2020/08/04
医療保険は何歳から入れる?何歳から入るべき?子供と大人どちらも解説
医療保険は0歳から入ることができますが、何歳から入るべきなのでしょうか?また、医療保険の必要性について検討することが大事です。医療保険に若い内から加入するメリットもありますので是非参考にしてください、ここでは医療保険の必要性を子供から大人にわたって解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 医療保険は何歳から加入できる?何歳から加入すべき?
- 医療保険は何歳から入れるか|0歳3ヶ月から加入することができる
- 何歳から加入するべきかの前に医療保険の必要性を考えよう
- 大人の医療保険の加入率|医療保険が必要な人・不必要な人とは?
- 赤ちゃんの保険料負担を抑える乳幼児医療費助成制度
- 赤ちゃん~子供は医療保険に入る必要性は低い
- 赤ちゃんに医療保険をかけるべきケース
- 何歳から医療保険に加入するべき?|早い方が断然お得!
- 若いうちに加入すると払済保険と定期型医療保険はお得
- 何歳から医療保険に加入するべき?|早く加入するデメリットとは
- 若いうちは入院する確率が低いので損してしまうかも
- 若いうちに終身型医療保険はメリットが少ない
- まとめ|医療保険は何歳から入れるか・加入するべきなのか
目次
医療保険は何歳から加入できる?何歳から加入すべき?
子供は病気やケガが多いため、医療費が気になりますよね。
乳幼児から医療保険はかけた方がいいのか、そもそも何歳から加入できるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
実は、赤ちゃんから子供は乳幼児医療費助成制度が利用できるため、医療費は無料もしくは安価で済むのです。そのため、医療保険に入る必要性は低いと言えますが、それに
当てはまらない人もいるので注意しましょう。
この記事では、
- 医療保険に加入できる年齢
- 検討すべき医療保険の必要性
- 医療費負担を抑えられる乳幼児医療費助成制度
- 乳幼児に医療保険をかけるべきケース
- 早く加入するのがお得な保険種類と支払方法
- 若いうちに加入するデメリット
について、解説していきます。
この記事を読んでいただければ、乳幼児の医療保険を検討する場合、何歳から加入でき、何歳から加入すべきかが把握でき、お得な選び方も分かると思います。
ぜひ、最後までご覧ください。
医療保険は何歳から入れるか|0歳3ヶ月から加入することができる
詳しくは、生後3か月を過ぎてからとされています。
学資保険とセットで付加されている医療保険では、生まれてすぐに加入することができますが、医療保険だけでの加入の場合は生後3か月からがほとんどの保険会社に共通されています。
何歳から加入するべきかの前に医療保険の必要性を考えよう
- 大人の医療保険加入率、必要な人と不要な人
- 子供の医療費負担を抑える乳幼児医療費助成制度
- 赤ちゃん~子供は医療保険に入る必要性は低い
- 赤ちゃんに医療保険をかけるべきケース
大人の医療保険の加入率|医療保険が必要な人・不必要な人とは?
医療保険の年代別の加入率を見ていきましょう。
世帯主年代別の世帯加入率
世帯主の年代 | 世帯加入率(%) |
---|---|
29歳以下 | 93.9 |
30~34歳 | 82.6 |
35~39歳 | 87.4 |
40~44歳 | 94.3 |
45~49歳 | 91.8 |
50~54歳 | 95.1 |
55~59歳 | 93.7 |
60~64歳 | 91.3 |
65~69歳 | 87.4 |
70~74歳 | 86.3 |
75~79歳 | 82.4 |
80~84歳 | 75.4 |
85~89歳 | 64.3 |
90歳以上 | 62.5 |
生命保険文化センター:「生命保険に関する全国実態調査」(平成30年12月発行)
世帯主が79歳以下は、8割以上の世帯が医療保険に加入していて、その中でピークは50~54歳の95.1%となっています。全年代を通して過半数の世帯が加入していることが分かります。
続いて、医療保険が必要な人・不要な人を見ていきましょう。
必要な人
病気やケガをして、貯蓄から10~20万円程の医療費をすぐに捻出できない人は医療保険で備えておくと良いでしょう。
また、入院時に個室を希望したり、高額な先進医療を受けたい人は保障を手厚くするのがおすすめです。
不要な人
貯蓄が数千万円から一億円以上など十分にあり、まとまった金額の急な出費にも対応できる人は医療保険に加入しなくても問題ないでしょう。
ただし、先進医療を受けると医療費が300万円以上かかることもあります。それを躊躇なく支払える心構えも不可欠です。
赤ちゃんの保険料負担を抑える乳幼児医療費助成制度
その時、保険証や子供手当の申請などと一緒に「乳幼児医療費助成制度」の申請もします。
子どもが病院にかかった時、この乳幼児医療証を提出すると、子どもの医療費に関しての支払いが無くなるのです!
しかし、一部の薬を入れるスポイトやケースなどは実費なので、50円とか100円とかは支払ったりしますが、診察してもらってお薬をもらってそれだけで済むなんて、親にとっては非常にありがたい制度です。
この制度がしっかりとあれば何歳からでも医療保険を考える必要は無いかも?
赤ちゃん~子供は医療保険に入る必要性は低い
お伝えした通り、赤ちゃん~子供の医療費は乳幼児医療費助成制度を利用できるので、自治体によって異なりますが、医療費は無料か数百円程度で済みます。
また、利用できる期間は乳幼児~未就学児まで無料、中学卒業時まで無料など自治体により様々ですが、未就学児までは助成を受けられることが多いです。
そのため、医療保険に加入しても無駄になる可能性があり、必要性は低いと言えます。
むしろ、医療保険よりも教育資金を積み立てる学資保険に乳児期から加入するのがおすすめです。
学資保険は早い時期に加入すると保険料の払込期間が長くなるため、月々の負担を抑えられます。そして、積み立てた保険料は高校・大学の入学時など設定した時期に学資金や満期保険金として受け取れます。
赤ちゃんに医療保険をかけるべきケース
費目 | 一日あたり | 一週間 |
---|---|---|
差額ベッド代 | 5,500円 | 38,500円 |
付き添いベッド代 | 1,000円 | 7,000円 |
食事代 | 1,000円 | 7,000円 |
合計 | 7,500円 | 52,500円 |
何歳から医療保険に加入するべき?|早い方が断然お得!
- 定期型医療保険
- 終身型で保険料払込期間を設定する
赤ちゃんや子どもの医療保険は定期型がおすすめです。
また、若ければ若い程、定期型や払済保険の医療保険が圧倒的にお得です!
若いうちに加入すると払済保険と定期型医療保険はお得
乳幼児におすすめな医療保険は定期型もしくは、終身型で保険料払込期間を設定することです。
定期型医療保険
あらかじめ保険期間が定められていて、その期間が過ぎると契約は満了しますが、更新することで保障を継続できます。
更新時、保険料は年齢に応じて増額しますが、終身型よりも割安であり、保障内容も最新のものにできるメリットがあります。
保険料払込期間の設定
終身型は生きている限り保障が継続するため、通常は加入時の保険料を一生涯にわたり支払っていきます。
しかし、払込期間を60歳まで、15年間などと決める方法もあり、その期間に払い終えると、以降の支払いはなくなりますが、保障は一生涯続くので長生きリスクに対応できます。
何歳から医療保険に加入するべき?|早く加入するデメリットとは
医療保険に早く加入すると保険料が安いというメリットがありますが、デメリットもあります。
それは、若いうちは入院する確率が少ないため、損する可能性があることです。また、終身型の場合、月々の保険料は安いものの総額でみると高額になります。
ここでは、乳幼児から医療保険に入る場合のデメリットについて見ていき、何歳から加入するべきか考えていきましょう。
若いうちは入院する確率が低いので損してしまうかも
年齢階級別に入院患者数を見てみましょう。
年齢 | 入院患者数(千人) |
---|---|
0~14歳 | 27.5 |
15~34歳 | 52.0 |
35~64歳 | 270.7 |
65歳以上 | 960.9 |
厚生労働省「平成29年(2017)患者調査の概況」
入院患者数は若いうちは少なく、年齢が上がるごとに増加していきます。そのため、乳幼児が医療保険に加入しても恩恵を受けられず保険料が無駄になり、損をする可能性もあります。
ただし、保険に加入して安心を買うという意味では、やむを得ないと考えられるでしょう。
若いうちに終身型医療保険はメリットが少ない
終身型医療保険は一生払い続ける保険。
しかし、実は払済医療保険との保険料の差がありません。
終身型の保険の最大のメリットは最終的な保険料総額が安いところにありますが、払済医療保険と差が無ければ魅力も半減です。
医療保険の加入年齢についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
まとめ|医療保険は何歳から入れるか・加入するべきなのか
- 医療保険に入れるのは0歳3ヶ月から
- 何歳から入るか検討する前に必要性を考えることが大切
- 乳幼児医療費助成制度により医療費負担を抑えられる
- 助成制度でカバーされない部分を保険で補う
- 早く加入する場合は定期型・終身型の払込期間設定がおすすめ
- 若いうちは入院の確率が低いため損することもある
医療保険の必要性が知りたい方はこちらの記事もご覧ください