妊婦健診の時の服装はこれ!季節や場合別でおすすめの服装を紹介します

妊婦健診の時の服装、何を着ていったら良いのか迷う方も多いはず。診察がスムーズにいく服装が望ましいですが、季節によっても変わってくるので難しいですよね。ここでは、妊婦検診のおすすめの服装を内容・季節別に紹介し、避けた方が良い服装も口コミつきで紹介します。

妊婦健診の服装は何がおすすめ?避けるべき服装は?


妊婦健診の時はどんな服装で行けばいいのか、迷ってしまいますよね。


単純に、自分の体調やお腹の大きさ、気候等から服装を選べばいいのでしょうか?


実は、妊婦健診の検査の内容により、おすすめの服装と避けた方がよい服装があるのです。


この記事では、

  • 妊婦健診の内容
  • 妊娠健診の検査別おすすめの服装
  • 妊娠健診の検査別避けた方がよい服装 
  • 妊婦健診の季節別おすすめの服装
  • 初回健診時にもっていくもの
  • 妊娠健診時のメイクとネイル

について、解説していきます。


この記事を読んでいただければ、妊婦健診の検査内容に適した服装が分かり、スムーズに検査を受けられると思います。


また、季節ごとのおすすめコーディネートもご紹介していきます。


ぜひ、最後までご覧ください。

妊婦検診って何するの?妊婦検診の内容を解説します

妊婦健診は妊娠してから出産までの時期、赤ちゃんの健康と母体の保護のために受ける定期的な診察をいいます。法律で義務化されているものではありませんが、母子ともの健康のため国によって受診が推奨されている制度です。


妊娠にはそれまで考えもしなかった病気に罹るリスクがあります。同時に生活環境や栄養面についても注意しなければなりません。そんな時の相談先としても妊婦健診は有効です。


具体的には血圧検査や尿検査を毎回行い、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病といった病気の有無を確認します。また、妊娠後の一定期間ごとに超音波を利用した経腟エコー、経腹エコーによる検査を行って胎児や子宮内の状態を確認します。


妊娠の後期には子宮口や子宮底長の確認のため、医師が直接膣を診る内診が行われます。

【検査内容別】妊婦健診のおすすめの服装

妊婦健診では、妊娠周期によって様々な検査を受けます。

それぞれの検査はどのように行われ、どのような服装だとスムーズに受診できるのかを見ていきましょう。

ここでは、以下の内容について説明していきます。

  • 【初診~妊娠初期】経膣エコー検査はワンピースがおすすめ
  • 【妊娠中期~後期】経腹エコー検査・NSTは上下別の服装がおすすめ
  • 【初診・妊娠中期・後期】内診はスカートやワンピースがおすすめ
  • 【毎回】血圧測定は袖がまくりやすい服装がおすすめ

経膣エコー検査の時(初診や妊娠初期)はワンピースがおすすめ

初診や妊娠初期の経膣エコー検査では、内診台の上で細長い棒状のプローブを膣内に挿入する検査が行われます。


内診台に上がる時は、ボトムス・レギンス・下着等を脱ぐ必要があるため、脱ぎ着がしやすい服装がおすすめです。


経膣エコー検査でおすすめの服装

  • ワンピース×レギンスまたはタイツ
  • トップス×スカート×レギンスまたはタイツ
  • 丈長トップス×ボトムス

ワンピース・スカートは履いたまま内診台に上がることができるのでおすすめです。


また、これらの服装は下着を脱いでも検査直前まで最小限の露出に抑えることができます。


一方、丈の短いトップス×ボトムスという服装だと、ボトムスと下着を脱いで内診台に上がる時、わずかな時間ですが下半身を隠すものがない状態になります。


ワンピースやスカートの下には脱ぎ着がしやすいレギンスまたはタイツを合わせるのがおすすめです。

経腹エコーやnst の時(妊娠後期)は上下別の服装がおすすめ

ワンピースを着ていると、裾からめくって下着が全開になってしまうので、おすすめではありません。
経腹エコーが始まるのは妊娠後、12週ないし13週目からというケースが多いようです。妊娠初期は正確なデータをとるために経腟エコーを行うのですが、中期になると経腹エコーへと切り替えます。

胎児の成長にともない経腟エコーでは全体像の確認ができなくなるので経腹エコーに替わるわけです。ただし、この時期は病院の方針によってばらつきがあり、明確に決まっていません。

気になる方は病院に尋ねてみるのもよいでしょう。

妊娠中期の経腹エコー検査では、ベッドの上でお腹を出して仰向けになり、お腹に検査用ゼリーを塗り、経腹プローブを当てて胎児の体を観察します。
また、妊娠後期のノンストレステスト(NST)では、リクライニングできる椅子かベッドの上で、お腹にベルト・心音プローブ・子宮収縮計を装着し、胎児の心拍とお腹の張りをモニタリングします。

これらの検査はベッドの上で横になって行われるもので、経腟エコー検査のように内診台に上がったり下着を脱いだりする必要はありません。

そのため、上下別のお腹だけをスムーズに出せる服装がおすすめです。

経腹エコー検査・NSTでおすすめの服装
  • トップス×スカート 
  • トップス×ボトムス 
なお、ワンピースを着るならあわせてレギンスを着用するのがよいでしょう。経腹エコー検査やノンストレステストの際にはお腹を出して20分ないし40分安静にしなければなりません。

 そんな時、レギンスであればお腹を出すのも楽ですし、冷える心配もありません。 

内診の時の服装はスカートやワンピースがおすすめ

妊婦健診の内診とは、腟内の触診や腟鏡を使った視診による検査で、初診時・妊娠中期・妊娠後期に行われます。

内診を受ける時は内診台に上がるので、経膣エコー検査の時と同様に、脱ぎ着がしやすい服装がおすすめです。

加えて、妊娠中期からお腹が大きくなるので、お腹を締め付けないゆったりした服装やマタニティウェアを選ぶのが良いでしょう。

内診時のおすすめの服装
  • トップス×スカート×レギンス
  • ワンピース×レギンス
  • 丈長トップス×ボトムス
用途が限られるマタニティーウェアを用意したくないという人は、出産後も着用できるワンピースやゴムスカート等を選ぶと良いでしょう。

また、スカートやワンピースの下は、ストッキングやタイツよりも、着脱しやすく締め付けの少ないレギンスレギンスパンツを合わせるのがおすすめです。

血圧測定(毎回)があるので袖がまくりやすい服装がおすすめ

妊婦健診では、妊娠高血圧症候群の早期発見のために毎回血圧測定を行います。


血圧測定では二の腕に腕帯を巻くので、袖がまくりやすい服装や半袖等がおすすめです。


ただし、腕まくりをすると、衣服が重なった部分が腕を圧迫し、血圧値に影響することがあります。


その場合、薄手のシャツやカットソーであれば、袖まくりをせず、そのまま腕帯を巻いて測定します。


一方、厚い衣服の上から腕帯を巻くと、正しく測定できないことがあるため、その場合は腕まくりをせず、片腕の衣服を脱いだ状態で測定します。


また、毎回ではありませんが、血液検査のために採血を行うことがあります。


採血の際はひじの内側を出す必要があります。そのため血液検査が予定されている日も袖がまくりやすい服装や半袖等がおすすめです。

【季節別】妊婦健診のおすすめの服装

次は、季節別の妊婦健診のおすすめの服装について見ていきましょう。

妊娠中はどの季節でも締め付けの少ないゆったりとした服装がおすすめですが、気候に合わせた服装のコーディネートも大切になります。

カーディガン・パーカー・ストール等の重ね着できるアイテムを着脱して、適切な温度調整を行いましょう。

また、妊娠中の定番ファッションであるワンピースの下に着用するものや靴の選び方についても説明していきます。

ここでは、以下の内容について説明していきます。
  • 【夏】妊婦健診おすすめコーディネート
  • 【冬】妊婦健診おすすめコーディネート
  • 【春・秋】妊婦健診おすすめコーディネート

夏の妊婦健診におすすめの服装|ワンピースやTシャツで涼しげに

夏の妊婦健診では、楽で涼しく過ごせる以下のような服装がおすすめです。


夏の妊婦健診におすすめの服装

  • ワンピース
  • Tシャツ×ロングスカート
  • 半袖×ワイドパンツ

上記のセットアップにカーディガンやストール等、羽織れるものを用意しておくと、冷房の効きすぎた場所で温度調整ができて便利です。


足元はスニーカーやフラットシューズ・サンダル等、歩きやすく転倒しにくい靴を選びましょう。


妊娠中は脚がむくみやすく、いつもの靴が窮屈になるかもしれないので、伸縮性とゆとりのある靴がおすすめです。


また、外出の際は、帽子・日傘・日焼け止めクリーム等で日焼け止め対策をしっかり行いましょう。


妊娠中はホルモンの変化によりメラニンの生成量が大幅に増え、シミができやすくなるので、日焼けには注意してください。


冬の妊婦健診におすすめの服装|レギンスであたたかく

冬の妊婦健診では、身体が冷えて風邪をひかないように暖かい服装を選びましょう。


冬の妊婦健診におすすめの服装(コートの中の服装)

  • タートルネック×ネルシャツ×ボトムス
  • 丈長トップス×パーカー×レギンスパンツ
  • ニット×ベスト×ロングスカート
  • ワンピース×カーディガン×レギンス

冬は保温性のあるインナーを着ると暖かいですが、暖房が効きすぎた場所では汗をかいて逆に身体を冷やしてしまうこともあるので、カーディガンやパーカー等、上に羽織れて温度調整できるアイテムがおすすめです。


また、体重測定の際には重ね着したアイテムを脱いで、軽くすることもできます。


重ね着をすることで着ぶくれが気になる人は、ベストや薄手のウインドブレーカーなどを着ると、すっきりした見た目の上、保温性もキープできます。


経膣エコー検査や内診等で、スカートやワンピースを着用する場合は、ストッキングやタイツよりもレギンス+靴下の方が着脱がしやすい上に暖かいのでおすすめです。

春・秋の妊婦健診におすすめの服装|羽織もので温度調整

春・秋は温暖な気候で過ごしやすいですが、日によって寒暖差が大きいので、天候に合わせた服装を心掛けましょう。


春・秋の妊婦健診におすすめの服装

  • ニット×スカート×ジャケット
  • ワンピース×レギンス×パーカー
  • ネルシャツ×ボトムス×トレンチコート
  • ニット×ボトムス×ウインドブレーカー

肌寒い日はジャケットやトレンチコート等のアウターで防寒し、暖かい日はパーカーやカーディガン等、手軽に羽織れるものを選ぶと良いでしょう。


また、妊娠中は体重管理や体力作りのためにウォーキング散歩等の軽い運動をすると良いと言われています。


春・秋は気候が良いので、妊婦健診を兼ねていつもより多く歩いてみると、運動になり、気分転換にもなります。


その際は、動きやすい服装、歩きやすい靴を着用し、疲れない程度のウォーキングに抑えておきましょう。


妊婦検診で避けた方がいい服装とは?口コミを紹介!

20代女性

楽だと思って、経腹エコーの時にワンピースを着ていったら全部まくりあげることになって恥ずかしかったです。経膣エコーの時はワンピースは楽だったんですけど、中期以降はおすすめしないです!

20代女性

靴のことは何も考えていなくて、紐の靴を履いていったら脱ぐのに時間がかかって面倒でした。履くときに気付けばよかったです。

妊婦健診で避けたほうが良い服装は検査の時、着脱に時間がかかるものです。たとえばボタンの多い服、タイツやストッキングといったものになります。


また、履いていく靴にも注意が必要で、口コミにもある紐の靴またはロングブーツといった脱ぐのに時間がかかるものは避けるのがよいでしょう。


さらに、ワンピースは検査の時に下半身が冷える心配があるのでおすすめできません。その場合には先述した通りレギンスと一緒に着用するようにしましょう。

妊婦検診初回の持ち物リスト

最初に妊婦健診に行く際に必要な持ち物は次の通りです。

  • 現金
  • 健康保険証
  • 手帳・メモ
妊婦健診は健康保険の対象ではないので健診の費用は全額自己負担となります。ただし、住んでいる市区町村によっては補助を行っているところがあるので事前に確認してみましょう。

全額自己負担であれば健康保険証は必要ないと思いがちです。しかし健診によって健康に異常がみられた場合には健康保険証が必要となります。もしももっていないとその部分の治療について健康保険が適用されないからです。

自分の基礎体温や生理周期を記載したメモがあればそれをもっていきましょう。

参考:妊婦健診時、メイクはナチュラルメイクを心がけましょう

妊娠中は、見た目より健康に気をつかうことが第一です。

妊娠中は体調に変化が起こりやすく、貧血気味になることがあります。


医師や看護師は診察時に、顔色や肌の状態・むくみ等を確認し、妊婦の体調や健康状態を判断するため、ノーメークか素肌に近いナチュラルメイクで受診することが基本となります。


妊婦がファンデーションで顔色を良くしていたり、口紅やアイメイクなどで元の顔色が分からないと母体の変化や不調に気づいてもらえない可能性があるので、厚化粧やフルメイクは避けましょう。


ノーメイクに抵抗がある人は、ファンデーションを薄めに塗って、眉を描き、色付きリップを塗る程度の薄化粧にしておきましょう。


また、爪の色も健康状態や貧血状態をチェックする上で判断材料となるので、妊婦健診の際にはネイルを落としておきましょう。

まとめ|妊婦検診、季節や診察別のおすすめ服装まとめ

妊婦健診の検査別・季節別のおすすめの服装について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 経膣エコー検査ではワンピースがおすすめ
  • 経腹エコー検査やNSTでは上下別の服装がおすすめ
  • 内診ではスカート・ワンピースがおすすめ
  • 毎回の血圧測定のため袖がまくりやすい服装がおすすめ
  • 季節や気候に合わせて温度調整できる重ね着スタイルがおすすめ
  • 妊娠健診時はノーメイクか薄化粧が基本
でした。

妊婦健診には様々な検査があり、検査内容によりおすすめの服装も異なります。

検査内容に適した服装をして、スムーズに検査を受けられるようにしましょう。

また、季節別の服装では、温度調整がしやすい重ね着コーディネートがおすすめです。

お腹周りのゆったりした着心地の良い服装で、化粧はナチュラルメイク程度に抑えて、妊婦健診に臨みましょう。

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