高度異形成円錐切除で保険は適用されるの?手術の際のポイント徹底解説!

「高度異形成で円錐切除をやることになったけど費用はいくらかかる?」「そもそも高度異形成って何?」手術を控えたあなたに高度異形成と円錐切除について徹底解説! 高度異形成円錐切除後に検討したい保険の種類についてもあわせてご紹介します。

内容をまとめると

  • 高度異形成円錐切除のあとすぐに通常の医療保険に加入することはできない
  • 高度異形成円錐切除しても入れる保険は引受基準緩和型か無選択型保険
  • 高度異形成(上皮内新生物)は、保険会社によって取扱いがまちまち
  • がん保険に入るときは上皮内新生物が対象かを必ず確認しよう
  • 入りたい保険があるなら顧客満足度93%のマネーキャリアの無料相談を利用して必要な情報を集めましょう!

高度異形成円錐切除で保険は適用される?おさえるべき4つのポイント

子宮頚部の高度異形成では、円錐切除が標準的な治療です。


円錐切除術をすることになった場合、多くの場合入院となります。


入院自体初めてという方も中にはいらっしゃるかもしれません。初めての場合は費用についても気になるところですよね。


では高度異形成円錐切除は保険適用されるのでしょうか。

  • 高度異形成円錐切除は公的医療保険の対象
  • 高度異形成円錐切除は高額療養費制度が使える
  • 高額療養費制度を使うなら事前に限度額適用認定証の準備を
  • 高度異形成はがん保険では保障対象外の可能性が高い

詳しく解説していきたいと思います。

ポイント①公的医療保険が適用される

高度異形成の円錐切除は、公的保険が適用される手術です。


自己負担の割合は年齢により異なります。

  • 70歳未満:3割
  • 70~74歳:2割※
  • 75歳以上:1割※

 ※現役並み所得者(年収約370万円)は3割。


手術費用も含め治療費は保険適用となりますが、

  • 入院時の差額ベッド代
  • 入院時の食事代
  • 交通費、雑費など

これらは保険適用とならないため全額自己負担となります。


高度異形成の円錐切除で入院すると、2~3日である場合が多いですが、個室をとるなどして差額ベッド代が生じた場合、その分は実費での負担となります。

ポイント②高額になってしまった場合は高額療養費制度が使える

高度異形成の治療費が高額になる場合、高額療養費制度が使えます。


高額療養費とは、公的医療保険の制度のひとつで、1ヶ月あたりに支払った金額が所定の上限を超えた場合、その超えた金額が支給されるというものです。

年齢や収入により上限金額が設定されています。


高度異形成の術式「円錐切除」をふくむ治療費は、病院や治療の内容により異なります。


高額療養費制度を使うべきかどうか判断にまよったら、下記の表を参考にしてみてください。


 <高額医療費制度を使うかどうかの目安(3割負担金額)>

  

年収3割負担金額
(70歳未満)
約1,160万円~252,600
約770~1,160万円167,400 
約370~770万円80,100 
~約370万円57,600
住民税非課税者35,400


たとえば、年収が約370~770万の場合、3割負担で80,100円を超えるようであれば、高額療養費制度を使った方がよいケースです。


高額療養費制度は1ヶ月(1日から末日)あたりの医療費が対象となるため、たとえば4月30日に入院し5月2日に退院というような場合は、4月分、5月分が別の扱いになります。


1ヶ月以内の短期入院で高額療養費制度を使いたい場合、同じ月で治療が終えられるようにしましょう。


高額療養費制度についてはこちらも参考にしてください。

厚生労働省/高額療養費制度を利用される皆さまへ

ポイント③限度額適用認定証で負担額が軽減される

高額療養費を申請した場合、お金が戻ってくるまで時間がかかり、3か月以上要することもあります。

高額療養費制度を使いたい場合は、事前に限度額適用認定証を準備しておくとよいでしょう。
入院の前にこの認定証を準備しておけば、入院後の精算時に自己負担額の上限までしか払う必要がありません。

たとえば、
  • 年収:約370~770万円
  • 治療費:300,000円(自己負担3割)
の場合、退院時に会計で支払う金額は
  1. 限度額適用認定証を使わない場合:300,000円
  2. 限度額適用認定証を使った場合 :  87,430円(※)
      ※80,100 + (10割:1,000,000 - 267,000) × 1%
となります。

認定証を先に提出しておくと、後で申請する手間も省け、スマートな精算ができます。

限度額適用認定証をもらうには、健康保険組合かお勤め先の人事総務に問い合わせてみてください。
国民健康保険の場合は、市区町村の健康保険の窓口で発行してもらえます。

ポイント④がん保険では保障の対象外となる可能性が高い

高度異形成は、がん保険では保障対象外となる可能性が高いです。


「がん」かどうかという視点では、高度異形成はがんの前段階、前がん病変であるためです。


ただし、がん保険の保障対象に上皮内新生物が含まれている場合、高度異形成も対象となる可能性もあります

高度異形成は上皮内新生物に含まれるためです。


高度異形成については、保険会社の考え方や各商品の定義によりいろいろな取扱いがあるようです。


では、なぜ高度異形成はがん保険の対象になったりならなかったりするのでしょうか。

次の項目で解説していきたいと思います。

高度異形成に関する知識

子宮頚部の高度異形成は、子宮頸がんの前がん病変です。

異形成は程度により低度、中等度、高度に分けられ、高度異形成になるとがんになる確率が高まるため、手術適応になることが多いです。

がんの進行を3ステップに分けると、 
  1. 異形成(低度→中等度→高度)
  2. 上皮内がん
  3. 浸潤がん
となります。 
 1.異形成2.上皮内がん合わせて上皮内新生物と呼びます。

正常な細胞もいきなりがん細胞になるのではなく、少しずつがんになっていきます。
上皮内新生物(1.異形成、2.上皮内がん)は、がんになる途中の段階だととらえてください。 

対して3.浸潤がんは、がんが内臓の内側にしっかりしみ込んで、血液やリンパから転移の可能性もある状態です。これはがん保険の対象になるがんです。

このように、異形成、中でも高度異形成はがんとの境があいまいになるためがんかどうか」「上皮内新生物がんとみなすか」という考え方の違いで、がん保険の対応もさまざまだというわけです。

子宮頸部異形成の主な治療方法



子宮頚部の異形成の手術としては、

  • 子宮頚部円錐切除術
  • 子宮頚部レーザー蒸散術

現状では主としてこの2つの術式が採用されています。


主に下記項目を考慮しながら術式が決まります。

  • 異形成の進行度(低度、中等度、高度)
  • 出産時のリスク
  • 再発の可能性


高度異形成については、円錐切除術が標準治療となります。

病変の状態にもよりますが、異形成の進行度が浅い場合は、しばらく経過観察となり必ずしも手術となるわけではありません。


では詳しく解説していきましょう。

方法①円錐切除術

円錐切除術は子宮頚部の入り口を円錐状に切除する術式です。


円錐切除術の特徴は、

  • 主に「高度」異形成に適応
  • 子宮は温存されるため術後の妊娠は可能
  • 頸管が短くなる→早産のリスクが上昇

このような点があります。


高度異形成だけでなく中等度でも医師の判断により円錐切除が選択されることもあります。


20代から30代の若い世代で不安となるのが妊娠出産に悪い影響がないかという点だと思います。


円錐切除術は部分切除であり、子宮は残りますので将来的に妊娠出産は可能です。ただし切除により頸管が短くなるためその分早産のリスクが高くなります。


妊娠を望む人には、子宮を残す円錐切除が標準治療となりますが、閉経後の高齢者の場合、子宮全摘がよいケースもあります。

方法②レーザー蒸散術

低度や中等度の異形成は、自然に治る場合もありますが、改善がみられず高度の異形成に進み、がん化する可能性も出てくるため、低度、中等度でも病変を除去した方がよいケースがあります。


このような場合にレーザー蒸散術が採用されます。


レーザー蒸散術は、子宮頚部の表面にレーザーをあて、病変箇所を焼いて取り除く術式です。


レーザー蒸散術の特徴は、

  • 主に「低度」「中等度」の異形成に適応
  • 円錐切除よりも異形成の再発率は上がる
  • 円錐切除のように頸管が短くならないので、妊娠出産に影響が少ない
  • 円錐切除よりも治療期間が短く、日帰り手術も可能

となります。


取り除く部分が少ない分、出産への影響が少なく、治療期間も短いですが、円錐切除より異形成の再発率は高くなる場合もあります。


病変の状態により、どちらの術式が選ばれるかケースバイケースとなりますので、医師から十分に説明を受けることが重要です。

高度異形成円錐手術の手術費用の目安とは?

高度異形成円錐手術の手術費用入院日数の目安としては、

  • 手術治療費:5万円前後
  • 入院期間 :1泊2日~2泊3日

病院や治療内容により異なりますが、およそこれくらいだと思われます。


入院期間については日帰りや1泊2日もありますが、2泊3日というケースが多いようです。


円錐手術自体はそんなに長時間かかるものではありませんが、術後の出血リスクを考慮し、1,2泊して念のため経過を見ることになります。


治療費は入院期間によっても変わってきますが、5万円にプラス数万円(差額ベッド代や雑費など)を準備しておけば、余裕を持って治療にのぞめるかと思います。


手術が決まったら、病院で治療費の概算を出してもらい高額療養費制度を使えるかどうか確認しておきましょう。

使えるようなら、あらかじめ限度額適用認定証を取得しておくと費用精算が効率よく終わります。

高度異形成円錐切除の後で保険に加入できる?検討すべき2つの保険

円錐切除術を受けた人の中には、術後再発しないかどうか、がん化の可能性はないか、心配になってネットで情報を集める人がいらっしゃるかもしれません。


また、医療保険に今後入ることができないかもしれないと、不安に感じている人も多いと思います。


結論から言うと、高度異形成円錐切除の後は、すぐには通常の保険に入ることはできません


円錐切除で病変を完全に除去したとしても、再発やがん化のリスクはまったくゼロではないことから、すぐに保険に加入することは難しいです。


しかし、以下のようなタイプの保険なら入る可能性があります。

  • 引受基準緩和型保険
  • 無選択型保険

漢字が並んでムズカシそうな言葉ですが、意味がわかればそうでもありません。

ひとつずつ解説していきましょう。

検討①引受基準緩和型保険

保険に申し込むと、はじめに保険会社が申込者の年齢や職業、健康状態などを審査し、加入させるかどうかの判断をします。


そのときの判断基準を引受基準と呼びます。


引受基準緩和型保険は、審査項目が少なめで引受基準が緩く設定された、審査が比較的通りやすい保険です。限定告知型保険とも呼ばれます。


高度異形成の円錐切除術をうけた方で、通常の医療保険で審査NGとなった場合は、引受基準緩和型保険を検討してみるのも一案です。


引受基準緩和型保険は、加入のハードルが低いというメリットがある一方、デメリットもあります。

  • 通常の医療保険より保険料が高い
  • 支払削減期間(※)がある場合も

※加入後に給付金が減額となる期間


高度異形成と診断されると、将来の不安も大きくなると思います。


保険料の支払いに対して保障内容が納得できるものであれば引受基準緩和型保険を選択肢に入れるのもよいでしょう。

検討②無選択型保険

引受基準緩和型保険の加入がむずかしい場合、次に検討するのは無選択型保険となります。

保険会社が加入者を選ばない」という意味で無選択型と呼ばれています。申込時に持病があっても加入できます。

無選択型保険は誰でも加入できる保険ですが、デメリットもあります。
  • 保険料が高い(引受基準緩和型よりも高い)
  • 給付金が少なめ(上限が低い)
  • 加入後3か月は給付金がおりない(免責期間あり)
  • 持病の治療については給付金がおりない

持病については、加入後に発症した病気が、一見違った病名でもその持病と関連がある、一連のものだと判断された場合、給付対象外となります。
このあたりの医学的判断はむずかしいため、保険会社や代理店に具体的に相談するのをおすすめします。

無選択型保険は、保障内容に制限も多い保険です。
健康状態に対する不安が大きく、保険に入ることで精神的な安定を得たい人向けの保険といえるかもしれません。

注意:がん保険における上皮内新生物の保障内容を確認する

高度異形成の円錐切除術を受けた方が、がん保険の加入を考える際は、
  • 上皮内新生物が対象となっているか
  • 上皮内新生物に対する保障内容はどうなっているか
を優先して確認するようにしましょう。

先ほどもお伝えした通り、「異形成」はがんになる手前の前がん状態です。現状がんは否定されるががんになる可能性もある、というグレーな状態となります。

高度異形成を含む上皮内新生物が保障対象かどうかは、がん保険を選ぶときにとても重要な項目となります。

高度異形成をどうとらえているかは保険会社や商品により異なってくるため、保険商品の説明をじっくり読んで十分確認する必要があります

とはいえ、保険のパンフレットやホームページの説明を読むのは、字が細かすぎてウンザリしますよね。

保険会社や代理店の担当者に直接問い合わせればすぐに答えてくれると思いますので、遠慮なくきいてみましょう。保険選びでは情報あつめも大事なことです。

高度異形成円錐切除は告知義務あり!

医療保険は、通常5年以内の病歴を告知する必要があります。

高度異形成円錐切除をした場合も告知する必要があります
5年よりも前の手術であっても、過去5年の間に7日以上、医師による検査や治療を受けている場合は告知義務があります。

子宮頚部の異形成は、保険会社や商品により取扱いの基準がまちまちなこともあり、告知書にどう書くべきか悩ましい場合があるかもしれません。

そこで大事になるのが情報の記録です。審査通過のためにも、完治したかどうか、受けた検査などの情報を細かく集めておくことをおすすめします。
  • 完治と判断された日付
  • 通院している場合、具体的な内容(検査の種類、結果など)
  • 医師より検査を指示され、健診のオプションで受けた
        …など
このような内容は記録としてきちんと残しておくようにしましょう。客観的なデータは、保険加入の告知の際にとても重要となります。加入に有利に働くこともあります。

告知義務違反になると、契約が解除となり、給付金がおりなくなりますので十分注意しましょう。

まとめ:自分にあった保険を選ぶなら!まずはマネーキャリアに相談

今回は高度異形成の円錐切除術について解説してきました。

  • 高度異形成は、がんになる手前の前がん状態
  • がん保険加入時は上皮内新生物が対象かを確認する
  • 高度異形成で円錐切除しても入れる保険は引受基準緩和型や無選択型保険


持病や病歴があっても加入できる保険はあります。入りやすい保険の反面、いろんな制限もあるため注意が必要です。


自分に合った保険を選ぶには、情報あつめはとても大切です。


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