更新日:2023/03/13
子宮外妊娠の手術費用に保険は適用される!保険金はいくら?
女性が保険への加入を検討するときには妊娠や女性特有の病気についての保障を検討する人も多くいます。女性のみ発症する病気のひとつとして子宮外妊娠が挙げられますが、最近子宮外妊娠になる方が増えつつあります。そこで今回は子宮外妊娠の保険適用について詳しく解説します。
内容をまとめると
- 子宮外妊娠は全妊娠の約1%の発症率で、近年増えつつある
- 子宮外妊娠は保険適用され、手術の自己負担額は約10~20万円である
- 女性特有の病気の既往歴がある人や不妊治療をしている方は子宮外妊娠になりやすい 子宮外妊娠に備え、女性特有の病気に手厚い医療保険への加入がおすすめ
- 子宮外妊娠の保険加入でお悩みなら出産保険専門のマネーキャリアの保険相談を有効活用するのがおすすめ!
目次を使って気になるところから読みましょう!
子宮外妊娠は保険適用になるの?
女性が保険への加入を考えたときに、妊娠で何かあったときや女性特有の病気にかかった時の保障を考える人も多いのではないでしょうか。
女性であれば誰でも発症する可能性があるので、もしものことを考えてしっかりと備えておく必要があります。
そのなかでも子宮外妊娠は全妊娠の約1%とそこまで確率は高くありませんが、最近不妊治療をする人が増えてきていることもあり徐々に数が増えてきています。
もし子宮外妊娠になった際には保険適用されるのかと疑問に感じる方もいると思います。
そこで、今回は子宮外妊娠の保険適用について、
- 子宮外妊娠は保険適用される
- 女性に特化した保険について
- 子宮外妊娠の治療費
子宮外妊娠になったときに保険適用されるのか、そして子宮外妊娠になったときのために備えておきたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
子宮外妊娠の治療費は保険が適用される!
出産をするときには、出産にかかる費用は保険適用されず、全て自費扱いとなってしまいます。
しかし、子宮外妊娠を発症したときの手術費用などは保険適用され、自己負担は3割ですみます。その他にも帝王切開や異常分娩も子宮外妊娠と同じように保険適用され、自己負担が少なく治療することができます。
その他、妊娠・出産の際の
- 妊娠中毒
- 貧血
- 重いつわり
女性に特化した保険ならさらに手厚い保障が受けれる!
子宮外妊娠は保険適用されますが、女性特有の病気に特化した保険に加入しておくことで、さらに手厚い保障を受けることができます。
子宮外妊娠になってからでは保険への加入が難しくなるため、早めに加入しておくことをおすすめします。
例えば、ある医療保険では、「女性疾病保障特約」をつけることで子宮外妊娠をしたときに手厚い保障を受けられます。
女性特有の病気による入院の場合、「入院日額(3,000~20,000円)×入院日数」の金額が主契約の金額にプラスされます。
どんな保険に加入したらいいのか迷った場合や疑問があるときには、ぜひマネーキャリアの保険相談を活用してみてください。
子宮外妊娠の手術費用はそもそもいくらかかる?
子宮外妊娠の手術費用はどのくらいかかるものなのでしょうか。
子宮外妊娠の治療・手術をするときには、術後の経過にもよりますが長い人だと2週間弱の入院が必要となります。
手術にかかる費用は保険適用となりますが、当然入院が長引けばその分負担は大きくなります。
続いては、
- 子宮外妊娠とは?
- 子宮外妊娠になりやすい人の特徴
- 子宮外妊娠にかかる治療費用
子宮外妊娠とは?
「子宮外妊娠」とは、卵管(卵巣と子宮をつなぐもの)など子宮の外に受精卵が着床し、妊娠することを言い、異所性妊娠と呼ばれることもあります。
初期妊娠の頃には正常妊娠なのか子宮外妊娠なのかが分かりにくく、妊娠6週になってからも超音波検査をした際に子宮の中に胎嚢が見えない場合は子宮外妊娠である可能性が高いです。
子宮外妊娠は最初は少量の出血や軽い下腹痛が見られますが、徐々に不正出血および強い下腹部痛が症状として出てきます。
妊娠7~8週になると胎嚢が大きくなり破裂し、胸腔内出血によるショック症状を引き起こす可能性があるので、早めに治療する必要があります。
子宮外妊娠は全妊娠のうち0.5~1%程度で発症すると言われています。
数字だけ見るとそこまで確率は高くないと感じがちですが、最近では子宮外妊娠をする人が徐々に増えてきています。
子宮外妊娠になりやすい人の特徴
子宮外妊娠は誰でも発症するリスクがありますが、一般的に発症しやすいとされているのは、
- 過去に子宮外妊娠をしたことがある
- 過去に子宮内膜症を患っている
- 過去に卵管の疾患を経験している
- クラミジア感染症に感染し卵管炎を発症したことがある
- 人工妊娠中絶をしたことがある
- 体外受精による妊娠
- 普段からタバコを吸う
過去に女性特有の病気を発症したことがある人やお腹の疾患で手術歴のある人が、子宮外妊娠になりやすい傾向があります。
しかし、一般的には先程紹介した特徴に当てはまる人が子宮外妊娠になりやすいと言われていますが、子宮外妊娠になった人のなかには理由がはっきりと分からないという人もいます。
子宮外妊娠にかかる治療費用
子宮外妊娠であることが分かった場合には、早めの治療が必要となります。
子宮外妊娠の治療では、子宮外に着床した受精卵を取り除きます。つまり、流産をすることになります。
子宮外妊娠の治療にかかる費用は保険適用となり、手術によって費用が変わってきますが下記の通りです。
手術 | 手術費用 | 患者負担(3割) |
---|---|---|
胸腔鏡手術 | 約60万円 | 約20万円 |
開腹手術 | 約30万円 | 約10万円 |
上記の他にも入院費用が必要となり、入院日数は個人差があります。だいたい4~10日前後の入院費が必要となると考えておくとよいでしょう。
また、子宮外妊娠の治療は手術の他にも薬物による治療もできます。
「メソトレキセート(MTX)」と呼ばれる抗がん剤を全身もしくは局所に投与し、妊娠組織を消滅させる方法です。MTX療法の場合は他の治療法とは異なり、保険適用されないので注意しましょう。
参考:子宮外妊娠の保険加入の際の告知義務について
医療保険に加入するときには、自身の健康状態や既往歴を正直に報告しなくてはいけません。
もし正直に告知をしていなかったり、うっかり告知するのを忘れてしまったという場合は、告知義務違反となり保険契約が解除や保障されない可能性もあるので気を付けましょう。
告知をする事項の対象として、病院で検査や投薬をしていたり、医師から検査や治療を勧められていることが挙げられます。なお、妊娠の有無も告知が必要となります。
不妊治療をしている場合も、医療保険加入時には保険会社へ告知をする必要があります。
不妊治療は子宮外妊娠のリスクがあるので、不妊治療について告知していない状態で子宮外妊娠になった場合に告知義務違反とみなされる可能性があります。
そのため正直に告知をするようにしましょう。
まとめ:子宮外妊娠に備えて事前に女性保険加入の検討を!
今回は子宮外妊娠の保険適用について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 子宮外妊娠は全妊娠の約1%の発症率で、近年増えつつある
- 子宮外妊娠は保険適用され、手術の自己負担額は約10~20万円である
- 女性特有の病気の既往歴がある人や不妊治療をしている方は子宮外妊娠になりやすい
- 子宮外妊娠に備え、女性特有の病気に手厚い医療保険への加入がおすすめ
子宮外妊娠は女性であれば誰にでも発症しうる病気で、悪化するとショック状態になり命の危険もあります。
そのため早期の治療が必要となりますが、もし子宮外妊娠になったときのことを考え、女性特有の病気を手厚くカバーしてくれる保険への加入を検討するとよいでしょう。
子宮外妊娠になってからでは保険への加入が難しくなるので、早めに加入の検討をすることをおすすめします。
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