更新日:2022/05/07
定期・終身の結局どっちを選ぶべき?おすすめの選び方を徹底解説!
定期医療保険は保険料が安いため、収入が少ない若い世代のかたにおすすめです。しかし、定期医療保険では生涯の医療保障を得ることはできないため、タイミングを見て終身型医療保険への切り替えが必須です。ここでは定期型医療保険の特徴をご紹介します。
- 20代で医療保険の加入を考えている人
- 定期医療保険の特徴を知りたい人
- 定期型を継続していけば問題ないのか知りたい人
内容をまとめると
- 定期型医療保険は保険料が安いため若く収入の少ない人におすすめ
- 定期型だけでは生涯の保障が得られないため、タイミングを見て終身型への切り替えが必要
- 保険の見直し間隔や終身型への切り替え年齢から自分に合った定期医療保険を選ぶ
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目次を使って気になるところから読みましょう!
- 【結論】20代〜30代は定期医療保険へ加入するのがおすすめ!
- 医療保険の「定期」「終身」の違いを比較|どっちがトクなの?
- 定期医療保険は最終的に終身型へ変更すべき2つの理由
- 理由①:80歳以上の高齢になると定期型は更新できなくなる
- 理由②:先進医療を貯金で賄うのは困難である
- 定期型の医療保険の3つの選び方
- 選び方①:頻繁に保障を見直したい場合は5年〜10年更新にする
- 選び方②:変更時期を決めている場合は年齢基準で満期を設定する
- 選び方③:妊娠などの特定時期のみ加入の場合は1年更新にする
- 選び方④:保険料の先払いを選択する
- 終身型の医療保険の3つの選び方
- 選び方①:先進医療特約を必ずつける
- 選び方②:貯蓄型は選ばない
- まとめ:医療保険選びで不安や疑問があればプロに相談しよう!
目次
【結論】20代〜30代は定期医療保険へ加入するのがおすすめ!
20代等の若い年齢でも医療保険の必要性はあります。若い年齢のときは終身型よりも定期型への加入がおすすめです。
理由としては、
- 保険料が安い
- 保障が古くなることを防ぐ
事が挙げられます。
年齢が若いと入社してからの日が浅く、給料は少ない状態です。また、奨学金などを借りていた場合には、返済を行わなくてはいけません。
20~24歳の平均給与は264万円となっており、最も多い50~54歳の525万円の半分程度になっています。(参考:国税庁・民間給与実態統計調査)
この年代では保険料が負担となってしまう可能性が高く、安い定期医療保険がおすすめです。
中には終身型にいち早く加入し、安い保険料を生涯続けたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、あまりに早く終身型へ加入してしまうと、保障が古くなる可能性が高まります。
医療技術は進歩し続けているため、終身型への加入はタイミングを見極める必要があります。
医療保険の「定期」「終身」の違いを比較|どっちがトクなの?
医療保険の定期型と終身型を一般的な違いは以下の通りです。
定期型 | 終身型 | |
---|---|---|
保障期間 | 定められた期間 | 一生涯 |
保障の変化 | あり 更新時に変更 | なし |
保険料払込期間 | 保障期間と同じ | 自分で設定可能 |
保険料の変化 | 更新ごとにあり | なし |
保険料の価格 | 終身より安い | 定期より高い |
定期型医療保険
メリット
- 更新時期で年齢や生活環境などの変化に応じ、保障内容を気軽に変更できる
- 加入時からしばらくの期間は終身型より保険料が安い
デメリット
- 更新時期に病気を発症していると、現行以上の保障を受ける事ができない
- 更新時期の度に保険料が上がる
80歳以上は契約対象外の場合が多い
終身型医療保険
メリット
- 保障が一生涯
- 保険料の変動がない
- 定年までに払込期間を終える「短期払い」が可能
払込期間については、終身払いなど支払方法も選ぶ事ができます。
デメリット
- 加入時からしばらくの期間は定期型より保険料が高い
- 保障内容を気軽に変更できない
定期医療保険は最終的に終身型へ変更すべき2つの理由
若い時には定期医療保険への加入がおすすめですが、最終的には終身型への変更が必要になります。
- 80歳以上は更新できない
- 先進医療を賄うことはできない
などが理由として挙げられます。
なぜ定期に加入し続けることを避ける必要があるのか、理由を詳しく解説していきます。
理由①:80歳以上の高齢になると定期型は更新できなくなる
終身型への切り替えが必要な理由のひとつが、更新年齢に上限があることです。80歳以上になると更新ができなくなることがほとんどです。
高齢になると病気への罹患率や重症化度は上がっていきます。
がん累積罹患率(男性) | |
---|---|
20歳 | 0.265% |
40歳 | 1.080% |
60歳 | 7.667% |
80歳 | 41.453% |
理由②:先進医療を貯金で賄うのは困難である
高額になる先進医療にかかる費用を貯金で賄うことは困難なことも、終身型への切り替えが必要な理由のひとつです。
高齢になると公的医療制度がより充実し、一般的な収入区分ならば負担割合が1割です。公的医療制度の提供範囲の治療ならば、医療保険に加入していなくても貯金で賄える可能性はあります。
しかし、先進医療を利用する場合には公的医療制度が適用されず、高額な自己負担が必要になります。先進医療には数百万円かかる場合もあるため、貯金を崩して対応することは困難です。
定期型の医療保険の3つの選び方
定期型医療保険の選び方は、
- 見直し間隔
- 終身型への切り替え時期
- 特定期間の加入
- 保険料の支払い方
など様々な項目をみて、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
定期型の大きな特徴は保険期間が限定されていることです。期間が限定されていることを上手く活用することで、自分に合ったものを選ぶことができます。
定期型、終身型の医療保険の詳しい選び方に関しては以下の記事「医療保険の選び方を世帯別で解説|最低限の保険料で十分な保障を得る」を参考にいただければと思います。
選び方①:頻繁に保障を見直したい場合は5年〜10年更新にする
頻繁に保障を見直したい場合には、5~10年更新の定期医療保険への加入がおすすめです。
更新を行う際には何歳まで可能なのか、更新年齢の条件も確認しておくようにしましょう。
定期型への加入は収入が少ない期間や終身型へ加入するまでなど期間が限定されます。自分はどれくらい定期型へ加入するのか、具体的にライフプランを想像しながら年数を決めるようにしましょう。
選び方②:変更時期を決めている場合は年齢基準で満期を設定する
更新時期が明確に分かっている場合には、年齢基準で満期を設定することもおすすめです。
定期医療保険は数年単位での更新が基本的ですが、50歳や60歳と言った年齢基準で満期を設定できる商品もあります。
更新しながら終身型への切り替えタイミングを見たい場合には向いていませんが、定期型での保障が何歳まで欲しいと年齢が明確になっている場合には、年齢基準で満期を設定できる商品を選ぶことがおすすめです。
選び方③:妊娠などの特定時期のみ加入の場合は1年更新にする
加入する目的が具体的で、年数が制限できるような場合には1年更新の少額短期保険も候補に加えましょう。
- 女性の妊娠・出産
- 特定疾病への備え
などの場合、保障が必要な期間が1~2年と具体的に分かる場合があります。
このような場合には1年更新の少額短期保険を活用することで、ピンポイントに保障を得ることが可能です。保険料も無駄なく節約に繋がります。
選び方④:保険料の先払いを選択する
保険料の先払いを選択したい場合には、その支払い方法に対応している定期型医療保険を選ぶ必要があります。
定期型の支払い方法は基本的には月払いです。年払いも選択できますが、一括となると対応しているかは商品によって違ってきます。
先払いをすることで総支払保険料が安くなる利点もあるため、一括でまとめて払いたい場合には対応している商品を探すことが先決です。
終身型の医療保険の3つの選び方
終身型医療保険を選ぶ際のポイントとしては、
- 先進医療特約を付ける
- 貯蓄型は避ける
が挙げられます。
定期型医療保険に加入していても、最終的には終身型への切り替えを行うことが、生涯の保障を得るためにも重要になります。しっかりとポイントを押さえ、自分に合った保障を生涯のものにしましょう。
選び方①:先進医療特約を必ずつける
終身型医療保険を選ぶ際には、先進医療特約を必ず付帯するようにしましょう。
先進医療特約は治療方法に先進医療を選択した際の医療費負担を給付金で賄うことができる特約です。
先進医療は公的医療保険の対象外となるため、高額な自己負担が必要になります。治療費が高額になってしまうと金銭的な面で治療を受けられない可能性も出てきてしまいます。治療が受けられないことで命を諦める結果とならないよう、特約付帯がおすすめです。
保険料が高くなることを心配するかもしれませんが、付帯することで上がるのは数百円程度です。月々の負担がそれほど多くなく、保障が受けられるのは通算2,000万円と大きいため、付帯しておくようにしましょう。
選び方②:貯蓄型は選ばない
終身型を選ぶ際には貯蓄型を選ばないようにすることも重要です。
定期型医療保険には貯蓄型の商品はありませんが、終身型には
- 健康還付金
- 解約返戻金
- お祝い金
などを受け取れる貯蓄型の商品が出されています。
これらの商品に共通している点として保険料の高さが挙げられます。また、他の金融商品に比べ利回りも良くないことから、医療保険で貯蓄型を選ぶことは避けるべきです。
また、解約返戻金タイプの場合には、お金を受け取るために解約をすると保障も消えてしまうデメリットがあります。高齢になるほど病気への罹患率が上がり終身保障の必要性は高いため、解約前提の貯蓄型はお勧めできません。
解約を前提にすることで見直すタイミングにすればよいと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、解約返戻金のピークは70~80歳と高齢です。この年齢で新しい医療保険への加入は難しくなっています。
お金を受け取るタイミングがあることから保障の見直しもしにくいため、医療保険での貯蓄型は避けるようにしましょう。