医療保険の特約は不要なのか?専門家のリアルな意見で解説!

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将来、病気に罹った時のことを考えて医療保険や特約をどのように利用すべきか迷っている方も多いと思います。実際に医療保険やその特約に関して多くの方が不要論を主張しています。今回は医療保険特約の中で必要なものと不要なものについてプロ目線でFPが徹底解説します。



▼この記事を読んで欲しい人
  • 医療保険に特約が必要かどうかを知りたい人
  • 医療保険特約は不要だと思っている人
  • 医療保険にどの特約を追加するべきか知りたい人

内容をまとめると

  • 民間医療保険で不要な特約は女性特約、がん特約、三大疫病特約の3つ。
  • 民間医療保険で必要な特約は先進医療特約と通院保障特約の2つ。
  • 先進医療特約の治療費は医療機関に直接支払われるかどうかを確認するべき。
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民間医療保険で不要な3つの特約

民間医療保険では保険に加入するときに特約というオプションををつけることで保障範囲の拡大が可能です。保障範囲が広くなることはもちろん良いことですが、不要な保障をつけて保険料を高くすることは非常に損です。


本章では必要のない特約として、以下の3つを解説します。

  1. 女性特約
  2. がん特約
  3. 三大疾病特約

ただし一概に上記の特約が全員にとって必要ないということではありません。ご自身に必要な保障と家計のバランスをみて自分に最適な保険を選択することが大切です。

不要な特約①:女性特約

女性特約が不要な特約である理由は民間医療保険や公的医療保険で女性疾病が保障対象になるからです。


女性特約とは乳がんや卵巣がん、子宮がんなど女性特有の病気で入院したときに入院給付金割増されて支給される特約です。


皆さんの中には女性の方が男性より医療費がかかるから、女性特有の病気に備えることが大事だと思っている人もいるかと思います。


もちろん女性特約は女性特有の病気への保障が手厚くなるのですが、女性の生涯に必要な医療費は特段高いわけではありません。


厚生労働省の「生涯医療費」によると、生涯医療費は男性が2,637万円であるのに対して女性は2,840万円と記載されておりますが、これは平均寿命が男性の81.09歳に対して女性が87.26歳と上回っているためです。


64歳までの医療費で比較すると男性が1,163万円に対して女性は1,149万円となり、男性の方が高い傾向にあります。


よって病気の罹患時にかかる医療費は女性が特別高いわけではありません。


病気の重症化のしやすさについても着目してみると、病気の平均入院日数ではがんや心疾患などの重い病気が31.7日であるのに対して、女性特有の病気の平均入院日数は以下のようになります。

病名平均入院日数
乳がん11.5日
子宮頸がん13.9日
子宮体がん9.1日
卵巣がん9.1日
子宮平滑筋腫7.1日
子宮内膜症6.8日

この表を見れば、普通の病気に比べて女性特有の病気が特別重症化しやすいわけではないことが分かります。


以上の2つの理由から女性特約が不要な特約であると言えます。女性特約が必要かどうかは公的保障とのバランスを考慮した上で検討しましょう。

不要な特約②:がん特約・三大疫病特約

三大疾病特約とがん特約は主に以下のような保障内容になっています。


  • 三大疾病特約:がん・脳卒中・心筋梗塞に罹患した場合給付金が支給される
  • がん特約:がんに罹患することで治療・入院のための給付金や一時金が支給される

三大疾病特約とがん特約は三大疾病に対する保障を手厚くするための保障です。


三大疫病特約を追加することで保障は手厚くなりますが、医療保険の入院の限度日数は60~120日程度もあるので、脳卒中や心筋梗塞で必要な入院は十分カバーできるので、三大疫病特約は必要な特約といえません。またがんも医療の進歩に伴って通院治療が主流になっていくと考えられるため同様に必要とは言えません。


むしろリハビリや後遺症などにより、治療後の就業ができず収入が入らないため、退院後の生活が困難になることの方が問題となります。


そのような場合は就業不能保険に加入していると、万一働けなくなったとしても給付金が毎月支給されるので生計を立てやすくなります。


以上から、長期間収入がなくなっても就業不能保険でカバーできるため、三大疫病特約は不要な特約に分類できます。

民間医療保険で必要な2つの特約


民間医療保険で必要な特約は以下の2つです。


ここでは以下の2つの特約について詳しく解説していきます。

  1. 先進医療特約
  2. 通院保障特約

必要な特約①:先進医療特約

先進医療は従来の治療では改善が難しい場合の治療法として用いられますが、公的医療保険の対象外となるため全額自己負担になります。


全額自己負担は治療費全てではなく技術料のみにかかるものです。入院費用や診察料金は対象外となるため医療保険でカバーできます。


先進医療の現状は厚生労働省「先進医療を実施している医療機関の一覧」によると、先進医療は累計84種類あり、取り扱う医療機関は累計847件です(令和3年12月1日時点)。


日本で治療を受けられる病院は少ない状態ですが、年々増加しているため将来的には増えるとされています。


問題は費用で高額な治療の場合、がん治療の陽子線や重粒子線では200~300万円になるといわれています。


費用は即決できる金額ではないため、先進医療しか方法がない場合は経済的に余裕がない人だと受けられない可能性が高まります。


そのような場合は毎月数百円の支払いで加入できる先進医療特約がおすすめです。


保険会社により保障内容や範囲は変わりますが、通算1,000〜2,000万円の保障に期待できます。


先進医療特約は高額な費用を払う可能性を考えると加入する必要性が十分に考えられます。

必要な特約②:通院保障特約

近年は医療技術の発達により通院治療が増えているため、通院保障特約に加入することで治療費の削減につながります。


治療費だけでなく、通院にかかる交通費に充てられることがポイントです。


人によって通院回数は異なりますが、病院までの距離が遠い人だと交通費が高くなる傾向にあるので通院保障特約があると出費を抑えられます。


通院治療が増えている背景には他にも理由があり、医療費の増加により国から医師の長期入院の場合の診療報酬削減があるためです。このような理由も含めて通院治療は今後も増える可能性が高いといえるでしょう。


通院保障特約で支給される給付金は通院した日数に応じて金額が決まります。通院日数は個人差があるため多い人と少ない人で給付金に差が生まれます。


そのような問題はありますが、特徴は一日でも通院すると通院給付金が支給されるところです。


電車やバスなどの公共交通機関を利用すると数百円~数千円かかるので、わずか一日の給付金であっても家計の負担削減になります。


通院給付金をもらうときの注意点について、保険会社が定める支払限度日数の範囲内であれば支給されます。


入院を必要とするレベルの病気やケガの場合は退院後も通院の可能性が高くなります。通院保障特約を付けることで通院費用の削減に期待できます。


いかがでしょうか。本見出しまでは特約に関する必要性を解説しましたが、医療保険や生命保険、がん保険、女性保険の男女別、年代別で細かく必要性や選び方について解説している記事がありますので、ご参考いただければと思います。

医療保険特約を利用する際の2つの注意点


ここでは、上記で紹介した2つの特約を利用するときの以下の2つの注意点について詳しく解説してきます。

  1. 先進医療費は医療機関へ直接支払われるか
  2. 通院給付金は入院が必要である


注意点①:先進医療費が医療機関へ直接支払われるようにする

先進医療特約で注意しておきたいポイントは、先進医療費が医療機関へ直接支払われるかどうかです。

先進医療は費用が高額になるケースが少なくないので、費用を立て替えて払う場合は一時的とはいえ金銭面に支障が出る人もいます

たとえば、結婚している世帯では家族を養うための資金が必要になり、独身では家賃や食費などの生活費が必要になります。

このように日常生活に必要なお金を確保しなければならないので、立て替え払いが難しくなると治療を断念する人もいるようです。

先進医療費を立て替えずに払う方法であれば資金に余裕がない人でも先進医療を受けられる可能性が高まります。

そのような方法が先進医療特約の給付金が被保険者の口座に振り込まれるパターンです。
病院に振り込みする必要性があるので手間のかかる方法になりますが、立て替え払いが不要になります。

ただ、振り込みする手間を考えると安心して治療に臨めない人が少なくないようです。

そのような場合は保険会社が病院に直接先進医療費を払うパターンを利用するといいでしょう。立て替え払いが不要な上に、振り込みする手間もなく安心して治療に専念できます。

利用可否については保険会社により対応している医療機関が異なるので、前もって確認する必要があります。

以上から先進医療特約は病院に直接支払うシステムであることを調べた上で加入の検討をしましょう。

注意点②:通院給付金は入院が必要である

通院保障特約は入院を必要とする病気やケガが保障対象になるので、通院給付金をもらう条件は入院しているかどうかです。


詳細な条件は保険会社により異なりますが、入院後に一定期間の通院が必要になります。


条件や保障内容については具体的なものを以下にまとめました。

保障の条件
退院日の翌日から120日以内に通院をしたとき通院給付金が支給される。
退院日の翌日から180日以内に通院をしたとき通院給付金に加えて通院一時金が支給される。
入院日の前日から60日以内で、退院日の翌日から120日以内に通院した場合に通院給付金が支給される。
退院後の通院では通院一時金が支給され、退院日の翌日から120日以内の通院で通院給付金が支給される。
入院中以外の外来手術を受けたとき通院手術一時金が支給される。

中には入院を伴わない外来手術を受けた場合に支給される一時金もあります。


それぞれ保険会社で支給金や日数など異なり、入院前や退院後など条件がつくので加入前に確認しましょう。

医療保険が不要・必要の判断が難しい場合はFPへの相談も検討!


民間医療保険の特約について必要なものと不要なものを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


医療保険特約は当記事で紹介したもの以外にも種類は数多くあるので、自分にとって必要か不要かの判断は難しく感じるかもしれません。


そのような場合はマネーキャリアを利用するのがおすすめです!


保険だけでなくお金に関する疑問や悩みの相談も可能で、何度でも無料で利用できます


FP相談の顧客満足度は93%と利用者から高い評価を受けており、相談場所は出張とオンラインから選べます。


保険は自身を守るための制度なので必要か不要か判断に迷うかもしれませんが、最終的には決断をしなければなりません。


将来後悔しないために今から準備しましょう。

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