更新日:2022/01/04
60歳に必要なおすすめの医療保険!必要性と選び方も解説
60歳を過ぎると医療保険が気になる方も多いのではないでしょうか。60歳と言ってもまだまだ現役世代でお仕事をしている人もいます。今回は60歳以降に医療保険は必要なのか、不要なのか、2つの視点でご紹介していきたいと思います。
内容をまとめると
- 医療保険の知識をしっかりと把握して対策した上で保険加入を検討するべき
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目次を使って気になるところから読みましょう!
医療保険に関する基礎知識を知ろう!
ここまで60歳からのおすすめの医療保険として紹介をしてきましたが、そもそも医療保険に関する基礎知識はご存知でしょうか。
医療保険は掛捨でかける保険であり、入院や手術に対して公的な医療保険で補えないところをカバーする保険と言えるでしょう。
医療保険は主に3つのタイプ、終身タイプと定期タイプそして引受基準緩和型タイプがありますが、ここでは下記のような項目について医療保険に関しての基礎的なところをみていきましょう。
- 保障される費用
- 入院給付金と手術給付金
- 特約の種類
- その他の関連する保険
医療保険で保障される費用
医療保険で保障される費用といえばみなさん、入院や手術の保障費用を思い浮かべると思いますが、医療保険の代表格でもある健康保険にも多くの医療費を保障してもらっています。
公的医療保険
- 自己負担額は1割から3割(年齢による)
- 傷病手当金や出産手当金の給付がある
- 高額療養費制度がある
- 保険料は自治体による
民間医療保険
- 保障内容や保険料は自分で選ぶことができる
- 公的医療保険で賄えない分すなわち自己負担額を補うためのもの
かたや民間医療保険への加入は個人の自由となっていますが、保障金額を自分で決めることができ、保険料を支払っている限りその対象の医療費が保障されていることになります。
入院給付金と手術給付金
民間の医療保険の看板でもある医療保障は入院給付金と手術給付金です。
もしも入院や手術をしなけらばならなくなったとき、まず公的な医療保険を提示しなければ医療行為を行ってもらえません。けれども、高額医療制度はあるものの限度額までの医療費は自己負担となっています。入院なんかしてしまったら多くの費用がかかるのではと心配してしまいますよね。
そこで冷静に考えてみると、よそで寝泊まりをして食事を3食用意してもらうとなれば、当然費用がかかってきます。だから公的な医療保険にしてみればその費用ぐらいは自分で用意してくださいということです。
ただ民間の医療保険では、入院や手術となった場合は手厚い保障金額を給付することとなっていますので、最終的に医療費の負担が軽減されることとなります。
そのため民間の医療保険への加入をしておけば、余分な医療費(自己負担額)を払うための備えができます。
医療保険の特約の種類
まず特約という言葉はみなさんご存知だと思います。保険などの基本事項にオプションとして後付けしていくというイメージです。
医療保険に関しても保険会社や商品によってさまざまな特約が用意されていますので、どんな種類があるのかみてみましょう。
- がん入院特約
- 通院特約
- 女性疾病入院特約
- 先進医療特約
- 3大疾病保険料払込免除特約
このように基本の医療保険の上乗せとして、自分の必要な特約だけを付けることができます。ただし、特約を付ければ安心できる保障は手に入りますが、保険料が高くなっていきますので自分の中でバランスを考えて付けなければなりません。
この特約が欲しいけれどこの会社の医療保険には付いていないということも多々ありますので、医療保険を選ぶ際にも特約や特則は重要視しておきたい項目にもなるでしょう。
その他の関連する保険
公的な医療保険はみなさん加入されているのが普通となっていますが、公的医療保険のなかでも関連する保険がいくつかあります。
下の表はすべてが公的な医療保険となっていて、日本に住んでいる人ならいずれかに該当するはずです。
対象者 | |
---|---|
社会保険の健康保険 | 会社員など |
船員保険 | 船員 |
共済組合 | 公務員、教職員 |
国民健康保険 | 自営業者や専業主婦、さらには上記以外の人 |
これら健康保険組合の違いによって、それぞれ医療保障の費用も違っていますが、職業などによって区分されていますので、自分の希望というわけにはいきません。
そのため保険料も保障費用もそれぞれで違っていますが、どれも物価や自治体に合わせて相当な保険料ということになっています。
ただし、医療費の自己負担割合は年齢によってや、自治体によって助成などもあるため一概に下記の表通りとは言えません。
自己負担割合 | |
---|---|
小学校入学前(0歳〜6歳)まで | 2割負担 |
小学校入学後から満69歳まで | 3割負担 |
前期高齢者(満70〜満74歳) | 2割負担 |
後期高齢者(満75歳以上) | 1割負担 |
特に子どもに対しての助成は多くの自治体が行っているため、自治体によっては自己負担割合は無料というところもあります。
60代で医療保険が必要な人と不要な人
若い時から60歳までと決めて医療保険に加入していた人や、満期を迎える人、さらにそろそろ更新時期となる人など、みなさんそれぞれの理由で医療保険の加入を考えながら60代を迎えているでしょう。
さらにここから何年生きるのかそして何か病気になるのではないかなど、将来への不安も大きくなってくる年代にさしかかってきます。
医療保険は60代の方にとって、それらの不安を解消するための大切な備えになることは間違いないはずです。
大切な備えとなるのであれば60代でも医療保険は必要であると考えられますが、医療保険はいらないと思っている人はどのような人なのか、具体的な内容をみて、60歳を迎えたタイミングでいまの自分には医療保険が必要なのか、不必要なのかを再度確認してみてください。
▼医療保険の必要性についてさらに詳しく知りたい方はこちら!
医療保険が必要な人
まず医療保険が必要な人についてみていきましょう。
- 自営業者などには傷病手当金がないため病気やケガで休んでしまうとどこからも収入が無くなってしまう人
- 貯蓄がない人
- 貯蓄はあるけれど減らしたくないという人
- 病気などへの不安を解消したい人
- 過去に病気やケガをして保険があればよかったと思った人
- 充実した医療保障を受けたい人
- 将来もらえる年金の金額に不安がある人
- 60歳になるまで健康体で病気知らずだったため民間の医療保険に加入していない人
- 入院を繰り返すことが考えられる
- 国の医療制度や保障に不安がある人
- 入院してしまったときに費用の不安を抱えたくない人
医療保険が不要な人
基本的に言えば医療保険が必要ない人はいないのですが、自分には医療保険は不要だと思っている人の意見も含めながら不要な人はどういった人なのかをみていきましょう。
- 加入し直すとなると今よりも保険料が高くなってしまう人
- 膨大な貯蓄がある人
- 健康リスクで保険に入れない人
- 家計に余裕もあり公的医療保険でまかなえるので大丈夫だと考えている人
- 毎月保険料を払うならその分で貯蓄をしたいと思っている人
- 資産家な人
- 損をしたくないと思っている人
- 経済合理性を重視したい人
- いくら家計に余裕があるとしても完治した後普通の生活にすぐに戻れるのかどうか
- 貯蓄があっても差額ベッド代などは考慮できているのか
- 健康リスクがあるなら告知の少ない医療保険の検討もしてみるべきでは
- 保険料を払うことが損だと思っていても、たとえ確率が低くてももしも病気やケガで入院してしまうと多くの費用がかかることになってしまうので本当に損なのか
- 引受基準緩和型だと保険料が高いので検討は必要だが、告知事項が少なくても大丈夫なのか
医療保険が不要という人の主な7つの理由
民間の医療保険は自分にとっては不要なものという人の意見をまとめてみると、主に7つの理由がありました。
- 保険料が高い
- 1入院あたりの支払い限度日数が決められている
- 公的医療保険には前期・後期高齢者医療制度や高額療養費制度がある
- 65歳以上になると無職になり年金生活になるので入院による収入の心配がない
- 入院日数が減少しているし在宅医療が増加しているのであまり役に立たない
- どちらかといえばがん保険の方が大事だと思う
- 保険料を支払ったと思って貯蓄をするなら個人年金保険やiDeCoで貯蓄した方が良いと思っている
統計データから見る60代の医療保険の必要性
ただ年を増すごとに不安となる要素は、60歳を超えて病気になる確率が高くなるということです。
60代になるとどうしても体が衰えてきていますし、若い頃と同じというわけにはいかないということもみなさん実感されているでしょう。
そこでここでは、令和元年度「生活保障に関する調査」の統計データを用いて60代の方の下記の項目についてみていきましょう。
- 入院率
- 男女別の三大疾病罹患率
- 医療保険加入率
①60代の入院率
まず初めに60代の方が過去5年間の入院経験の有無についてのデータをみてみましょう。
公益財団法人生命保険文化センターによるこのデータは、20代から60代までの方のアンケートに基づいたもので、過去5年間に病気やケガで入院したことがあるかどうかとの質問に答えられています。
これによると60代の男女合わせての入院率は19.8%となっていますが、この率は低いと思われる方もいらっしゃると思いますが、実際20代から60代までで最高値となっていますので60代の入院率が一番高いということになります。
ここでは過去5年間の入院の有無についてのデータからみていきます。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
60歳代 | 23.9% | 17.0% |
全体 | 14.4% | 13.2% |
引用:公益財団法人生命保険文化センター令和元年度「生活保障に関する調査」
この結果を見ると60歳代は男女とも全体の入院率を大幅に上回っていることが分かります。
②男女別60代の三大疾病罹患率
次に60代の男女別三大疾病の罹患率についてデータを確認していきましょう。
そもそも三大疾病とはがん、心疾患、脳卒中の病気のことを言っていますが、なぜ三大疾病を重くみているかというと、日本人の死因・死亡率はこの3つの病気が高い割合を占めているからなのです。
下の表はがん・心疾患・脳卒中の三大疾病で亡くなった割合を抜粋していて、なかでも断トツでがんの死亡率が高くなっていて、次いで心疾患、脳卒中となっています。
この割合をみてもわかるように、60代の三大疾病が死亡原因の半数以上になっています。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
60歳~64歳 | 63% | 71% |
65歳~69歳 | 67% | 68% |
引用:厚生労働省「平成30年度の死因・死亡率」
ここで、死亡率の一番多いがんに関してのデータをみてみると、全体のがん罹患率は下の表のとおりでやはり高い率となっています。
そこで、この罹患率が60代ではどうなのかということをみてみると、65歳を過ぎた頃からがんの罹患率もかなり上がっていることが分かります。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
がん罹患率(上皮内がんを含む) | 42.5% | 34.1% |
60歳~64歳 | 8.9% | 7.8% |
65歳~69歳 | 17.4% | 12.5% |
引用:厚生労働省「平成29年度がん罹患率」
③60代の医療保険加入率
男性 | 女性 | |
---|---|---|
60歳代の医療保険加入率 | 69.8% | 74.2% |
60歳代がん保険がん特約の加入率 | 42.2% | 39.0% |
男性 | 女性 | |
---|---|---|
準備意向なし | 51.0% | 48.9% |
すぐにでも準備する | 4.9% | 5.6% |
数年以内には準備する | 7.3% | 9.3% |
いずれは準備する | 31.5% | 28.8% |
60代の医療保険の選び方
ここまでみてくれば、60代からも医療保険は必要だということがお分かりいただけたと思います。
そこで、ここからは60代が医療保険を選ぶ際にはどういった選び方をすれば良いのかを具体的にみていきます。
- 保障や特約
- 保険料
- 現在の保険と公的保障とのバランス
さらに詳しく知りたい方は以下の医療保険の選び方に関する記事をご覧ください!
①保障が充実しているか 特約も重要!
まず1つ目に医療保険を選ぶ際には、保障が充実しているか、そして自分が付けたいと思っている特約があるかどうかということを重視してみていきましょう。
医療保険の場合、どれも基本保障があってそれにプラスする形で保障内容を決めていくことができます。そのため、公的な医療保障では保障されないところを、重点的にカバーできるような保障内容にすることが理想的な医療保険のイメージとなります。
特約はあれもこれも付けるのではなく、どうしても必要だと思う特約を付けるように心がけましょう。さらに、がん保険とがん特約のどちらが自分にとって必要かということとを考えて、重複したりしないように少しでもお得な保険料で掛け続けていけることをおすすめします。
②無理のない保険料かどうか
医療保険を選ぶ際に60代の方が重視しておきたい2つ目の項目は、自分にとって無理のない保険料ではないかということです。医療保険の場合すべて掛捨てとなるため比較的保険料も安いところが多くなっているはずです。
健康祝金などが付随しているものは、貯蓄機能がプラスされているため一般的な医療保険と比べると保険料は割高となってしまいます。
保険給付を使用しなかった場合のお祝金や予期せぬ入金はとてもありがたいことですが、60歳からのみなさんは今後年金生活にシフトしていきますので、できるだけ医療費等は抑えたいと思っているのではないでしょうか。そのためにも、できるだけお得な保険料で掛けられる商品を選んでいくことが必要です。
おすすめなのは、同じ保障内容なら多くの商品を比較をしてみたり、無料保険相談を活用して一番安い保険料の商品を探してみましょう。
③現在加入してる保険・公的保障とバランスが取れているか
医療保険を選ぶ際に60代の方が重視しておきたい3つ目の項目は、現在加入している他の保険や公的保障とのバランスが取れているのかどうかを見極めることです。
一番避けたいのは先ほども述べていますが、同じ保障が重複することです。
保険は公的保障を補うことのできる保障内容があれば十分なのですから、あれもこれもと重複するような欲張った保障にならないように、いますでに加入している保険の保障内容を今一度チェックしてみることが必要です。
いま加入している保険に不必要な保障や特約が付いているのならば、できるだけ無くしてスリム化をしていくことが不可欠になってきます。そのためにも自分で把握するのが面倒だと思われるのであれば、無料保険相談を利用してできるだけ自分に合った保険を続けていくことが大切です。
まとめ:自分に適切な医療保険を見つけるならまずは無料保険相談!
60歳になっても医療保険は必要だということ、そしてこれから加入できる医療保険の紹介などをしてきました。
人生100年時代に差し掛かっている私たちは、できるだけ病気にもなりたくないし、大きなケガなども避けて通りたいとみなさん願っているはずです。
ただどんなに自分が願っていても、いつ何が起きるかわからないのが人生です。60歳とはいえまだまだしなくてはいけないことや、やりたいことも大いにあることでしょう。
もしも万が一のことが起きても自分なりに受け入れていくからこそ、医療保障の準備が必要となってきます。
60歳からの人生は自分自身に最低限の備えをしておくことで、不安やストレスのない穏やかな毎日が待っています。
そのためにも、自分に合った適切な医療保険を見つけるのならまずは無料保険相談を行うことをおすすめ致します。
医療保険の必要性が知りたい方はこちらの記事もご覧ください
▼この記事を読んでわかること