更新日:2022/06/15
医療保険の払込期間の短期・終身払いのメリット・デメリットとおすすめ解説
「医療保険の払込期間はどうすればいい?」「短期払いと終身払いどっちがおすすめ?」「払込期間は変更できる?」という疑問はありませんか。ここでは、短期払い・終身払いのメリット・デメリットとおすすめ、10年払いや払込期間の変更はできるのかについてお伝えしていきます。
内容をまとめると
- 保障を受けられる保険期間とは別に保険料を払込む払込期間がある
- 一括払い、短期払いの方がトータルで得なことが多い
- 損するリスクもいくつか存在するので注意が必要
- 医療保険の内容は多様にあるのでプロに相談したほうがよい
- マネーキャリアなら保険やお金の悩みを無料でプロに相談できる
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 医療保険の払込期間と保険期間の違いについて
- 総払込保険料の違い
- 期間によって月払い保険料が変わる
- 医療保険とは?医療費や給付金と保険期間ごとの種類について
- 医療保険で準備できる医療費や給付金について紹介
- 医療保険の保険期間ごとの種類は2種類
- 医療保険を短期払いにするメリット・デメリット解説
- 医療保険を短期払いにするメリット
- 医療保険を短期払いにするデメリット
- 医療保険を終身払いにするメリット・デメリット解説
- 医療保険を終身払いにするメリット
- 医療保険を終身払いにするデメリット
- 短期払いがおすすめな人と終身払いがおすすめな人
- 短期払いがおすすめな人
- 終身払いがおすすめな人
- 医療保険の決め方のポイント3つを紹介!
- ①毎月の支払い保険料で決める
- ②総支払保険料で決める
- ③ライフステージと合わせて決める
- 医療保険の払込期間を10年にするのはおすすめ?
- 医療保険の払込期間を10年にするメリット
- 医療保険の払込期間を10年にするデメリット
- 【結論】貯蓄目的で加入するなら10年に設定するのがおすすめ!
- 払込期間は途中で変更することができるものもある!
- 一括払いや年払いなどまとめて支払いができる
- 払済保険に変更する
- 延長保険に変更する
- まとめ:医療保険を選ぶときは保険期間や保険料払込期間に注意
目次
医療保険の払込期間と保険期間の違いについて
医療保険の払込期間と聞くと、保険期間のことだと思われる方は多いと思います。
医療保険の払込期間とは「保険料を払い込む期間」のことをいい、保険期間は「保障が継続する期間」のことをいいます。
払込期間と保険期間が異なる医療保険はたくさんあります。
たとえば、保険料の払い込みは60歳までで、保障は一生涯続く終身医療保険や、保険料の払い込みが10年で、保障も10年の定期医療保険などがあります。
ここでは医療保険の払込期間と保険期間について
- 総払込保険料の違い
- 期間によって月払い保険料が変わる
という違いから、分かりやすく解説していきます。
違いを知ることで自分にあった保険を選ぶこともできますので、ぜひ参考にしてみてください。
総払込保険料の違い
医療保険は大きく終身医療保険と定期医療保険の2つに分けられます。
終身医療保険は短期払いと終身払い、定期医療保険は10年払いや20年払いなど期間のものがあり、支払い期間が異なります。
また、終身医療保険と定期医療保険には総支払保険料の違いがあります。
一般に、最も総支払保険料が少ないのが終身医療保険の短期払いで、払い込みが長い定期医療保険ほど総支払保険料は多くなるといわれています。
終身医療保険の短期払い
終身医療保険の短期払いは5年や10年などの期間、または60歳や65歳など一定年齢まで支払うタイプで、自分で選択することができるものが多いです。
保険料は一生涯変わらないので、長生きするほど総支払保険料が低くなるというメリットがあります。
終身医療保険の終身払い
終身医療保険の短期払いと同様、保障は一生涯続きます。
保険料はずっと変わらず、短期払いよりも月々の保険料を抑えることができます。
しかし、保険料を払い続けている間のみ保障が得られるため、長生きをするほど総支払保険料は増えていきます。
定期医療保険
定期医療保険は、一般的に掛け捨てといわれるもので月々の保険料が割安というメリットがあります。
定期医療保険には10年など一定期間で自動更新されるタイプが多く、その時の年齢によって保険料は上がります。
更新のたびに保険料が上がるので、一生涯支払い続けた場合、総支払保険料は終身医療保険の短期・終身払いに比べて増えます。
期間によって月払い保険料が変わる
医療保険の月払い保険料は、同じ保障でも払込期間や保険期間によって変わります。
保障期間を長くするほど保険料は上がり、払込回数を減らすほど月々の保険料は上がります。
たとえば、10年間の保険期間より終身の保険期間のほうが、保障される期間が長くなるため保険料は高くなります。
月払い保険料を抑えたい場合は、半年払いや1年払い、全期前納(一括払い)などを利用することもおすすめです。
特に、金利の良かった頃の保険は、保険料をまとめて払うことで月々保険料が割安となる場合があります。
定期医療保険の場合、保険に加入するときの年齢が若いほど月払い保険料は安くなりますが、支払総額は増えるため、一概に定期医療保険がおすすめとはいえません。
医療保険とは?医療費や給付金と保険期間ごとの種類について
ここまで、払込期間と保険期間の違いについてお伝えしましたが、そもそも医療保険とはどういうものなのでしょうか。
- 医療保険の医療費や給付金について紹介
- 医療保険の保険期間ごとの種類は2種類
医療保険で準備できる医療費や給付金について紹介
医療保険で準備できる医療費にはどういうものがあるのか、どのような給付金が受け取れるのかについてご紹介します。
医療保険の主契約には入院給付金と手術給付金がついており、通院やがん、三代疾病などの特約を付加することができるものがあります。
給付金額を大きくしたり、特約を追加すると保険料が上がることに注意が必要です。
入院給付金
医療保険の保険期間ごとの種類は2種類
先ほど、終身医療保険と定期医療保険の払込期間についてお伝えしましたが、終身医療保険と定期医療保険にはどのような違いがあるのでしょうか。
終身医療保険
医療保険を短期払いにするメリット・デメリット解説
ここまでは、医療保険の払込期間と保険期間、医療保険の内容、保険期間ごとの種類についてみてきました。
医療保険には短期払いと終身払いがあり、どちらが自分に合っているのか知ることが大切です。
終身医療保険の短期払いでは、5年や10年など期間で選べるものと、60歳や65歳など年齢で選べるものがあります。
また、終身医療保険は一生涯の保障の保障の準備をすることができるという特長があります。
では、医療保険を短期払いにするメリットとデメリットにはどういうものがあるのか、具体的に解説していきます。
医療保険を短期払いにするメリット
医療保険を短期払いにするメリットは、将来の保険料を抑えることができる点です。
終身医療保険の場合は、払込期間を10年や65歳などにしておくことで、年金生活になった時の家計の支出を減らすことができます。
働き盛りの収入があるうちに保険料を支払っておくことで、一生涯の保障を得ながら老後の負担を減らせるのは大きいですよね。
もし、終身医療保険に20代や30代などの若いうちに加入した場合は、65歳までの短期払いなどを選択してもいいでしょう。
20代や30代の場合は65歳まで30年以上あるため、毎月の支払額もそれほど高くならないと思われます。
医療保険を短期払いにするデメリット
医療保険を短期払いにするデメリットは、以下のようなことがあります。
- 月々の保険料が高くなる
- 保障を見直しにくい
- 総額の保険料が多くなるかもしれない
月々の保険料が高くなる
短期払いは短い間で保険料を支払うため、終身払いと比べると月々の保険料が高くなってしまいます。
保障を継続していくには保険料の支払いを続けなければいけません。急な病気やケガなど支出が増えた時に、高い保険料を支払わなければならないかもしれません。
支出が多い時期に短期払いを検討する場合には、支払い続けられるか考えることが大切です。
保障を見直しにくい
その時の最新の医療事情に応じて保障を見直していきたい方には、短期払いは向いていないといえます。
総額の保険料が多くなるかもしれない
医療保険を終身払いにするメリット・デメリット解説
医療保険を短期払いにするメリット・デメリットについてみてきましたが、終身払いにするメリット・デメリットについて把握しておくことも保険選びには重要です。
終身医療保険の終身払いは、亡くなるまで保険料を払い続けるというものです。
保険料を払い続けている間は保障が継続し、契約した時の保険料が一生涯続くので、家計管理がしやすいという特長があります。
では、短期払いと比較して終身払いには、どのようなメリット・デメリットがあるのか具体的に解説していきます。
医療保険を終身払いにするメリット
医療保険を終身払いにするメリットは以下の2つが挙げられます。
- 保険料が一生涯上がらない
- 「保険料払込免除特約」を付加できる
保険料が一生涯上がらない
終身払いを選択した場合、保険料は契約した時のまま一生涯上がらないというメリットがあります。
医療保険の短期払いは更新のたびに保険料が上がっていくので、としを重ねても保険料が変わらないことは終身払いだけの特徴でしょう。
保険料負担が少ないので、老後の生活など遠い将来を想像したときに、長期的な家計の管理がしやすいということも、終身払いの大きなメリットです。
「保険料払込免除特約」を付加できる
保険の種類によって、「三代疾病保険料払込免除特約」や「がん保険料払込免除特約」などいろいろなものがあります。
免除される条件はさまざまですが、がんの場合はがんと診断され、所定の治療を受けたときに払い込みが免除されます。
もし、終身払いの保険料支払い中に「三代疾病保険料払込免除特約」をつけていて、払い込みが免除されたら、少ない保険料でその後の保障を確保できるかもしれません。
あまり考えたくはないことですが、治療にお金がかかった場合に保険料の支払いをしなくて済むのは大きなメリットでしょう。
医療保険を終身払いにするデメリット
医療保険を終身払いにするデメリットは、一定の年齢を超えると、短期払いより払い込み保険料総額が高くなることです。
医療保険の終身払いは一生涯、保険料を払い続けていきます。
仮に、100歳まで生きた場合、入院保障や死亡保障などが欲しいと思えば、保険料を払い続けなければいけません。
短期払いより月々の保険料は安いですが、100歳以上など長生きすればするほど、保険料の総額は増えていきます。
また、終身払いの月々の保険料は安いといっても、一生涯続くものですので、定年後や長生きした場合に支払い続けられるかどうかを検討しておいた方がよさそうです。
短期払いがおすすめな人と終身払いがおすすめな人
先ほど、医療保険を短期払いにする場合と終身払いにする場合のメリット・デメリットについてご紹介しました。
それぞれのメリット・デメリットを理解したところで気になるのは、短期払いがおすすめな人と終身払いがおすすめな人についてですよね。
これまでをまとめると、短期払いは一定期間の保障が欲しくて年金生活より前に支払いを終えたい人におすすめといえそうです。
また、終身払いは月々の保険料を抑えながら一生涯の保障が欲しい人におすすめといえます。
ここでは短期払いがおすすめな人と終身払いがおすすめな人について、具体的にご紹介していきます。
短期払いがおすすめな人
医療保険の短期払いがおすすめな人の具体的な特徴はこちらです。
- 長生きをするつもりなので、終身払いより短期払いがお得だと思っている人
- 保険料を出来るだけ掛け捨てたくない人
- 働き盛り、もしくは貯金があり、高い保険料も払える人
- 保険に加入したら保険を見直すことはないと考えている人
既往歴がなく、遺伝性の病気になる可能性が低く、長生きをすると考えている方は総支払い保険料が安くなる短期払いがおすすめです。
また、終身医療保険の短期払いは貯蓄性のある商品もあり、保険料をできるだけ掛け捨てたくないという方にもおすすめでしょう。
今、現役で働いていて貯金もある場合は、5年払いや10年払いなどにして、お金に余裕のある時に高い保険料を払っておいてもいいですね。
そして、他に最新の医療保障などを準備しており、今後保険を見直すことはないと考えている人も、老後の生活設計ができるので短期払いがおすすめです。
終身払いがおすすめな人
医療保険の終身払いがおすすめな人の具体的な特徴はこちらです。
- 月々の保険料の負担を少しでも減らしたい人
- 長生きしないつもりなので、短期払いより終身払いの方が得だと思っている人
- 将来、保険を見直すかもしれないと考えている人
何より、支出が多く、保険料の負担を少しでも減らしたいと考えている方は終身払いにすることがおすすめです。
また、そこまで長生きをしないだろうと思っている方も、終身払いを選択した方がいいでしょう。
ただし、長生きした場合には、総支払い保険料が短期払いより高くなるということは覚えておいたほうが良いです。
定期的に保険を見直したい方は、終身払いにしておくことで、それまでの保険料を抑えられるので、最新の医療保障への見直しを検討しやすくなります。
しかし、見直しをする際、その時の年齢で保険料が計算されるため、見直し前より保険料が上がることに注意が必要です。
医療保険の決め方のポイント3つを紹介!
医療保険の短期払いと終身払いについてみてきましたが、払込期間と保険期間の両方を決めるのは難しいという方が多いと思います。
しかし、ここまでに解説してきたように、払込期間によって総支払保険料が変わってくるためとても重要です。
同じ保障内容でも、払込期間が違うだけで総支払保険料が100万円近く変わってしまうということもあります。
医療保険の払込期間の決め方について、
- 毎月の支払い保険料で決める
- 総支払保険料で決める
- ライフプランと合わせて決める
という3つのポイントをお伝えします。
払込期間を検討する際の参考にしてください。
①毎月の支払い保険料で決める
医療保険の払込期間を決めるときの1つ目のポイントは、毎月の支払い保険料で決めることです。
払込期間を延ばすことで、毎月の支払い保険料を抑えることができます。
なぜかというと、払込期間を長くすることで、毎月の保険料の負担割合を減らせるからです。
住宅ローンや教育費など出費が多いときに保険料が高いと、家計の負担になってしまいます。
毎月の保険料が家計を圧迫してしまっては意味がないので、家計の状況を見て払込期間を長くしたり、短くしましょう。
ちなみに家計の理想的な保険料の目安は、収入の5%から10%といわれています。
もちろん家計によって負担できる月々の保険料は違いますが、将来を見据えて毎月払っていける保険料に設定することが大切です。
②総支払保険料で決める
医療保険の払込期間を決めるときには、総支払保険料を考慮することが2つ目のポイントです。
同じ保障内容の終身医療保険に加入した場合でも、60歳で払いおえるのか終身で払うのかなど、払込期間によって総支払保険料は変わります。
総支払保険料を減らすには、払込期間を短くすることが有効です。
たとえば、終身払いは一生涯払い続けるので、長生きするほど総支払保険料が増えていき、60歳までなどの短期払いは総支払保険料は少なくなります。
定期医療保険の場合は、10年など決まった時に更新されるので、保険料はその度に上がり、総支払保険料は多くなります。
仮に、契約するときに数年分のまとまった保険料を支払えば、総支払保険料は少なくなります。
一括払いなどをする時には100万円以上必要になることもありますが、その後の収入を生活に回すことができるというメリットがあります。
長期的に見た時に総支払保険料が安くなるならその方がいいと思う方もみえると思うので、将来の生活設計と一緒に検討してみてください。
③ライフステージと合わせて決める
医療保険の払込期間はライフステージと合わせて決めることが3つ目のポイントです。
ライフステージとは人生で起こりうる、結婚や出産、マイホーム購入、老後の生活など人生の節目のことです。
子供の教育費など支出が多い時期、老後の生活が始まるときなどは保険料の支払いを抑えた方がいいと思われます。
たとえば、65歳で定年した後も一生払い続けなければいけない終身払いの医療保険は、年金生活の負担となってしまうかもしれません。
また、更新していく定期医療保険も、高齢になったときに保険料が上がり、年齢によっては更新できないというリスクもあります。
このような事態を避けるため、収入があるうちに終身保険に切り替えておく、一括払いをしておくなどの対策が必要です。
医療保険の払込期間を10年にするのはおすすめ?
医療保険の払込期間は、5年や10年などの期間、60歳や65歳などの年齢などいくつか種類があることをお伝えしました。
また、払込期間を長くすれば総支払保険料は増え、短くすれば総支払保険料は減るというお話もしてきました。
医療保険の払込期間は、短期払いでみると、10年が多いイメージがあり、払込期間10年の医療保険を提案された方も多いのではないでしょうか。
ここでは、払込期間を10年にした場合のメリットとデメリットをお伝えしていきます。
そして、最後に、貯蓄目的で加入すならば10年払いに設定するのがおすすめと結論をまとめました。
医療保険の払込期間を10年にするメリット
医療保険の払込期間を10年にするメリットは、お金が必要になる時期を避けて、払い込みを終わらせることができることです。
たとえば、50歳で終身保険に加入し、65歳の定年までに保険料の支払いを終えたい場合、払込期間を10年に設定しておくことで、老後の生活に間に合います。
10年は短期払いですので、終身払いと比べれば月々の保険料は高くなりますが、3年や5年の短期払いよりは月々の保険料を抑えられます。
払込期間を10年に設定するもう一つのメリットは、貯蓄性のある保険を準備することができることです。
貯蓄性のある終身保険の場合、解約をしたときに返戻金を受け取ることができるという特徴があります。
一般的に、短期払いの場合、保険料を全て支払った後に解約すると、総支払い保険料よりも多くの解約返戻金を受け取れる可能性が高くなります。
終身払いの場合は、解約した時の返戻金が総支払保険料を上回ることはほぼありません。
医療保険の払込期間を10年にするデメリット
医療保険の払込期間を10年にするデメリットは、保険の見直しがしにくいことです。
ここまでお伝えしてきたように、短期払いは支払い保険料額が大きくなるため、見直しを考えにくくなるというデメリットがあります。
また、見直し時に保険料の支払いを完了していた場合は、保障内容の変更ができず、新たな保険契約をしなければいけません。
また、短期払いの方が終身払いより保険料総額が安くなることをお話しましたが、100%短期払いの方が得とはいえません。
終身払いより短期払いの総支払い保険料を安くするには、払い込みを終えてから一定の年齢まで長生きしなければいけないからです。
【結論】貯蓄目的で加入するなら10年に設定するのがおすすめ!
以上でお話をしてきたように、貯蓄目的で保険に加入するなら払込期間を10年に設定するのがおすすめです。
貯蓄性のある保険の場合、解約しても返戻金が受け取れるからです。
ただし、全ての保険料の支払いが完了するまでは解約返戻金はごくわずかか、全くないこともあるので、解約は慎重に検討しましょう。
総支払い保険料を割安にするには長生きしなければいけませんが、健康でい続けられるかは分かりません。
病気などで出費が重なり、保険料が払えなくなったらどうすればいいのか、払込期間の変更についてお伝えしていきます。
払込期間は途中で変更することができるものもある!
医療保険に加入するときに、払込期間についてしっかり考えて加入しても、将来保険料を払えなくなることは起こりえます。
保険料を払えなくなった場合の対応策について理解しておけば、万が一の時にも解約せずに済むかもしれません。
一般的な医療保険は払込期間を途中で変更でき、保障額を減らしたり、保障期間を短縮して継続する方法があります。
ここでは
- 一括払いや年払いなどまとめて支払いができる
- 払済保険に変更する
- 延長保険に変更する
という方法についてご紹介します。
一括払いや年払いなどまとめて支払いができる
医療保険の保険料は毎月支払っていくイメージを持っている方も多いと思いますが、一時払い、半年払い、年払い、全期前納などまとめて支払うことができます。
一時払いは保険期間全ての保険料を契約時にまとめて支払う方法のことをいいます。
半年払いや年払い、全期前納はそれぞれの保険期間分の保険料を保険会社に預け、支払い日に保険料に充てられるようにする支払い方法です。
「一時払い」と「全期前納」は似ていますが、全期前納は一時払いと違い、途中で亡くなった場合などに、払い過ぎていた保険料を返還してくれます。
契約時に終身払いを選択していても、自由なタイミングでまとめて支払えるので、生活にゆとりを持てるのではないでしょうか。
余裕のある時に保険料をまとめて支払っておくことで、支払いができなかった場合でも先に払っていたから大丈夫と安心できそうです。
払済保険に変更する
契約時に保険料を支払えると思って契約しても、不測の事態が起こり支払いが難しくなることはあるでしょう。
保険料の支払いが困難な場合は、解約ではなく、払済保険に変更することもおすすめです。
払済保険とは、現在の保障金額を減らし、保障期間はそのまま保険料の負担を完了させる方法のことです。
払い込みを中止にするとき時点の解約返戻金を基に、同じ種類の保険か一時払い終身保険に切り替えます。
払済保険に変更できるのは解約返戻金のある貯蓄型の保険に限られますが、解約して保障をなくしてしまうより、有効に保障を継続することができます。
払済保険に変更した後も解約返戻金は増えていくので、将来解約を考えている人におすすめです。
延長保険に変更する
払済保険と似ているといわれるのが延長保険ですが、払済保険との違いもあります。
延長保険は、保険料の払い込みを中止した時点の解約返戻金を基に、保険期間が同一の保険に切り替える方法のことです。
保障期間を短くし、現在の保障金額はそのまま保険料を支払わずに保険を継続することができます。
延長保険は保障金額は変わらないものの、今までについていた特約が消滅するという特徴があります。
延長保険に変更できるのも解約返戻金のある貯蓄型の保険に限られますが、少しの期間でも保障を継続させたい人におすすめです。
まとめ:医療保険を選ぶときは保険期間や保険料払込期間に注意
ここまで医療保険の払込期間について解説してきましたが、医療保険選びの参考になったでしょうか。
短期払いにも終身払いにもメリット・デメリットがありましたが、老後の生活を考えるなら収入のあるうちに保険料の支払いを終えておくことが良さそうです。
さまざまな保険商品が増え、私たちの医療におけるニーズも多様化してきています。
現在のご自身の状況だけでなく将来のことも想像することで、自分に合った払込期間や保険期間を選ぶことができるのではないでしょうか。
同じ保障内容でも払込期間が変わるだけで、総額の保険料に大きな差が出てきますので保険は慎重に選びたいですよね。
しかし、保険商品の数は多く、払込期間の種類もたくさんあるので、その中から自分に合った保険を選ぶことは難しいです。。
保険は短くても10年、少なくても100万円ほどの保険料を払っていくので、保険のプロに相談できると迷わなくて済むでしょう。
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