肉腫はがん保険で保障される?骨肉腫で保険金はおりるの?

保険の種類にはいろいろありますが、がんに備える保険はがん保険が一般的ですよね?ではがん保険はどんな種類の保険でも保障してくれるのでしょうか?またがんの種類に肉腫というものがありますがそもそも肉腫ってなんでしょうか?今回は肉腫の基礎知識について解説します。

がん保険で備えることができる肉腫の種類とは?骨肉腫は保障される?

がんと聞くと、肺がんや大腸がんなど、臓器にできるがんを思い浮かべる方が多いと思います。


実際に、がん保険に加入する場合も、内臓にできるがんの治療費が心配で…という方がほとんどかと思います。


ゆえに、病院で「肉腫というがんです」という診断をされた方は、少し戸惑いがあるのではないでしょうか?

そこで、この記事では、

  • そもそも肉腫とはどういうがんなのか
  • 肉腫にはどのような例があるか
  • 肉腫ってがん保険の対象となる病気なの?
  • 例外的に対象外となる種類のがんってあるの?

といった読者の方の疑問にお応えさせていただきます。


アフラックなど大手の保険会社がどう対応しているのかも解説していきます。

ぜひ最後まで読んでみてください。

まずは、肉腫とその種類について解説します。

そもそも肉腫とは

人間の体はいろいろな細胞から成り立ってできており、がん細胞はどの部位にも発生する可能性はあります


肉腫は、全身の骨や軟部組織(脂肪、筋肉、神経など)から発生するがんの総称です。

日本語では肉腫、英語ではSarcoma(サルコーマ)と呼ばれます。


肉腫の腫瘍としての特徴は、その希少性(まれなこと)と多様性(多種多様なこと)にあります。


まれな腫瘍であるにも関わらず、肉腫は若年者から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんの全身のさまざまな部位・組織から生じるため、その症状や必要とされる治療、治療効果もさまざまです。

希少がんである肉腫の例

肉腫とはまれであると解説しましたがここでは次の肉腫を解説していきます。
  • 骨肉腫
  • 軟骨肉腫
  • ユーイング肉腫ファミリー腫瘍
  • 軟部肉腫
  • 子宮肉腫

軟骨肉腫

軟骨肉腫は30歳以上の中・高年に多く発症するがんです。

発生部位として、軟骨肉腫は大腿骨近位部(だいたいこつきんいぶ)や上腕骨(じょうわんこつ)近位部のほか、骨盤、肋骨などの体幹(胴体)でも生じます。

ユーイング肉腫ファミリー腫瘍

ユーイング肉腫は、小児や若年者の骨(まれに軟部組織)に発症するがんです。

小児に発症するがんとしては骨肉腫についで2番目に多いがんです。


なお最近の染色体分析や分子生物学の進歩によって、骨や骨以外のユーイング肉腫、未分化外胚葉腫瘍(PNET)、アスキン腫瘍(胸壁に原発するPNET)には共通の染色体異常があることが明らかになりました。


これらを同じ病気の仲間としてユーイング肉腫ファミリー腫瘍(ESFT)と呼ぶようになっています。

軟部肉腫

軟部肉腫とは軟部組織から発症するがんのことをいいます。

軟部組織とは肺や肝臓などの臓器と骨や皮膚を除いた、筋肉、腱(けん)、脂肪、血管、リンパ管、関節、神経をさします。


ほかにも軟部肉腫は手足、胴体、頭頚部(とうけいぶ)、おなかの中など体のいろいろな部位に発生します。

子宮肉腫

子宮体部に発生するがんのことを子宮肉腫といいますが、婦人科領域に発生するがんは非常にまれです。


特にまれなものとして子宮体部以外(膣や外陰、卵巣など)に発生するがんも存在します。

肉腫・骨肉腫は基本どのがん保険でも保障される

がんの種類としては主に次のものがあげられます。
  • 上皮がん
    胃がん、肺がんなど内臓にできるがん
  • 肉腫
    前述までにあげてきた骨や骨近辺の軟部組織にできるがん
  • 血液のがん
    白血病、悪性リンパ腫など
これらのがんはほとんどのがん保険で保障対象となっているため肉腫についても基本的にはどのがん保険でも保障対象となっています。


アフラックの公式ページでは、カポジ肉腫や骨肉腫、平滑筋肉腫などに言及してあり、どれも保障対象となっています。


ここまでで、「自分だけでがん保険を選ぶのは難しい」と感じられた方は、まずは保険のプロに相談するのがおすすめです。
 


どのがん保険がいいのか、自分にあったがん保険はどれかを納得できるまで無料で何度も相談できるので、大変おすすめです。


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ただし、上皮内新生物はがん保険の保障外となることがほとんど

がんには違いないのですが、上皮内新生物はがん保険の保障外となることがほとんどです。

理由としましては上皮内新生物はがんとしては初期状態であることがあげられます。


上皮内新生物はまだ上皮(粘膜層)内にとどまっていて基底膜以降の組織に浸潤(がんがまわりにひろがっていくこと)していないものをいいます。


この状態であれば治療を行えばほぼ完治すると一般的にいわれています。


ちなみに基底膜以降の組織に浸潤してしまうとリンパ液や血液にのってがん細胞が運ばれてしまう状態になってしまうため転移の可能性が出てきてしまいます。


この状態が悪性新生物といい一般的にがんといって思い浮かぶものになり、がん保険で備える状態になります。


上記から治療さえ行えば上皮内新生物は一般的にほぼ治るといわれているため保険会社ではがん保険の保障外としているところがほとんどとなっています。

まとめ:がん保険と肉腫



ここまでがん保険と肉腫について解説してきましたがいかがでしたか?


がん保険によってさまざまながんに備えることができます。


まとめとして上記までで

  • 内臓にできる上皮がんのほかに肉腫という骨や骨近辺の軟部組織にできるがんがある。
  • 希少ながんである肉腫とその種類
  • 上皮がんのほか、肉腫や血液のがんは基本的にはがん保険で保障される。
  • 上皮内新生物は、がん保険の対象外となることがほとんどである。
以上のことがわかりました。

がんはどんな年代でも誰でもなる可能性がある病気です。


治療にかかるお金も一般的に高額であるといわれています。


がん保険に加入することによってそれらの費用負担を抑えることができるかもしれません。


今までの解説で正しい知識を得て、がん保険検討の参考にしていただければ幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました。


参考:国立がん研究センター

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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