がんの闘病期間は平均どのくらい?治療期間や入院期間の平均日数について解説

がんの闘病期間はがんの種類、進行度、治療方法によって大きく異なります。治療期間は早期発見によりがんが進行する前であれば短く、がんが進行した後であれば長くなります。万が一のときは手術、放射線治療、抗がん剤治療などの治療をうまく活用しましょう。

 



▼この記事を読んで欲しい人 

  • がんの治療期間を知りたい方
  • 抗がん剤治療の治療方法と治療期間を知りたい方
  • 放射線治療の治療方法と治療期間を知りたい方

 ▼この記事を読んでわかること

  • がんの闘病期間・治療期間平均
  • がん治療の抗がん剤投薬の治療期間
  • がん治療の放射線治療の治療期間

内容をまとめると

  • がんの治療期間は2週間から2か月間と開きがある
  • がんの種類や進行度、治療法によって大きく異なる
  • がんの治療は長期化しやすいのできちんと備えることが大切
  • マネーキャリアなら保険やお金の悩みを無料でプロに相談できる

がんの闘病期間・治療期間平均はどのくらい?


以前はがんというと、不治の病というイメージもありましたが、近年では医学の進歩により必ずしもそういったことは無くなりました。


しかし、「闘病期間はどのていどかかるの?」、「どんな治療法があるの?」といったお悩みを持つ方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。


がんの闘病期間はがんの種類、進行度、治療法によって大きく異なります。そのため、一概にどの程度の期間かかるという見積もりを立てられないのが現状で、早期発見することができれば短く、がんが進行していれば長くなります。


今回は、

  • がんの闘病期間・治療期間平均
  • がん治療を抗がん剤投薬で行うときの治療期間
  • がん治療を放射線治療で行うときの治療期間とその闘病期間

について解説していきますので、どの程度の闘病期間でどの程度備えればよいのかという判断基準としていただければと思います。


この記事を最後まで読んでいただくことで、「がんに対する手術以外の治療法」や「がん治療の治療期間」などについてご理解いただけると思います。

がんの闘病期間・治療期間平均を紹介


がんの闘病期間はがんの種類、進行度、治療法によって大きく開きがあるので、一概に『治療までどの程度の期間がかかる』ということが言えないのが現状です。


どのがんにも言えることですが、がんの治療方針として大きく分けられるのが

  • 入院治療
  • 通院治療

の2つの治療法があることです。


入院治療は、手術前後や副反応の強い抗がん剤などで多く、病院に入院し、数日経過観察を行ったり、移動時の体調の急変によるリスクを抑えるためにとられることが多くあります。


通院治療は、放射線治療や副反応の少ない抗がん剤などで多く、病院に通院しながら治療を行い、通院以外は日常生活を送るように生活する治療方針です。


次に、それぞれどういった特徴があるのか細かくまとめてみました。

がんの平均入院期間

がんの平均入院日数や治療期間はがんの種類や治療方法によって大きく異なりますが、平均的な入院日数としては次の表の通りです。
がんの種類入院日数
胃がん26.8日
肝臓がん22.3日
肺がん、器官がん27.3日
大腸がん(結腸)18.9日
大腸がん(直腸)19.8日
乳がん15.6日
子宮がん17.1日
悪性リンパ腫34.8日
白血病52.1日


この統計調査結果からも、がんの種類によって入院日数が大きく異なる事がお分かりいただけるかと思います。


このデータから、乳がんならば約2週間ほどで退院ということになりますが、白血病の場合は2か月弱入院することがわかります。


白血病は他のがんとは異なり手術治療の対象とはならず、入院による抗がん剤治療がメインになるためと考えられます。

がんの平均通院期間

では次に、通院の場合にかかる治療期間はどの程度なのか、ということですが、がんの治療自体もそうなのですが、手術後の再発防止のために、退院後一定期間は通院しながら経過を観察、抗がん剤や放射線治療を継続する必要がある場合もあります。


そのため、がんの通院期間は、「進行がんか初期がんか」「疾病部位はどこか」「適応する治療方法は何か」など様々な要因で大きく異なるので一概に何日とは言えません。


結果として、1人1人の状態によって変わってくるということです。近年のがん治療は入院治療ではなく、通院治療が選択されることが多くなってきているので、場合によっては通院期間が数年というケースもあります。


その場合、費用的には、通院期間が長くなれば治療費だけでなく、交通費などの費用がかかることも考えられます。

がん治療は長期化しやすい


がんの種類や治療方法によって治療期間は異なりますが、初期の段階であれば短い治療期間で完治に至る可能性も高くなっています。


しかし、がんの進行具合によっては治療に時間がかかり入院や通院によって数年間の治療期間を要することは珍しくありません。


治療期間が気になる方の中にはいったいどの程度仕事を休めばよいのか、収入が無くなってしまうのかと心配な方もいらっしゃるのではないかと思います。


会社員の方限定にはなってしまいますが、4日以上休んでいる状態が続いた時に給与の3分の2が支払われる傷病手当金という制度があります。入院が4日目を超えた時には利用できるので制度を検討してみることも選択肢に入れられます。

また、月々に決められた医療費を超えた時に、超過分の医療費を払い戻してもらえる高額医療費制度というものもあるので選択肢に入れることができると思います。しかし、高額医療費制度は一度窓口で支払う必要があることには注意が必要です。

がん治療の抗がん剤投薬の治療期間を解説


がんの治療といえば、一昔前までは手術によって、腫瘍自体を取り除くことが主な方法とされていました。


しかし、近年では医療の発達によって、さまざまながんに対する対抗策が開発されています。その中でも、抗がん剤によるがん治療はがんの3大治療法といわれる治療方法の1つです。


抗がん剤治療は飲み薬や注射で投与された抗がん剤が血中を巡り、がん細胞に働きかける治療法です。がん細胞の増殖過程に働き、増殖過程を妨げ、がん細胞の死滅を促す目的で投与されます。

抗がん剤治療と考えられる副作用

抗がん剤治療は全身に効果をもたらす治療法です。手術や後述する放射線治療と併せて選択されることが多い治療方法です。


飲み薬や注射によって血中を巡り、がん細胞の増殖、成長を妨げて転移などを遅らせる効果があります。その代わり、健康な細胞にもダメージを与えてしまい、副作用が出てしまうことも抗がん剤治療の特徴の1つです。


乳がん前立腺がんなどのホルモン物質が関係するがんに対しては抗がん剤治療の1つであるホルモン療法によって治療が行われる場合もあります。


副作用として吐き気やアレルギー反応、脱毛などの症状が出ることがあります。がん治療患者のイメージとして、頭髪が抜けてしまうイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はがんの症状ではなく抗がん剤治療の副作用の1つです。

抗がん剤の投与は3~4週間をワンクールにして治療を行う

抗がん剤治療は抗がん剤を投与することで行われます。使用する抗がん剤の種類にもよって変わりますが、抗がん剤の投与スケジュールは抗がん剤投与による副作用のため、3~4週間をワンクールとして治療を行う方法が一般的です。


抗がん剤を投与後、休薬期間の後、抗がん剤の種類や量を変更し治療が進められていきます。抗がん剤の効果はがんの種類や患者の体質によっても変わってきてしまうので、さまざまな種類の薬を組み合わせて効果のある組み合わせを探していく形になります。


効果のあった抗がん剤であっても、耐性ができてしまい効果が薄くなるという特徴もあるため、再発などの時には同じ組み合わせが使えないケースもあります。

がん治療の放射線治療の治療期間とその闘病期間


がん治療の1つとして、放射線治療もがんの3大治療法の1つです。がんの根治を目指したり、症状緩和を目指す治療法で手術や抗がん剤治療と併せて選択されることもありますが、病巣が小さい場合や症状などによっては、放射線治療単独でも治癒させることが可能です。


放射線治療は、患部に放射線を照射し、細胞のDNAに損傷を与えてがん細胞を死滅させます。補助療法としてもさまざまな用途で使用されることが多く、術前照射、術後照射、術中照射などの手術と組み合わせて行われるものもあります。


放射線治療には放射線感受性といわれるものがあり、放射性感受性が高いがんであれば効果が高まり、放射性感受性が低いがんであれば治療効果も低くなるといわれています。

放射線治療の種類

がん治療に使用される放射線治療の種類としては電子線、陽子線、重粒子線、α線、β線、γ線などが用いられており、高エネルギーX線を発生させるリニアックが一般的です。


サイバーナイフといわれる患者の動きをモニターし、正確に照射することで、更に効率的に治療することが可能になった治療装置などの新しい開発研究が現在でも続けられています。


また、がん組織やその周囲組織に直接挿入する組織内照射や子宮がんなどのときに膣内にあらかじめ細い管を配置し、その管を通して放射線源を送り込む膣内照射といわれる内部放射方式での放射線治療も存在します。


放射線の副作用には、食欲不振や疲労感、照射された部位の皮膚に、皮膚の乾燥やかゆみなどが起こることがあります。通常は照射終了後2週間から1か月程度でほぼ治療前の状態に戻るようですが、汗腺や脂腺の回復に時間がかかるので、乾燥肌、汗をかきにくいなどの症状は長引く可能性もあります。

放射線治療の治療期間

放射線治療の治療期間は治療箇所や進行度によっても変わってきますので、放射線治療を用いて治療した場合の治療期間を明確に出すことはできません。


ですが、一般的には放射線治療自体は2週間から6週間かけて行うとされており、薬物治療に比べ、治療効果が現れるまでに少し時間が必要となっています。


主に放射線治療が使われるがんは

  • 食道がん
  • 乳がん
  • 脳腫瘍
  • 骨転移
  • 前立腺がん
とされており、放射線治療を行う用途としても
  • 根治的照射(完治を目的とする治療法)
  • 予防的照射(転移を防ぐための治療法)
  • 補助療法的照射(手術などと併用される治療法)
  • 緩和的照射(完治ではなくクオリティーオブライフを目的にした治療法)
など多くの用途に分かれています。


通常の外部照射では1日1回、月曜日から金曜日まで週5回の治療を行うことが多いようです。全部で6から8週間の治療を行うこともあれば、1回のみの場合もありますが全体的な放射線治療の回数は10回から40回程度といわれています。

まとめ:がんの治療期間について


ここまで、「がんの治療期間」「抗がん剤治療と治療期間」「放射線治療と治療期間」などについて解説してきましたが、いかがでしたか?


がん闘病期間が種類や進行度、治療方法によって大きく異なることがお分かりいただけたかと思います。とはいえ、がんの治療期間は再発のリスクなどを含めると長期間になりがちなので万が一に備えておくことが大切です。


現在では、日本人の2人に1人ががんにかかるといわれています。自分ががんにかかるかもしれないと考えたときに気になるのが現在行われている治療法やその治療期間、治療費用ではないでしょうか。


もちろん、がんにかからないに越したことはありませんが、万が一がんと診断を受けたときに慌てないように、保険などで基本的な備えは行っておきたいですね。


マネーキャリアなら無料で保険とお金の相談を行うことができます。がんに対する多くの不安があるなかで、治療費用の不安を減らしてみてはいかがでしょうか?

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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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