がんになったときはどのくらい治療期間が必要になってくるの?

がんの治療期間はがんの種類、進行度、治療方法によって大きく異なります。治療期間は早期発見によりがんが進行する前であれば短く、がんが進行した後であれば治療期間が長くなります。万が一のときは手術、放射線治療、抗がん剤治療などの治療をうまく活用しましょう。

がんの治療期間

ある程度の年齢になると気になってくるのが「がん」という病気ではないでしょうか?


特に、周りにがんと診断された人がいたり、治療のため入院をしているような人がいればなおさらです。


以前はがんといえば、不治の病というイメージでとらえられがちでしたが、医学の進歩した現代では、必ずしもそうではありません。


新規開発の薬剤をはじめ、さまざまな新しい治療方法も開発されてきています。


しかし、皆様の中には「がんになったらどんな治療があるのだろう?」「治療期間や入院期間はどれくらいになるのだろう?」と言った疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?


そこで、この記事では


  • がんの平均入院日数は統計的にどれくらい?
  • がんに対する抗がん剤治療ってどんなもの?
  • 薬物治療以外にはどんな治療があるの?

について解説していきます。


この記事を最後まで読んでいただくと、「がんに対する手術以外の治療法」や「がん治療に要する治療期間」等についてご理解いただけると思います。


ぜひ、最後までお付き合いください。

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がんの平均入院期間

がんといえば、一昔前までは「不治の病」といわれ、治療が難しい病気とされていました。

しかし、医療技術や化学などが発達した現代では、決して治らない病気ではなくなってきました。

とはいえ、他の疾患に比べると治療が難しい病気の一つであることは変わりなく、入院治療が必要な場合も多くあります。

がんの平均入院日数や治療期間はがんの種類や治療方法によって大きく異なりますが、平均的な入院日数としては次の通りです。


  • 胃がん      26.8日
  • 肝がん      22.3日
  • 肺がん、器官がん 27.3日
  • 大腸がん(結腸) 18.9日
  • 大腸がん(直腸) 19.8日
  • 乳がん      15.6日
  • 子宮がん     17.1日
  • 悪性リンパ種   34.8日
  • 白血病      52.1日
  厚生労働省 医療給付実態調査・患者調査(平成20年度)


この統計調査結果からも、がんの種類によって入院日数が大きく異なる事がお分かりいただけるかと思います。


このデータから、乳がんならば約2週間ほどで退院ということになりますが、白血病の場合は2か月弱入院することがわかります。


白血病は他のがんとは異なり手術治療の対象とはならず、入院による抗がん剤治療がメインなるためと考えられます。

がんの平均通院期間

がんの治療自体もそうですが、手術後の再発防止のためには、退院後一定期間は通院しながら経過を見たり、抗がん剤や放射線治療を継続する必要がある場合もあります。

がんの平均通院期間は、「初期がんか進行がんか」・「疾病部位がどこか」・「適応となる治療方法が何か」等によって大きく異なるため一概に何日とは言えません。

つまり、1人1人の状態によって変わってくるということです。

がんには入院ではなく通院による治療がメインになってきているものため、場合によっては数年という通院期間を要するケースもあります。


その場合、費用的には通院期間が長くなればなるほど治療費だけではなく、交通費などのお金がかかりことも考えられます。


ここまでで、「がん保険が必要かもしれない」と思われた方は、まずは保険のプロに相談するのがおすすめです。 


本当にがん保険が自分に必要なのか、必要ならどのがん保険がいいのかを納得できるまで無料で何度も相談できるので、大変おすすめです。 


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がん治療は長期化しやすい

がんは初期の段階であれば、短い治療期間で完治に至る可能性がも高くなってきています(がんの種類や部位・治療方法にもよります)。

しかし、がんの進行具合によっては治療に時間がかかり入院や通院によって数年間の治療期間を要することは珍しいことではありません


がんが長期化するということは、治療期間が長引くことにつながり、会社員であれば、仕事を休職することになるかもしれません。


会社員のような給与所得者であれば、傷病手当金等の制度がありますが、一般的には収入が減少することが考えられます。


また、自営業者の場合はこのような制度がなく、治療期間が長くなればなるほど、収入の面では大変厳しい状況にもなりかねません。


がんの治療費は決して安いものではなく、治療費の捻出が問題となる場合もあります。


公的医療保険には、高額療養費制度というものがあり、1か月あたり一定金額以上の医療費がかかった場合は、その分を国が補填してくれる制度もあります。


がんと診断された場合や、がんについてその治療期間・費用などが気になる場合は、こういった制度についても調べておくと安心です。

がん治療の抗がん剤投薬の治療期間

がんの治療といえば、一昔前までは手術によって、腫瘍自体を取り除くことが主な方法とされていました。


しかし、化学の発達により、さまざまな薬物の合成が可能となり、がんに対しても高い治療効果が期待でき、副作用も低い薬剤が開発されてきています。


また、こういった薬剤の進歩から、治療の第一選択が薬物治療となっているがんもあるようです。


ここからは、そういったがんに対する薬物治療の現状や、放射線治療など抗がん剤以外の治療およびその治療期間についても解説していきます。

抗がん剤治療と考えられる副作用

抗がん剤治療とは薬剤を使用し、がん細胞の増殖を防ぎ、成長を遅らせて、移転を防ぐ治療方法です。

抗がん剤は現在100種類以上あり、投与方法は主に、点滴などの注射と経口の2種類になります。


抗がん剤治療はがんを縮小させるために手術療法前に行われることもあれば、再発を予防するために手術療法後に行われる場合もあります。 


また、乳がんや前立腺がんなど、体の中で作られるホルモン物質がかかわっているがんに対しては、薬物療法の一つであるホルモン療法によって治療が行われる場合もあります。


抗がん剤の治療には強い副作用があるものもあり、参考までに、その主な副作用についてご紹介します(薬剤の種類や投薬量によって副作用の発現頻度や程度は違ってきます)。

抗がん剤に見られる主な副作用の例
  • 投与後 吐き気・嘔吐・アレルギー反応(発疹、かゆみ、血圧の低下など)・発熱など 
  • 投与後1週間以内 吐き気・嘔吐・下痢・食欲不振・全身倦怠感など 
  • 投与後1週間~2週間 下痢・食欲不振・胃もたれ・口内炎・貧血・白血球の減少・血小板の減少など 
  • 投与後2週間~4週間 脱毛・手足のしびれ・皮膚症状(皮膚の角化やしみ)・膀胱炎・爪の変形や変色・味覚障害など 
  • 4週間以降 感染症・肺炎(間質性肺炎)・腎機能障害など

全身に回る薬である抗がん剤は、がんの増殖を抑えると同時に「細胞分裂が活発な正常な細胞」にもダメージを与えてしまいます。 

たとえば、抗がん剤の副作用としてよく知られる脱毛は、細胞分裂が活発な頭皮の毛根細胞が抗がん剤の影響を受けるために起こる副作用です。

深刻な副作用を起こす可能性があるのは、、骨髄幹細胞に抗がん剤の影響が及んだ場合です。

白血球や血小板が減少し、出血が止まらなくなったり、免疫力が極端に落ちたりしてしまうこともあります。

抗がん剤の投与は3~4週間をワンクールにして治療を行う

抗がん剤治療については、3~4週間をワンクールとして行う方法が一般的なようです。

まず、抗がん剤投与を3~4週間をワンクール行い、投与の終了後は治療の成果や副作用についての結果を分析します。

この結果、治療効果が期待以下の場合は、抗がん剤の薬剤量や薬剤の種類を変更して治療が進められていきます。


また抗がん剤には劇的に効果のある薬であっても、耐性が出来てしまい効果が薄くなるという特徴があるものもあります。


その場合、効果がみられた抗がん剤であっても、その薬剤を治療期間中長期間にわたり使い続けることが難しいケースもあります。

抗がん剤以外の治療方法

抗がん剤以外の治療方法において代表的なものとして、放射線治療というものがあります


放射線治療はがん細胞のダメージに対する修復力の弱さや細胞が傷つけられることで死滅する特性を利用した治療法で、手術と併用されて使用されることが多い治療方法です。


しかし放射線治療は、その過程でがん細胞だけではなく、健康な細胞まで傷つけてしまうケースがあります。


ですので、放射線治療が、抗がん剤よりも副作用が少ないとは一概にはいうことはできません。


また放射線治療には放射線感受性というものがあり、放射線感受性が高いがんであれば効果がありますが放射線感受性が低いがんであれば、治療効果も低くなると思われます。

放射線治療の治療期間

それでは、放射線治療を選択した場合、治療期間はどれくらいになるのでしょうか?


一般的に、放射線治療自体は2週間から6週間程度の治療期間をかけて行うとされており、薬物治療に比べると治療効果が現れるまでに少し時間が必要となってくると考えられます。


ちなみに、放射線治療には大きく4つの治療があります。

  • 根治的照射(完治を目的とする治療法)
  • 予防的照射(転移を防ぐための治療法)
  • 補助療法的照射(手術などと併用される治療法)
  • 緩和的照射(完治ではなくクオリティーオブライフを目的にした治療法)


また、主に放射線治療が使われるガンは以下の通りです。

  • 食道がん
  • 乳がん
  • 脳腫瘍
  • 骨転移
  • 前立腺がん
放射線治療についても副作用の発現は少なからずあるようで、治療の期間中に出現するものや、治療期間終了後に現れるものまで様々です。 

半年から数年後のように治療終了後に起きる副作用もあるといわれており、治療期間中だけではなく放射線治療後も定期的に診察を受け経過をみることが大切です。


まとめ:がんの治療期間について

ここまで、「がんにおける薬物治療の現状」「薬物治療以外の治療方法や治療期間」等について解説してきましたが、いかがでしたか?


この記事のポイントは、


  • がん治療における平均入院日数はがんの種類や治療によって大きく違ってくる
  • がんに対する薬物治療は日々進歩している
  • 手術・薬物治療以外の選択肢としては、放射線治療がある


でした。


現在では、日本人の2人に1人ががんにかかるといわれています。


自分ががんにかかるかもしれないと考えたときに、気になるのが現在行われている治療方法や、その治療期間ではないでしょうか?


もちろん、がんにかからないに越したことはありませんが、万が一がんと診断を受けたとき慌てないように、基本的な情報はつかんでおきたいものですね。


保険ROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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