ステージ0の上皮内新生物はがん保険で保障されない可能性が高い

がん保険に加入さえしていれば、どんな症状でも給付金を受け取れると考えていませんか。保険のないようによっては0期と診断されたがんに対して支払いが行われない場合があります。0期で支払いが行われないがん保険について、詳しく知っておきましょう。

内容をまとめると

  • 上皮内新生物はがんとして保険会社にみなされないことが多いためがん保険の保障対象にはならないことが多い!
  • しかし、最近のがん保険は上皮内新生物も保障対象としていることもあるので保険商品の詳細を見る必要がある!
  • 上皮内新生物の保険加入では症状の正確な告知や保障内容に制限がないか注意すること
  • 上皮内新生物の保険加入の告知ポイントは現在の健康状態・検査結果・治療状況を伝えること
  • 上皮内新生物の保険加入でお悩みなら病気保険専門のマネーキャリアの保険相談を有効活用することがおすすめ【加入診断あり】

上皮内新生物とはステージ0のがん!


 
上皮内新生物とは『上皮がん』と呼ばれており、上皮内に留まっているがんの状態のことです。がんが上皮細胞内にとどまり、基底膜以降の細胞組織(筋肉種等)に浸潤していないものをいいます。初期の状態のがんであり、いわゆるステージ0のがんです。

早期にがんを発見した際、この0期のことが多く、癌の種類によっては上皮内で止まり浸潤ににくいケースがあります。 乳がんや肺がん膀胱がんなど転移しやすいものであっても、初期の場合は粘膜内にある上皮内新生物と診断を受けることがあります。

ちなみに、ステージ1のがんはどの程度になるかというとがんの腫瘍が少し広がってはいるものの、筋肉層の範囲にとどまりリンパ節に転移はしていない状態です。

がん保険では給付に際し、癌の状態に合わせて支給額を決まることが大半なため、がんと診断されたら今の自分の状態がどのステージにいるのかどうか医師から詳しく説明を聞きましょう。

上皮内新生物と悪性新生物の主な3つの違い

一体、上皮内新生物と悪性新生物の違いはなんだろうかと疑問に思う方もいると思います。3つの違いを下記で説明します。


  1. 上皮内新生物は転移の可能性が低い
  2. 上皮内新生物は手術すれば再発の可能性が低い
  3. 上皮内新生物は悪性新生物より治療費が安い

違い①:上皮内新生物は転移の可能性が低い

上皮内新生物は、がんの転移が考えにくく、手術等の治療を受けることで再発する可能性が少ない粘膜内のがんや0期の上皮内新生物のことです。それに対して、 悪性新生物は基底膜を超えて間質細胞などにも到達しているがんのことです。

 


悪性新生物は、上皮細胞や粘膜以外の他の細胞組織にも浸潤している状態のがんのことです。 悪性新生物と診断を受けた際、他の部位への転移が考えられます。 


リンパ液や血液により、がん細胞が体のいたるところに運ばれてしまう可能性がある状態になっているためです。 これを踏まえ、悪性新生物の方が、治療のための費用が多く必要となりがん保険では、0期のがんと別として考える場合が多くなっています。

違い②:上皮内新生物は手術すれば再発の可能性が低い

がんの進行状態の中でも、ステージ0期である上皮内新生物は手術し完全に癌を切除できれば転移・再発可能性はほぼなくなります。
早期に見つけることで、速やかな治療により今後の治療の経過も良好になる可能性があるでしょう。

また、男女ともに罹患数が多い「大腸がん」の上皮内新生物の段階で見つけることにより、治療時のお体への負担が少なくなります。

上皮内新生物のうちにがんの組織を採取・切除するためにも定期的にがん検診等を受診することをおすすめいたします。

違い③:上皮内新生物は悪性新生物より治療費が安い

上皮内新生物は手術のみで治療することが多いため、悪性新生物よりも一般的に治療費が安く済みます。


特別な治療等を依頼すれば別ですが、一般的に0期のがんは手術を受けたとしても3万円程、内視鏡で除去できるくらいだと更に安く済むことがあります。 


治療費が安い分、がん保険によっては給付金を支払わない保険もあリます。ご自身の保険料との兼ね合いもありますが、上皮内新生物も保障の対象としている保険の方が、確実に貰える安心があるでしょう。

上皮内新生物は女性特有のがんに多い

女性特有の癌(※)は上皮内新生物の時に見つかることが多いです。
※:乳がん、子宮頸がん、卵巣がんを指します

しかもこれらの癌の特徴としては、年齢が若くても普通のがんより罹患リスクが高いことです。そのため、30代~50代前半では、男性よりも女性のほうががんの罹患率が高いのです。

これを踏まえ、治療の一貫にもある抗がん剤やホルモン剤による治療は経済的な負担が大きくなるので保障が充実したがん保険に入っておいて万が一に備える方が良いでしょう。

※データより、乳がんや子宮頸がんは上皮内新生物の段階で発見されることが多いのです。

がん保険に加入するときに注意したい3つのポイント

がん保険に加入するときに注意したい下記3つのポイントをお伝えします。  


  1. ステージ0の上皮内新生物を保障対象外とするがん保険が多い
  2. 女性は上皮内新生物も保障されるがん保険に加入する
  3. ステージ0のがんでもがん保険加入時には告知義務がある

①:上皮内新生物を保障対象外とするがん保険が多い

がん保険には、上皮内新生物を癌と認めていない商品もあり断給付金(がんと診断されたらまとまってもらえるお金)の受け取りをめぐってトラブルに発展することもあります。


保険金の支払い条件として「悪性新生物」と「上皮内新生物」を区別し、それぞれ保障を分けているケースがあります。特に以前のがん保険では、上皮内新生物の場合、保障が少なかったり、支払い回数に制限があったりするタイプがほとんどでした。


現在は、どちらであっても区別なく、同等に保障するタイプも増えています。ですが、今でも全てのがん保険が等しく保障するというわけではありません。


 特に大きな違いは、がんと診断された時点で受け取れる「診断給付金」と、癌で手術を受けたときに受け取れる「手術給付金」です。

②:女性は上皮内新生物も保障されるがん保険に加入する

0期であっても癌なので、がん保険に加入して支払いが行われないと不満を持つことになります。 
トラブルの原因にもなるので、せっかく備えるためのがん保険なので、0期も十分に保障してくれるがん保険であれば安心もできるので選ぶようにしましょう。 

 がん保険も新商品が続々と出るので、一度加入したら安心せず定期的に見直しを行い、0期であったとしても手厚く保障が受けることのできるがん保険が出れば、加入しなおすことも検討するのが良いでしょう。

③:ステージ0のがんでもがん保険加入時には告知義務がある

生命保険の告知義務があるのかというと結論から言うと『YES』です。生命保険を契約する場合、生命保険会社からの質問に対して「告知書」と呼ばれる書面を提出することがほとんどとなります。

なぜ提出する必要があるのか?それは、生命保険は多数の人たちが保険料を出しあい相互に保障する仕組みになっているためです。

既に健康状態が芳しくない人や危険度の高い職業に就いている人が、健康状態の良好な人や特に危険ではない職業の人と同条件で生命保険に加入してしまうと、保険料負担の公平性が保つ事ができなくなってしまいます。そのため告知書の提出が必要なのです。

従って、契約前に健康状態や職業、既往歴などを告知することが義務づけられています。生命保険会社に告知書を提出するか、若しくは生命保険会社が指定した医師のみ告知を受領することができるのです。

どのがん保険に加入するか迷ったら保険のプロに相談しよう

この記事は、ステージ0の上皮内新生物はがん保険での保障について解説してきました。

いかがだったでしょうか。


がん保険や病気のことは後回しにしてしまう方もおおく、後に歳を重ねて後からしっかり対策しておけば良かったということはよく耳にします。


後から保険に入っておけばよかったとなれば本末転倒になってしまいます。


金銭的な不安だけでも最小限にできれば心の負担が軽くなります。

そのために事前にがん保険へ加入して準備しておくことがおすすめです。 


本当に必要なのか、もっと知りたい方は保険のプロに聞いてみると良いと思います。



マネーキャリアなら無料で相談できるため、この機会保険のプロの意見を取り入れてにがん保険の必要性をもう一度検討してはいかがでしょうか。

上皮内新生物の概要とがん保険加入時の注意点に関するまとめ

がん保険加入時の際は以下の3点に気をつけましょう。 

  • ステージ0の上皮内新生物を保障対象外とするがん保険が多い 
  • 女性は上皮内新生物も保障されるがん保険に加入する 
  • ステージ0のがんでもがん保険加入時には告知義務がある


がん保険も新商品が続々と出るので、一度加入したら安心せず定期的に見直しを行い、0期であったとしても手厚く保障が受けることのできるがん保険が出れば、加入しなおすことも検討するのが良いでしょう。 

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