クレジットカード会社が取り扱うがん保険とは?JCBのがん保険はお得なの?

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。

クレジットカードの請求明細やDMの中に、時々入っている保険商品の広告…。がん保険や医療保険、損害保険など様々ありますが、どうしてクレジットカード会社から保険の案内が来るのでしょう?ここではその謎と、通常のがん保険よりお得なのかどうか?解説いたします。




▼この記事を読んでほしい人

  • クレジットカード会社が取り扱うがん保険のメリット・デメリットについて知りたい方
  • JCBのがん保険はお得なのか知りたい方
  • クレジットカード会社が取り扱うがん保険に加入するべきか知りたい方

内容をまとめると

  • クレジットカードにつけるがん保険にはクレジットカード会社だけでなく顧客、生命保険会社にもメリットがある
  • 会員限定で入院保険に加入可能な主なクレジットカードはJCBカード、オリコカード・ザ・ポイント、イオンカードセレクト、ライフカード
  • 保険料無料には期限がある
  • クレジットカードに加入するだけで海外旅行保険が付帯されているものがある
  • 保険料の支払いをクレジットカード払いにするとポイントが貯まる
  • クレジットカード会社が取り扱うがん保険があなたにとっておすすめか知りたい方はマネーキャリアのFP相談がおすすめ!
  • マネーキャリアなら何度でも無料でプロに相談可能!

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

クレジットカードにつけるがん保険とは?




クレジットカードに加入している方は、定期的にポイントやお買い得情報のお知らせなどがDMなどで届くかと思います。


その中に、保険のお知らせを見たことはありませんか?


クレジットカード会社なのに、なぜ保険を販売しているのか少し不思議ですよね。


実は、カード会社と保険会社、そして顧客である私達にそれぞれメリットがあるためというのが、その理由です。


ただ、お得だからといってもデメリットもあるので、加入する際には自分の家計を踏まえた上で、判断することが重要となってきます。


後述では、メリット面とデメリット面に触れながら詳しくご紹介します。

クレジットカードにつけるがん保険の評判を紹介

クレジットカード会社は数社あり、それぞれがん保険を販売しています。


基本的には、加入しているクレジットカード会社のがん保険のお知らせを見て、問い合わせるといった流れになるかと思います。


しかし、加入しているがん保険よりも、クレジットカード会社が販売しているがん保険の方がメリットがあると知ることで、保険加入ありきでクレジットカードを作る人もいます。


後者になる場合でも、一般的な保険選びのように比較・検討は必要です。


今回の記事では、各カード会社の保険についても詳しく解説いたします。

がん保険料が無料で提供できる理由を解説

クレジットカード会社が販売しているがん保険の最大のメリットは保険料が無料という点です。


保険料が無料で、いざという時は給付されると聞けば、誰でも加入したくなります。


もちろん、これには理由があり、顧客側である私達も気をつけなければならないポイントもあります。


具体的な内容については、後述にはなるのですが、保障内容などといった面でも注意が必要です。


現在加入しているがん保険からの乗り換えであったり、新規でがん保険に加入したいと考えている人で、保険について詳しくない方はプロに相談するのがオススメです。


実際にプロの意見を取り入れることで、乗り換えるべきなのか、新規でがん保険に加入するべきなのかきちんと理解することができます。


プロに相談するうえでおすすめなのが、マネーキャリアになります。


マネーキャリアなら、信頼できる保険のプロが多数在籍しており、何度でも無料で相談可能です。無理に営業などはせずに、顧客のメリットを考えた上で、アドバイスを行ってくれます。


不安な方はぜひ利用の検討をしてみてください。

クレジットカード会社ががん保険を売るメリット




本来の目的ではないような気もする、クレジットジットカード会社の保険販売。

ですが、クレジットジットカード会社だけでなく、顧客側にも保険会社にもメリットがあり、そこにはしっかりとした理由があるんです。

そこで、ここからは

  • クレジット会社側のメリット
  • 保険会社側のメリット
  • 顧客側のメリット

といった、3者間のメリットについて、詳しくご紹介いたします。

クレジット会社のメリット

まず、クレジットカード会社のメリットとして、以下の2つの点が挙げられます。


  1. クレジットカードの解約を防ぐため、保険サービスをつけている
  2. 月々払う保険料をクレジット払いにしてもらうこと手数料収入を得れる 

このメリットの中で、注目するのは手数料収入という点です。
 
毎月の保険料を銀行口座から引き落とし、とされている方が大半ですが、この支払いをクレジット払いにすることで、保険会社からクレジットカード会社は手数料を受け取ることができます。

クレジットカードは支払い額に応じてポイントも付与されることもあり、顧客側にもメリットがあります。

この支払い方法をクレジットにさえできれば、しばらくはクレジットの解約の可能性が低くなるので、クレジットカード会社としては固定客がつくことになります。

つまり、クレジットカード会社は解約防止も手数料収入の面でのメリットが、大きいのです。

保険会社のメリット

次に、保険会社のメリットとして、以下の2つの点が挙げられます。


  1. 顧客情報の獲得 
  2. カードのグレードにより、加入者の収入が把握できる

クレジットカードには、収入に応じて加入できるクレジットカードがあります。

年会費などがかかるものの、グレードが低いカードと比べ、ポイントの付与やサービス面で待遇されています。

基本クレジットカードは、年会費が無料であったり、一度でも支払いをすると年会費無料。

といったものが多く、大半の方はこちらのクレジットカードを利用しています。

これを踏まえて、保険会社は加入者の顧客情報や収入を把握することで、別の保険商品の案内であったり、グレードの高い保険の営業をかけることができます。

イチから営業をかけ、顧客の情報を得るよりも効率の良い方法です。

保険会社はクレジットカードの手数料を支払ってでも、顧客の情報の方がメリットがあるということなんです。

顧客側のメリット

最後に、顧客側のメリットとして、以下の2つの点が挙げられます。


  1. 無料で、がんでの入院・治療の保険がつく
  2. 自動的にがん保険などの情報が手に入る

商品によっては、がん保険の保険料を支払うことなく、保険内容がしっかり適用されるものがあります。

無料で、何かあった時に給付されるとなったら、顧客側にはお得です。

この保険料無料で、加入できるのものをフリー・ケア・プログラムといい、詳しくは後述しますが、無料なのも一定期間なので注意が必要です。

情報に関しては、パンフレットやお知らせなどがDMなどで定期的に届き、がん保険の情報をアップグレードすることが可能となっています。

会員限定で入院保険に加入可能なクレジットカード4選




クレジットカードに加入している方の中で、自分のカード会社は保険の取扱いがあるのか気になる方もいるかと思います。


有名なクレジットカード会社である


  • JCBカード
  • オリコカード・ザ・ポイント
  • イオンカードセレクト
  • ライフカード

といった4社がどのような入院保険を販売しているのか、クレジットカード会社別に保険の内容について詳しくご紹介します。

JCBカード

JCBカードには9種類の保険に加入できるJCBトッピング保険というものがあります。


9種類の保険は以下のとおりです。


  1. 疾病入院プラン
  2. 弁護士費用サポートプラン 
  3. 自転車プラン(もっと安心) 
  4. 自転車プラン(安心)
  5. 転車プラン(基本) 
  6. 日常生活賠償プラン 
  7. ケガプラン     
  8. ゴルフプラン 
  9. シニアのケガプラン

9番目のシニアのケガプランは満75歳~満84歳までの方しか加入できませんが、その他の8種類の年齢制限は満20歳~満74歳となっています。

今回はこの中にある、疾病入院プランについて詳しくご紹介していきます。

まず特徴として

  1. 保険料がリーズナブル
  2. 入院・手術の費用を保障
  3. 入院1日目から給付可能

となっており、月額の保険料は54歳未満の方は1,000円を下回る安さとなっているんです。

以下は保障金額の一覧です。

保障内容保障金額
疾病入院保険金1日3,000円
疾病手術保険金(入院中)3万円
疾病手術保険金(外来)1万5,000円

30歳の方であれば、保険料は440円と格安な料金となっています。

オリコカード・ザ・ポイント

オリコカードには、医療保険とがん保険の2種類が販売されており、保険会社顔負けのサポート体制となっています。


がん保険の特徴として


  1. がん診断一時金を支給
  2. 無制限で受け取れるので、治療長期化や再入院の心配がない
  3. 高額な放射線治療も対応

となっており、プランも保険料の異なる5種類のプランから選ぶことが可能です。

以下はバリュープランに30歳の方が加入した際の、保障金額です。

保障内容保障金額
がん診断一時金100万円
がん入院保険金1日10,000円
がん手術保険金1回につき10万円
※入院してない場合は5万円
がん放射線治療1回につき10万円

こちらの内容で、月額の保険料は390円となっています。

続いて、医療保険の特徴としては

  1. 病気やケガの入院を1日目から保障
  2. 短期でおこなえる日帰り手術にも対応
  3. がん保険と同じく放射線治療費も保障

となっています。

プランはプラチナ・ゴールド・シルバーと月々の保険料の異なる3つで、以下は30歳の方がゴールドプランに加入した場合の保障内容です。

保障内容保障金額
傷害・疾病入院保険金1日5,000円
傷害・疾病手術
保険金
1回につき5万円
※入院中以外は2万5,000円
疾病放射線治療
保険金
1回につき5万円

月額の保険料は初年度に関しては980円ですが、2年目以降は1,180円となっています。

イオンカードセレクト

イオンカードには会員専用の保険が6種類あり、どのプランも月額500円以下の保険料で加入することが可能。


プランの詳細は以下の通りとなっています。


  • 自転車プラン
  • 日常生活賠償
  • ケガプラン
  • 携行品プラン
  • ゴルファープラン
  • キャンセル費用バックアッププラン

残念ながら、病気に対応している保険はラインナップされておらず、一般の保険では見かけないような内容も、見受けられる印象。

日常生活賠償や自転車プランなどは自分が、加害者になったときの賠償責任を保障するもので、自転車に乗るお子さんがいる家庭には、必要とすることも増えてきているようです。

上記で紹介したケガプランは、自分を守るタイプの保険の代表格となっていますので、詳細をご紹介していきます。

ケガプランは月々の保険料が430円・700円・1,140円の3種類となっており、それぞれ保障される金額が異なる内容です。

以下は、月額430円のプランでの保障金額となっています。

保障内容保障金額
死亡・後遺障害保険金額100万円
入院保険金日額1日1,000円
通院保険金日額1回につき500円

一般的な保険商品と比べると、月額の保険料が割安なため、保障されている金額も抑えられている印象です。

ちなみに、どのプランを選択しても死亡・後遺障害保険金額は100万円となっています。

ライフカード

ライフカードには、会員専用の医療保険はないのですが、保険窓口のように他社の保険を扱っています。


その種類は豊富で


  • がん保険
  • 医療保険
  • 生命保険
  • 自動車・バイク保険
  • 海外旅行保険
  • ゴルフ保険
  • 自転車保険
  • 旅行・レジャー保険
  • ペット保険

といったラインナップです。

がん保険のフリーケアプログラムとは?



フリー・ケア・プログラムとは、チューリッヒ保険会社が提供している保険プログラムの名前です。


このフリー・ケアプログラムというのは、個人間で直接販売する保険商品とは少し違い、クレジットカードカード会社と提携し販売をおこなっています。


提携をすることにより、クレジットカード会社からの情報を得ることができるため、それを元に、保険商品のお知らせなどをDMで送ることができるのです。


フリー・ケアプログラムにあたる保険は、顧客は保険料が無料となっています。


しかし、保険料が無ければ保険会社は成り立ちませんよね。


なので提携先のクレジットカード会社から、保険料を徴収することにより、顧客側の負担はゼロといった仕組みになっています。


ここまでの内容をみると、保険の契約相手はクレジットカード会社なのか?


と疑問が浮かびそうですが、保険の契約は顧客とチューリッヒ保険会社と結ぶことになるため、あくまでクレジットカード会社は仲介役となります。


問い合わせについても、チューリッヒ保険会社との間で交わすことになりますので、クレジットカード会社への問い合わせは必要ありません。

クレジットカード会社が取り扱うがん保険のデメリットやからくり3選

クレジットカード会社からのがん保険だけでなくとも、他社の保険商品でも、良いところは目立っていても、デメリットは分からないことがあります。


色々とメリットもご紹介しましたが、ここからは


  • 保険料が無料には落とし穴がある
  • 保障内容と範囲
  • 高額な保険へのオススメ

といった3点のデメリットについて、ご紹介します。

ただ、全てのクレジットカード会社のがん保険が当てはまる訳ではありませんので、加入する際に確認する場所として参考にしてください。

クレカ会社のがん保険のデメリット①:保険料が無料なのは最初だけ

保険料が無料!

という見出しだけで加入するのには注意が必要です。

クレジットカード会社のがん保険にある、保険料が無料という部分には期間が設けられています。

期間は保険商品によって異なりますが、大体1年から3年と短期間です。

保険料が無料期間が終了した時に更新することも、解約することも可能ですが、その際に気をつけないといけないことが2つあります。

それが

  • 無料期間終了後は保険料がかかる
  • 無料期間中にがんになった時、別商品に加入しにくくなる。

保険料に関しては、無料期間終了しているわけなので致し方ないのですが、もしも期間中にがんになった場合が問題です。

一般的に販売されているがん保険は、過去にがんになったことがあると、加入が難しくなり、加入できても保険料が高いものや給付される金額が安くなるおそれがあります。

無料なのはありがたいですが、将来の病気のリスクも考えながら慎重に考えることが重要です。

クレカ会社のがん保険のデメリット②:補償範囲・補償内容

クレジットカードカード会社のがん保険の保障内容をよく見てみると、保障内容や範囲のところで、不必要な部分もあるんです。


この保険に切り替える際に、保険料が無料であるという文言に引き寄せられる方も多いのですが、入院期間が5日間を超えないと支払われない。


といったような、よくみると他の保険商品と比べて、給付される条件が狭いものもあります。


通院の治療が多くなっているがんは、入院よりも通院に手厚い保障があるものが、今は良いことが、多いので最新の医療を踏まえた上で保険選びをすることが大切です。

クレカ会社のがん保険のデメリット③:高額な保険を紹介することも

クレジットカードカードを作る際には、住所や名前だけでなく年収が必要です。


つまり、クレジットカード会社は、加入した全ての年収を予め把握していることになります。 


そのため、このくらいの年収ならば高額な保険でも加入してくれるのではないか?


との考えで、高額な保険の案内や営業をされる場合があります。


もちろん、強引に加入を勧める可能性は低いですが、良い気分になる人は少ないのではないでしょうか。


高額でも、内容を加味して満足行く内容であれば問題ないですが、保障内容がそこまで必要ないのであれば、その保険はコストのかかるものとなってしまいます。


その保険が本当に必要なのかどうかは、家計から考えて相談にのるファイナンシャル・プランナーといった、保険のプロへの相談がオススメです。


無料の窓口やマネーキャリアといった、ネットで完結できる無料相談もありますので、ぜひ利用を検討してみてください。

クレジットカードの保険の活用法を紹介


ここまでデメリットばかりご紹介したことで、メリットがないと思ってしまいそうですが、付帯されている保険などを利用することにより、お得に使える点もあるんです。


クレジットカード会社の保険の活用法として挙げられるのは


  • 海外旅行によく行く人には海外旅行保険が付帯されているものがお得
  • 保険料の支払いをクレジットカード払いにするとポイントが貯まる 

といった2つ。

クレジットカード加入時に、ポイント率や付帯保険などは意外と知らなかった。

という人も少なくありません。

以下からは上記のポイントについて、詳しくご紹介いたします。

海外旅行保険がついているクレジットカードを併用する

クレジットカードに加入するだけで保険がついてくる。

こんな夢のような話があるのでしょうか?

実はクレジットカードの種類により、海外旅行保険が付帯されているものがあります。

毎月の保険料はかからないため、あえて一般的に販売されている海外旅行保険に加入する必要はありません。

なぜこのようなサービスがあるかというと、海外での支払いにクレジットカードを有効活用してもらいたいからです。

海外で現金を持ち歩き盗まれた場合、旅行が楽しめないどころか、食べるものさえも困ってしまいます。

クレジットカードであれば、海外関係なく使えて、例え盗まれてもクレジットカードの利用を停止することが可能です。

また海外では保険適用がない国があり、治療費が全額負担になると大問題です。

海外旅行をされる方は、お得に利用できるので、クレジットカード加入の際にはチェックしましょう。

保険料の支払いをクレジットカード払いにするとポイントが貯まる

クレジットカードには、支払額に応じてポイントが貯まるものがあります。


ポイントは商品券や支払いに使うことができ、口座引き落としよりも、お得になるんです。


クレジットカード払いはなんだか怖い…


という方には、引き落としたい口座とクレジットカードの引き落としを同じにしておくと、心配は無くなります。


これは、保険の引き落としだけでなく、固定費の支払いにも応用ができます。  


口座引き落としだと、引き落とし日がバラバラで管理も大変。


そう思っている方であればなおさらです。


クレジットカード払いならば、日付を全て統一することができ、ポイントも貯まる。


楽天カードなど、ポイントが1円として使えるところもありますので、ポイント重視の際にはいくらで何ポイントつくのかを把握しておきましょう。

まとめ:クレジットカード会社のがん保険は慎重に検討

いかがでしたでしょうか。


今回はクレジットカード会社からお知らせの届くがん保険についてご紹介しました。


ポイントとしては


  • フリー・ケア・プログラムはチューリッヒ保険会社が提供している
  • 保険料無料の期間は期限がある
  • クレジットカードによって海外旅行保険の付帯がある

デメリットも多いため、保険料無料であっても将来的な計画を立てて、慎重に検討してください。

保険は将来的につける安全策のため、長期的な目が必要といえます。

将来的な家庭のことを考えながら保険選びをするなら、プロに相談するのがオススメです。

保険のプロであるファイナンシャル・プランナーであれば、将来を見据えた計画作成もお願いできてしまいます

無料の保険窓口やマネーキャリアのように、無料で在宅相談できるサービスもありますので、ぜひ利用してみてください。

ほけんROOMでは、この他にも保険の記事が掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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