更新日:2024/08/07
クレジットカード会社が取り扱うがん保険とは?JCBのがん保険はお得なの?
クレジットカードの請求明細やDMの中に、時々入っている保険商品の広告…。がん保険や医療保険、損害保険など様々ありますが、どうしてクレジットカード会社から保険の案内が来るのでしょう?ここではその謎と、通常のがん保険よりお得なのかどうか?解説いたします。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- クレジットカードにつけるがん保険とは?
- クレジットカードにつけるがん保険の評判を紹介
- がん保険料が無料で提供できる理由を解説
- クレジットカード会社ががん保険を売るメリット
- クレジット会社のメリット
- 保険会社のメリット
- 顧客側のメリット
- 会員限定で入院保険に加入可能なクレジットカード4選
- JCBカード
- オリコカード・ザ・ポイント
- イオンカードセレクト
- ライフカード
- がん保険のフリーケアプログラムとは?
- クレジットカード会社が取り扱うがん保険のデメリットやからくり3選
- クレカ会社のがん保険のデメリット①:保険料が無料なのは最初だけ
- クレカ会社のがん保険のデメリット②:補償範囲・補償内容
- クレカ会社のがん保険のデメリット③:高額な保険を紹介することも
- クレジットカードの保険の活用法を紹介
- 海外旅行保険がついているクレジットカードを併用する
- 保険料の支払いをクレジットカード払いにするとポイントが貯まる
- まとめ:クレジットカード会社のがん保険は慎重に検討
目次
クレジットカードにつけるがん保険とは?
クレジットカードに加入している方は、定期的にポイントやお買い得情報のお知らせなどがDMなどで届くかと思います。
その中に、保険のお知らせを見たことはありませんか?
クレジットカード会社なのに、なぜ保険を販売しているのか少し不思議ですよね。
実は、カード会社と保険会社、そして顧客である私達にそれぞれメリットがあるためというのが、その理由です。
ただ、お得だからといってもデメリットもあるので、加入する際には自分の家計を踏まえた上で、判断することが重要となってきます。
後述では、メリット面とデメリット面に触れながら詳しくご紹介します。
クレジットカードにつけるがん保険の評判を紹介
クレジットカード会社は数社あり、それぞれがん保険を販売しています。
基本的には、加入しているクレジットカード会社のがん保険のお知らせを見て、問い合わせるといった流れになるかと思います。
しかし、加入しているがん保険よりも、クレジットカード会社が販売しているがん保険の方がメリットがあると知ることで、保険加入ありきでクレジットカードを作る人もいます。
後者になる場合でも、一般的な保険選びのように比較・検討は必要です。
今回の記事では、各カード会社の保険についても詳しく解説いたします。
がん保険料が無料で提供できる理由を解説
クレジットカード会社が販売しているがん保険の最大のメリットは保険料が無料という点です。
保険料が無料で、いざという時は給付されると聞けば、誰でも加入したくなります。
もちろん、これには理由があり、顧客側である私達も気をつけなければならないポイントもあります。
具体的な内容については、後述にはなるのですが、保障内容などといった面でも注意が必要です。
現在加入しているがん保険からの乗り換えであったり、新規でがん保険に加入したいと考えている人で、保険について詳しくない方はプロに相談するのがオススメです。
実際にプロの意見を取り入れることで、乗り換えるべきなのか、新規でがん保険に加入するべきなのかきちんと理解することができます。
プロに相談するうえでおすすめなのが、マネーキャリアになります。
マネーキャリアなら、信頼できる保険のプロが多数在籍しており、何度でも無料で相談可能です。無理に営業などはせずに、顧客のメリットを考えた上で、アドバイスを行ってくれます。
不安な方はぜひ利用の検討をしてみてください。
クレジットカード会社ががん保険を売るメリット
- クレジット会社側のメリット
- 保険会社側のメリット
- 顧客側のメリット
クレジット会社のメリット
- クレジットカードの解約を防ぐため、保険サービスをつけている
- 月々払う保険料をクレジット払いにしてもらうこと手数料収入を得れる
保険会社のメリット
- 顧客情報の獲得
- カードのグレードにより、加入者の収入が把握できる
顧客側のメリット
- 無料で、がんでの入院・治療の保険がつく
- 自動的にがん保険などの情報が手に入る
会員限定で入院保険に加入可能なクレジットカード4選
クレジットカードに加入している方の中で、自分のカード会社は保険の取扱いがあるのか気になる方もいるかと思います。
有名なクレジットカード会社である
- JCBカード
- オリコカード・ザ・ポイント
- イオンカードセレクト
- ライフカード
JCBカード
JCBカードには9種類の保険に加入できるJCBトッピング保険というものがあります。
9種類の保険は以下のとおりです。
- 疾病入院プラン
- 弁護士費用サポートプラン
- 自転車プラン(もっと安心)
- 自転車プラン(安心)
- 転車プラン(基本)
- 日常生活賠償プラン
- ケガプラン
- ゴルフプラン
- シニアのケガプラン
- 保険料がリーズナブル
- 入院・手術の費用を保障
- 入院1日目から給付可能
保障内容 | 保障金額 |
---|---|
疾病入院保険金 | 1日3,000円 |
疾病手術保険金(入院中) | 3万円 |
疾病手術保険金(外来) | 1万5,000円 |
オリコカード・ザ・ポイント
オリコカードには、医療保険とがん保険の2種類が販売されており、保険会社顔負けのサポート体制となっています。
がん保険の特徴として
- がん診断一時金を支給
- 無制限で受け取れるので、治療長期化や再入院の心配がない
- 高額な放射線治療も対応
保障内容 | 保障金額 |
---|---|
がん診断一時金 | 100万円 |
がん入院保険金 | 1日10,000円 |
がん手術保険金 | 1回につき10万円 ※入院してない場合は5万円 |
がん放射線治療 | 1回につき10万円 |
- 病気やケガの入院を1日目から保障
- 短期でおこなえる日帰り手術にも対応
- がん保険と同じく放射線治療費も保障
保障内容 | 保障金額 |
---|---|
傷害・疾病入院保険金 | 1日5,000円 |
傷害・疾病手術 保険金 | 1回につき5万円 ※入院中以外は2万5,000円 |
疾病放射線治療 保険金 | 1回につき5万円 |
イオンカードセレクト
イオンカードには会員専用の保険が6種類あり、どのプランも月額500円以下の保険料で加入することが可能。
プランの詳細は以下の通りとなっています。
- 自転車プラン
- 日常生活賠償
- ケガプラン
- 携行品プラン
- ゴルファープラン
- キャンセル費用バックアッププラン
保障内容 | 保障金額 |
---|---|
死亡・後遺障害保険金額 | 100万円 |
入院保険金日額 | 1日1,000円 |
通院保険金日額 | 1回につき500円 |
ライフカード
ライフカードには、会員専用の医療保険はないのですが、保険窓口のように他社の保険を扱っています。
その種類は豊富で
- がん保険
- 医療保険
- 生命保険
- 自動車・バイク保険
- 海外旅行保険
- ゴルフ保険
- 自転車保険
- 旅行・レジャー保険
- ペット保険
がん保険のフリーケアプログラムとは?
フリー・ケア・プログラムとは、チューリッヒ保険会社が提供している保険プログラムの名前です。
このフリー・ケアプログラムというのは、個人間で直接販売する保険商品とは少し違い、クレジットカードカード会社と提携し販売をおこなっています。
提携をすることにより、クレジットカード会社からの情報を得ることができるため、それを元に、保険商品のお知らせなどをDMで送ることができるのです。
フリー・ケアプログラムにあたる保険は、顧客は保険料が無料となっています。
しかし、保険料が無ければ保険会社は成り立ちませんよね。
なので提携先のクレジットカード会社から、保険料を徴収することにより、顧客側の負担はゼロといった仕組みになっています。
ここまでの内容をみると、保険の契約相手はクレジットカード会社なのか?
と疑問が浮かびそうですが、保険の契約は顧客とチューリッヒ保険会社と結ぶことになるため、あくまでクレジットカード会社は仲介役となります。
問い合わせについても、チューリッヒ保険会社との間で交わすことになりますので、クレジットカード会社への問い合わせは必要ありません。
クレジットカード会社が取り扱うがん保険のデメリットやからくり3選
クレジットカード会社からのがん保険だけでなくとも、他社の保険商品でも、良いところは目立っていても、デメリットは分からないことがあります。
色々とメリットもご紹介しましたが、ここからは
- 保険料が無料には落とし穴がある
- 保障内容と範囲
- 高額な保険へのオススメ
クレカ会社のがん保険のデメリット①:保険料が無料なのは最初だけ
- 無料期間終了後は保険料がかかる
- 無料期間中にがんになった時、別商品に加入しにくくなる。
クレカ会社のがん保険のデメリット②:補償範囲・補償内容
クレジットカードカード会社のがん保険の保障内容をよく見てみると、保障内容や範囲のところで、不必要な部分もあるんです。
この保険に切り替える際に、保険料が無料であるという文言に引き寄せられる方も多いのですが、入院期間が5日間を超えないと支払われない。
といったような、よくみると他の保険商品と比べて、給付される条件が狭いものもあります。
通院の治療が多くなっているがんは、入院よりも通院に手厚い保障があるものが、今は良いことが、多いので最新の医療を踏まえた上で保険選びをすることが大切です。
クレカ会社のがん保険のデメリット③:高額な保険を紹介することも
クレジットカードカードを作る際には、住所や名前だけでなく年収が必要です。
つまり、クレジットカード会社は、加入した全ての年収を予め把握していることになります。
そのため、このくらいの年収ならば高額な保険でも加入してくれるのではないか?
との考えで、高額な保険の案内や営業をされる場合があります。
もちろん、強引に加入を勧める可能性は低いですが、良い気分になる人は少ないのではないでしょうか。
高額でも、内容を加味して満足行く内容であれば問題ないですが、保障内容がそこまで必要ないのであれば、その保険はコストのかかるものとなってしまいます。
その保険が本当に必要なのかどうかは、家計から考えて相談にのるファイナンシャル・プランナーといった、保険のプロへの相談がオススメです。
無料の窓口やマネーキャリアといった、ネットで完結できる無料相談もありますので、ぜひ利用を検討してみてください。
クレジットカードの保険の活用法を紹介
ここまでデメリットばかりご紹介したことで、メリットがないと思ってしまいそうですが、付帯されている保険などを利用することにより、お得に使える点もあるんです。
クレジットカード会社の保険の活用法として挙げられるのは
- 海外旅行によく行く人には海外旅行保険が付帯されているものがお得
- 保険料の支払いをクレジットカード払いにするとポイントが貯まる
海外旅行保険がついているクレジットカードを併用する
保険料の支払いをクレジットカード払いにするとポイントが貯まる
クレジットカードには、支払額に応じてポイントが貯まるものがあります。
ポイントは商品券や支払いに使うことができ、口座引き落としよりも、お得になるんです。
クレジットカード払いはなんだか怖い…
という方には、引き落としたい口座とクレジットカードの引き落としを同じにしておくと、心配は無くなります。
これは、保険の引き落としだけでなく、固定費の支払いにも応用ができます。
口座引き落としだと、引き落とし日がバラバラで管理も大変。
そう思っている方であればなおさらです。
クレジットカード払いならば、日付を全て統一することができ、ポイントも貯まる。
楽天カードなど、ポイントが1円として使えるところもありますので、ポイント重視の際にはいくらで何ポイントつくのかを把握しておきましょう。
まとめ:クレジットカード会社のがん保険は慎重に検討
いかがでしたでしょうか。
今回はクレジットカード会社からお知らせの届くがん保険についてご紹介しました。
ポイントとしては
- フリー・ケア・プログラムはチューリッヒ保険会社が提供している
- 保険料無料の期間は期限がある
- クレジットカードによって海外旅行保険の付帯がある
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