更新日:2022/10/02
事業承継について最速で完璧にマスターできるおすすめの本9選!
事業承継を学ぶために、本を読むのは有効です。当記事では事業承継を学ぶのにおすすめの本を9冊紹介しています。事業承継の全体像を学べる本から後継者としてのマインドセットもできる本も紹介していますので、ぜひ一度読んでみてください。
- 事業承継の知識が全くない経営者
- 事業承継を学ぶのに本を探している人
- 事業承継は本を読むことによって、事前に全体像がわかる
- 事業承継の本には、初心者向けに全体像が学べる本がある
- 事業承継の本には、テーマ別に深く書かれている本がある
- 事業承継について、本ではわからないことはマネーキャリアに相談
内容をまとめると
- 事業承継の本を読むことによって、全体像をつかめるようになる
- 事業承継の本には全体像をつかむものとテーマごとに深く学ぶ本がある
- 事業承継の本を読む際は、誰を後継者にするかを常に念頭において読む
- 事業承継の本を読む際は、自社の場合はどうなるかを常に考えて読む
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 事業承継について本で学んでおくべき必要性
- ①事業承継問題に対して事前に準備できる
- ②自社の事業承継についてどこが最適な相談先かがわかる
- ③専門家の意見を取り入れながら最適な判断が自分でできる
- おすすめの事業承継に関する本9選
- 事業承継におすすめの本①事業承継に効果絶大 オーナー社長の生命保険活用戦略
- 事業承継におすすめの本②アトツギが日本を救う 事業承継は最高のベンチャーだ
- 事業承継におすすめの本③事業承継のツボとコツがゼッタイにわかる本
- 事業承継におすすめの本④幾代もの繁栄を築く 後継社長の実務と戦略
- 事業承継におすすめの本⑤お金をかけない事業承継
- 事業承継におすすめの本⑥失敗しない廃業・事業承継のしかた事典
- 事業承継におすすめの本⑦うさ子と学ぶ 事業承継の基本
- 事業承継におすすめの本⑧事業承継を思い立ったら読む本―事業承継対策入門
- 事業承継におすすめの本⑨中小企業の「事業承継」はじめに読む本 2時間でざっくりつかむ!
- 事業承継を0から本で学ぶときのポイント
- ①事業承継の全体像を把握する
- ②誰を後継者にするかを常に意識して読む
- ③自分の会社に置き換えて本を読む
- 事業承継について本で学んだらまずはマネーキャリアで無料相談!
目次
事業承継について本で学んでおくべき必要性
「自分が生きてるうちに会社を誰かに継いでもらいたい」
「事業承継について、本で学ぼうと思うが色々あってどれを選べばいいかわからない」
社長をそろそろ引退しようと思う時に、事業承継について考え始めるのですが、正直なところ何をすべきなのかわからないと思います。
そこで、当記事では事業承継について学べる本をいくつか紹介します。
今回紹介する本は、多くの本屋でも読みやすいとしてランキングの上位に紹介されている良書ばかりなのです。
事業承継の基本的な知識を学べるものから、相続や贈与などテーマ別に学べるものもありますので、ぜひ、自分の状況に応じて読んでみてください。
ですが、まずは事業承継を本で学ぶ必要性について以下3つの観点から解説します。
- 事業承継問題に対して事前に準備できる
- 自社の事業承継についてどこが最適な相談先かがわかる
- 専門家の意見を取り入れながら最適な判断が自分でできる
①事業承継問題に対して事前に準備できる
まず1つ目は事業承継問題に対して事前に準備できる点です。
一口に事業承継を行うと言っても、事業承継でやることは数多くあります。
そもそもの後継者選びから始まり、後継者への教育、自社株の譲渡、税金対策とやること全てをその時になって把握するのでは遅すぎるのです。
上記のように、事前に何を準備すればいいのかを把握するために本を読むことは有効な対策の1つといえます。
では具体的には、どのような本を読めばいいのでしょうか。
そもそも事業承継について全く知識がないという経営者のかたであれば、個々のテーマについて深く学ぶよりも事業承継の全体像を掴めるような本を選ぶほうがいいでしょう。
一方で、知識はあるけれど例えば相続税や贈与税といった特定のテーマについて深く学ぶ必要があれば、そのテーマに特化した本を選ぶのが有効です。
いずれにせよ、事前に本で勉強しておくことによって、その時になって右往左往することが無くなるでしょう。
②自社の事業承継についてどこが最適な相談先かがわかる
2つ目は自社の事業承継についてどこが最適な相談先かがわかる点です。
実は事業承継の後継者にはいくつかパターンがあります。
最も多いのが自分の親族内に後継者がいる場合ですが、親族内に後継者がいなければ社内やM&Aのような第三者へと後継者を探すことになります。
ちなみに、昔であれば親族内への承継が基本とされていましたが、現代では経営者の価値観の変化や教育コストを考慮した結果、親族外への承継へと切り替える経営者も増えてきています。
この後継者が誰になるかによって、必要な手続きが変わります。
この時、事前に本で勉強することによって、それぞれの手続きについて不明点があれば、誰に相談すればいいのかがわかるようになります。
例えば、贈与税や相続税であれば税理士に相談すればいいと思いますし、相続争いであれば弁護士等の専門家に相談すればいいでしょう。
本で学ぶことによって、あるテーマに関する相談は誰にすればいいのかがわかるようになると、事業承継がスムーズに進むようになります。
③専門家の意見を取り入れながら最適な判断が自分でできる
最後は専門家の意見を取り入れながら最適な判断が自分でできるという点です。
自分の中に知識がなければ専門家の言うとおりに動くしかないのですが、専門家の言う通りにやったとしても自分の思い通りになることは少ないことでしょう。
それが自分の中だけで済むのであればいいのですが、事業承継は社内の人間全てを巻き込む一大イベントですので、失敗は最小限にとどめたいものです。
そこで事前に本を読んで、自分の中に知識をつけておくことによって専門家の意見を取り入れながらも自分で最適な判断を下すことができます。
例えば、専門家がM&Aをおすすめしたとしても、自分の親族や社内に後継者にふさわしい優秀な人材がいれば、M&Aではなく親族内承継や社内承継に踏み切ることができるという具合です。
また逆も然りで、無理して親族や社内の人間を後継者にすることによって業績悪化や廃業に陥るぐらいであれば、いっそ第三者に開け渡すか、M&Aで会社そのものの売却に踏み切ったほうがいいという判断も可能となります。
上記の例のように、それぞれの承継先のメリット・デメリットや税金などのテーマごとの知識を事前に頭の中に入れておくことによって、専門家の意見を100%鵜呑みにせずに自分で判断を下すことができます。
おすすめの事業承継に関する本9選
では、ここからは実際に事業承継に関するおすすめの本を紹介していきます。
どの本も重点に置いているテーマは異なりますので、自社の状況に合わせて選ぶといいでしょう。
オススメとしては、事業承継の全体像をつかめるような本から読んでいき、自社の状況に合わせて深く学びたいテーマについての本を読んでいくといいでしょう。
以下、9つの本をそれぞれ解説します。
- 事業承継に効果絶大オーナー社長の生命保険活用戦略
- アトツギが日本を救う 事業承継は最高のベンチャーだ
- 事業承継のツボとコツがゼッタイにわかる本
- 幾代もの繁栄を築く後継社長の実務と戦略
- お金をかけない事業承継
・失敗しない廃業・事業承継のしかた事典 - うさ子と学ぶ 事業承継の基本
- 事業承継を思い立ったら読む本―事業承継対策入門
- 中小企業の「事業承継」はじめに読む本 2時間でざっくりつかむ!
事業承継におすすめの本①事業承継に効果絶大 オーナー社長の生命保険活用戦略
まずは『事業承継に効果絶大 オーナー社長の生命保険活用戦略』という本を紹介します。
事業承継において、税金の問題は経営者を悩ませる原因の1つとなります。
『オーナー社長の生命保険活用戦略』では、この税金問題に対して、生命保険で解決するというアプローチを提案している本です。
実は保険選びも、専門家の意見を鵜呑みにして選びがちなテーマとなります。
そもそも保険は、その保険をなぜ入るのか?そして入った後にどうするのか?を考えた上で加入するものです。
この本では基本的な生命保険の選び方やそもそも入れない場合にどうするかなど、保険における基本から応用まで幅広く書いてあります。
特に業績が好調な経営者のかたには、保険営業マンの言われたとおりに加入して余計な出費にならないように読んでいただきたい内容となっています。
事業承継におすすめの本②アトツギが日本を救う 事業承継は最高のベンチャーだ
次は、『アトツギが日本を救う』という本を紹介します。
この本は、実家の家業を継ごうかどうするか迷っている後継者や、家業を引き継ぐけれど不安しかないという後継者に読んでほしい本となります。
伊藤忠商事の営業マンとして働いていた著者は、病床の父からかかってきた電話から3日後に2代目の社長として後を継ぐことになります。
その経験の中から生まれた、「すでに家業があるのに、社長にならないのは勿体ない」や「後継ぎはカッコ悪くない」などのメッセージは、読者に大きな刺激を与える内容となります。
この本は著者独自の事業承継のノウハウを学ぶというよりは、後継者としてのマインドセットを学ぶのにオススメの内容です。
事業承継におすすめの本③事業承継のツボとコツがゼッタイにわかる本
3冊目は『事業承継のツボとコツがゼッタイにわかる本』です。
この本は、Googleで「事業承継 本」と検索したらほぼ確実にランキング上位に紹介されるぐらい、事業承継の本として定番のものになります。
内容としては、事業承継の全体像をQ&A形式で書かれていますので、最初からすべてを読んでもいいですし、テーマをひとつ選んで読むこともできます。
また、この本は弁護士などの専門家が書いているので、初心者のかたにもわかりやすく解説されています。
特に難しい内容や専門用語についても、噛み砕いて説明しているので途中で読み返すことも少ないでしょう。
承継先ごとの内容にも言及しているので、事業承継の全体像を把握するにもオススメしたい内容となっています。
事業承継におすすめの本④幾代もの繁栄を築く 後継社長の実務と戦略
4冊目は、『幾代もの繁栄を築く後継社長の実務と戦略』という本です。
この本は、後継者になりたての経営者向けにオススメしたい内容の本になります。
会社を継いだばかりですと、業績の悪化や従業員の退職など多くの課題を抱えます。
著者自身も後継者としての悩み、孤独に苛まれた経験を持った方なので、後継者として経験と経営コンサルタントとしての経験から経営の本質について書いています。
61の事例の中から、それぞれ教訓が散りばめられているので、順番に読んでも気になるところから読んでも学べる構成になっているため読みやすいです。
実に2000社の経営者や後継者の相談にのってきた著者だからこそ書ける経営の本質は、目からウロコの内容が満載となっています。
事業承継におすすめの本⑤お金をかけない事業承継
5冊目は『お金をかけない事業承継』という本です。
この本は事業承継の悩みの一つである個人保証について、経営者に新しい考え方を提示する本となっています。
平成25年、国が「経営者保証に関するガイドライン」を策定したことにより、今まで個人保証の解除に消極的だった金融機関が個人保証の解除に応じるようになりました。
しかし、未だに解除を認めてもらえない経営者が半数以上いるという現状もあります。
本書は、この個人保証を逆に利用しようという逆張りの視点から解説した本となっています。
「事業承継=個人保証の引き継ぎ」という信念をもって、自社で事業承継を2度にわたって成功させた著者の独自の視点は、事業承継について新たな価値観を与えてくれるでしょう。
個人保証について懐疑的な経営者にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
事業承継におすすめの本⑥失敗しない廃業・事業承継のしかた事典
6冊目は『失敗しない廃業・事業承継のしかた事典』という本です。
この本は、そもそも誰に自分の事業を継いでもらうか迷われている経営者に、ぜひ読んでもらいたい内容になります。
事業承継には、
- 親族への事業承継
- 社内の人間への事業承継
- 外部者へのM&A売却
事業承継におすすめの本⑦うさ子と学ぶ 事業承継の基本
7冊目は『うさ子と学ぶ 事業承継の基本』です。
この本は、事業承継の知識が全くない初心者向けの内容となっています。
3冊目に紹介した『事業承継のツボとコツがゼッタイにわかる本』同様に難しい言葉もかみ砕いて説明されているのでスムーズに内容が入ってきます。
読んでいてわかりにくい内容を「うさ子」が質問しているのを読むと、自分もそこがわからなかった!と納得感を与えてくれます。
事業承継の基本的な知識はこの本で十分カバーできるので、自分がもっと深く知りたい知識については別の本でさらに学ぶといいでしょう。
また相続や贈与の基本についても関連書籍として出版されているので、親族内承継を考えている経営者は合わせて読むといいでしょう。
事業承継におすすめの本⑧事業承継を思い立ったら読む本―事業承継対策入門
8冊目は『事業承継を思い立ったら読む本―事業承継対策入門』です。
こちらも事業承継について知識のない経営者にオススメしたい内容となっています。
今までの本のほとんどが、税理士や弁護士といった専門家が書いているのに対し、この本は事業承継について長年携わってきた銀行員のかたが書いた本になります。
中身としては、その銀行員と経営者との対話形式で書かれており、ビジネス書というよりは小説のように読むことができます。
事業承継についての基本的な知識をカバーしているのはもちろんですが、銀行員としての著者の視点や経験も記載されているのが大きな特徴です。
初心者向けではありますが、ぜひ後継者のかたにも読んでいただきたい内容となっています。
事業承継におすすめの本⑨中小企業の「事業承継」はじめに読む本 2時間でざっくりつかむ!
最後に『中小企業の「事業承継」はじめに読む本 2時間でざっくりつかむ!』を紹介します。
この本も初心者向けに書いており、図解も豊富でわかりやすい内容となっています。
著者は、「事業承継がライフワーク」と豪語するくらい、事業承継について深い知識を持っている方です。
著者自身も自社の事業承継を経験していることから、知識の深さについては他の追随を許しません。
その著者が事業承継で絶対におさえておきたいポイントを71個に限定して紹介しています。
準備段階から承継後のアフターフォローまで詳しく解説されているので、後継者のかたと一緒に読んでみるといいでしょう。
事業承継を0から本で学ぶときのポイント
ここまでで、9冊の本を紹介してきました。
今回紹介させていただいた本はどれもわかりやすい内容にはなっています。
しかし、事業承継という重要なことであっても何の目的もなくダラダラと本を読むだけでは知識として身につきません。
では、どのような点に気をつけて読めば知識としてしっかりと身につくのでしょうか。
ここでは事業承継を0から本で学ぶときのポイントを、下記の3つの点から抑えておきましょう。
- 事業承継の全体像を把握する
- 誰を後継者にするかを常に意識して読む
- 自分の会社に置き換えて本を読む
①事業承継の全体像を把握する
まずは事業承継の全体像を把握するについてです。
事業承継について学習する際は、まずは事業承継の全体像を頭の中に入れることをオススメします。
なぜなら、最初から相続や贈与などのピンポイントなところを深く学ぼうとすると、いま自分が事業承継のどのプロセスの部分学んでいるのかがわからなくなるからです。
どんな事業承継でも、後継者選びから始まって事業承継後のフォローという1連の流れがあります。
ですので、細かいところは抜きにして、まずは全体の流れをつかめるような本から読むことが重要です。
今回紹介した本の中から全体の流れをつかむのもいいのですが、一度目を通してほしいのが『事業承継マニュアル』という本になります。
これは中央企業庁が事業承継について知識がない方のために作成した本になり、無料で公開されています。
上記の本で全体の流れを理解したら、自分が興味のある論点について深く学べるような本を読んでいくのがいいでしょう。
②誰を後継者にするかを常に意識して読む
2つ目は誰を後継者にするかを常に意識して読むです。
これは本を読む場合だけに限らず、事業承継は常に誰を後継者にするかを意識して行うことが肝心です。
例えばM&Aの場合、手続きが煩雑になる傾向があります。
ですので、手続きに関する本を片っ端から読んで手続きがスムーズにできたからといっても、社員が望んでいない人が後継者になると退職してしまう可能性だってあるのです。
やはり社員からしてみれば、社長の子供が後継者になる場合と第三者が後継者になる場合とでは、感じ方が違うからでしょう。
また、親族の方を後継者に選んだ場合は相続や贈与についても抑えなければいけません。
特に相続時精算課税制度の手続きの方法といったピンポイントな内容については、後継者を常に意識して勉強するとより理解できるようになります。
上記の通り、誰を後継者にするかによって覚えなければいけない内容が変わってきますので闇雲にいろんな本を読もうとはしないほうがいいでしょう。
③自分の会社に置き換えて本を読む
3つ目は自分の会社に置き換えて読むという点です。
常に自社のことを想定して本を読んでおけば、細かいポイントまでおさえた事業承継を実現することが可能となるからです。
たしかに事業承継は大きく見れば、ある程度パターン化することはできます。
しかし、細かい点を含めると、完全に同じ内容の事業承継というのはあり得ません。
親族内と言えども、後継者に後継者たるスキルがなければ教育コストがかかりますし、後継者が親族内にいなければM&Aを検討する可能性もあるでしょう。
ですので、本から得た知識は常に自分の会社だったらこういうことだろうなと解釈した上で理解して当てはめてみることが重要です。
事業承継について本で学んだらまずはマネーキャリアで無料相談!
今回は事業承継の本を紹介してきました。
事業承継の基本的な知識からマニアックなテーマまで書かれた本を多数紹介してきましたが、いくら本を読んで知識を得たとしても、それが自社にとって正しいかどうかは正直わかりません。
そこで自分が得た知識があっているかどうか答え合わせをするという意味でもオススメしたいのが、マネーキャリアになります。
マネーキャリアでは、今回の事業承継に関することはもちろんですが、家計や保険の見直しなど身近な内容について無料で相談できます。
もちろん家庭内だけでなく、法人であれば自社の状況に合わせた保険選びも無料で相談できます。
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