1年間の海外旅行!海外旅行保険に加入するにはどんな方法がある?

数日間の短期間ではなく1年間の長期にわたって海外で生活する場合、その期間を補償してもらえる海外旅行保険にはどんなものがあるのでしょうか。たとえばクレジットカードを使う裏技では、なんと無料で最大1年間にわたって海外旅行保険への加入が可能なのです。

海外旅行が長期(1年以上)になる場合の海外旅行保険の補償について

海外旅行保険の保障期間は通常、旅行期間に合わせて1日単位で設定します。 

それらのプランの多くは、旅行開始日から90日を限度期間としています。 


では1年間海外に滞在する予定がある場合、海外旅行保険への加入にはどんな方法があるのでしょうか。

海外旅行が長期(1年以上)になる場合の海外旅行保険の選び方について解説!

ワーキングホリデー、留学、長期出張…海外での滞在は90日以内に収まるとは限りません。 

1年かけて世界一周旅行なんてこともあるかもしれませんね。 


そんなときの保険の選び方について、解説していきたいと思います。

海外旅行が長期(1年以上)になる場合、渡航先の医療事情に合わせて保険金額を設定するのがおすすめ

まず最も考えたいのは、渡航先の医療事情。 

1年間の滞在となると、病気やケガを負ってしまう機会もあるかと思います。 


しかし国によっては、日本と大幅に医療事情が異なる場合があります。 


「医療はビジネス、そして富裕層のためのサービス業」 


多くの国では、こういった考え方が一般的なのです。 


「この患者は海外旅行保険に加入していない」


「治療費が支払えるかどうかも分からない」


そう判断されたとたん、設備が整っておらず治療がろくにできないような貧困層の病院に回される可能性もあります。


旅行先の医療事情をよく調べ、必要な補償をカバーできる海外旅行保険に加入しましょう。

治療費は重要なので1,000万円以上支払われる保険を選択するようにしよう

海外では、病気やケガの治療費がかなり高額になることがあります。 

これが日本国内なら、医療費負担は3割以下。 


もし高額になったら、高額療養費制度を使って負担を減らすこともできます。 


(年収約370~約770万円の方で月当たりの負担上限額8万円+@程度) 


しかし海外の多くの国では、盲腸などのちょっとした手術で100万円くらいの請求はザラです。 


さらに日本にいる家族が現地の病院に向かう必要もあるでしょうし、初期治療後に日本や第三国へ医療輸送される可能性もあります。 


この場合、治療や救援の費用が1,000万円を超えることもあるのです。 


海外旅行保険は、治療や救援の費用が1,000万円以上補償されるものを選んだ方が安心でしょう。

保険料を抑えたい方にはフリープラン(自由設計)で契約できる保険を探そう

海外旅行保険には、セットプラン・フリープラン・オーダーメイドプランの3つのタイプがあります。 

通常型であるセットプランは、補償内容と保険金額があらかじめ決められています。 


面倒な検討なしに加入できる手軽さがメリットです。 


フリープランは保険金額をいくらにするか、自分で選択できる保険です。 


さらにオーダーメイドプランでは、自分が必要とする補償内容と保険金額の両方を自分で組み合わせて設計することができます。

 

フリープランとオーダーメイドプランは、特に1年以上の長期滞在におすすめです。 


補償が十分な生命保険に入っているから死亡保障はいらないというとき。 


クレジットカード付帯の海外旅行保険では補償が足りないと考えたとき。 


そんな場合に、必要な補償のみを組み合わせてカスタマイズすることができます。 


ニーズに合わせてフリープランやオーダーメイドプランを使えば、余分な保険料をカットすることができます。

クレジットカード付帯の海外旅行保険を使うと一般の海外旅行保険と同じ補償を受けることができる

クレジットカードには、海外旅行保険が付帯されているものがあります。  

クレッジートカード付帯の海外旅行保険の長所は、なんといってもその手軽さ。 


旅行のたびに申込み手続きをする必要はありません。 


そのクレジットカードを保有しているだけ、またはそのカードを使うだけで自動的に海外旅行保険の対象となります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険は保険金がかからないため保険金が高額になる心配がない

クレジットカード付帯の海外旅行保険には、もちろん保険料がかかりません。 

年会費無料のカードなら、さらにコストが削減できます。 


しかしクレジットカード付帯の保険は、保険会社の単体商品に比べて補償が充実していないことも事実です。 


補償を手厚くするには、海外旅行保険付帯のクレジットカードを複数枚持つという方法もあります。 


複数のカードの付帯保険を利用すれば、傷害による死亡・後遺障害以外の補償はすべて加算されるのです。 


しかしこの方法を使うにあたって注意したいこともあります。


それは、加算しても必ずしも補償内容が十分ではないということ。


たとえ付帯保険のある3枚のクレジットカードを持っていたとしても、治療補償の合算限度額は500万円程度です。 


充実した単体の海外旅行保険の補償に及ばないことは否定できません。

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、複数枚使うことで補償期間を1年に延長できる

さて、ようやく今回のメインテーマに入ります。 

1年間の渡航中、海外旅行保険に加入し続けるにはどうしたらよいのでしょうか。 


まずは、複数のクレジットカードを使う方法。 


クレジットカード付帯の海外旅行保険では、主に3つの適用条件があります。 


  1. 自動付帯…出国すると自動的に保険が適用される。その有効期間は、出国後90日であることが多い。 
  2. 利用付帯(現地利用不可)…日本でそのクレジットカードを使って、ツアー代金や公共交通機関料金を支払った場合にのみ保険が適用される。
  3. 利用付帯(現地利用可)…日本国外でそのクレジットカードを使って、公共交通機関(電車・バス・タクシーなど)の料金を支払えば保険の適用が開始される。有効期間は利用日から90日であることが多い。 


ではクレジットカード付帯の海外旅行保険に1年間加入し続ける方法をご紹介します。 


用意するのは4枚のクレジットカードです。 


①自動付帯 のクレジットカード…1枚、 

③利用付帯 (現地利用可)のクレジットカード…3枚 


日本を出国した後、3ヶ月間は①の保険を利用します。 


その後は3ヶ月ごとに③の保険を3枚、つまり9ヶ月間利用します。 


現地で利用した時点からに保険適用となるというルールを利用するわけですね。 


合計12ヶ月間、つまり1年間無料で海外旅行保険に加入できることになります。 


とはいえ重複してカードを申し込むと、場合によってはカード会社から契約を断られることがあります。 


同じ個人情報機関に加盟するクレジットカード会社に同時に申し込んだとき、事故防止のためクレジットカード発行を断られることがあるのです。 


しかし申込情報の個人信用情報保有期間は通常6ヶ月。 


一度断られても、半年後には契約できることもあります。

海外旅行が長期(1年以上)になる場合は海外出張保険・海外駐在員保険・海外留学保険を選択する方法もある

もうひとつ、1年以上の長期渡航で海外旅行保険に加入する方法です。 

クレジットカードよりも充実した補償を希望する方は、


  • 海外出張保険
  • 海外駐在員保険
  • 海外留学保険


保険会社が提供しているこれらの保険を利用しましょう。 


たとえば滞在が半年なら1ヶ月単位、1年なら年単位など、滞在期間に合わせて契約期間を選ぶことができます。  


その際にも補償内容はしっかりチェックしましょう。 


特に気をつけたいのは「個人賠償責任」と「携行品損害」です。

海外旅行保険には個人賠償責任が補償されないため上記の保険を契約する際には確認しよう

もちろん通常海外旅行保険では「個人賠償責任」の補償を受けることができます。  

たとえば誤って宿泊したホテルの壁に傷をつけてしまったときなどに、これが適用となります。 


しかし1年の滞在となると、アパートなどの賃貸に住む場合もあるかと思います。 


もし同じようにアパートの壁に傷をつけてしまったときはどうなるのでしょう。 


この場合、海外旅行保険の個人賠償責任から補償を受けることはできないのです。 


個人賠償責任は、宿泊施設への補償は適用されます。 


しかし居住施設については適用となりません。 


そして賃貸ではなくホテルへの1年間の滞在でも油断はできません。 


滞在期間や住み方によっては、ホテルでも居住施設とみなされてしまうのです。 


長期契約の海外旅行保険には、家主に対する補償がついているプランもあります。 


もしついていなくても、プラスして同様の条件を付帯できることもあります。 


契約前に確認しましょう。 

海外旅行保険の携行品損害には家財の損害は補償されないため海外旅行が長期になる場合は注意が必要

持ち物の補償についてもご注意ください。 

1年間の滞在なら、自宅にある程度の家具や家電をそろえる必要もあるでしょう。 


「携行品損害」では旅行者が持ち歩く携行品について、破損や盗難の補償があります。 


しかし家財など住宅に置いてあるものについては補償されません。 


個人賠償責任と同じく、加入を検討する海外旅行保険に家財についての補償があるかどうかを事前にご確認ください。

まとめ

滞在が長期になればなるほど、日常でトラブルにあう機会も多くなります。 

1年ともなると、慣れによる油断からミスをしてしまうこともあるでしょう。 


長期の滞在では、短期間の旅行とはまた異なった視点で海外旅行保険を選択する必要があるのです。 


渡航先の状況や暮らし方をよく考え、最適な加入方法を選んでいただきたいと思います。


ほけんROOMではおすすめの海外旅行保険についての記事を書いています。
 


お得に海外旅行保険に入りたい方はぜひ読んでみてください!  

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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