更新日:2022/12/06
携行品損害保険で時計は補償される?補償されない場合や補償額を説明
携行品損害保険に加入していれば、時計が偶然の事故で破損したり盗難に遭った場合に補償されますが、時計に欠陥があったり、紛失、置き忘れ、自宅での事故や盗難は補償されません。携行品損害保険では補償限度額があり、時価か修理費用で補償額を算出します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 旅行中に大事な時計が壊れた!携行品損害保険で時計は補償してくれるの?
- 時計は携行品に該当するため携行品損害保険で補償される!
- 盗まれる・壊れる・火災などの偶然な事故で損害を受けるなどした場合に保険金が支払われる
- 旅行中に腕時計が止まって動なくなった場合でも保険金は支払われる
- 限度額は10万円でその時点での価格(時価)、または修理費用のいずれか低い額が支払われる
- 保険会社によっては保険金申請時に壊れた状況が分かる写真・修理の見積書または領収書が必要
- 時計も含め、携行品損害保険に該当しないケースについて
- 持ち物の欠陥、または自然の消耗、性質によるさび・変色、機能に支障をきたさない外観の損害
- 時計の紛失・置き忘れは補償されない
- 火災・盗難など、自宅での災害で壊れた場合は、別途の特約が必要になってくる
- まとめ
目次
旅行中に大事な時計が壊れた!携行品損害保険で時計は補償してくれるの?
腕時計が壊れると、修理に費用がかかったり、修理できなければ買い直さなければなりません。買い直すことになると修理するよりも高額な費用がかかってしまいます。
保険には、携行品を補償してくれる携行品損害保険がありますが、腕時計が壊れた場合には、携行品損害保険で補償されるのでしょうか?
腕時計と携行品損害保険について説明します。
時計は携行品に該当するため携行品損害保険で補償される!
腕時計は携行品に該当するので、腕時計を破損したり盗難された場合には、携行品損害保険の補償対象です。普段から身につけている物であれば何でも携行品に該当するわけではなく、クレジットカードやコンタクトレンズ、定期券などは携行品に該当しません。
携行品に該当するかどうかは、保険会社によって違う場合があるので、自分が加入している携行品損害保険で携行品に該当するもの何かということを把握しておく必要があります。
盗まれる・壊れる・火災などの偶然な事故で損害を受けるなどした場合に保険金が支払われる
注意しておきたい点は、偶然な事故で損害を受けた場合に補償が受けられるということです。損害を受けた原因によっては、補償が受けられない場合があるため注意が必要です。
旅行中に腕時計が止まって動なくなった場合でも保険金は支払われる
限度額は10万円でその時点での価格(時価)、または修理費用のいずれか低い額が支払われる
補償限度額が30万円となっていても、1度の補償金額は10万円までといった制限がある場合もあります。このような補償内容だった場合は、20万円の時計と5万円のカメラを盗まれたとすると、時計の補償は10万円でカメラの補償は5万円となり、時計の補償は全額補償ではありません。
また、補償額の算出方法は保険会社によって違いがありますが、腕時計を購入したときの価格ではなく、時価か修理費用を元に算出されます。そのため、10万円の時計が壊れてしまい、同じ時計を新品で購入しても、携行品損害保険の補償額は10万円よりも低い金額しか補償されません。
保険会社によっては保険金申請時に壊れた状況が分かる写真・修理の見積書または領収書が必要
保険会社によって必要書類は多少の違いがありますが、携行品が破損した場合には携行品が破損したことが分かる写真、修理の見積書か領収書が必要です。
また、携行品が盗難された場合には盗難届出証明書か盗難届の受理番号が必要です。
必要書類がそろっていないと、保険金が支払われない可能性もあるので注意しましょう。
時計も含め、携行品損害保険に該当しないケースについて
持ち物の欠陥、または自然の消耗、性質によるさび・変色、機能に支障をきたさない外観の損害
時計の紛失・置き忘れは補償されない
火災・盗難など、自宅での災害で壊れた場合は、別途の特約が必要になってくる
まとめ
しかし、携行品損害保険では補償額に上限がある場合が多いので、加入している保険の補償額についてきちんと理解しておきましょう。
携行品損害保険では、携行品自体の欠陥や紛失、置き忘れ、自宅での災害や盗難の場合は、補償の対象外なので注意が必要です。
携行品損害保険の内容を理解して、万が一の場合に補償が受けられるようにしましょう。