海外旅行時にはぜひ加入したい海外旅行保険への加入率はどれくらい?

海外旅行保険では、現地での病気や怪我による治療費や飛行機のトラブルなど、旅先でのトラブルをサポートしてくれます。それでは海外旅行者の海外旅行保険への加入率はどれくらいなのでしょうか?海外旅行保険の加入率、海外旅行中に起きやすいトラブルについてまとめてみました。

海外旅行保険の加入率はどのぐらいなの?

ワクワクする海外旅行、みなさんは、海外旅行が決まったらまず何をしますか?

もちろん旅行の準備としてスーツケースや服などの用意、また観光ガイドブックを購入することもあるでしょう。


しかし、忘れないで検討してもらいたいことは、海外旅行保険への加入です。


海外旅行保険とは、旅行先でのトラブルをサポートし補償してくれる強い味方となっています。


それでは、この海外旅行保険への加入率はどれくらいなのでしょうか?


海外旅行へ行く方は全員加入しているのでしょうか?


保険会社が販売している海外旅行保険への加入率について調べてみました。

カード付帯の海外旅行保険のみに加入していて一般の海外旅行保険加入率は高いとは言えない

保険会社が販売する海外旅行保険への加入率を見る前に、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険について説明しましょう。

クレジットカード付帯の海外旅行保険には、「自動付帯」と「利用付帯」という2つの保険サービスがあります。


  • 自動付帯・・・年会費が必要なクレジットカードの多くが、海外旅行保険を自動付帯させています。自動付帯とは、クレジットカード契約時にすでに海外旅行保険に加入しているということになります。自動付帯では、対象のカードで旅行代金が支払われていなくても、旅行先でのトラブルに対して補償を受けることができます。
  • 利用付帯・・・年会費無料のクレジットカードでの海外旅行保険適用条件に多く見られます。利用付帯とは、対象のクレジットカードで旅行代金が支払われた場合に海外旅行保険が付帯されるというものです。

このように、クレジットカード付帯の海外旅行保険を適用させるには、「利用付帯」のように条件を満たす必要がある場合があります。


しかし、保険会社が販売する一般の海外旅行保険に加入するよりもお得に加入することができるため、クレジットカード付帯の海外旅行保険への加入率は高くなっています。


このことから、クレジットカード付帯の海外旅行保険のみで渡航する旅行者も多く、一般の海外旅行保険への加入率はそれほど高くないと言えるでしょう。


それでは、実際に一般の海外旅行保険への加入率はどれくらいなのか見ていきましょう。

20~60歳の男女10,000人のうち、約6割が海外旅行の経験があり

今ではさまざまな国の観光地に飛行機で行けるようになり、海外が身近になってきましたよね。

また、多くの格安航空券や海外旅行ツアーが販売され、海外旅行へ行ったことがあるという方は多いことでしょう。


旅行会社が行ったアンケートによると、20~60歳の男女10,000人のうち、海外旅行の経験があると答えたのは、なんと約6割にもなりました。


日々の疲れを癒すためにバカンスを楽しんだり、非日常感を味わうためなど、理由はさまざまですが、多くの日本人が海外へ旅行に行っています。


逆に、海外旅行へ行ったことがない方が海外旅行へ行かない理由として、旅費が高いという以外に、治安や旅行先でのトラブルが心配といった声が挙がりました。


それでは、海外旅行先でのトラブルはそんなに発生しているものなのか、確認してみましょう。

海外旅行者の7人に1人は海外旅行で何らかのトラブルに遭遇している!

海外旅行保険を販売している保険会社が調査した結果、海外旅行保険加入者のうち、7人に1人が海外旅行先で何らかのトラブルに遭った経験があるとのことです。

想像以上に多くの方が海外旅行先でトラブルに遭遇していたのですね。


筆者はこれまでに20回以上海外旅行を経験していますが、病気や怪我、盗難などのトラブルに遭遇したことはありません。


海外旅行経験者で旅行中にトラブルに遭ったことがないという方は、本当に運が良かったと言えますね。 


しかし、これまで海外旅行先でトラブルに遭わなかったから、これからも大丈夫ということは言えません。


やはり万が一に備えて、海外旅行保険への加入をして海外旅行へ行きたいですね。

海外旅行保険の加入率は約7割!保険金請求の内訳とは

保険会社が調査した内容の中に、『海外旅行経験者の海外旅行保険への加入率』というものがあります。

保険会社が調査した結果、海外旅行経験者の海外旅行保険への加入率は約7割でした。


残りの約3割とは、クレジットカード付帯の海外旅行保険のみで海外へ渡航する方も多くいるので、保険会社の販売する海外旅行保険に加入しないという方と、まったくの無保険で海外へ渡航するという方になります。


クレジットカード付帯の海外旅行保険は、保険会社が販売する海外旅行保険に比べると補償の範囲・補償額が限定的にはなりますが、大きなトラブルでなければ受けられる補償に問題はないでしょう。


しかし、クレジットカード付帯の海外旅行保険にも、保険会社が販売している海外旅行保険にも加入せず、無保険で海外旅行に行くということは、もしものときに非常に困ることになります。


海外旅行保険の加入率からは何割の方が無保険で海外旅行へ行っているのかは分かりませんが、海外での治療費は高額となりますし、飛行機トラブルにより想定外の出費が必要となることもあります。


また、携行品が盗難に遭うなど、海外旅行中のトラブルはいつ、どのようなことが起きるか分かりません。


万が一に備えて、海外旅行前には海外旅行保険への加入をしておきましょう。




海外旅行保険加入者の保険金請求で1番多いのは病気やケガの治療費!

海外旅行保険の加入率は海外旅行経験者のおよそ7割ということですが、なんとその内の6割の方が海外旅行先で何らかのトラブルに遭遇しています。

保険会社が発表している2016年度の海外旅行保険加入者の保険金請求のうち、1番多い請求内容は「治療費」でした。


海外旅行保険で最も多く発生するトラブルの件数の項目は、怪我や病気による治療費、そして救急車の要請による医療費です。


そして被保険者が入院した際、家族が現地に渡航するための渡航費も請求が多い項目となりました。


海外旅行先では、思わぬ怪我や病気にかかることが多いということですね。

2番目は、荷物の破損・荷物の盗難

治療費の次に保険金請求が多い項目として、携行品であるカメラや携帯電話などの破損や盗難による損害を補償してくれる「携行品損害補償」です。

日本と比べると、海外は治安が良くない地域の方が多いです。


日本ではあまり被害に遭わないスリやひったくりなどの危険もあり、海外旅行中に盗難に遭うこともあります。


特に日本人はお金を持っているというイメージがあるようで、ヨーロッパでは日本人をターゲットにしたスリ集団もいる程です。


ヨーロッパに限らず、海外旅行時には盗難に遭わないよう十分に注意しておきましょう。

3番目は旅行事故緊急費用

3番目に保険金の請求が多い項目は、飛行機の遅延や欠航、航空会社に預けた荷物が旅行先に届かないなどによる損害を補償する「旅行事故緊急費用」です。

飛行機の遅延や欠航により、宿泊施設の手配や食事の確保に要した費用を補償してくれる海外旅行保険の特約は「航空機遅延費用補償特約」といいます。


また、出発地で航空会社に預けた荷物が現地に届かない、または紛失された際の損害を補償してくれる特約は「航空機寄託手荷物遅延等費用補償特約」といいます。


海外旅行では飛行機に乗る機会が多くなり、その分飛行機でのトラブルに巻き込まれる可能性も高くなります。


海外旅行保険では医療費だけではなく、このような飛行機でのトラブルにも対応してもらえるので、万が一に備えて海外旅行保険への加入をおすすめします。

コラム:海外旅行保険に入る4つの方法

海外旅行保険の加入方法には4つあることをご存知ですか? 


大きく分けて次の4つの方法があります。 

  1. 旅行代理店での加入  
  2. <オススメ>インターネットでの加入 
  3. 空港の自動販売機での加入 
  4. クレジットカード付帯のもの  

このうち、旅行代理店で加入するという方が多いのではないでしょうか。 


ほけんROOMでは、インターネットでの加入をオススメしています。 


この2つの入り方を比較してみました。以下の表をご覧ください。

旅行代理店での加入インターネットでの加入
保険料高い安い
保険の種類少なめ多い
加入できるタイミング旅行代理店で旅行を申し込む時いつでも
検討時間少なめじっくり好きなだけ

ご覧になればわかるように、海外旅行保険はインターネットでの加入の方が圧倒的お得なのです。 


さらに、インターネットでの加入であれば、保険料が安い上に、海外に行くまでならいつでも加入することができるのです。(現地についてからだと加入できないので注意) 


ただ自分で保険会社を選ぶのは意外と大変だと思います。 


ほけんROOMでは、おすすめの海外旅行保険について記事を書いています。


総合ランキングだけでなく、人によって違うオススメについても書いてあるので、参考になると思います。 


ぜひ読んでみてください!

まとめ:渡航先によって海外旅行保険の重要性も変わる

海外旅行保険の加入率についてお話してきました。

海外旅行ではいつトラブルに遭うか分かりませんが、海外旅行保険に加入しておくことで、高額な医療費や飛行機トラブルで生じる思わぬ出費も補償されます。


また、渡航先によっては保険の補償内容も考えておかなければなりません。


例えば、盗難の被害に遭う可能性が高い地域への渡航の場合、もしものときに備えて携行品損害補償を重視した保険に入るなど、渡航先によって海外旅行保険の重要性をよく調べておきましょう。


海外旅行保険の加入率が、海外旅行経験者のおよそ7割とは、多いでしょうか?少ないでしょうか?


やはり、海外旅行保険の重要性をもっと周知させ、加入率を上げるべきですよね。


すべての人が海外旅行を安心して楽しめるためにも、海外旅行保険の加入率がさらに上がることを願います。

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