海外旅行保険の適用期間はいつからいつまで？加入時の注意点とは

海外旅行中には、

• 環境の変化による体調不良
  
• 盗難
  
• 事故(加害者も被害者も）
  

といった予想できないトラブルに遭う可能性もあります。 

慣れないルールから、自分自身が加害者となってしまうことだってあるかもしれません。  

そして海外の多くの国では、医療費が日本よりはるかに高額です｡ 

よくあるような治療に数百万円かかるケースも決して珍しくありません｡ 

救急車も大抵は有料です。 

普段私たちが接している保険は、日本国内でのトラブルを対象としているものです｡ 

海外旅行で発生したトラブルへの保障は、海外旅行保険にしかできません。 

海外旅行に行くなら、海外旅行保険への加入は必須といえるでしょう｡ 

しかしいざ加入する際に、特に注意したいのはその保障期間｡ 

発生したトラブルが少し保障期間から外れていたために、保障対象にならなかった｡ 

そんな事態になりやすいのも、海外旅行保険の特徴なのです｡ 

そのため海外旅行保険が適用される保障期間と日数について、ぜひ正しい認識を持っていただきたいと思います｡

「旅行を目的とし自宅を出発してから自宅に帰るまで」 

この期間が、海外旅行保険の保障期間となります｡ 

つまり、自宅から空港に向かうまでの間にトラブルに巻き込まれてケガをした場合でも保障を受けることができるのです｡ 

他にも、たとえば

「自宅から空港までが遠いため、空港近くで一泊してから海外旅行に行った」

という場合でも自宅を出発した瞬間からが保障期間です｡ 

しかし注意してください｡ 

その道中で国内の観光地に立ち寄るなど、明らかに空港までの経路から外れているときの事故は保障されません｡ 

また契約期間内であっても自宅へ帰ってしまえば、その時点で保証期間ではなくなります。

対して、海外旅行保険の場合はどうでしょう｡ 

先ほども触れたように、自宅を出発してから帰国して自宅に帰るときまでが保障期間です｡ 

この期間中は国内にいても、海外旅行保険の保障対象です。 

これを前提条件として、具体的な海外旅行保険の日数カウント方法をご説明します｡

「渡航先との時差」

「現地に到着するのは翌日」

こんな事情は、まったく考える必要はありません｡ 

あくまで日本時間で何年何月何日に出発して、何年何月何日に帰宅するかで保険期間を考えます。 

 海外旅行保険の申込書への記入には、この考え方で保険期間の日数を記入してください。

その場合は、国内にいても自宅を出発したその日から保険期間の日数を数えてください。 

では飛行機の出発時刻が午前1：00など、前泊の必要はないときはどうなるのでしょう｡ 

これも日付としては搭乗の前日に出発するでしょうから、あくまで自宅を出発する日からが適用期間となります｡ 

たとえば4月10日に自宅を出発して4月11日の午前1：30の飛行に搭乗｡ 

4月16日の午前に自宅に着いたとします｡ 

実際に海外にいたのは4泊5日でも、保険期間は6泊7日となります。 

楽しい旅をさらに充実させるために、ぜひ心に留めておいてください。

「自宅を出発してから自宅に帰るまでの間に起こったトラブル」

これを保障します｡ 

しかし主だった国際空港には、その場で海外旅行保険に加入できるカウンターや自動販売機があります。 

たしかに海外旅行保険に加入しそびれていたという方でも、出発直前に加入することができて便利ですね。

その手軽さから「必ず空港で加入する」という方もいるくらいです。 

しかしせっかく自宅を出たときから保障できるのですから、事前に加入しておいた方が絶対に安心です。
 

事故などのトラブルというものは、いつ起こるか予測できません。 

空港に向かうまでの電車や車で事故に遭ってしまうかもしれません。 

そうなれば、海外旅行どころか生活が台無しになることだってあるのです｡ 

少しの手間を惜しんで「空港で加入すればいいか」と考えたばかりに大損する可能性だってないとは言い切れません｡

海外旅行保険は、ぜひ事前の加入をおすすめします。

• もし加入しそびれたら？
  

どうしても事前に海外旅行保険に加入する時間がなかった｡ 

さらに空港で加入しようと思っていたら、バタバタして結局加入できなかった… 

こんな場合、渡航先で海外旅行保険に加入することは可能なのでしょうか。 

残念ながら、海外では加入できません｡ 

海外旅行保険はあくまで、自宅を出発してから帰宅までの期間を保障するものです。 

つまり「出発地に戻ってくること」が絶対条件です。 

そのため出発地にいなければ、保険に加入することはできないのです。 

日本にいる家族に連絡して加入しておいてもらえば…というのもNGです｡ 

保障の対象となる方が出発地にいなくてはなりません｡ 

出発直前は誰もがバタバタするもの｡ 

そういった理由からも、しつこいようですが事前に加入しておくことをおすすめします。

ですから旅行期間が1日違っても、保険料が同じであるケースが多くあったのです｡ 

しかし現在では、1日単位で保険料が設定されています｡ 

ちょっとした日数の違いで、保険料がずいぶん変わることもあります｡ 

海外旅行保険の日数、つまり保障期間に間違いがないよう気を付けましょう｡ 

しかしプランの多くは、旅行開始日から90日を限度期間としています。 

つまり90日を超える旅行では、希望のプランに加入できないことがあります｡ 

さらに長期間の保障が必要である場合には、複数のクレジットカードに付帯する保険を合わせ技で使うというやり方もあります｡ 

ただしこの技には「利用できる条件がそれぞれで異なる」「保障が十分ではない」などの問題点もあります｡ 

とはいえ渡航の目的が旅行なのであれば、90日というのはかなり余裕のある日数です｡ 

通常の海外旅行保険におけるこの保障期間は、その性質に相応しいものといえるでしょう。

海外旅行保険の加入方法には4つあることをご存知ですか？

大きく分けて次の4つの方法があります。 

1. 旅行代理店での加入
    
2. <オススメ>インターネットでの加入 
3. 空港の自動販売機での加入 
4. クレジットカード付帯のもの  

このうち、旅行代理店で加入するという方が多いのではないでしょうか。 

ほけんROOMでは、インターネットでの加入をオススメしています。 

この２つの入り方を比較してみました。以下の表をご覧ください。

ご覧になればわかるように、海外旅行保険はインターネットでの加入の方が圧倒的お得なのです。 

さらに、インターネットでの加入であれば、保険料が安い上に、海外に行くまでならいつでも加入することができるのです。(現地についてからだと加入できないので注意) 

ただ自分で保険会社を選ぶのは意外と大変だと思います。 

ほけんROOMでは、おすすめの海外旅行保険について記事を書いています。

総合ランキングだけでなく、人によって違うオススメについても書いてあるので、参考になると思います。

ぜひ読んでみてください！

公的医療保険、自賠責保険、無料の救急車、清潔で安全な街並み、親切な人々… 

日本人がそこにあって当然と感じているもの｡ 

しかし海外ではそうとは限りません｡ 

「安全」はべらぼうに高い！ 

これが常識なのです｡ 

日本人は平和ボケしている､なんてよく言われていますね｡ 

海外に丸裸で渡航することの危険性を改めて認識し、ぜひ時間を作って事前に海外旅行保険にご加入いただければと思います｡ 

そしてどうか、素敵な旅の思い出を作ってくださいね｡