更新日:2020/07/16
学資保険と養老保険の違いは?教育資金を貯めるにはどちらがいい?
子どもの教育資金を貯める方法として、学資保険よりも利回りの良い方法を探していることでしょう。学資保険と養老保険は基本的に同じような仕組みであり、養老保険でも違いはないと考えている方もいるかもしれません。本記事では双方の違いとメリット・デメリットを紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
養老保険は学資保険の代わりになりうる?両者の違いは?
子どもの教育資金を用意するための方法として学資保険や養老保険を活用するかたも多いと思います。
しかし、その一方で学資保険と養老保険の違いやどちらが自分にあっているのかを理解できていないまま加入してしまっている人もいるのではないでしょうか?
学資保険と養老保険の双方の違いを知ることによって、自分にあった教育資金の貯め方が見つかるかもしれません。
そこで、この記事では学資保険と養老保険の違いを知るために、
- 学資保険と養老保険の基本的な仕組みは同じ?
- 学資保険と養老保険の違いは?
- 学資保険と養老保険ではどちらが教育資金を貯めるのに優れているか?
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読んでいただければ、学資保険と養老保険の違いやそれぞれのメリット・デメリットが分かると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
学資保険と養老保険の仕組みは同じ
学資保険とは
養老保険とは
学資保険と養老保険の違いについて
- 祝い金の有無の違い
- 保険期間の違い
- 死亡保険金の有無の違い
祝い金の有無の違い
学資保険は子どもの教育資金を用意するのが目的ですので、子どもが進学して入学費などが必要になるタイミングで、成長祝い金が受け取れるように考えられています。
ただし、成長祝い金が受け取れる分、保険期間満了時に受け取れる満期保険金は養老保険に比べて少なくなります。
仮に保険金受取り総額が200万円として、中学校入学時に20万円、高校入学時に30万円を受け取っていたとすると、満期時に受け取れる金額は残りの150万円となります。
成長祝い金は満期保険金を切り崩して支払われていることを認識しておきましょう。
学資保険 | 養老保険 | |
---|---|---|
満期保険金 | 支払われるが金額は大きくない | 大きい金額が受け取れる |
成長祝い金 | 子どもの成長に あわせて支払われる | なし |
保険期間の違い
学資保険 | 養老保険 | |
---|---|---|
保険期間の長さ | 最長で22年間程度 | 最長で50年間程度 |
保険期間の設定 | 子どもの年齢が 15歳・18歳・22歳になるまで | 1年単位で設定が可能 |
死亡時の保険金の有無の違い
まず、学資保険の死亡保障は、多くの場合、契約者(親)と被保険者(子)両方が対象になります。
ただし、それぞれの保障内容は大きく異なり、契約者が亡くなった場合の保障は以後の保険料が免除されるといった内容で、被保険者が亡くなった場合は死亡保険金が支払われる内容になっています。
オプションによって契約者が亡くなった際に毎年養育年金が受けとれるタイプも存在します。
一方、養老保険は保険期間満了したら満期保険金を、保険期間の途中で亡くなったら死亡保険金を受けとれる内容となっています。
養老保険の保障対象となるのは被保険者のみで、契約者の死亡保障はありません。
学資保険 | 養老保険 | |
---|---|---|
保障対象 | 子どもがなくなった際に支払われる (親が亡くなった場合は保険料免除) | 被保険者が亡くなった際に 支払われる |
保険金額 | 本来受け取れるはずの 保険金よりもかなり少ない | 満期保険金額と同額 |
まとめ:教育資金を貯めるには学資保険がおすすめ
- 学資保険と養老保険は、どちらもお金を貯めることを目的とした保険。
- 学資保険は、子どもの成長にあわせて保険金が受けとれる保険。
- 養老保険は、保険が満期になった場合でも保険期間中になくなった場合でも同額の保険金が受けとれる保険。
- 2つの保険の主な違いは「祝い金の有無」、「保険期間」、「死亡保険金の有無」。
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