更新日:2021/02/08
生命保険の掛け金を一億にする方法|死んだら保険で億単位の高額保険金を得るには
生命保険で掛け金を1億円にすることはできるのか気になりますよね。多くの方は1000万程度の保険金ですが、中には1億や3億といった億単位の保険に加入している方もいます。ただし月額の保険料が高額になりますので、実際にどのくらいの保険料になるか確認してみましょう。
内容をまとめると
- 保険金で1億円を目指すなら、掛け捨て型の生命保険
- 高額な保険金の設定は拒否される可能性が高い
- 短期間だけ高額な保険金を望むなら、収入保障保険がおすすめ
- 1億円の保険金を目指す方法としては、複数の生命保険に加入する、ユニバーサル保険に加入するの2つがあげられる
- 保険の仕組みについてもっと詳しく知りたい方、そもそも入る必要があるのか知りたい方は、保険のプロに無料相談するのがおすすめ
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
保険金一億円の生命保険に加入する方法とは?
結婚や出産など人生の大きなイベントを迎えると、生命保険のことを真剣に考え直すようになるものです。
生命保険はマイホーム購入をしていない人で小さいお子さんがいる家庭ほど高額な保険金設定の必要性が高いことをご存じですか?
賃貸住宅に住んでいてお子さんが小さく、奥様が女手ひとつで安定して働ける仕事に就いていない場合など、1億円以上の高額な保険金を希望するケースも珍しくありません。
一般の個人でも、掛け捨ての生命保険なら1億円の高額な掛け金に設定できますが、複数のテクニックを駆使して注意点を理解した上で検討する必要があります。
そこで今回の記事では
- 高額生命保険は掛け捨て型でないと難しい理由
- 1億円の死亡保障をつけるテクニック
- 1億円の保険金を掛ける際の審査基準
- 短期間の高額な保障に最適な収入保障保険
億単位の高額生命保険は掛け捨て型で検討するべき
簡単に言いますと、解約返戻金の有無と保障期間の有無でわかれます。
- 解約返戻金があり、期限のない、一生涯の死亡保障のいわゆる積み立て型の終身保険。
- 解約返戻金があり、期限のある養老保険。
- 解約返戻金がなく(あるいは、あったとしても少額)、期限のある死亡保障のいわゆる掛け捨ての定期保険。
以上の3パターンです。
掛け捨て型のほうが保険料が安いので、高額の死亡保障を実現しやすいです。
生命保険で死亡保障を一億円にする方法
一つの生命保険で一億円の死亡保障をつけるには、後ほど説明しますが、通常より詳細に保険会社からの審査が入ります。
そのため、まずはじめに検討する方法として、
- 複数の生命保険に加入する
- ユニバーサル保険に加入する
の2つの方法を説明します。
複数の生命保険に加入する
その方法は、掛け捨てで、1,000万円の死亡保障を10社の生命保険会社で加入する方法です。
もっとも、加入の際に、他社の生命保険会社での加入状況の聴取をうけることもありますし、他社を含めて、1年以内などでの集中加入状況を調査することも生命保険会社は可能です。
明らかに掛け捨て、一億円の生命保険の加入をすることが不自然だというように生命保険会社が判断すればそもそも加入を断られることもあります。
ユニバーサル保険に加入する
ユニバーサル保険とは
ユニバーサル保険とは保険を貯蓄部分と保障部分とにわけます。
ファンドと呼ばれる主契約の貯蓄部分をメインにして、ファンドに保険料を資金としてプールします。ファンドは保険会社が所定の方法で運用します。
そして、ファンドから、自分で決めた、死亡特約や医療特約、ガン関係特約の保険料を自動的に振り分けていくのです。
死亡特約などの各種特約は必要な時期に必要な分だけ、つけたり、外したりすることができ、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に保障を組み立てていけるということが特徴です。
一時日本でも売り出しがありましたが、現在日本において販売している生命保険会社は限られています。
マニュライフ生命保険で取り扱いはしていますが、あまり日本では知られていません。
将来の生活に向けた貯蓄として保険料を積み立て(フレックスファンド=積立金)、心配なものにあわせて積立金の全部または一部を保障にあてる保険です。「貯蓄」と「保障」をひとつの保険で準備できます。 特約は、万一のことに備える「死亡関係特約」、病気やケガ・介護などを保障する「医療関係特約」、ガンを保障する「ガン関係特約」を自由に組み合わせることができます。
出典: https://www.manulife.co.jp/manuflex2
ユニバーサル保険では保険料を自分で設定し、ファンドに積み立てていきます。ファンドの積立金については、銀行預金より高利率で運用されるのが一般的です。
しかしながら、積極的に運用して、資産を減らすリスクはあっても劇的に増やしたいというのであるならば、根本的に生命保険で投資をするという発想は持つべきではありません。
最初にもお話しましたが、生命保険は、被保険者(例えば一家の大黒柱のご主人様や会社の大黒柱の社長様)が亡くなった場合のリスクを金銭に転換する金融商品です。
あくまでリスクヘッジですので、生命保険会社の運用については、どうしても手堅い運用になってしまいます。
しかし、上記のマニュライフ生命保険で有意義だと思われるのが、掛け捨ての保険が1年更新で可能ということです。
死亡保険については保障期間が長い方が保険料が高くなるのが一般的です。10年の掛け捨てより、5年の掛け捨ての方が割安です。
なぜなら、10年より5年の方が保障期間が短いため、保険会社のリスクが減るからです。
よって、結果として保険料が安くなります。
一億円の保障が当初は必要だったとしても、上記のサンプル案件のように40年間も一億円が必要だということは現実にはなかなかありません。
毎年の掛け捨ての保険金額を減額していきながら、ファンドの積立額を増やし、貯蓄部分を増やしていくという使い方で一億円の保障を常に有していくことも可能です。
保険料及び、積立利率については各保険会社によると思いますが、目安として考えるなら、一億円を40年間で貯蓄するということになりますと。
一億円÷40年÷12カ月=20.8万円
単純に、利率も含めてタンス預金だと月々に約21万円の積立が必要となります。
低金利時代の現在日本の生命保険会社において、金利固定で、安定した運用で元本保証するような商品だと金利も年1%近辺が関の山なのが現状ですので、支払う金額は20万円前後になることが推測されます。
よくわからない、という方は無料保険相談を利用していただくのも、おすすめです。
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一億円の死亡保障をかけるには条件があるに注意
しかしながら、誰でも一億円という金額をかけることができるのでしょうか。
答えは「NO!」です。
先ほどもお話しましたが、不当な金額を生命保険で得ようとしないように、また、不当な手法で生命保険金を得ようとしないように、契約者及び被保険者の収入から考えて明らかに不相応に生命保険金が高額である場合など、加入を拒否されることも考えられます。
保険会社によって死亡保障は年収の何倍までと決まっている
そもそも、生命保険は亡くなった方の収入を担保するための機能を有します。それゆえ、加入する保険金額についても、年収をベースとして考えるわけです。
また、実際のところ、手取り年収が300万円の夫婦と子どもが一人の世帯で、上記サンプル例の掛け捨てで一億円の生命保険に加入したとします。
月々の手取り金額が25万円で、保険料が78,170円となると、実に月収の31%をご主人の死亡保障のみで費やしてしまうことになります。
これでは、生活は立ちいかないでしょう。
社会的信用がないと加入できない
そのような経済力というわかりやすい社会的信用も加入には必要となってきます。
しかしながら、例えば、25歳と年齢は若くとも、次期社長として会社の役員に入っているケースなど、その人が亡くなると、会社にとって著しい損失となるおそれがあるといった場合には、加入できる可能性も高くなります。
会社の場合、亡くなった際のリスクが、一般の個人家庭より、広範囲に及び、経済的損失も大きくなる傾向があります。それゆえ、高額な保険に加入しやすいのです。
若くても法人の役員であるということ。それだけで、社会的信用があるとみなされるわけです。
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参考:短期間だけ高額保険金を希望するなら、収入保障保険を検討してみては?
短期間だけ高額保険金を希望する場合、収入保障保険がおすすめです。
収入保障保険とは、死亡時に一定の年齢まで年金受給もしくは一括払いで死亡保障を受けられる生命保険で、若い年齢で死亡するほど死亡保障の保険金が高くなります。
つまり、加入して間もないタイミングで死亡するほど保険金が高額になるので、一定期間経過したら解約することで短期間だけ高額保険金をお得に掛けられる仕組みです。
実際に収入保障保険を活用した場合に受け取れる月々の保険金と死亡時に受け取れる保険金のシミュレーション結果を紹介します。
シミュレーション
- 性別:男性
- 保険期間:70歳満了
加入年齢30歳 | 加入年齢40歳 | |
---|---|---|
死亡時の保険金 (最大設定値) | 23万円 | 30万円 |
月々の保険料 | 9,975円 | 16,200円 |
契約5年後に死亡した際の保険金※ | 9,660万円 | 9,000万円 |
契約10年後に死亡した際の保険金 | 8,280万円 | 7,200万円 |
※30歳で契約して5年後の35歳で死亡した場合は月々23万円×12ヶ月×35年=9,660万円。
40歳で契約して5年後の45歳で死亡した場合は月々30万円×12ヶ月×25年=9,000万円。
ご覧の通り、収入保障保険は契約年齢が若いほど月額保険料が安く、死亡時の保険金が高くなります。紹介したシミュレーションの場合は30歳で加入して月々23万円の保険金設定にすれば、加入後5年は月々約1万円で1億円前後の死亡保障を付けられる仕組みです。
収入保障保険は、加入年齢が若いほど保険料が安いですが、保険期間が短くなるほど死亡時に受け取れる保険金の総額が少なくなるので注意しましょう。
養老保険のシュミレーションについてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
- 掛け捨て生命保険は高額な保険金に向いている
- 1億円の保険金設定をするには2つの方法がある
- 高額な保険金設定は契約拒否されるリスクがある
- 収入保障保険を活用した裏技
しかしながら、掛け捨てであれ、一億円の生命保険料の支払いはそれなりに、社会的信用と経済力がなければそもそも加入することが難しいことがほとんどです。
また、貯蓄と保障を一つの保険で準備ができる新しいタイプの保険であるユニバーサル保険に関しても、結局保険料の支払いが可能であるか、社会的信用があるかどうか、という点に帰結します。
そもそも、掛け捨てで他の種類の保険より割安とはいえ、加入者の年齢によっては、トータルの総支払保険料が一億円を超えてくることも考えられます。
また、保障期間が決まっているので、たとえば80歳を超えて亡くなってしまうと保険金がまったく入ってこないこともあり得ます。
そうなると、支払った保険料を貯金していた方が有意義だったという結論に至ってしまいます。
なぜ、一億円の保険金が必要なのか、その保険料を支払うことが可能であるのかどうか、まずは、お近くのファイナンシャルプランナーや、ご加入の生命保険会社の担当者にご相談をされるのが一番でしょう。
その際には、むやみに一億円の保険を勧める担当者にはお気を付けください。自身の手数料や成績のことを優先的に考えている可能性がありますので。
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生命保険の選び方が気になるという方はぜひこちらを読んでみてください。