外貨建て保険の死亡保険金の受取について!損しない方法や注意点

外貨建て保険の死亡保険金の受取は突然発生します。受取方法について、受取条件や必要書類と相続の知識を慌てて調べる方は多いのではないでしょうか?外貨建て保険の死亡保険金受取りは外貨で行いますので為替相場にも注意し、損しない外貨資産の運用方法を考えましょう。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

外貨建て保険の死亡保険金の受取方法や使い道は?

近年、高金利で運用できる外貨建て保険を契約する人が急増しています。


しかし、外貨建て保険の死亡保険金は外貨での受け取りになるため、いざ保険金を受け取ることになったとき、遺族の方が戸惑ってしまうケースが多いようです。


普段馴染みのない外貨は、取り扱いが複雑で難しそうですよね。


そこでこの記事では、

  • 外貨建て保険で死亡保険金を受け取るための条件や注意点
  • 外貨建て保険で受け取った死亡保険金の活用法

以上について詳しく解説していきます。


この記事を読めば、外貨建て保険の死亡保険金について基本的なことが分かり、受け取った保険金を有効活用するためのヒントになるかと思います。


ぜひ最後までご覧ください。


外貨建て保険の死亡保険金を受取り方法や注意点

外貨建て保険の死亡保険金を受け取る場合、基本的には外貨で受け取ります。


保険会社等に保険金の請求をする際はいくつかの条件があり、また必要書類もいくつか揃える必要があります。


また外貨を円貨に変えるときは、手数料がかかるのに加えて為替相場の影響を受けるので、両替のタイミングにも注意が必要です。

死亡保険金の受取方法や条件、必要書類

受け取り条件

外貨建て保険の死亡保険金を受け取るには、請求者が死亡保険金の受取人であることが条件になり、被保険者が亡くなられてから3年以内に請求する必要があります。


もし保険金受取人が亡くなられている場合、受取人の法定相続人が請求することができます。


尚、法定相続人が複数人の場合は代表者 1 名にまとめて支払われます。


受け取り方法

死亡保険金受取人(請求者)本人名義の口座に振り込まれます。


外貨建て保険の場合、通常は外貨での受け取りになりますが、「円支払特約」を付加することで円貨での受け取りができます。


但し死亡保険金受取人が複数人の場合は、受取通貨を統一する必要があります。


また、「遺族年金支払特約」を付加することにより、保険金を年金形式で受け取ることもできます。


必要書類

死亡保険金の請求には、以下の書類を提出する必要があります。

  • 死亡保険金請求書:保険会社が発行
  • 保険証券
  • 印鑑登録証明書(受取人全員分)
  • 被保険者の住民票または戸籍謄本:亡くなった事実が記載されたもの
  • 死亡証明書

次のケースに該当している場合は、上記書類に加えて別途書類が必要になります。


<受取人が法定相続人の場合>

*法定相続人の代表者1名へ支払われます。

  1. 被保険者の戸籍謄本 
  2. 受取人全員分の戸籍謄本
  3. 相続人代表者選任念書
  4. 相続人代表者選任届

上記3・4は、基本保険金額が外貨建て30万(米ドルなど)また円建て3,000万円を超える場合に必要となります。


<受取人が亡くなられている場合>

*選任された代表者1名へ支払われます。

  1. 受取人の戸籍謄本
  2. 相続人代表者選任念書
  3. 相続人代表者選任届

上記2・3は、基本保険金額が外貨建て30万(米ドルなど)また円建て3,000万円を超える場合に必要となります。


契約通貨の変換レート、変換手数料に注意しよう

外貨建て保険で受け取る死亡保険金は、契約通貨の変換レートにより変動します。


例えば保険金が10万ドルだった場合を考えてみます。


受け取り時に1ドル=90円のとき受取額900万円、1ドル=100円のとき受取額1000万円、また1ドル=110円のとき受取額1100万円となります。


このように、わずかなレートの変動により受取額が大きく変わってきます


また、もう一つ外貨建て保険で注意すべきことは「変換手数料」です。


外貨から円貨に両替する際には必ず手数料がかかります。


変換手数料は保険会社によって違うので、契約先の保険会社に確認してみてください。

外貨建て保険の死亡保険金の使い道についてアドバイス

いざ外貨建て保険の保険金を受け取ったとき、受け取り方だけでなく使い道にも迷われることがあるかと思います。


特に死亡保険金ならばある程度まとまった額が手に入ることになり、使い道やペース配分等、分からなくなる人もいるようです。


そこでこの章では、保険金のオススメの活用法についてご紹介します。


終身保険、養老保険、個人年金保険など目的は人それぞれ

生命保険は大抵の場合「万が一があった時、残された家族が安心して暮らしていけるように」という想いで契約されるものです。


例えば子供のいる家庭のお父さんが亡くなられた場合、受け取った保険金は日々の生活費・養育費等に充てられる方が多いと思います。


しかし、契約者が将来的に満期保険金や個人年金を受け取る予定で契約をしていた場合、遺族は想定していなかった保険金を受け取る場合があります。


特に外貨建て一時払い終身保険などの場合、多くは資産形成を目的としているので、このようなケースが考えられます。


その時は保険金を無計画に使い切らないように、リスト作成するなどして計画を立てるのがオススメです。


また、一度に全部使ってしまいそうで不安であれば、特約を付加することによって年金形式で少しずつ受け取ることができます

死亡保険金をすぐに使う予定がない場合は?

外貨建て保険で受け取った死亡保険金をすぐに使う予定がなく、また円高の場合は、円に両替せずに外貨のまま運用するという手もあります。


両替する必要がないため、為替手数料がかからないメリットがあります。


この場合の運用先としては「外貨建て生命保険」「外貨建てMMF(投資信託)」「外貨預金」など、いくつか選択肢があります。

他の保険商品で資産形成!FPさんと出口戦略について相談しよう

外貨建て保険は「受け取り方法」一つを見ても複数の選択肢があり、円建て保険より判断の難しい商品だといえます。


大切な方から受け取った保険金を無駄にしないよう、判断に迷った時はFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみるのも良いでしょう。


FPはとは保険・税金・投資など、お金に関する様々な知識を持つ国家資格であり、あらゆる視点から最適なアドバイスが受けられます。


またほけんROOM内にある「マネーキャリア相談」からでも、FPに相談することができます。


ぜひご活用ください。


まとめ:外貨建て保険の死亡保険金は柔軟に活用しよう

外貨建て保険で受け取る死亡保険金について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、

  • 外貨建て保険の死亡保険金は、受取人は請求する必要がある
  • 円貨から外貨に両替する際は、手数料や為替レートに注意する
  • 外貨建て保険の死亡保険金を受け取った場合は、計画的に活用または運用することが大切である

以上のことでした。


大切な家族が残してくれた保険金なので、無駄にならないように受け取りたいですよね。


その為には、外貨建て保険特有のリスクを理解する必要があります。


外貨で保険金を受け取ることになった際は、知識のある方に相談するなどして、ご自分が納得できる方法で活用されてください。


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ぜひご覧になってください。 

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