更新日:2023/03/30
C型肝炎でも保険に入れる?加入基準や告知ポイントを解説!
C型肝炎と診断されると保険に入れなくなると気になっている方に向けて解説しています。C型肝炎を患っていても加入できる保険はあるのに手術暦のある方向けの高い保険料の保険商品に加入して損をするケースが多々あります。C型肝炎の人は必ず保障内容や保険料を比較して検討しましょう。
内容をまとめると
- C型肝炎と診断された経験がある人も保険に加入できる
- 症状や治療経過によって保険会社ごとに違う審査を通過できず高い保険料を設定される場合がある
- C型肝炎に関する告知は診断日や治療経過を詳細を記入することが大切
- がんを発症するリスクが高まるため高額な医療費に備えておく必要がある
- C型肝炎で保険の悩みがあるなら持病保険専門のマネーキャリアの保険相談を有効活用することがおすすめ!
目次を使って気になるところから読みましょう!
C型肝炎でも保険に安心して入るためにプロの加入診断をおすすめする理由
C型肝炎と診断されて治療を受けていても保険に加入できるのかお悩みの方は、持病保険のプロに加入診断してもらいましょう!
持病保険のプロによる加入診断をおすすめする理由
- 加入できる保険が存在するのか教えてもらえる
- 適切な保険料の商品を提案してもらえる
- 保険に加入してからもアフターフォローがあるので安心
C型肝炎でも保険に加入できますか?
C型肝炎の場合、一般の保険へ加入することは難しいといえるでしょう。しかし告知項目の少ない引受基準緩和型保険なら加入できる可能性があるので諦めてはいけません。
C型肝炎患者のうち60~80%は慢性肝炎となり、長い年月をかけて肝臓がんや肝硬変に進行する可能性があります。C型肝炎と診断されたり治療をおこっている場合、将来の保険金や給付金支払いが高くなるため保険会社は加入を拒否するケースが多いのです。
一般的な保険の告知項目は10問以上ありますが、引受基準緩和型保険では3つの項目に絞っているため加入しやすくなっています。そのためC型肝炎を患っていても告知項目に該当しなければ加入できる可能性があるのです。
告知項目の代表例には以下のようなものがありますが、保険商品ごとに違いがあるので事前に確認しておきましょう。
- 直近3ヶ月以内に医師の診察・検査・健康診断などで入院や手術、がんの疑いで検査をすすめられたことがありますか。
- 過去1年以内に病気や怪我で入院または手術を受けたことがありますか。
- 過去5年以内にがん・肝硬変・アルコール依存症・統合失調症・認知症と診断されたことがありますか。あるいはそれらの病気で入院や手術を受けたことがありますか。
また引受基準緩和型保険に加入する場合は、メリットやデメリットをよく理解しておくことも大切です。
メリット | デメリット |
---|---|
・入院や手術の保障を準備できる ・C型肝炎に関係する病気も保障される | ・保険料が高く設定されている ・保障される金額が少ない ・特約の種類が少ない |
保険商品によっては加入後1年を経過するまで保障を削減される場合もあるので、保障内容や保険料を比較しながら検討することが重要です。
C型肝炎でも加入しやすい保険の種類
保険種類の違いによりC型肝炎を患っていても加入しやすい保険は4種類です。
- 引受基準緩和型の生命保険や医療保険、がん保険
- 無告知型保険
- 傷害保険
- 個人年金保険
無告知型保険 | デメリット |
---|---|
保険料 | ・非常に高く、保障金額より支払った保険料の方が高くなる場合がある ・更新ごとに保険料が上がる |
保障内容 | ・入院と手術保障以外に損害保険の保障がプラスされるが外すことはできない ・加入時の病気に対しては保障されない ・加入から一定期間は保障されない(保険会社ごとに期間は異なる) |
保障期間 | ・5年など短期間の契約のため更新ごとに保険料が再計算される |
- 怪我に対する保障は傷害保険
- 老後への貯蓄なら個人年金保険
病気への保障がない傷害保険は健康に関する告知がないため、C型肝炎でも加入することができます。
個人年金は貯蓄系商品のため、死亡保障も解約返戻金相当であることから健康に対するリスクを重視する必要がなくC型肝炎を患っていても加入することができます。
そもそもC型肝炎はどういう病気でなぜ保険加入が厳しくなるのか
C型肝炎は肝臓の炎症が慢性化しやすく、少しずつ肝臓は線維化し肝硬変となります。肝機能が働かなければ肝機能障害を起こし、やがて肝臓がんを発症するリスクが高まる病気です。
健康なひとに比べてC型肝炎のひとは肝硬変や肝臓がんへのリスクが高く、給付金や保険金を支払う可能性は非常に高いと判断されるため、保険加入時の審査を通過できず保険加入が厳しくなります。
保険会社が審査を行わなければ誰でも加入できることになり、加入者の公平性が保てず健康なひとでも持病があるひとに合わせて高い保険料を払う必要が出てきてしまうのです。
告知内容に基づいた審査は、保険会社や保険商品ごとに違いがあるので、C型肝炎を患っているひとは審査を通過できる可能性を見極めて、保険の申し込みを行う必要があります。
- C型肝炎の完治から〇〇年を経過している
- C型肝炎と診断されてから〇〇年を経過している
C型肝炎でも保険に加入する必要性とは?
C型肝炎に対する抗ウイルス治療は国や自治体から医療費を助成してもらうことができますが、肝臓がんや重度の肝硬変を患うと助成金だけでは不足してしまう場合があり、満足な治療を受けたいなら保険で備えることも考えておく必要があります。
C型肝炎により肝臓がんや重度の肝硬変で入院・通院が必要となった場合、自己負担額が1万円になる助成金がありますが、都道府県によって違いがあり東京都では以下のすべてに該当しなければなりません。
- 東京都内に住所がある
- 肝がんや重度肝硬変と診断され入院または外来医療を受けている
- 年収がおおむね370万円未満(生活保護受給者は除く)
- 高額療養費算定基準額を超えた月が申請月より前の11ヶ月以内に2ヶ月以上ある
- 肝がん・重度肝硬変の治療の研究への協力に同意している
治療内容 | 平均入院日数 | 平均総額医療費 (3割負担の場合) |
---|---|---|
腹腔鏡下肝切除術(部分切除)(単回切除) | 9.9日 | 41万8,500円 |
肝切除術(部分切除)(単回切除) | 19.9日 | 45万8,800円 |
シスプラチン動注療法 | 6.6日 | 12万5,600円 |
まとめ:C型肝炎の保険加入でお悩みならマネーキャリアの無料相談がおすすめ!
C型肝炎と診断されてこれから加入できる保険があるのか悩んでいるなら、マネーキャリアで保険の無料相談を活用しましょう。
一般の保険へ加入することが難しいC型肝炎ですが、持病保険のプロなら加入できる保険を選別し、相談者にとって保険料や保障内容など最適な保険商品を提案してもらうことができるのです。
保険業界の知識を持たないC型肝炎のひとが保険に加入すると、以下のような状況を招いてしまう恐れがあるので注意しておきましょう。
- 希望する保険商品は加入を断れてしまう
- C型肝炎に関連する病気は保障の対象外となってしまう
- 一定期間は何も保障されなくなってしまう
- 無駄に高い保険料の保険へ加入してしまう