更新日:2023/03/15
下垂体腺腫の発症後でも保険加入はできる?
もしも下垂体腺腫のような良性の腫瘍が見つかってしまったら、良性だから命にかかわるような病気でないとはいえ、脳における腫瘍ですからとても心配ですよね。ただ良性の場合の治療費は保険で適用されるのでしょうか。また、大きな病気を発症してしまった後でも保険に加入できるのでしょうか。
内容をまとめると
- 下垂体腺腫の治療は保険は適用範囲内で契約済みの保障は受けることができる
- 下垂体腺腫は良性の脳腫瘍
- 通常の保険に入れなくなる可能性が高い
- 引受基準緩和型・無選択型なら入れる可能性がある
- 下垂体腺腫の保険加入でお悩みなら持病保険専門のマネーキャリアの保険相談を有効活用するのがおすすめ!
目次を使って気になるところから読みましょう!
下垂体腺腫の治療は保険が適用される?
女性の方で生理不順や生理が突然止まってしまったり、妊娠もしていないのにおっぱいが出るなどの症状を経験した方はいらっしゃるでしょうか。
ストレスによって生理不順や生理が止まつことがありますが、これはホルモンのバランスが崩れて妊娠している状況と同じ状態になり、生理が止まったりおっぱいが出たりするのです。
ところがストレスばかりでなく、脳腫瘍のなかでも3番目に多いと言われている下垂体腺腫にも、このような症状のほか目が急に悪くなったりすることがあります。
そこでこの記事では、下垂体腺腫を発症してしまった時に保険が適用になるのかなど、下垂体腺腫についても詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 下垂体腺腫は医療保険の適用範囲内
- 下垂体腺腫とは?
- 下垂体腺腫手術を受けた人は医療保険の加入は難しい
下垂体腺腫の治療は保険の適用範囲内!
下垂体腺腫になったとして治療を受ける際に公的な健康保険はもちろん、民間の保険も適用範囲内であるため、保障の対象となります。
自己判断では小さな腫瘍で良性となると保険の適用範囲ではないと思われがちですが、現在の医療保険ではほとんどが給付金の対象となっています。
手術を含めての入院は1週間から10日ほどが一般的となっていますから、手術給付金や入院給付金も対象となりますし、退院後の定期的な通院での治療や検査に関しても保障の対象となっています。
さらに保険会社の多くは手術給付金に関して手術の重さにより倍率を決めていますが、下垂体腺腫の手術に関しては40倍となっています。
さらにひと月の治療費が高額になる場合は高額療養費の請求も行いましょう。
下垂体腺腫とはどんな病気?
下垂体腺腫はいったいどんな病気なのでしょうか。
まず下垂体とは頭蓋骨の中にある内分泌器官で、ホルモンを分泌しながら体のコントールをしている器官です。
下垂体腺腫は脳の前葉に発生する腫瘍ですが、そのほとんどが良性と言われていますので、手術で全摘出することで完治する病気でもありますが、発症率は10万人あたり年間2人から3人という割合で発症しています。
ここからは下垂体腺腫について詳しくみていきましょう。
もしも自分にも当てはまるという方は参考にしてみてください。
- 主な症状
- 治療法
下垂体腺腫の主な症状
下垂体腺腫の原因は不明と言われていますが、体内のホルモンの環境の変化が影響を与えている可能性があると考えられています。
特に女性の場合、妊娠や出産またはホルモン療法などで影響を受ける場合があると言われています。
そのため、女性と男性ではホルモンの分泌が違いますので、症状も違ってきます。
女性
- 生理不順
- 生理が止まる
- 妊娠もしていないのにお乳が出る
- 急に目が悪くなる
- 不妊治療を行っても妊娠しない
- 急激に太った
男性
- 性欲が低下する
- 勃起不全
- 急に目が悪くなる
- 急激に太った
女性の方なら生理不順などはよくある現象だと思いますが、妊娠や出産後に起きる場合は注意が必要です。
また、ストレスなどによってホルモンのバランスが崩れてしまい、生理がこなくなってしまったり、ひどくなると妊娠もしていないのにお乳が出るといった症状も実際にあらわれていますので、下垂体腺腫の検査をしてみてはいかがでしょうか。
下垂体腺腫の治療法
下垂体腺腫は腫瘍が小さいものであればすぐに摘出手術を行いますが、ホルモン過剰症状を治療しなければならないため薬物療法などが必要となることもあります。
下垂体腺腫の治療は、ほとんどが1回の手術で完治される方が多いですし、腫瘍自体が生命に関わることはまずありませんし、良性の腫瘍の場合は、手術を行うことで正常な下垂体の機能が回復できていますので、取り除くことができれば安心できるはずです。
ただし、下垂体腺腫のなかにはまれに短期間で急速的に大きくなり、手術で摘出しても何度も再発を繰り返すことがあるため経過的な観察が必要です。
そのほか手術を何度も行ったり、薬物療法そして放射線療法を繰り返して行わなければならない場合もあるようで、そんな治療を繰り返すうちに悪性度が高くなってしまい、最終的には脳に広がっていったり体に転移することもあります。
そうなってしまうと悪性の下垂体癌になり、治療も高額な抗がん剤を使わざるを得ないこととなるため健康保険の対象外となってしまいます。
下垂体腺腫の手術をした人は保険の加入が難しい!
下垂体腺腫などの脳腫瘍の場合に手術を行った人は、保険への加入はとても難しいとされています。
なぜなら、一般的に脳の手術を行うと生命危険度が高いうえに、手術や放射線治療を行った後に後遺症が残るといったケースが多いためです。
ただ脳腫瘍の中でも下垂体腺腫は良性であり後遺症もなければ、保険に加入できる可能性は高いはずです。
そこで下垂体腺腫の手術をした方でも加入できる保険はあるのか、下記の内容を詳しくみてみましょう。
- 加入の可能性がある保険
- 保険のプロに相談
引受基準緩和型・無選択型なら入れる可能性あり
もしも大きな病気になったとしても、保険会社各社に加入できる保険は数多く用意されていますので、主な引受基準緩和型と無選択型の特徴をみてみましょう。
引受基準緩和型
- 簡単な告知で加入できる
- 普通の保険に比べると保険料が高い
- 終身保障がある
- 既往症の再発に伴う入院や手術でも保障対象
- 契約後一定期間、保険金や給付金が削減される
- 保険金や給付金の上限が低い額
無選択型
- 健康状態の告知が不要で誰でも加入できる
- 保険料が引受基準緩和型よりもさらに割高
- 既往症の再発に伴う入院や手術は保障対象外
- 保険金や給付金の上限が低い額
このように、引受基準緩和型と無選択型の保険なら多少のデメリットはあるものの、下垂体腺腫でも加入できる場合もありますので、検討してみましょう。
保険について不安がある方は保険のプロに無料で相談を!
保険に加入したいけれど、病気のことがありでなかなか検討さえもできないという方もいらっしゃるでしょう。
さらにいくら保険に加入できると言われても、保険料が高いとか既往症に関して保障対象外となっているなど、デメリットが多すぎて保険から遠のいている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時には、マネーキャリアで保険のプロに無料で相談してみることをおすすめ致します。
どうせ自分は保険には入れないと自己判断をしている方や、持病があるからと敬遠していたりあきらめていた方でも希望の保険に加入できることもあります。
自分では調べられないような商品にも巡り合えるかもしれませんから、ぜひマネーキャリアで保険のプロを活用して納得のいく保険商品を見つけましょう。
下垂体腺腫や手術歴の告知について
医療保険や生命保険に加入の際には自分自身の健康状態の告知は欠かせません。
基本的な告知内容としては、職業等、身長や体重、過去の病歴や病名そして治療期間など、または過去にケガによる入院など、そして現在の健康状態や、身体の障がい状態について事実を正確に伝えなければなりません。
さらに3ヶ月以内に医者にかかったことがあるか、また検査を受けたことがあるか、現在治療中なのか治療を終えたのか、投薬を受けたことがあるのか、現在もまだ投薬中なのかも告知する必要があります。
そのうえ現在入院中や治療中の場合にはその詳細を伝えておかなければなりませんし、薬を服用中の場合には何を飲んでいるのかその詳細も伝えましょう。
もしもたとえ数年前に病気になっていたとして、何年か前なら加入できなかったという方も、現在なら加入できるということもあるかもしれませんので、告知は正確に詳しく伝えることが大切です。
まとめ:大きな病気にかかる前に保険に加入しないと損をする!
ここまで、もしも下垂体腺腫になってしまったときに治療費は民間の保険で適用されるのか、発症してしまった後でも民間の保険には加入できるのかについて解説してきましたが、下垂体腺腫かどうか気になっている方にとっては参考になったのではないでしょうか。
- 下垂体腺腫の治療は保険は適用範囲内で契約済みの保障は受けることができる
- 下垂体腺腫は良性の脳腫瘍
- 手術を受けたような人のような保険に不安がある人は保険のプロに相談しよう