産後に子宮復古不全になった場合でも保険加入はできる？

妊娠中・出産の時には誰にでも病気やトラブルのリスクがあり、何の問題もなく出産が終わることは珍しいことです。

やっと生まれた！と思っても母体にはトラブルが残ってしまうこともよくあります。

子宮復古不全は出産後に子宮の収縮が起こらない病気です。

子宮復古不全と診断された経験があっても保険に入ることができるのか、解説していきます。

ほけんROOMでは他にも妊娠中の疾患・女性疾患についての記事を解説していますので、合わせてご覧ください。

通常出産後約6週間で子宮は妊娠前の大きさに自然に戻ります。

しかし子宮復古不全では妊娠・出産によって、大きくなった子宮が元に戻らなくなってしまいます。

子宮の大きさが元に戻らないことによって、出血や悪露が長引くなど、母体の回復が遅れてしまtたり、お腹の痛みや感染症を引き起こす要因になってしまいます。

母体への負担を減らすため、子宮の大きさや形を元に戻すための治療が必要です。

分娩後、支給復古不全になると「子宮が大きくやわらかい」「子宮底が高い」と言った特徴が現れます。

自覚症状としては、長引く血性の悪露（産後に出るおりものが血液のような状態となったもの）や、大量出血などが多くあります。

さらに、長引く悪露を放置すると産褥感染症を引き起こし、産褥熱という発熱や全身の症状悪化を引き起こすこともあります。

出血が続く原因としては子宮内の毛細血管を含め、回復が遅れていることなどが挙げられます。

子宮復古不全の治療は症状によって個人差があります。

程度によってどのような流れで治療が行われるか以下でまとめます。

1. 子宮収縮剤の投与→残存物の排出
2. 産褥感染症の危険がある場合→抗生剤の投与・貧血の場合→鉄剤の投与
3. 子宮が元に戻らない場合→最終手段として手術
4. 排尿・排便・授乳で回復をサポート

手術は負担が大きいため、他の方法で治療が試みられることが多いです。

前回の出産で子宮復古不全になってしまった場合や、手術歴がある、既往歴があるという場合に、次に保険に加入することができるのかどうか不安になりますよね。

そんな時は加入しやすい保険を保険のプロと相談しませんか？

保険に関しては一人で考えるよりも、知識豊富な保険のプロと相談することが良い場合も多くあります。 特に、何らかの病気で告知が必要な場合は特にです。

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手術歴・持病があり、通常の保険に加入できなかった場合には

無選択型・引受基準緩和型という保険の種類があります。

引受基準緩和型保険はその名の通り、告知事項が少ないことが多く、告知事項に当てはまらなければ加入できます。

一口に引受基準緩和型と言っても様々な告知内容がありますので、入れる保険を見つけるのが良いでしょう。

無選択型保険は告知事項がなく、誰でも入ることができるのですが、その分保険料が高くなります。

子宮復古不全で手術をした場合に、その手術歴を隠して保険に入ることはできません。

隠してしまい、加入した場合には告知義務違反に該当します。

告知義務違反に該当した場合は

• 契約解除
• 保障がなくなる
• 再加入が難しくなる

いかがでしたでしょうか。

まとめると

• 子宮復古不全は分娩後、子宮の収縮が起こらない状態
• 様々な感染症を引き起こす可能性もあるため治療が必要
• 症状がひどく手術になった場合は保険加入が難しいことも
• 告知は嘘をついてはいけない