更新日:2024/03/07
不妊治療を諦めた芸能人とは?壮絶な体験談と諦めるタイミングなど
不妊治療を諦めた芸能人の事例をみて、ご自身の諦めるタイミングを決めようと考えていると思います。特に40代の不妊治療中の方は、子供ができないと悩みから、治療の費用まで負担が重く諦め時に悩むと思います。今回、不妊治療を諦めた芸能人の紹介と諦め時まで紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
不妊治療を諦めた芸能人が伝える不妊治療の体験談
不妊治療に取り組んでおられる方の中で、なかなか妊娠に結びつかないと悩んでおられる方も多くいらっしゃると思います。
特に、長年不妊治療をしている方や、年齢が40代になっている方など、この先いつまで不妊治療を続けるべきか悩んでいるのではないでしょうか。
そんな時、芸能人の例を考えてみることも、ひとつの選択のきっかけになるかもしれません。
そこでこの記事では、
- 不妊治療を諦めた芸能人
- 不妊治療を諦めるタイミング
- 不妊治療に成功した芸能人
- 不妊治療期間の費用を抑える方法
などについて、わかりやすくご説明していきます。
また、不妊治療中でも加入でき、女性疾病が手厚く保障される医療保険「子宝エール」についてもご紹介していきます。
今後も不妊治療を続けていくか悩んでおられる方、是非最後までお読みいただき、ご自身の判断に役立てていただければと思います。
不妊治療を諦めた芸能人とは?
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、3組に1組の夫婦が不妊を心配したり悩んだりしているとされており、実際に5.5組に1組の夫婦が不妊治療を行っているそうです。
思ったより多いと感じた方も多いのではないでしょうか。
この数字は、一般人、芸能人に関係ありません。
芸能人のご夫婦の中にも不妊治療を行い、その結果諦めた方もいらっしゃいます。
以下で具体的にお二人の芸能人の方の例をご紹介しますので、ご参考になさってみてください。
陣内貴美子
陣内貴美子さんといえば、元バドミントン選手で、テレビ番組のキャスターとしても人気がありますよね。
いつも明るい笑顔が印象的な陣内さんですが、彼女も不妊治療に悩んでいたようなのです。
陣内さんは、37歳で元プロ野球選手の金石昭人さんと結婚、39歳の時に不妊治療のタイミング法を始め42歳まで続けますが、卵管がねじれていて妊娠しにくいことがわかります。
その後、体外受精に切り替えますが、この期間が体力だけでなく精神的にも非常につらかったそうです。
体外受精のたびに自分で自分を追い込むような精神状態になり、そんな陣内さんを見かねたご主人の金石さんから「もうやめよう」と言われ、不妊治療を諦めたそうです。
女性の立場からすると、「次は妊娠するのでは?次こそは?」と出口の見えないトンネルの中を光を求めながら歩き続けるような感覚になってしまうのでしょう。
そんな時、ご主人が冷静に状況を見極めることで、不妊治療を諦めたきっかけになったのかもしれません。
益子直美
益子直美さんは元バレーボール選手で、40歳で12歳年下のプロの自転車ロードレーサーの山本雅道さんと結婚されました。
当初は、不妊の心配はされていなかったようなのですが、結婚後2年たっても妊娠しないことから、婦人科で診てもらったところ、子宮にポリープが見つかり手術をし、無事に成功します。
この手術の後、42歳になった益子さんの不妊治療が始まるのですが、タイミング法から体外受精へと段階をふんでも、なかなか妊娠にはむすびつかず、2年余りの不妊治療期間で採卵できたのは2回だったそうです。
年に200万かかった費用もさることながら、益子さんも陣内さんと同様に精神的にどんどん追い詰められていきます。
そんな中で、費用の問題、年齢の問題などを考えて45歳で不妊治療はやめようと、ご主人と話し合って決めたということです。
益子さんの場合も、ご主人の理解と愛情に支えられて不妊治療を諦めました。
不妊治療を始める人は、精神面、経済面、身体面と負担が大きいです。
特に、身体面の負担においては、子宮がんや子宮内膜症を不妊治療中に患うことが多く、不妊治療費とは別途で手術費、入院費を全額自己負担しなければいけません。
よって、不妊治療中は医療保険に加入する方が多いようです。
不妊治療を諦めた芸能人が伝える壮絶な苦悩とは
上で、芸能人の陣内貴美子さんや益子直美さんの不妊治療の例をお伝えしましたが、お二人とも何度やっても妊娠にいたらない期間が長く続き、精神的に追い詰められ非常につらい時期をすごされていたということがよくわかりましたね。
精神的につらいのはもちろんのこと、身体的にも非常にきついですし、また、金銭的にも治療費は非常に高額になります。
お二人がどのようなことに苦悩していたのか、以下で具体的に見ていきましょう。
高額な費用と大変な通院の日々
不妊治療で高額な費用がかかるのは、(タイミング法・人工授精の後の治療法の)体外受精と顕微授精です。
体外受精は1回30万円~50万円前後、顕微授精は30万円~60万円前後で、これらには健康保険は適用されないため、全て自己負担となります。
回数の制限はありませんが、1回の治療で月経の開始から1ヶ月~2ヶ月程度かかります。
陣内さんの場合は、50万円の体外受精、60万円の顕微授精を何度も行ったそうですし、益子さんも年に200万円かかったとおっしゃっていましたね。
また治療のための通院に関しても、陣内さんは「排卵誘発剤の注射をするために、毎日病院に通院した」、益子さんも「現役時代以上に治療に集中した」というくらい、お二人とも、芸能人としてハードな仕事をこなしながら、治療に集中されていたことがわかります。
体外受精に何度も挑戦した
上でも少し触れましたが、陣内さんは1回50万円の体外受精や、60万円の顕微授精に何度も挑戦したそうです。
卵管閉塞が不妊の原因である場合、タイミング法や人工授精ではなく、体外受精で治療を始めることもあるようです。
陣内さんの場合も、卵管がねじれていて妊娠しにくい状態であったようなので、タイミング法や人工授精よりも、体外受精の治療法を集中的に行ったのではないかと思われます。
また、これらの治療法には痛みが伴い、特に採卵を無麻酔で行う場合は非常に痛いという方が多いようです。
もちろん、麻酔を使うかどうかは病院や個人の希望によって異なりますが、いずれにしても痛みを伴うことは事実で、お二人ともこのような治療に何度も挑戦されたということなのですね。
40代不妊治療の方は「検査をするべき」
陣内さんも益子さんも現在は芸能人ですが、元々はアスリートで、健康には人一倍自信があったことと思われます。
ですので、お二人とも結婚する年齢は若干遅めではあったものの、不妊のことは当初は心配されていなかったようなのです。
しかしながら、陣内さんの場合は卵管がねじれていること、益子さんの場合は子宮にポリープがあることがわかったりなど、婦人科の異常が見つかります。
陣内さんはこのようなご自身の経験から、「自分のような思いはしてほしくない。子供がほしい、ほしくないにかかわらず、女性は検査をするべき。」とおっしゃっています。
年齢とともに妊娠する力は低下し、逆に年齢とともに婦人科系の疾患の罹患率は高まります。
従って、陣内さんの言葉のように、特に40代などの高齢で妊娠を望む場合、きちんと検査をすることをおすすめします。
不妊治療の諦めるタイミングはいつなの?
陣内さんと益子さんの不妊治療について、治療を諦めたタイミングについても少し触れましたが、妊娠に向かって一心不乱に走り続ければ続けるほど、まわりが見えなくなり、やってもやっても妊娠にいたらなければどんどん精神的に追い詰められていくのは女性として理解できますよね。
そんな中で、不妊治療を諦めるタイミングはどのように設定すればいいのでしょうか。
ある産婦人科医は、「悩む患者さんも確かにいるが、自分を追い込むのではなく、子供がほしいという気持ちがあれば淡々と治療を続ければよい」とおっしゃっています。
つまり、あえてやめどきを決めることはない、ということのようです。
しかし、実際には精神的、身体的、経済的な負担を伴うものですので、なんらかの基準を決めておくことは現実的だと思われます。
例として、以下で年齢で区切る場合について考えてみます。
不妊治療の諦め時を年齢で区切るクリニックもある
不妊治療の諦め時を決めるのに、年齢はひとつの選択肢になります。
前述したように、年齢が上がれば妊娠する力は弱くなっていき、極端にいえば採卵できない状態になればそこで不妊治療も終わることになるからです。
このように年齢で区切ることは、身体的な機能の限界という意味もありますが、他にも意味合いがあります。
それは、○歳までというゴールを設定することにより、つらく苦しい不妊治療に対して、先が見えないトンネルではなく設定したゴールまで一生懸命走ろうという心構えができるからです。
または年齢でなくても、ご自身の妊娠へのモチベーションがキープできる基準であればよいと思います。
仮に最終的に妊娠しなくても、ご自身が納得して不妊治療を終われることが、その後のご自身の人生においてもとても大切なのです。
不妊治療を諦めずに成功した芸能人を紹介
次に、不妊治療を諦めずに妊娠することができた芸能人の例をご紹介します。
ご主人も芸能人であるモデルのアレクサンダーさんと2013年2月に結婚した、元AKB48の初期メンバーの川崎希さんは、約4年間の不妊治療を行っていたそうです。
お二人のイメージから、つらくて我慢が必要な、どちらかというとネガティブな不妊治療のイメージはつながりませんね。
実際に、2016年にお二人がそれぞれのブログで、不妊治療を行っていることを発表した際にはファンのみならず多くの方から反響があったようです。
川崎希さんがどのように、不妊治療に成功したのか以下で見ていきましょう。
不妊治療を諦めずに成功した芸能人①:川崎希
川崎希さんとアレクサンダーさんの場合は、双方に特に問題がなく原因不明の不妊だったそうです。
原因がわからない場合、不妊治療の段階を進めるタイミングも判断がむずかしいようです。
お二人の場合は、人工授精を何度か行ったものの妊娠にいたらず、体外受精に臨みます。
1回目の体外受精では、採卵の痛みなど恐怖や緊張でいっぱいだったそうですが、麻酔なしで行ったにもかかわらず、思っていたほど痛みがなく、「人工授精から体外受精へのハードルは思ったほど高くないのかな」とおっしゃっています。
そのため、2回目の体外受精は恐怖心なく臨むことができ、妊娠にいたることができたそうです。
その後、2017年8月に第1子を出産されています。
不妊治療期間の費用を抑えるおすすめの方法とおすすめの備え
不妊治療には、タイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精と段階がありますが、特に費用が高額なのは体外受精と顕微授精です。
また、この体外受精と顕微授精、人工授精は健康保険の適用外ですので、治療費用は全て個人の負担となります。
当然、回数を重ねるごとに経済的な負担は大きくなりますよね。
ただ、健康保険の適用にはなりませんが、これらの治療に対する公的な補助金の制度や、出費に備えておく方法は他にもあります。
以下で、具体的に見ていきましょう。
特定不妊治療費助成金を申請する
特定不妊治療費助成金は、体外受精と顕微授精を対象とした、
- 最初の治療は30万円
- その後は、1回あたり15万円まで
- 採卵を伴わないもの等などは、1回あたり7.5万円まで
を助成する制度です。
対象となる夫婦には、 以下のような条件があります。
- 体外受精・顕微授精以外の治療法では妊娠の見込みがないか、極めて低いと診断されていること
- 治療の初日の妻の年齢が43歳未満であること
- 夫婦合計の所得が730万円未満であること
また、助成金を受けられる回数は以下のような上限があります。
- 初めて助成を受けた際の治療の初日の妻の年齢が40歳未満であるときは6回まで
- 40歳以上であるときは3回まで
以上のように対象者や回数の制限はあるものの、初回30万円、その後は15万円/7.5万円の補助を受けられるのは経済的にも非常に心強いでしょう。
医療費控除を申請する
医療費控除は不妊治療の費用を助成するものではなく、申告することで税金の負担を軽減することができる制度です。
不妊治療の費用だけでなく、一般の医療費を対象にしているので、確定申告などの際に申告したことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
仕組みとしては、その年に払った医療費が10万円を超えた場合、その超過分の金額を所得から控除することで課税対象の所得が減り、その分、税金が少なくなるという仕組みです。
対象となる医療費は、治療費用だけでなく、病気を治療するための入院費用、交通費、食事代、薬代なども対象となります。
また、ご自身の医療費だけでなく生計を同じにしている家族の分も合算できます。
不妊治療の費用が直接軽減されるわけではありませんが、節税できるという点からも、まだ申告したことのない方は申告することをおすすめします。
医療保険:子宝エール
最後に不妊治療中でも加入できる保険として、「子宝エール」をご紹介いたします。
子宝エールは不妊治療の保障をするものではありませんが、女性特有の病気に対して手厚い保障が受けられるのがポイントです。
というのも、体外受精や顕微授精の治療において、卵巣周辺の損傷や合併症などを起こすリスクが少なからずあるからです。
子宝エールは、通常の入院給付金は日額5,000円ですが、女性疾病での入院給付金は日額10,000円となっています。
その他に、手術給付金として1回につき10万円、死亡保障は、保障なし/100万円/300万円から選択することができます。
これまで述べたように、体外受精や顕微授精の1回あたりの費用は高額で、回数を重ねていけば百万単位のお金を費やすことになります。
もし、その際に上で述べたような病気になって入院や手術をすることになると、さらに家計への打撃が大きくなりますよね。
そのような万が一の場合に備えて、子宝エールに加入することを検討してみてはいかがでしょうか。
不妊治療を諦めた芸能人まとめ
不妊治療を諦めた芸能人に関してご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
主な内容をもう一度まとめてみます。
- 不妊治療を諦めた芸能人は、陣内貴美子さんと益子直美さん
- 二人とも、40歳前後から不妊治療を開始
- 二人が不妊治療を諦めたタイミングは、精神的に追い詰められ、ご主人からの提案や二人で相談した結果から
- 不妊治療を諦めずに成功した芸能人は川崎希さんで、4年間の治療、2回目の体外受精で妊娠
- 不妊治療の費用を抑える方法としては、特定不妊治療費助成金と医療費控除の申請
- 不妊治療中でも入れる保険として「子宝エール」がある
不妊治療中の方で、なかなか妊娠できず精神的にも苦しいが諦められない、諦めるタイミングがわからない、と悩んでおられる方は多くいらっしゃると思います。
ひとつの基準として、年齢を決める方法もありますが、一番大切なのは何よりもご本人が精一杯やったと納得することかと思われます。
芸能人の陣内さんや益子さんの場合もそうでしたね。
妊娠してもしなくても、その後のご自身の人生が充実すべきであることには変わりありません。
ご夫婦で実りある人生をすごすべく、ご主人ともよくお話ししてくださいね。