【実録】膵臓がんの闘病と再発を経験した、私の家計とがん保険事情

本記事は、膵臓がんを患い手術から2年半後に再発したAさんの体験談を寄稿していただきました。Aさんは高校生と中学生の2人の子供がいる時期に長期闘病生活に入り、抗がん剤治療の副作用で仕事は休職されています。闘病の記録と家計・がん保険の事情を解説してもらいました。

膵臓がんとお金・がん保険

一生で日本人の2人に1人はがんになるから、終身がん保険に入っておこう、医療保険にがん特約をつけておこうと思う方が多いと思います。

しかし、実際にどのように使われているのかその保障内容で本当に安心なのか、はわかってない方がほとんどだと思います。


今回の記事では、膵臓がんの手術と再発を経験された方に寄稿していただき、がん保険の実情や、がん闘病期の家計のリアルなど、ブログ形式で体験談をまとめてもらいました。



以下の内容はご本人にまとめてもらっています。

がんになった私の体験ブログ

私は40代男性で技術系の管理職をしているサラリーマンです。

妻と高校生1人中学生1人の2人の子供、4人の家族で暮らしている一般的な家庭です。


仕事はアジアを中心に現地技術サポートをする仕事で、3年間ほど海外で単身赴任生活をしていたこともありました。


しかし、海外赴任の任期が終わり、その1か月後に目や肌が黄色くなり、酷い痒みを伴う症状になりました。


この症状から肝臓関係の病気が疑われ、総合病院に検査及び手術の為に入院することになりました。

発症と初期治療とがん告知

この黄疸(おうだん)とも呼ばれる肌が黄色くなる症状は、肝臓から十二指腸の繋ぎの管(胆管)が絞られて、肝臓からの体液の流れが阻害されていることが原因と判りました。


その対策として胆管の絞られた部分を矯正するために、筒を入れて流れを正常化する手術を実施しました。1度目は失敗で2度手術し、応急処置は完了しました。精密検査含め1か月半入院することになりました。


その後も様々な検査をした結果、胆管が絞られている原因は膵臓の炎症若しくは膵臓がんの疑いがあるとの診断でした。


膵臓がんのリスクを考え、膵臓の一部を切除する手術を退院1か月後に実施しました。そして病理検査ですい臓がんのステージ3と診断されました。(手術後1か月入院)


この初期治療期間は民間保険の入院・手術・がん診断一時金で賄う事ができ金銭面では問題ありませんでした。


膵臓がんは転移・再発リスクが高い為、抗がん剤を半年間服用する事になりました。この抗がん剤は副作用も少なく十分働きながら治療を受けることができ、治療費も保険の一時金で賄い特に金銭面での問題は有りませんでした。

すい臓癌再発と自宅治療(がん保険が必要と感じた瞬間)

手術後は定期検査で問題も無く復職して病前と同じ生活をしていましたが、2年半後の健診で精密検査の結果膵臓がんの再発と診断されました。


以前飲んでいた錠剤タイプの抗がん剤を仕事をしながら治療しましたが、2か月後の検査で効果が見られず膵臓がん悪化が懸念され、抗がん剤を変更することになりました。


変更した抗がん剤は点滴投与でしたが通院で対応可能との事で、仕事は継続できると思っていました。


しかし副作用が酷く就業が困難になり、会社に休職届を出し傷病手当の手続き行いました。ここから自宅療養が始まることになりました。



傷病手当は手取りベースでは生活維持が困難なことに加え、治療は通院で有る為に私の加入していた医療保険給付に該当するものは有りませんでした。


銀行の積み立ての解約や生活の質を落とす等しましたが、中学生と高校生2人の教育関連の出費は削る事も限界で、金銭面で困難を極めることになりました。


今も、これが長期に及び、貯金も尽きてしまう場合のことを考えると、非常に不安な生活を送っています。


医療保険はがん保険のような手厚い給付受けられないと実感しました。


ここまでで、「がん保険が必要かもしれない」と思われた方は、まずは保険のプロに相談するのがおすすめです。 


本当にがん保険が自分に必要なのか、必要ならどのがん保険がいいのかを納得できるまで無料で何度も相談できるので、大変おすすめです。 


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がんと家計、医療保険・がん保険と保障

その当時加入していた医療保険に関して保障内容をまとめてみます。


医療保険概要
  • 入院関連:
    入院給付金(日額10,000円)
    入院一時金(入院初回時30,000円)
    8大生活習慣病特約(日額5,000円) *がん保険代わり
  • がん診断関連:
    3大疾病一時金(診断時のみ300万円)
    保険料払込免除特約 *がん保険代わり
  • 手術関連:
    手術特約一時金(入院時手術1回200,000円)
  • 死亡関連:
    死亡一時金と年金
  • その他特約:
    放射線治療特約(治療毎100,000円)*がん保険代わり

私はがん保険という特化した保険の加入は考えず、医療保険に全てを入れ込んでいるだろうという考え方でした。


今考えるとがん保険に比べ手薄であった感じています。

初期治療時の保険活用(がん治療は入院治療でがん保険は不要と勘違い!)

入院2.5ヶ月間の治療費については医療保険の入院一時金・入院給付金から支払を行いました。


すい臓がんと診断された時点で8大生活習慣病特約が適用され、遡り2.5か月分の給付頂き 支払いに対し余裕のある給付でした。


がん治療は入院という考え方で保険特約が有効であったと感じました。自分としてはがん保険と同じレベルとこの当時判断していました。


手術費用については手術を合計3回(胆管手術と膵臓がん切除手術)行いましたが、医療保険の手術給付金が医療保険から給付され治療費についても問題有りませんでした。


手術で痛い思いをした分のご褒美みたいに感じました。この給付はがん保険と同等レベルかとと感じています。


入院中の生活費は傷病手当を使用しましたが、一部不足分は3大疾病一時金を使い金銭面では不足することは無く非常に助かりました。


手術後の抗がん剤投与と定期健診の費用についても、3大疾病一時金の残金で十分賄うことでき医療保険料も保険料払込免除特約で免除され、復職後に助かったと思った保険内容です。


医療保険の中にがん保険が入り込んだ部分で、手厚い給付と感じました。


治療費支出と保険給付の収支考えると、給付のほうが多く保険選択に自信を持っていました。

すい臓癌再発と支出(がん保険が必要と感じた瞬間)

今回の抗がん剤投与は、静脈に直接薬を入れる点滴用の管を胸部に埋め込む手術が必要でした。入院3日間で入院給付と手術給付金が給付され治療費は問題ありませんでした。


それ以降通院対応の為医療保険の給付該当無いことから、一時給付金の残金と貯金で治療費を捻出する必要が出てきました。がん保険が必要と思った瞬間でした。


がん保険の抗がん剤治療の給付金があれば、通院で有っても問題ないと思いました。


生活費は副作用影響で就業が困難になり休職し、生活費は傷病手当と妻のパート収入のみにです。積立ての解約や可能な限り節約をしていますが、子供が中学・高校生の2人で教育費が掛かる時期で不足が毎月発生。


このまま長期闘病生活が続けば貯金も底を尽いてしまう状況で不安な日々を過ごしており、有効ながん保険加入が必要であったと後悔しています。がん保険の無就労時の補填給付が必要な内容でした。


今のネックは抗がん剤医療費と収入減です。医療保険では限界でがん保険がどうしても必要な状況です。再度復職し収入が安定した際に妻のがん保険を視野に入れた保険を考えています。



今後のがん保険を検討されている方へのアドバイス

私が再発で驚いたのが、抗がん剤治療が通院であったことです。入院と手術だけ手厚くしておけば重病(がん含む)の場合乗り切れると思ってましたが間違いでした。

医療保険=がん保険という考え方はしなほうが良いと思います。

また抗がん剤治療も進歩し続けており余命期間も大幅に改善されたことで、がんの闘病生活長期化しているのが現状です。


そこで、主たる生計を維持されている方には抗がん剤治療費や無就労時の生活費を補填する特約のあるがん保険に入ることを強くお勧め致します。

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