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がん保険の必要性

がん保険の選び方

主婦が気になるがん保険。「わたしにがん保険は必要なの?」

「家計の支えは夫の給料。主婦のわたしはパートだけ。わざわざ保険料を払ってまで保険に入る必要はあるの?」ちょっと複雑な保険への主婦の疑問についてまとめました。今回はがん保険に関して、主婦はがんへの備えは必要なのかをまとめました。

主婦にがん保険は必要なの?

近年の医療技術の進歩に伴い、がんは治る病気にもなってきています。(国研)国立がん研究センターが発表している「がん統計」によると、平成18年から平成20年にがんと診断された人の5年相対生存率(がんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合)は、男性は59.1%、女性は66.0%にも上ります。つまり、がんの治療にあてる時間が増えているということになります。

(公財)生命保険文化センターが発表している「平成28年度 生活保障に関する調査(速報版)」では、18~69歳の男女個人4,056人を対象に調査を行ったところ、民間の生命保険会社やJA、県民共済等のがん保険・がん特約のへの加入率は37.8%となっています。平成13 年以降加入率は年々増加しており、がん保険を必要と感じている人が多くなっているようです。


しかし、中には「わたしには保険は必要ないわ」と思う人もいるようです。日本では世帯の主な収入は男性からであることが多く、収入への直接的な影響が少ない女性には保険は必要ないという考えです。さて、主婦はがん保険に入った方がよいのでしょうか?


専業主婦ががんにかかった時の家族の負担はどのくらい?

がんは全体的には女性より男性の方が罹患率の高い病気です。しかし、「がん統計」によると30~40代の女性のがん罹患率が40%台後半となっており、同年代の男性よりも高い水準となっています。

30~40代の主婦というと、幼児や小学生や中学生の子どもがいることの多い年代ではないでしょうか。

そんな時、急に主婦がいなくなった家庭はどうなるでしょうか?おそらく夫である男性も働き盛りでしょうから、とても家事・育児まで手は回らないですよね。

平成25年の内閣府の調査「家事活動等の評価について」では、主婦の行う無償労働の価値は年間約440万円にもなるそうです。ベビーシッター代、ハウスキーピング代、外食費等を考えると、妻の治療費・入院費以外に生活費が1日約2万円も必要という試算もあります。

また若い年代でがんになった場合、がん治療が長期化しやすくなります。抗がん剤治療や、放射線治療で、何度も通院しなければならなくなることもあります。子どもの進学や家族の生活に影響が出るのではないでしょうか。


公的医療保険があるからがん保険は必要ではないのでは?

健康保険や国民健康保険には高額療養費制度というものがあります。

手術費や入院費等の負担が一定額を超えないように上限が決められており、がんの治療も対象です。上限は収入によって変わります。例えば胃がんで19日程度の入院をした場合、保険診療の自己負担額は約30万円になることがあります。月収40万円の世帯の人が高額療養費制度を利用すると「80,100円+(総医療費-267,000円)×1%」が上限となります。自己負担額を30万円として計算すると、80,430円を超えた金額が払い戻されることになります。せっかく制度があるのですから、積極的に活用しましょう!


ここで「がん保険は必要なのか?」という議題についてですが、収入や貯蓄に余裕のある人は「この制度を使えば生活に負担はないわ。」と考えるでしょう。重要なのは、高額療養費制度の対象となるのは保険診療のみであるという点です。病気やケガの治療で保険の効かない治療を受けることはほとんどないでしょう。しかしがんの治療の場合、保険診療の対象外である薬や治療法は珍しくありません。がんと闘う手段があるのに、治療費が高いために諦めなければならなくなったらやりきれないですよね。



主婦にとって、医療保険やがん保険の必要性を比べてみる

そもそも医療保険とがん保険の違いとは?

がん保険は、その名の通りがんになった時に保障を受けられます。がんで死亡した時以外にも、がんと診断されただけで一時金が受け取れたり、手術や入院、通院をした時に給付金が受け取れるものもあります。医療保険は、がんに限らず様々な病気やケガで手術や入院、通院をした時に給付金が受け取れる保険です。「医療保険でがんも補償されるならがん保険はいらないじゃないか。」と思われるかもしれません。がん保険と医療保険の大きな違いは、1つは「入院支払限度日数」や「通算支払限度日数」の上限があるか、という点です。医療保険では「入院60日まで」や「通算入院1,000日まで」等しか保障しないという制限がありますが、がん保険は無制限です。また、がんと診断された時に受け取れる一時金も医療保険では1度だけですが、がん保険では何度も受け取れるものもあります。

女性のための医療保険とがん保険がある

医療保険やがん保険には、「女性用プラン」や「女性特約」等と名前が付いているものがあります。通常のものと何が違うかというと、女性特有の疾病等に対して、保障が手厚くなっています。卵巣がんや切迫流産等女性のみに起こるものや、乳がん等女性に多い疾病にかかった場合、給付金を多く受け取ることができるようになっています。女性特有の疾病の方が治療により多くの費用が必要というわけではありません。ただ乳房再建手術等で保険診療の対象とならない場合があり、その場合は高額の治療費がかかることになります。40歳代では他のがんに比べ乳がん・子宮がん・卵巣がんのいずれかにかかる割合の方が圧倒的に高いので、心配な方は検討されるとよいのではないでしょうか。

がん保険の必要性の一般の専業主婦の声をまとめてみる

「きっかけは、同じ年齢の友人が乳がんになったことです。身近なできごとから自分の保険の必要性を考えました。」(30代・事務職)

「私は、安心を買おうと思って加入しています。」(主婦)


「保険入ってて良かったです。保険が活躍するのは病気が増えてくる40代過ぎからかもしれませんね。」(30代・主婦)


「持病があり、新しい保険にはなかなか入れません。これまでは健康体だったのですが、30後半から色々と悪いところが出て来ました。」(40代・主婦)


「私は役に立ちました。ただ、いつでも貯蓄でまかなえる、と思ったらやめてもいいと思いますよ。」(40代・主婦)


主婦に必要ながん保険のポイントと選び方を考えてみる

主婦はがん保険にどのタイミングで入るのが良いのか?

年齢が上がるほど死亡や病気になる保険料が可能性が高くなります。ですので保険料も高くなります。保険料の安い若いうちに終身型の保険に加入しておけば、月々の負担を軽くできます。また、病気になる前に加入しておく必要があるため、やはり若いうちの方がよいでしょう。20代後半から入院リスクが高くなりますし、妊娠すると一定期間医療保険に加入できないこともあります。主婦の方は結婚したタイミングで考えることが多いようです。また出産後も通常の健康状態であれば保険に加入できますので、できるだけ若く健康なうちに加入することが、月々の保険料を安く抑えるために必要でしょう。

がん保険の保障内容や特約は何が必要なの?

がん保険は、一生涯の保障がある終身型がよいでしょう。定期型では更新の度に保険料が高くなります。「せっかく若いうちに加入しても結局更新時に保険料が高くなり、歳をとって月々の負担が大きいので途中で解約したが、解約した後に病気になった」となってしまっては意味がありません。通常のタイプにするか、女性専用のタイプにするかは、自分が何を一番重視するかによると思います。「入院日額をいくらにするか」「女性特有の疾病を手厚くするのか」等で保険料も変わってきます。各保険会社のHPでは、自分で保障内容を設計し保険料を確認できるところもあります。

また、がん保険や医療保険に貯蓄性を持たせた保険もありますが、終身の保障を目的に加入する場合、「貯蓄したい=途中で解約して返戻金を受け取りたい」ということと矛盾することに注意してください。貯蓄性がある分、保険料は高くなります。

まとめ:主婦にとってがん保険は必要なのか?

がん保険の目的は、がん治療そのものの費用を賄うこともそうですが、がん治療に伴う家族の不安を少なくするということです。

長引く治療、かさむ治療費によってかかる家族へのストレスを、保険は減らすことができるのです。また忘れてはならないのは、一度がんと診断されたら、例え再発なく5年、10年経ったとしても、もうがん保険には加入できません。

保険とは、健康な人でないと入れないものなのです。保険が必要な時にはもう入れません。家庭の収入を支える人が保険に加入することはもちろん大事ですが、家族の日常を支える主婦が保険に加入することも、大きな意味があります。

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