海外旅行時は『物損(携行品の被害)』対策を、海外旅行保険で行おう

海外へ旅行する際にあげられるリスクの中でもより身近なものが『物損(携行品の被害)』に直面することです。物損のリスクになぜ海外旅行保険が有用なのか…それは、被害に遭った物品を、保険金という形で補償してくれる仕組みが、海外旅行保険にはあるからです。

大事な持ち物の”物損”に海外旅行保険は利用できる?

旅行が好き、という方はたくさんおられますが、一度気になってしまうと、旅行を楽しめなくなってしまう原因の一つが、『無くし物』や『落し物』です。  

特に、国内ではなく海外旅行となると、その心配度も増大します。 


自分でどこかに置き忘れて紛失する、ということだけではなく、窃盗や置き引きなどへの被害も考えられます。 


そういった時のために備えられる『海外旅行保険』というものがありますが、この保険には、いわゆる物損(携行品の被害)対策ができるのでしょうか。


また、どのような場合だと、保険金が下りない、ということがあり得るのでしょうか。

持ち物の物損にも通常の海外旅行保険もクレジットカード付帯の海外旅行保険も適用される!

まず、どのような海外旅行保険であっても、必ずと言ってよいほど『物損(携行品の被害)』への保障がなされるようになっています。  

物損が対象となる保険に加入すると、損害を負った「物品1点に対して○○円」というような保障がなされます。 


この物損は、通常の海外旅行保険であっても、クレジットカードに付帯してある海外旅行保険にも、適用されます。 


任意で加入しなくても、実はクレジットカードの申し込みを行い、すでに海外旅行保険に実は加入していた、という方もおられるかもしれません。

海外旅行保険において物損の”補償金額”は

海外旅行保険においては、損害を負った物品1点に対して、「10万円」や「30万円」というような保障がなされることになりますが、それらの補償金額には上限があるので、無くした分すべての補償が受けられる、ということにはならない場合があります。

物損は修理費と時価額から”安い方のみ”補償される

基本的に、物損(携行品の損害)の損害額は、単純にその損害を負った物品の定価ではなく、その物品の時価額、または修理費を算出したときの、より安い方の金額が適用されます。 

また注意点として、多くの保険では「旅券」や「乗車券(チケット)」の場合、補償額の上限が半分の5万円になるなど、低くなります。

保険金の請求には証人が必要

海外旅行保険において、保険金を請求する際は、書類での請求が必要となりますが、物損(携行品の被害)時は、実際に金額にしてどのくらいの被害に遭ったのか、見積書のような、どのくらいの修理費が必要となるのか、という点を証明できるものを用意する必要があります。 

加えて、海外旅行保険の場合、同行人や現地の人など、証人の署名・押印が必要になる場合があります。 




いわば、「被保険者の物品が被害に遭ったことを証明する」人が必要なのです。

物損に海外旅行保険を利用するときの注意

海外旅行の物損という被害において、海外旅行保険を利用しようと思っている方が、注意しなければならない、とても重要なことがあります。  

それは、どのような物品であっても補償の対象となる、というわけではない点です。

物損の”対象”となるもの

まず、海外旅行保険において、補償の対象となる物品と、ならない物品があります。  

例えば、海外への旅行先で、高価な時計が盗難被害に遭った際には、保険金の請求が可能です。  

また、パソコン、スマートフォン、音楽プレーヤー、ゲーム機、指輪、宝石など、旅行に持っていきそうな、諸々の物品も対象となります。 


しかし、より重要なのは次で取り上げる、物損の「対象外となる物品」です。

物損の”対象外”となるもの

では、どのようなものが、海外旅行保険における物損(携行品被害)の対象外となるのでしょうか。 

次のような物品が挙げられます。 

  • 現金(キャッシュ) 
  • クレジットカード 
  • 運転免許証 
  • 小切手 
  • 山登り、またはサーフィン等で用いる道具類 
  • 動物(ペット)や植物 
  • HDD等の媒体に保存されている、実体のないデータ  


これらは、海外旅行保険においては多くの場合対象外となっているので、覚えておく必要があるでしょう。 


また、物品が被った損害が、本人の故意、または過失によるものであったり、自然劣化してそうなったものである場合などは、保険金を請求することはできません。

まとめ

海外への旅行においては、日本に住んでいては予想ができないような事柄で、実際の被害を受けることがあります。 

これには、実際に海外旅行者を狙った犯行も存在している、ということが理由として挙げられます。 


ですから、未然に被害を防ぐような対策をしておくのは勿論大切なこととして、それと同時に『海外旅行保険』に加入しておき、万が一携行品の被害を受けた際の対策を行っておくなら、有事の際に発生する金銭的なリスクを、軽減することができます。 


どのような事柄も、発生してから対策するのでは遅いことが多くあります。 

特に、見慣れない土地で長期滞在するということになれば、実害のリスクは跳ね上がります。 


ですから、ぜひ海外への旅行前に、物損(携行品被害)への対策が行える『海外旅行保険』に加入しておくのはいかがでしょうか。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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