夫婦で海外旅行に行く場合、海外旅行保険に加入する必要はあるの？

海外旅行に夫婦で渡航する場合、海外旅行保険の補償内容が気になるところです。

クレジットカードに家族会員として登録されていたり、「家族特約」が付帯されていれば、別途海外旅行保険に加入する必要性はありません。

しかし、クレジットカード付帯の海外旅行保険には、補償内容が最低限となっているので、販売されいる海外旅行保険との補償内容の比較をして、必要な補償を確保する上で、検討する必要があります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険で、家族会員として登録されていれば、同行する配偶者が別途海外旅行保険に加入する必要はありません。


クレジットカード名義の本人しか補償がされないのではないかと不安に思われるかもしれませんが、家族会員としてクレジットカードを保持していれば、同様の補償を受けることが可能となります。

家族カードを保有していない場合は、夫婦で海外旅行に行く前に、「家族特約」を付帯しておく必要があります。

家族特約とは、家族カードを保有していない人も、クレジットカード名義本人と同様の補償を持つことができる特約となっています。

しかし、家族特約を付帯するには条件があり「カード名義本人と生計を同一にしている」ということが前提となります。

夫婦で別居をしている場合には、この家族特約を付帯することができなくなるので、クレジットカード名義者以外は、海外旅行保険に加入する必要があることになります。

夫婦で海外旅行をする前に必ず確認をしていて欲しいのは、保有するクレジットカードの家族特約で、どの範囲の家族まで補償されるかです。

クレジットカード会社によって、家族特約の補償内容が相違しています。

• 会員と生計を一にする同居の親族および別居の未婚の子

このように条件が定められている場合もあれば、

• 会員本人および配偶者、生計と一にする子供や両親

というように、条件が変わっていることがわかります。

しかし、どちらにしても夫婦で海外旅行に行く場合は、夫婦であれば補償の対象に入るケースが多いので、安心して渡航することが可能となります。

クレジットカード会社によっては、海外旅行保険の補償範囲に、夫婦以外でも補償されるケースもあります。

生計を一にしている同居の親族であれば、家族カードを発行することができるので、一緒に海外旅行に行く場合には、家族カードの海外旅行保険を利用すれば、別途保険に加入しなくても、補償されることになります。

18歳未満の場合、クレジットカードを作ることができないので、家族カードを持つことはできません。

そのため、海外旅行へ行く場合、家族カードによる海外旅行保険は、夫婦にしか適用されなくなります。

そのような場合には、クレジットカードに家族特約を付帯することで、18歳未満の子供も海外旅行保険の補償範囲に含まれることになります。

ただし、気をつけなければいけないのは、クレジットカード会社によって

• 別居の未婚の子供
• 生計を一にする同居の子供

このように条件が相違する場合があるので、必ず確認をとるようにしておいてください。

クレジットカードの海外旅行保険の補償だけでは心配だという場合には、損害保険会社で販売されている海外旅行保険に加入する方法もあります。

海外旅行保険には、クレジットカード付帯の補償より補償内容が充実しており、加入しておくことで安心して海外旅行を楽しむことができます。

海外旅行保険のファミリープランは、下記のような方が保険に加入することができます。

• 夫婦の補償
• 夫婦と生計を一にする同居の親族
• 夫婦と別居の未婚の子供

1人ずつ海外旅行保険に加入するのではなく、旅行行程が同じ家族を1つの海外旅行保険にまとめて契約することで、保険料も安くなり、万が一のときにも十分な補償内容を受けることができます。

海外旅行を検討する際には、万が一のことを考え、海外旅行保険に加入する方が良いと言われています。

日本とは違い、海外で病気や怪我をした場合、医療費が全額実費になってしまったり、携行品の盗難に合ってしまうリスクが高くなります。

夫婦二人で海外旅行をする場合は、クレジットカード付帯の海外旅行保険で家族カードを使えば、夫婦の補償はされますが、18歳未満の子供がいる場合は、家族カードでは子供の補償を持つことはできません。

18歳未満の子供と一緒に海外旅行へ行く場合は、家族特約を付帯することで、子供も補償範囲となりますので、必ず確認をとるようにしてください。