更新日:2022/09/18
学資保険に入るなら妊娠中がベスト?メリットとデメリットを解説!
よく学資保険に入るなら早めがいいと言われているけれど、赤ちゃんが生まれる前の妊娠中でも加入できるか疑問を抱いていることでしょう。妊娠中に学資保険に入った時のメリットやデメリットをご紹介します。加入の際に気を付けるべき注意点なども合わせてお伝えしていきます。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 学資保険は妊娠中に加入するのがお得なの?なぜ?
- そもそも学資保険はいつから加入できるの?出産後ではないの?
- 出産予定日の140日前から加入できる学資保険もある
- 加入時期が早ければ早いほど保険料は安くなる
- 学資保険に妊娠中に加入するメリット
- 毎回支払う保険料が安くなる
- 妊娠中の時間がある時にゆっくり保険を検討できる
- 出産前に契約者にもしもの事があっても保障される
- 【注意】出産後に追加の手続きが発生する
- 妊娠中に学資保険に加入する場合には契約者に注意
- 出産前の学資保険加入以外に保険料の支払いを減らすテクニック
- 払込期間を短くする
- 年末調整時の生命保険料控除を利用しましょう
- 死産や流産など万が一の場合について
- 契約者の死亡保障が消滅する
- 流産・死産の際には保険料を払い戻してくれる学資保険も存在する
- 【参考】流産・死産の確率について
- まとめ:学資保険は妊娠前に加入すべきメリットと理由
目次
学資保険は妊娠中に加入するのがお得なの?なぜ?
- 学資保険に出産前に加入するメリット
- 保険料の支払いを減らすテクニック
- 出産前に学資保険に加入する際の注意点
その他にも出産前に加入できる保険会社の商品もご紹介しております。
保険は知らないと損をすることも多いので、出産を控えている方はぜひこの記事を最後までご覧下さい。
そもそも学資保険はいつから加入できるの?出産後ではないの?
学資保険は出産前でも加入することができます。
いつから加入できるかについては、保険会社ごとに異なるので、確認しましょう。
出産予定日の140日前から加入できる学資保険もある
妊娠中でも学資保険に加入できる仕組みを「出生前加入特則」といいます。
保険会社名 | 出生前加入特則 |
---|---|
JA共済 | 出産予定日の140日前から妊娠中でも手続きすることができます。 |
ソニー生命 | 通常の学資保険は出産予定日の140日前から妊娠中でも手続きすることができます。 無配当保険の場合は91日前から加入することができます。 |
保険会社によっていくつかの条件を満たす必要があるので、妊娠が分かり、後々妊娠中に学資保険に加入しようと考えているのであれば、事前に加入が可能かどうかを保険会社に確認しておきましょう。
まだ子どもが生まれる前の安定期に、可能な限りできるだけの手続きは済ませておきたいですね。
「ご自身でいろいろなプランを探すのが難しい」という悩みを持ち、学資保険加入をどんどん後回しにしてしまう方はとても多いです。
そのような方には保険の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)との無料相談をおすすめしています。何度でも無料で相談が可能でFPの質も非常に高いため好評をいただいております。
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加入時期が早ければ早いほど保険料は安くなる
学資保険において、保険料の払い込みを終える時期やお祝い金の金額・お祝い金を受けるタイミングというのは実に様々なパターンがあります。
ただ、学資保険については加入の時期が早ければ早いほど、月々の保険料負担は少なくなるのはどのケースにも当てはまります。
それでは、ある会社の保険料のシミュレーションをしてみましょう。
- 満期保険金額100万円
- 保険料払い込み期間14歳まで
毎月14歳まで保険料の払い込みをして、お祝い金として100万円を受け取れる学資保険に加入すると考えましょう。
- 契約者(父30歳)
- 被保険者(子ども0歳)
契約者が30歳の時に加入した場合、月々1万1,467円となります。
- 契約者(父32歳)
- 被保険者(子ども2歳)
そして、子供が2歳になり契約者が32歳になった時に同じプランに申し込みをすると、月々1万3,447円となるわけです。
これは14歳までの払い込みの期間までが、お子さんの年を重ねるごとに短くなるため月々の保険料の負担がだんだんと増えていく仕組みになっているのです。
つまり、契約者も被保険者も早いうちに申し込みをすればするほど、月々の保険料負担は軽くなります。
第一子でしたらあまり気にならない金額でも、子どもが2人、3人と増えていくと月々の保険料の違いは数千円ほどとなり、家計を圧迫するということも考えられます。
なので子どもの教育資金を備えるために学資保険への加入を検討している場合には、早めに家族と相談し、保険会社へも問い合わせてみましょう。
学資保険に妊娠中に加入するメリット
毎回支払う保険料が安くなる
一般的に保険料というのは加入する時の年齢が若ければ若いほど安くなると言われており、学資保険でも同じことが言えます。
例えば子どもが0歳~18歳の間に満期受取金100万円プランの払い込みをする場合と、5歳になって学資保険に加入して同じく18歳までの間に同額を払い込む場合では、後者の保険料の負担はかなり大きくなります。
学資保険の加入も早ければ早いほど良いということですね。
また妊娠中か出産後に保険に加入すると考えた時に、契約時のパパかママの年齢の差は1歳となりますね。
このたった1歳年齢が上がっただけでも保険料の金額が高くなる場合もあるのです。
このことからも、子どものために学資保険の加入をすでに検討しているのであれば、妊娠中に加入可能時期に到達した際には加入しておくのもいいでしょう。
妊娠中の時間がある時にゆっくり保険を検討できる
赤ちゃんが生まれてから学資保険について考えようと思っても、慣れないオムツ替えやミルクの時間であっという間に一日が終わってしまいます。
赤ちゃんが生まれて数か月は夜しっかりとした睡眠時間が取れないことが多いため、赤ちゃんが寝たら…と考えていても、お家の中での仕事は山ほどありますし、何しろママも眠いですし、赤ちゃんが寝たと思ったら睡眠時間のチャンスと考えるようになります。
なかなか一つのことについてじっくりと考えている暇もない忙しい中で、あっという間に時間が経ってしまうというのが実際のところなのではないでしょうか。
そういったことを考えると、妊娠中の方がいろいろなタイプの学資保険を検討することができ、先に加入しておくというのはとてもスムーズだと考えられますね。
払い込みの期間を何歳までにするのか、お祝い金の受け取りをどのタイミングにするのかなどをご夫婦でゆっくりと話し合ういいチャンスでもあるのです。
出産前に契約者にもしもの事があっても保障される
パパが契約者になっていて、事故などで亡くなってしまった場合、残された家族はどうなってしまうのでしょうか。生まれたばかりの赤ちゃんを預けて出産して間もないママは働くのは難しいでしょう。
そういった万が一の事態にも備えることができるというのが学資保険でもあるのです。
学資保険は将来にかかる子どもの教育資金のための積み立て保険といった意味合いが大きいのですが、万が一契約者が亡くなった時にはそれ以降月々の保険料を払い込むことなく将来の資金を受け取れる会社もあります。
この制度は通常の保険に一般的についているものもありますし、もしくは特約を付加することにより可能になる場合があります。
子どもを育てるというのはただでさえ資金面でも大変なことです。
そんな中、万が一契約者であるパパにもしもの事があった場合には、その後の苦労は計り知れません。
しかし、学資保険での保障によるサポートがあれば、金銭面での不安も少しは和らぐのではないでしょうか。
パパに万が一のことがあるかもなんて...そんなことは考えたくはありませんが、これから生まれてくる子どものためにも、ご夫婦でしっかりと保険について話し合っておきたいものです。
また、保険料の払い込みだけでなく、毎年育英年金という形で残されたお子様や家族のために保険金が出る会社もありますので、いろいろな会社を検討してみてはいかがでしょうか。
【注意】出産後に追加の手続きが発生する
なぜなら妊娠中の保険契約では子どもの誕生日や名前は契約時にまだ確定されていなかったからです。
子どもが生まれてから新しく追加した戸籍上の情報を再度保険会社にきちんと伝える必要があります。
難しい手続きではありませんが、子どもの誕生後に保険に加入する場合には必要のない手続きではあります。
また赤ちゃんをお世話しながらですので、直接手続きのために窓口に行くよりは、各保険会社のコールセンター等に電話をかけて書類を取り寄せる方がいいかもしれませんね。
ご自宅に書類が届いたら、請求書の記入や添付書類に注意して提出します。
妊娠中に学資保険に加入する場合には契約者に注意
妊娠中に加入できる学資保険の多くは、契約者が両親に限るという保険会社も多いので、そのようなケースの場合には保険会社に確認してみましょう。
例えばお孫さんの学資保険にと、おじいちゃんやおばあちゃんが契約者となる場合は注意が必要です。
さらに、保険加入には契約者が健康であることも大事なので、特に妊娠中のママが契約者になる場合は注意しましょう。
妊娠後に契約できないと言うケースもあります。
出産前の学資保険加入以外に保険料の支払いを減らすテクニック
答えは、子どもが生まれた後でも保険料の支払いを減らす、お得な方法があるのです!
どのような方法なのか、メリットデメリットと一緒に見ていきましょう。
払込期間を短くする
学資保険は生命保険同様、払込期間が短い方が保険料総支払額が少なくなりお得になります。
それは早い段階で保険料の払い込みが終われば、保険会社もその分早く運用資金を得ることができます。
保険会社にとっても嬉しいポイントとなるので、保険料の割引がされるのです。
しかし、同じ満期受取金を受け取る場合、払込期間が長い方が月々の保険料は安くなります。
なので現在家計に余裕があるのであれば、月々の保険料は割高にはなりますが払込期間を短くした方が最終的に保険料はお得になります。
保険料払込期間を短くした場合のデメリットとして、月々の保険料が割高になることの他に、契約者の死亡保障と生命保険料控除を受けられる期間が短くなるということがあります。
学資保険は生命保険会社が販売しているものなので、ほとんどの商品に保険料免除が付加されています。
契約者である親に万が一のことがあった場合、保険料の支払いが免除されますが、将来受け取る予定のお祝い金や満期受取金は変わらず受け取ることができます。
そして生命保険に加入しているメリットの一つとして、生命保険料控除が受けられるということです。
学資保険も同じく控除の対象となるので、加入している間は控除を受け続けられます。
保険料払込期間が短いと、保険料免除と生命保険料控除を受けられる期間は短くなりますのでその点に注意しておきましょう。
年末調整時の生命保険料控除を利用しましょう
学資保険は生命保険の側面を持つため、年末調整時に生命保険料控除が受けられます。
控除額の計算は、年間に支払った保険料総額ごとに区分された計算式で算出されます。
ただし、この計算式は2012年12月31日以前に加入した保険と2013年1月1日以降に加入した保険では方式が異なりますので注意が必要です。
また、学資保険が生命保険料控除の対象ということを知らずに控除を受けなかった場合でも、還付申告の申請期間はその年の翌年の1月1日から5年間となっていますので、この間でしたら申告することが可能です。
年末調整時には忘れずに学資保険の生命保険料控除を利用しましょう。
死産や流産など万が一の場合について
妊娠中に学資保険に加入した際、気になることの一つが万が一流産や死産をしてしまった場合のことではないでしょうか。
もちろんそのようなことは起きて欲しくありませんが、万が一死産や流産となってしまった場合での保険内容を確認しておくことも大切です。
妊娠中に加入していた学資保険の場合、被保険者である子どもが死産や流産した場合には、その契約は契約日にさかのぼって無効となります。
契約が無効になることでどのようなことが発生するのか説明していきましょう。
契約者の死亡保障が消滅する
もし妊娠中にパパが死亡し養育年金をママが受け取っていたとして、さらに学資保険の被保険者である子どもも死産や流産した場合にはこの死亡保障も含めて保険契約は契約日にさかのぼって無効となります。
そうなると、この受け取っていた養育年金も保険会社へ返還しなければなりません。
とてもつらい状況となりますが、学資保険の契約日までさかのぼって契約が無効となるということは、受けていた保障もすべてなかったことにしなければいけないということです。
流産・死産の際には保険料を払い戻してくれる学資保険も存在する
A保険会社の約款によると、万が一流産などによって赤ちゃんが産まれてこなかった場合はすでに払い込んだ保険料を契約者に払い戻すという条項もあります。
【参考】流産・死産の確率について
死産が起きる割合は2.14%、100組の夫婦に2~3組となります。
この数字が少ないと思うのか、多いと思うのは人それぞれですが、流産・死産が起きる確率は自分の身にも起きる可能性があるということです。
まとめ:学資保険は妊娠前に加入すべきメリットと理由
ここまで、妊娠中に学資保険に加入するメリットについてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは
- 出産前に加入することで月々の保険料をお得にできる
- 出産予定日の140日前から加入できる保険が多い
- 産後慌ただしくなる前にゆっくり検討できるのもメリット
- 妊娠中の万が一の事態にも備えられる
- 出産前に加入すること以外にも、学資保険をお得にする方法がある
ご家庭にあった保険を見つけるのは大変かと思いますが、一人で長く迷うよりも、プロに相談して早めに加入する方がお得です。
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