学資保険の満期金をもらうベストな時期は?受け取り時期の選び方!

学資保険の満期金をもらうベストな時期は?受け取り時期の選び方!-サムネイル画像

学資保険は子供の将来に向けてお金を用意しておく手段として使えます。そのため、加入時には満期金をもらう時期にどういったことが起こり、いくらくらい必要なのかを考えていくことが必要です。学資保険選びの際には満期金をもらう時期をイメージしながら選んでいきましょう。

学資保険の満期金・保険金の受け取り時期はいつがベストか


学資保険に入る時期について、子どもの入園前それとも小学校へ入学前がベストか?そうお考えになっている保護者の方々もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実は誕生後早い段階で、0歳児のうちに学資保険へ加入をするのがベストなタイミングであり、さらにプランによっては出産の前に加入できるプランもあるのです。 


契約者・被保険者共に学資保険の加入年齢には制限がある場合が多く、またどちらも年齢が高くなるほど支払う保険料は高くなるのです。


それでは、保険金を受け取る時期はいつに設定したら良いのでしょうか?


子どもの教育環境が充実している現代では進学率も高くなっており、それに伴って教育にかかる費用も高額になってきています。


そのため、子どもの将来の教育の準備金をしっかり貯蓄して、有効に活用したいというのは親なら誰しも考えるところです。


加入の時期と違って『学資保険の最適な受け取り時期』は、家庭ごとの子どもの将来に対する考え方や経済状況によって変わってきます。


この記事では、保険金の受け取り時期の選び方について、紹介していきます。


この記事を読んでいただければ、家庭の将来設計に合った最適な学資保険の受け取り時期の選定に役立つかと思います。

学資保険の満額金は子供の将来を想定して、もらう時期を考えよう

お子さんがこれから生まれる予定のご夫婦であれば、お子さんを含めたご家庭の将来の姿を思い描くことは少なくないでしょう。 

 

子供の成長は早いもので、生まれたばかりだった赤ちゃんも、数年後には幼稚園、その後小学校に入ります。中学校、高校、さらには大学へと進学しそれぞれの道へと進んでいきます。


教育資金が足りないことで子どもの道を狭めないためにも、子どもの将来設計をしっかり想定したうえで、学資保険の満期金をもらう時期をて決める必要があるのです。

学資保険の満期保険金をもらう時期の3つのケース


学資保険の満期保険金の受け取り方は、大きく3つに分けることができます。
  • 最も教育費のかかる大学入学時にもらう場合
  • 大学入学時+大学在学中の4年間毎年もらう場合
  • 進学時ごとに受け取れるステップアップ式でもらう場合
このうちどの方法がベストなのかは、それぞれの家庭環境や経済状況、そして両親の考え方によって違ってきますので、一概には言えません。

それぞれの特徴をしっかり理解して、自分の家庭の将来設計のプランに合うものを選びましょう。

1. 最も教育費のかかる大学入学時にもらう場合

教育費の中で最も出費が大きいとされる大学入学時を重視して、学資保険の満期保険金を一括でもらう方法です。

近年では、通常の大学受験、入学金だけでなく
  • 塾などの受験対策の費用
  • 推薦入試、AO入試などの時期が早い大学受験、入学金
への対応が必要となることも想定されます。

また、大学進学後に満期保険金の受け取り時期が来ないようにするために、18歳満期だけでなく17歳満期の設定が可能な学資保険もあります。

2. 大学入学時+大学在学中の4年間毎年もらう場合

大学入学時の準備金に加え、大学4年間に必要な費用も想定して在学中に毎年学資金を受け取ることができる学資年金のプランです。


実際、大学進学のために地元を離れてアパートなどで一人暮らししをする学生さんは多いものです。


それぞれの進学の状況によっても使用目的は異なりますが、

  • 大学の毎年の授業料などの教育費
  • ひとり暮らしの生活費
  • 大学卒業時の独立準備金

などに充てることができるため、費用の負担を軽減することができます。

3. 進学のタイミングで受け取れるステップアップ式でもらう場合

大学入学時の学資金だけでなく、幼稚園(保育園)・小学校・中学校・高校と進学するタイミングごとに「お祝い金」をもらうことができるタイプです。

祝い金をそれぞれの進学のタイミングに発生する入学準備金に充当することをを想定したプランです。

子どもの進学先やその時々の家計の状況によっては、祝い金を使用することなくそのまま据え置くことも可能です。

子どもの進路によって変わる教育費用


子どもに必要な教育資金は、幼稚園・小学校・中学校・高校へと進学していくことに加えて、その進学先が公立か私立かによっても大きく異なります。


幼稚園3歳から高校第3年生までの15年間の学習費総額を比較してみますと、3.28倍ほどの差があります。

すべて公立約540万円
すべて私立約1,770万円

文部科学省:平成28年度子供の学習費調査


また大学進学においては、その進学先によってさらに大きな差が出ることも予測されます。


公立・私立のどちらに進学しても支障がないように、事前に十分な教育資金を準備しておくことが大切となってくるようです。 

幼稚園から高校までの学習費総額を比べてみよう

学習費総額とは、文部科学省の「子どもの学習費調査」において使用される子どもの教育にかかる費用の総額のことであり、以下の3つの項目に分類されています。

  • 学校教育費
  • 学校給食費
  • 学校外活動費

公立と私立の学習費総額の差は、義務教育期間である小学校・中学校の間大きくなっており、小学校6年間で約14.5倍、中学校3年間で約7.5倍となっています。


〇幼稚園

幼稚園学校教育費(1年間)3年保育
公立233,947円701,841円
私立482,392円1,447,176円

〇小学校

小学校学校教育費(1年間)6年間
公立322,310円1,933,860円
私立1,528,237円9,169,422円

〇中学校

中学校学校教育費(1年間)3年間
公立478,554円1,435,662円
私立 1,326,933円3,980,799円

〇高校

高校(全日制)学校教育費(1年間)3年間
公立450,862円1,352,586円
私立1,040,168
3,120,504円

大学の学生生活費の場合を比べてみよう

学生生活費とは学費生活費を合わせたもので、その内訳には以下のようなものがあります。

  • 学費…授業料・その他の学校納付金・修学費・課外活動費・通学費の合計
  • 生活費…食費・住居・光熱費・保健衛生費・し好費・その他の日常費の合計

国立・公立・私立を比較してみますと、私立では国公立のおよそ2倍ほど学生生活費がかかるのがわかります。

大学学生生活費(1年間)4年間
国立
642,500円2,570,000円
公立661,300円2,645,200円
私立1,360,900円5,443,600円

独立行政法人日本学生支援機構:平成28年度学生生活調査報告

学資保険はいつもらうのが良いのか時期を考えてプランを選ぼう

学資保険は、お子さんの将来の教育資金に備えて加入するものです。 

決められた日に口座から確実に引き落とされるため、預貯金のように安易に使ってしまうことがなく、将来もらうことができる教育資金をしっかりと蓄えていけることが魅力です。


会社員、自営業などと両親の職業などによっても、望ましい満期保険金の受け取り時期の設定は違ってくることが考えられます。


いつ、どのようにしてもらうのが良いのか…を十分に検討して学資保険のプランを選んでいきましょう。

経済状態に大きな不安がなければ大学進学時に一括で

契約者に安定した収入が見込め、経済状態に大きな不安がない場合は、最も出費が多くなると予想される大学進学時に一括で満期保険金をもらう方法をおすすめします。


支払った保険料の総額が同じ場合でも、保険金を受け取り時期が異なると、保険会社によって運用可能な金額、期間が異なります。


より多くの金額がより長い期間運用されることで、満期時に受け取ることができる金額は大きくなるのです。

高校までの進学準備金にも充当したい場合は、祝い金のあるものを

大学だけでなくそれまでの進学の準備金も学資保険で賄いたい、あるいは兄弟(姉妹)の進学時が同じ年に重なることが想定できる場合には、祝い金付きのステップアップ方式がいいでしょう。


兄弟(姉妹)で、卒業・入学が重なる…というおめでたい話は、よくあるものです。当然のことながら実際には、おめでたいだけでなく、準備費用もそれぞれ必要になってきます。安心して子ども達の進学をお祝いすることができます。

学資保険の貯蓄性に大きな影響を与える”返戻率”には注意

返戻率とは、支払った保険料の総額に対して実際にもらう保険金の総額の割合のことです。

支払った保険料よりもらうお金の方が多ければ、契約者がそれだけ得をすることになりますが、逆に、実際にもらうお金が下回ってしまう場合を「元本割れ」といいます。


祝い金などの一時金を受け取る回数が多いと、返戻率は低くなる傾向があります。


低金利の影響で返戻率には以前ほどの大きな期待はできないものの、元本割れを起こすことのないように十分な検討が必要になってくるのです。

学資保険の保険としての魅力:万が一の時の”払込免除”

「返戻率が低くなった」…と言われるものの、通常の預貯金に比べると学資保険の貯蓄性には十分に高いことなどから、学資保険を貯蓄の一種として認識している人も少なくありません。


しかし、学資保険は生命保険の一種であり、払込免除という保障を兼ね備えているのです。


払込免除とは、契約者に「死亡」「高度障害」などの万が一のことがあった場合に、

  • 以降の保険料の払込を免除
  • 契約の内容のとおりに保険金を受け取る

ことができるのです。

学資保険の持つこの保障は、非常に大きな安心を与えてくれると言っても過言ではありません。

まとめ:学資保険の受け取り時期は進路によって異なる


学資保険の受け取り時期の選び方ついて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。 


今回の記事のポイントは、 

  • 家族構成などの家庭環境
  • 両親の職業などによる経済状況

も含めたうえで十分考慮して、保険金の受け取り時期の設定を行う…でした。


子どもの誕生を機に、家族の将来について考えることは親として大切なことです。今後どういった時期にお金が必要になるのかを考えて、貯蓄の準備を進めていきましょう。


学資保険に入ることは、その準備のための有効な手段のひとつです。


教育資金が必要になった時期にその資金をスムーズに活用できるように、満期金の受け取り時期はいつが良いのかを考えつつ、家庭の事情に合わせた選び方をしていきたいものです。


学資保険の加入について疑問や迷いが生じた時には、保険相談ライフプラン設計のサービスを利用するのもおすすめです。


正確な情報、そしてプロの視点からの的確なアドバイスを受けることで、より最適な学資保険のプランの選定につながります。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事を多数掲載しています。ぜひご覧になってください。

学資保険の選び方が知りたい方はこちらの記事もご覧ください

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

ランキング