妊娠中の学資保険の契約に必要なもの!母子手帳のコピーも忘れずに

学資保険は妊娠中から加入することで、いくつものメリットがあります。契約に必要なものをまとめました。妊娠中からの加入の際は、母子手帳のコピーも重要です。学資保険へ加入が決まったら事前に準備をしましょう。母子手帳も必要ページを確認してコピーしておくと良いでしょう。

子どもが生まれる前でも学資保険に加入することができる?


子どもが生まれたら、将来の教育資金のため学資保険を検討する方は多くいらっしゃいます。

ところで、学資保険によっては出生前から加入できることはご存知でしょうか。

学資保険は、妊娠中に加入することによっていくつものメリットがあります。

この記事では
  • 妊娠中の学資保険に母子手帳のコピーが必要なのはなぜ?
  • 母子手帳のコピー以外で学資保険の審査に必要なもの
  • 妊娠中に学資保険に加入するメリット
について詳しく解説します。

この記事を読めば、子どもが生まれる前に学資保険に加入する方法とそのメリットについて理解することができます。

ぜひ最後までご覧ください。

妊娠中の学資保険加入タイミングと、母子手帳コピーの使われ方

一般的に、学資保険は子どもが生まれてから検討・加入するものと思われがちですが、「出生前加入特則」を付加することで、妊娠中のタイミングから加入することもできます。


ただし、出生前加入特則はすべての学資保険で利用できるわけではありませんので、検討中の学資保険に付加することができるか、事前に必ず確認しましょう。


そして加入審査の際には母子手帳のコピーを含め必要となるものがいくつかあります。

子どもが生まれる「140日前」から学資保険に加入できる

出生前加入特則を利用すると、出産予定日の140日前から学資保険に加入することができます。


140日前というのは大体妊娠6ヶ月頃にあたります。


安定期に入ってホッと一安心し、時間的にも体調にも余裕のある時期に、子どもへの最初のプレゼントとして学資保険に加入しておくのも素敵ですね。


なお、妊娠をすると必ず交付されるのが「母子手帳」ですが、妊娠中の学資保険加入には必ずこの母子手帳のコピーが必要になります。


また、あわせてこの時期に、将来にわたる家族のライフプランを考えてみるのもおすすめです。


ファイナンシャルプランナーなどに相談すれば、お金のことやライフスタイルのことなど、自分達だけではなかなか思いつかないアドバイスをもらうこともできます。

母子手帳のコピーの使用方法と審査内容は?

妊娠中であっても、通常の学資保険の加入と手続きに大きな違いはありません。

ただし、妊娠中であることで特別に必要となるものが母子手帳で、手続きの際にコピーを取られることになります。

これは契約者を母親とする場合はもちろんのこと、父親とする場合でも同様に母子手帳のコピー必要になります。

母子手帳のコピーを取り確認される部分は、主に氏名・住所・生年月日です。基本的にはお腹の中の赤ちゃんの本人確認という意味合いでしょう。

また、母子手帳に記載されている健康診断や妊婦健診の結果が審査に含まれる場合もあります。

母子手帳のコピー以外に学資保険の審査に必要なもの

母子手帳のコピーの他にも、学資保険の審査には次のものが必要になります。

  • 学資保険の申込書
  • 本人確認書類
  • 契約者の告知書
  • クレジットカード払いや銀行振替の依頼書

母子手帳のコピーの他、審査に必要なもの①:学資保険の申込書

まず、当然ながら学資保険の申込書が必要です。


学資保険の契約書は、契約する保険会社によって異なりますが、主に契約プラン・生年月日などの個人情報・保険料・預金口座振替依頼書等の情報が記載されています。


意向確認書も申込書同様に必要になります。


契約内容や記載内容に間違いがないかきちんと確認してから記入しましょう。

母子手帳のコピーの他、審査に必要なもの②:本人確認書類

本人確認書類は、名前、住所、生年月日が記載されているものになります。

免許証や個人番号カードなど顔写真付きのもの1点か、保険証、国民年金手帳など顔写真付きでないものであれば2点を用意しましょう。

保険証しかない場合は、本人名義の公共料金の領収書も持って行くと良い場合もあります。

これらの証明書は、必ずコピーを取られます。

母子手帳のコピーの他、審査に必要なもの③:契約者の告知書

学資保険の契約者には、健康状態の告知義務があります。

告知書がある場合、医師の診断書や健康診断書は必ず必要ではありませんが、もしあれば用意しましょう。

健康状態や過去の病歴や治療歴はすべて正直に告知することが大切です。

もしも後から告知漏れが発覚すると、告知義務違反となり契約解除などトラブルの可能性があります。

特に妊娠中で、妊娠糖尿病などの診断を受けている場合も告知の対象です。

なお、現在治療中や過去の病歴(妊娠糖尿病など)によって学資保険に加入できない場合もありますが、まずは一度相談してみることをおすすめします。

母子手帳のコピーの他、審査に必要なもの④:支払い依頼書

契約者本人名義の銀行の通帳またはクレジットカードの、支払い方法に応じたものが必要になります。


クレジット払いはポイントが付くメリットがあるので、希望する方もいらっしゃると思います。


現在、支払い方法としてクレジット払いに対応している保険会社は決して多くはありませんが、初回のみはクレジットOKなどの場合もありますので、確認してみてください。


通帳引き落としにする場合は、届印も持参しましょう。

出産前に学資保険に加入するメリットと注意点


子どもが生まれる前に学資保険に加入することには、次のようなメリットがあります。
  • ゆっくり考える時間がある
  • 保険料が安くなる
  • 万が一契約者が亡くなった場合、保険料が免除される(払込免除特約)
一方で注意すべき点もありますので、順に見ていきましょう。

出産前に学資保険に加入するメリット

ゆっくり考える時間がある

子どもが生まれてからの生活というのは、生まれる前の想像を遥かに上回る慌ただしさです。


赤ちゃんには24時間世話をしてくれる人が必要なので、両親、特に母親は睡眠や食事を取るのもままならないことがよくあります。


結果として「生まれたらすぐ学資保険に加入したかったのに数ヶ月後になってしまった」「よく検討できないまま、勧められるものにそのまま加入してしまった」などということも起こり得るでしょう。


そのようなことを避けるためにも、妊娠中のゆとりのある時期に、ゆっくり考えることがおすすめです。


また前述のように、手続きには母子手帳のコピーをはじめ必要になる書類がありますので、余裕があればあらかじめ準備しておくのも良いですね。

保険料が安くなる

学資保険では、契約者の年齢が上がるとその分保険料も高くなります。

妊娠中のタイミング次第ですが1歳でも若い時に加入できるのは、少しお得な気分ですね。

万が一契約者が亡くなった場合、保険料が免除される(払込免除特約)

学資保険には、払込免除特約という制度がほぼ標準で付加されています。


これは契約者に万が一のことがあった時、その後の保険料支払いは免除されながら、保険金は通常通り受け取ることができる制度です。


そのため、契約者を母親名義にしておけば、あまり考えたくないことではありますが、お産で万が一のことがあった場合に残された家族を助けることができます。

出産前に学資保険に加入する時の注意点

出生前の赤ちゃん名義で加入した学資保険は、被保険者名が名前も生年月日もすべて、母子手帳のコピーを元にした仮のものとなっています。


そのため生まれた後には、実際に付けた名前と生まれた日に変更する手続きが必要です。


慌ただしい日々の中、変更手続きのみとは言え大変かもしれませんが、忘れずに行いましょう。

まとめ:妊娠中の学資保険にはメリットがたくさん


妊娠中の学資保険加入メリットと、加入に必要なものについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回の記事のポイントは
  • 学資保険は、出生前加入特則を利用することで出産予定日の140日前から加入できる
  • 出産前の学資保険加入の際には、母子手帳のコピーなどが必要
  • 妊娠中は、時間的にも気持ち的にも余裕をもって学資保険を検討できるメリットがある
でした。

出産前の学資保険加入は、母子手帳のコピーが必要にはなりますが、それ以外に特に煩雑な点もなく通常通りの手続きで行うことができます。

そして、ゆっくり時間をかけて学資保険を比較検討することができますので、とてもおすすめです。

生まれてくる我が子のことをあれこれと考えながら、ぜひ楽しい時間にしてくださいね。

保険ROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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