子供の学資保険と生命保険、両方に入るべき?組み合わせの注意点とは

子どもに学資保険と医療保険なども含めた生命保険の両方に加入する必要はあるのでしょうか?加入する場合、両方のうまい組み合わせはどのように考えれば良いのでしょうか?生命保険と学資保険の基礎を学びつつ、両方に加入する必要性と複数の保険のうまい組み合わせを解説します!

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

学資保険と子どもの生命保険、両方に加入するのはあり?

お子さんのいるご夫婦の中には、子供ための教育資金と、子のための生活保障について検討されている方々もいらっしゃるでしょう。


子供ため、教育資金には学資保険へ加入して備え、ご自分が死亡した時のため生命保険に加入していれば生活保障にも備えられます。


しかし、学資保険と生命保険の両方に加入する場合、注意して加入しないと損をする場合があることはご存知でしょうか。


学資保険と生命保険の両方に加入したいものの、保障が重複するなどして余計な金銭的負担になることは避けたいものです。


そこで今回は、「学資保険と生命保険の両方に加入する利点と注意点」について

  • 学資保険と生命保険の両方に加入するメリット
  • 学資保険と生命保険の両方に加入した場合の注意点
  • 子どもためにかけたい保険とは
以上のことを中心に解説していきます。                                    
 

この記事を読んでいただければ、学資保険と生命保険の両方に加入する場合のメリット、そしてデメリットを知ることに役立つと思います。                      

ぜひ、最後までご覧ください。

学資保険と生命保険の両方に加入するメリットとは?

学資保険とは、子供の将来の教育資金としてコツコツ保険料を積み立てる商品です。


一方、生命保険は、被保険者が死亡した時のことを考慮し、加入時に保険金額・受取人を指定後に保険料を支払う商品です。


学資保険と生命保険は両方とも、ある時点で保険金が下りることになります。


こちらではこの両方の保険の目的を整理します。


学資保険と生命保険の目的を整理しよう

学資保険と生命保険の目的はそれぞれ次のようなものとなります。


学資保険の場合


学資保険は、基本的にどの商品でも子供の就学前(6歳未満)までで加入を済ませる必要があります。


そして、保険契約時に設定した時期(子の年齢)が到来した時、学資保険金が下りることになります。


つまり、満期となる時期が定められており、教育資金を目的に積み立てた保険金は、確実に受け取れることになります。


生命保険の場合


ご自分(被保険者)が『亡くなってしまうかもしれない』ということを前提に、保険契約を行います。

もしも大黒柱であるご自分が亡くなった場合に下りる死亡保険金で、子供や家族の生活を支える目的ために加入します。

つまり、子供の教育資金に活用したいからといっても、必要な時期に保険金が下りるわけではない商品です。

どうしてもお金が必要なった場合は、終身保険ならば解約して、解約返戻金という形で受け取れます。

学資保険と生命保険両方を表にすると


学資保険と生命保険は次のように比較できます。

項目/保険学資保険生命保険(終身保険)
目的確実な教育資金の確保まさかのための遺族の生活保障
希望の時期に受け取り確実に受け取れる必要になった時は解約してお金を得る
設定金額200万円~300万円程度250万円~億単位
毎月の保険料10,000円~15,000円15,000円~数万円
返戻率103~108%程度解約した場合101%程度

なお、生命保険(終身保険)は解約時期によって、返戻率が大幅に低い場合(払い込んだ保険料より受け取るお金が低い)もあります。

子どもの学資保険と生命保険で保障が不必要でないか注意

学資保険と生命保険の両方で、不要な部分や保障の重複している部分があれば注意も必要です。


なぜなら、不要な部分に関しても余計な保険料を支払っていることになり、効率が悪いばかりか、家計の重い負担になることがあります。


こちらでは3つの注意点を解説します。


ケース①:子どもの死亡保険に不必要な保障額がある

大切なお子さんに、生命保険(死亡保険)をかけるご両親は確かにいらっしゃいますが、問題は設定保険金額です。


親の生命保険(死亡保険)に数千万単位の保険金をかけることは、遺族が生活に困らないため必要かもしれません。


一方、子供が亡くなった場合は、ご両親をはじめとした親族は大きな悲しみに包まれることでしょう。


しかし、生命保険の保険金額が数千万円にも上る高額な設定は不必要といえます。


子供を悼む場合の保険金は、適切な金額(葬儀代は250万円~300万円が平均)に収めておきましょう。

ケース②:学資保険の医療保障と医療保険が重複している

子供の病気やケガが心配で、医療保険に子供を加入させていることもあるかと思います。


学資保険の中にも医療特約を追加できる商品があります。


子供が生まれた時に、学資保険とセットで加入すれば確かにお得です。


しかし、学資保険へ医療保障を付加し、そのことを忘れて個別の医療保険に加入してしまうと、似たような内容の保障が重複してしまいます。


そのため、以前同じような保障を設定していなかったかを、しっかりと確認してから新たな保険へ加入しましょう。

ケース③:(親の)生命保険と学資保険の保障が重複している

親が加入した生命保険と、学資保険の両方に設定されている保障が重複している場合もあります。


一見、学資保険は子のための保障だけを設定されているように思われますが、親が亡くなった場合の保障もあります。


それは、子の親が亡くなった場合、遺族へ支払われる死亡保障のことです。


主契約で設定されていればやむを得ないですが、特約で設定できる場合には、最初から付加しないことが賢明です。


学資保険で余計な特約を付加してしまうと、返戻率にも影響が出て、戻るお金が払い込んだ保険料より少なくなることもあります。


親が生命保険に加入しているなら、死亡保障のような特約は不要です。

子ども向けの保険の考え方とは?

学資保険は、いわば教育資金の確保を主な目的とした商品であり、医療保障や死亡保障は両方ともオプションになります。


しかし、この学資保険とは考え方が違う子供向け商品もあります。


それが「こども保険」です。


各保険会社や共済でのネーミングは様々ですが、このタイプの保険は子供の病気やケガ、事故等の総合的なサポートを目的とします。


こちらでは、加入目的ごとの子供向けの保険商品の選び方を解説します。

子どもに確実に学費を残してあげるための学資保険

子供へ教育資金として確実にお金を受け取りたい場合には、やはり学資保険へ加入するべきでしょう。


学資保険は前述したように、返戻率は108%に上る商品があります。


学資保険金を受け取る際、多めにお金が戻ることになります。


また、学資保険には保護者がまさかの事態になった場合、「保険料払込免除措置」も設定されています。


これは保護者(親等)が死亡・高度障害状態になったら、以後の保険料は必要ないという措置です。


学資保険では、主契約に設定されているか、特約で付加することができます。

子どもにプレゼントしてあげたい死亡保険・終身保険

子供に親があらかじめ生命保険(終身保険)を設定することも、将来の子供のためになります。


子供が成長して家庭を持った時に、その子が亡くなり妻子の生活費が困らないように配慮することも考えられます。


また、子供が解約すれば、解約返戻金としてお金が必要になったとき役立ちます。


生命保険(終身保険)の中には、子供が0歳から契約可能な商品もあります。

もしもの時のための医療保険・傷害保険

子供が成長していくと、不運な病気やケガを負ったり、事故に遭ったりすることがあります。


また子供の不注意で、他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりする場合もあることでしょう。


病気やケガをした場合のことを想定したら医療保険へ加入することが大切です。


一方、事故でのケガ、加害者として法律上の損害賠償を考慮するなら、それをサポートする傷害保険の加入が必要です。


さらに、この医療保険・傷害保険両方を備えたいなら、前述した「こども保険」への加入が無難です。


こども保険は医療保障の他、子供の損害賠償責任もサポートされます。

まとめ:子どもの生命保険と学資保険は両方の保障の組み合わせに注意!

学資保険と生命保険の両方に加入する利点と注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。              


今回の記事のポイントは

  • 生命保険と学資保険は両方とも保険加入の目的が異なることを念頭に置く
  • 生命保険と学資保険は両方に加入しても良いが、不必要な保険金額や、保障の重複に気を付けて加入する
  • 学資保険の他、子供ために検討するべき保険はいろいろあるが、医療保険・傷害保険両方を備えたいならば、こども保険の加入も考慮する
でした。

あくまでの保険選びは、ご家庭の経済状況、世帯状況、加入目的に合わせて決定するべきです。

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