更新日:2022/09/19
持病があっても学資保険に加入可能?学資保険の選び方や注意点を解説
学資保険は貯蓄だけはなく保障の機能もあるため、持病がある場合は保険の加入を断られてしまうケースもあります。また、持病を隠して学資保険に加入すると解約返戻金が大きく元本割れしてしまいます。しかし、持病持ちでも学資保険に加入できる方法があるので、今回ご紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
契約者に持病があると学資保険には加入できない?
子供の教育資金を貯めるために定期預金よりも貯蓄率が高く、万が一の保障や毎年の税控除がある学資保険への加入を検討している方も多いと思います。
また、学資保険は誰もが無条件に加入できるわけでなく、契約者である親や被保険者になる子供に持病がある場合は断られてしまうこともあります。
しかし、実は持病があっても学資保険に加入できる場合があるのです。
ここでは、「持病持ちの方でも学資保険に加入できる方法」について
- 契約者(親)が持病持ちの場合
- 被保険者(子供)が持病持ちの場合
以上の場合に分けて解説していきます。
この記事を読んでいただければ、持病がある方でも学資保険の加入を考えることができます。
是非最後までご覧ください。
持病があっても学資保険に加入できる場合を紹介!
持病をお持ちで学資保険に加入できるのか不安に思っている方のために明治安田生命の学資保険に加入の際に告知の必要な病気と健康診断の検査項目について下記に列挙しました。
健康診断検査項目
契約者である親や被保険者である子供が上記の病気で現在治療をしていたり、過去治療歴がある場合は学資保険の加入を断られる可能性があります。
さらに病気と診断されていなくても、健康診断において身体の異常を指摘されている方は、加入を断られてしまうことがあるので注意が必要です。
しかし、冒頭でも紹介した通り、契約者や子供に持病があったとしても学資保険に加入できる場合があります。
ここでは、その方法を順番に紹介していきます。
契約者を妻や祖父母にする
夫による契約者による加入が難しくても、契約者を妻や祖父母にすることによって学資保険を加入することが可能です。
しかし祖父母を契約者にして学資保険を契約をすると、毎月の保険料は変わらなくても危険保険料の割合が高くなるため、貯蓄率は下がってしまいます。
そのため、奥さまに持病がなく健康であれば契約者を祖父母ではなく奥さまにしたほうがいいでしょう。
保障性がない学資保険を選択する
しかし、保障性のない学資保険では、契約者が死亡したときや三大疾病を患ったときに「保険料払込免除」などの特約がないので注意が必要です。
これらの方法についてより詳しく知りたい方は一度持病持ちの方の保険加入について詳しい専門家に相談してみましょう。
子供に持病がある場合:学資保険以外の貯蓄手段を探す
もしも被保険者である子供の学資保険の加入が断られてしまった場合でも、親の生命保険やジュニアNISAなどで教育資金を準備することは可能です。
親の生命保険で準備する
しかし低解約返戻金型終身保険で加入をした場合は学資保険と異なり、入学祝い金などの途中支払いがありません。そのため満期になったときにしか積立保険金を受け取ることができませんので、注意が必要です。
また保険と銀行の定期預金以外では「ジュニアNISA」というものもあります。ジュニアNISAは保険や定期預金とは異なり、株式や投資信託などの投資商品によって運用をし教育資金を準備します。学資保険に加入できない場合はジュニアNISAの活用もご検討ください。
告知義務違反に注意
持病のある方の中には貯蓄性の高い学資保険に魅力を感じ、学資保険への加入を諦められない方もいると思います。
しかし学資保険に加入する際に、病歴を隠して加入することは非常にリスクが高いのでお勧めはできません。自身の病歴を隠して保険に加入することは「告知義務違反」として後々大きな不利益として自分自身に返ってきます。
告知義務違反をした場合、契約の解除や最悪の場合、保険金が下りないこともあります。
そのため保険加入の告知に関しては虚偽の申請は行わず、ありのままの健康状態について答得るようにしましょう。
保険金を受け取れない可能性がある
告知義務違反をして学資保険に加入したときには、大きく2つのリスクがあります。
契約者の告知義務違反が保険会社に発覚した場合、保険会社は弁護士を通じて一方的な契約解除を通知します。保険会社によっては解約返戻金を全く支払わないケースや、返戻金の支払いがあっても途中解約という扱いになり、解約控除から大きく元本割れしてしまうケースがあります。
2.必要な時に必要な保障を受けることできない
保険会社に告知義務違反が発覚するケースの多くは、契約者や被保険者が三大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)になった時の請求や死亡時の請求をするときです。
保険会社は契約者が病気になったときや死亡したときは、病院の診断履歴などを調査して持病が今までなかったかを調査します。そのため、持病を隠して学資保険に加入をすると保障が必要な万が一のときに必要な保障を受けることができず、子供に教育資金を残すことができません。
告知義務違反をして学資保険に加入するこは保障を受けられないだけではなく、貯金額の元本割れという最悪のケースを防ぐために告知はしっかり行いましょう。
なぜ契約者に持病がある場合に加入できない場合があるのか
まとめ:持病があっても学資保険に加入できる
- 保障性のない学資保険にする
- 契約者を妻や祖父母にする
- 学資保険以外で貯蓄手段を探す