学資保険ではどのくらいの手数料がかかるの?気になるコストは?

子どもが出来た時にまず考えるのが学資保険ですね。学資保険には保険と貯蓄という両方の面がありますから出来るだけ割りがいいものに入りたいですね。その時に気になるのが手数料。いったいどのくらいの手数料がかかるのでしょうか?詳しくみていきましょう。

学資保険に入る時にどのくらいの手数料がかかるのでしょうか

学資保険には保険と貯蓄という2つの性格があります。学資保険はその名の通り子どもの教育資金を確保する事が主眼です。教育資金の確保のためには、毎月コツコツと貯蓄するというのが基本ではあります。しかし、貯金はどんな形であれ、引き出しやすいですし強制力が薄いためについつい貯め損なうという面があります。

貯蓄面から考える学資保険

その点、学資保険は契約をしてしまえば、保険料が口座引き落としになりますから、強制的に貯蓄することが出来ます。日々の生活の中では突発的な出費もありますから家計が苦しくなる場面もよく出てくるでしょうが、そこで教育資金の貯蓄を先延ばしにしてしまうと後々苦しくなるだけです。そういう点で学資保険の強制力は優れています。

しかしマイナスでは意味がないので

教育資金の貯蓄が重要な目的である学資保険ですが、手数料が高くついてリターンがマイナスになってしまっては意味がないと考える方も多いでしょう。ですから手数料などのコストは抑えたいですよね。ここが重要なポイントですが、学資保険を契約する場合には手数料という項目はありません。

学資保険における手数料として意識される項目はどれでしょうか

先ほど学資保険には手数料という項目はない、と書きましたが、コストがゼロの保険などは存在しません。それでは手数料は本当にないのでしょうか。正確には手数料は保険料の中に含まれていて、私たちには見えなくなっているだけです。では手数料の高低は保険の種類によって出るのでしょうか。

手数料がなるべく安くなる仕組みとは

学資保険の契約には手数料という項目はありません。しかし実際には様々なコストがかかっています。しかしそれは手数料とは表現されずに保険料の一部となっています。それではこの見えない手数料を安くする方法はあるのでしょうか。それはあります。そして私たちでもちゃんと意識すればわかる事です。

学資保険の手数料とはサービスに比例します

手数料とはいわばコストの事です。コストをかけていない学資保険ほど手数料は小さくなっています。簡単な例で言うと、対面販売で丁寧に説明をしてくれる学資保険よりもネット販売で全て自分で説明書を読んで理解する必要があるものとはどちらがよりコストがかかっているでしょうか。

学資保険で手数料をなるべく抑えるためのよい方法はありますか

学資保険に加入する際に手数料を抑えようと思ったら、とにかく受けるサービスを減らす事です。販売方法に関しても店舗を構えている場合とネット販売ならネット販売のほうがコストが少ないので手数料も低くなります。また、かんぽや共済などの場合もコストが低く抑えられる傾向にあります。

対面よりもネットならコスト減

対面販売であれば、店舗の維持費と人件費が手数料として必要になります。もちろん、詳しい説明を聞くことが出来るので間違いがないというメリットはありますが、どうしても手数料を低く抑えたいのであればネット販売を選択すべきでしょう。ネット販売は対面に比べると自分でやる事が多くなりますが、その分コストは抑えられます。


また、クレジット払いのできる学資保険についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

設計がシンプルな学資保険もおすすめです

学資保険には保険と貯蓄の両面がありますが、保険には様々なオプションを付けることが出来ます。しかしオプションを付けるとそれだけコストが上がってしまいます。ですから手数料を抑えたいのであれば、最もシンプルなプランの学資保険を選択するのがよいでしょう。シンプルといっても最低限の保険機能はありますから、特に支障はないはずです。

保険と貯蓄のどちらを重視するかを考えましょう

学資保険の主な目的は、子どもの教育資金を確保する事です。この点について、更に親に万一の事があっても教育資金が確保できるという点が貯蓄よりも優れているのが学資保険です。しかし心配だからといって保険機能を重視し過ぎると貯蓄の面がおろそかになってしまい、割に合わない事にもなります。保険と貯蓄のバランスをしっかり見極めるのが大事です

貯蓄を重視する場合のポイント

学資保険は子どもの教育資金の貯蓄がメインというタイプの方は、出来るだけシンプルな設計の学資保険に加入しましょう。そうすれば割のいいリターンが望めます。保険機能は最低限にしていても、親の万一の場合の対応は可能ですから、その他生活費については別の保険で賄うように考えましょう。

保険重視という選択肢もあります

学資保険には様々な保険オプションが付与出来ます。例えば、他の保険加入は少なくして学資保険で親の万一に手厚く備えるという事も可能ですし、子どもの病気やケガに備えるオプションも選択出来ます。学資保険自体のリターンはマイナスになりますが、他の保険などトータルで考えるとオプションを利用した方がよい場合もあり得ます。

まとめ

学資保険では手数料は表面上見えませんが、コストという形で存在しています。コストがかからない方法ではそれだけ手数料も低く抑えることが出来ます。結果的に学資保険のリターンも高くなります。しかし、それだけサービスも少なくなりますから、多少のコストがかかっても手厚いサービスを受けたいという選択肢もあり得ます。リターンがマイナスにはなりますが、必要経費だと考えることも出来ます。

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