子育てに必要な貯金はどれくらい?子育てしながら貯金するコツも解説

子育てには教育費のほかに生活費もかかり、早めの貯金対策が必要です。しかし、最近は預貯金が全くない子育て世代の方も増加しています。子どもの教育費が払えないといった事態に陥らないために、計画的な貯金をしましょう。ここでは貯金としての学資保険の必要性を解説します。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

子育て世代に必要な貯金の目安はどれくらい?貯金のコツも紹介

あなたは、子育て世代がどれぐらい貯金をしているか気になって調べていると思います。


貯金額を比較する機会は少ないので、一般的な子育て世代の貯金事情を知りたいですよね。


子育てをする際には、教育費だけではなく生活費もかかるので、毎月多くの支出が見込まれます。


早くから貯金対策が出来るに越したことはないですが、近年は貯金なしの子育て世代も珍しくありません。


子育て世代に必要な貯金の目安はどのぐらいなのでしょうか。


実は、保険を使って貯金をする方法もあるのです。


そこで、この記事では「子育て世代に必要な貯金の目安」について

  • 子育て用の必要額費
  • 世代別・年代別の年間貯蓄額
  • 学資保険の必要性
の3点をご紹介させていただきます。

記事を読んでいただければ、子育て世代の平均的な貯金額がわかるので、あなたの家庭の貯金対策に役立てられると思います。

ぜひ最後までご覧ください。

子育てに必要な費用はどれくらい?

さて、子ども一人育てるのにどのぐらいのお金が必要かご存知ですか。


実は、生まれてから大学を卒業するまでにかかる費用は約1,000万円と言われているのです。


子どもが歩むライフコースによって多少の増減はありますが、相当大きなお金がかかることは事実なのでしっかりと覚えておきましょう。


また、その大多数を占めるのが教育費です。


以下では

  • 教育費にかかる費用の相場
  • 教育費以外に子育てで必要な費用
をご紹介させていただきます。

子供の教育費にかかる費用の相場

まず、子どもの教育費にかかる費用の相場を解説させていただきます。


教育費は子どもにかかる費用の大多数を占めるもので、親としては出来る限り子どもの望む進路を叶えてあげたいと思うことでしょう。


また、公立に通わせるか私立かでもかかるお金は大きく異なります


以下では、文部科学省の統計「平成28年度 子供の学習費調査」を参照し、幼稚園から高等学校までの学習費総額を表にしてみました。


幼稚園

公立私立
3年間の総額701,841円1,447,176円

小学校

公立私立
6年間の総額1,933,860円9,169,422円

中学校

公立私立
3年間の総額1,435,662円3,980,799円

高等学校

公立私立
3年間の総額1,352,586円3,120,504円


学校種別によっても異なりますが、いずれも卒業するまでに大きなお金がかかるのです。

また、大学になると学校種別や系統によって以下のような違いがあります。
入学金授業料施設設備費4年間(医・歯は6年間)の合計
国立大学28.2万円53.6万円242.6万円
私立大学文系23.5万円75.9万円15.7万円389.9万円
私立大学理系25.6万円107.2万円19.1万円530.8万円
私立大学医歯科系101.3万円289.7万円88.3万円2369.3万円
私立大学その他26.6万円95.5万円23.4万円502.2万円
全平均25.3万円87.8万円18.6万円450.9万円
(参照:https://www.nomu.com/loan/lifeplan/k_education_01.html

大学は、学部の系統によっても費用が大幅に異なるのです。

このように、子ども一人を育てるには教育資金を早くから貯金しておく必要があります。

教育費以外に子育てで必要な費用

次に、教育費以外で子育てに必要な費用をご紹介します。


子育てには教育費以外にもお金がかかるので、子どもの成長を妨げないためにも貯金をしていきたいですよね。


高校生になると、学校によってはアルバイトが可能になるので小遣い程度は子ども自身で稼ぐことも可能ですが、中学生まではそうもいかないので親が費用を支出する必要があります。


以下では、時期別の子育て費用(年間支出額)を表にまとめてみました。

項目幼稚園・保育園小学生中学生
食費22.4万円27.8万円35.6万円
レジャー旅行費13.6万円16.7万円14.7万円
預貯金保険18.7万円16.3万円18万円
生活用品費9.2万円8.3万円9.7万円
衣類服飾雑貨費6.6万円6.9万円7.6万円
お祝い行事等4.1万円3.2万円3.4万円
お小遣い0.1万円1万円3.9万円
医療費1.3万円2.2万円2.3万円
携帯電話0.4万円2.3万円
合計76万円82.8万円97.5万円

(参照:https://kusuburu.com/entry/2016/02/07/143810


このように、子育て世代は教育費以外にも大きな支出が発生するので、よりいっそう貯金の必要性が身に染みると思います。

みんなはどれくらい貯蓄している?世代別・年代別の年間貯蓄額

教育費やそれ以外にかかる具体的な相場を実感していただいたところで、他所の家庭の貯蓄事情が気になってくると思います。


また、「自分の家庭の貯金額は平均的なのだろうか」と気になりますよね。


そこで、

  • 子育て世代の平均貯蓄額
  • 子育て世代の年収別に見た貯蓄額比較
  • 理想的な手取りに対する貯蓄の割合

の3点をご紹介させていただきます。

子育て世代の平均貯蓄額:貯金なしの世帯も意外と多い

まず、子育て世代の平均貯蓄額をご紹介させていただきます。


みなさんいくらぐらい貯蓄しているのでしょうか。


以下の表は、株や投資信託などの金融資産がない家庭を含む平均貯蓄額の一覧です。

年代平均値中央値
20代321万円77万円
30代470万円200万円
40代643万円220万円
50代1,113万円400万円

(参照:https://hoken.niaeru.com/media/life-money/child-rearing-g-savings/


年齢が上がるにつれて貯蓄額は多くなりますが、20代、30代ですと年間の年収程度の貯蓄額であるという結果になりました。


また、「子育て世代の70%は貯金100万円未満」というデータも挙げられており、年功序列制度の廃止と不安定な雇用の影響で、貯金ができない家庭が増加傾向であることが伺えます。

子育て世代の年収別にみた貯蓄額を比較

次に、子育て世代の年収別にみた貯蓄額を比較します。


総務省統計局の「年間収入階級別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高」を参考に、年代別貯蓄額を表にしました。

年収貯蓄額
200万円未満397万円
200万円以上-250万円未満843万円
250万円以上-300万円未満587万円
300万円以上-350万円未満839万円
350万円以上-400万円未満786万円
400万円以上-450万円未満878万円
450万円以上-500万円未満901万円
500万円以上-550万円未満908万円
550万円以上-600万円未満1,171万円
600万円以上-650万円未満1,120万円
650万円以上-700万円未満1,055万円
700万円以上-750万円未満1,172万円
750万円以上-800万円未満1,489万円
800万円以上-900万円未満1,548万円
900万円以上-1,000万円未満1,820万円
1,000万円以上-1,250万円未満1,976万円
1,250万円以上-1,500万円未満2,316万円
1,500万円以上3,048万円

(参照:https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20170&month=0&tclass1=000000330007&tclass2=000000330008&tclass3=000000330009


この表を参照すると、年収が高いほど貯蓄額も上がりますが、必ずしも階段式になっているわけではありません。


しかし、全体的に見るとしっかり貯金をしている傾向が見られます。

理想的な手取り年収に対する貯蓄の割合は?

子育て世代の理想的な手取り年収に対する貯蓄の割合は、1~2割を目安にすることが目標です。


余裕を持つためには2割を貯蓄に回すと良いですね。


子どもが成長するにつれてかかるお金が変わることや、卒業・入学時には大きなお金がかかるので、毎年の収支状況を見ながら家庭に適した貯金をすることが大切です。

子供の教育費に備えた学資保険の必要性

「貯金をしたいけれどできない」という家庭におすすめなのが、学資保険を利用して教育資金を備える方法です。


学資保険は、毎月か年間で決まった額が引き落とされる仕組みになっているので、気づかないうちに貯金ができる優れものです。


以下では、学資保険について

  • 妊娠中から備えるのも一つの方法
  • 強制的に貯めることができる
  • 毎月の学資保険に預ける金額の目安

の3点をご紹介させていただきます。

加入時期は早い方が良い!妊娠中から備えるのも一つの方法

学資保険は早い時期に加入することをおすすめします。


もっと言えば、妊娠中から備えることも一つの方法です。


学資保険のデメリットとして

  • 子どもの年齢が上がるにつれて保険料が高くなる
  • 一定年齢以上になると加入が出来ない
ことがあるので、早く加入したほうが得なのです。

学資保険は貯金ができない人も強制的に貯めることが出来る

学資保険の最大のポイントは、貯金ができない人でも強制的に貯めることが出来ることです。


仕組みとしては、決まった金額が毎月自動的に引き落とされるようになっています。


また、年払いも可能です。


貯金となるとお金が足りなくなったときに切り崩すことが可能ですが、学資保険はそのようなことができないので、浪費癖がある人でも安心なのです。

毎月の学資保険に預ける金額の目安とは?

毎月の学資保険に預ける金額の目安はいくらぐらいなのでしょうか。


一般的には、10,000円~15,000円だと言われています。


これ以上になると、その他の支出に支障が出る恐れがあるので、無理のない金額設定をする必要があると考えます。


まとめ:子育て費用のために学資保険で計画的に備えを

この記事では、「子育て世代に必要な貯金の目安」をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか。


記事の要点は

  • 子どもが大学を卒業するまでにかかる費用は約1,000万円と言われており、教育費の内訳は学校種別や大学学部系統によって異なる。
  • 子育て世代の平均貯蓄額は年代や年収によって違いが見られる。しかし中には貯金なし世帯も珍しくはなく、昨今の社会情勢が貯金を困難にしている傾向が浮かび上がる。
  • 学資保険を使って貯金をする方法は、貯金が出来ない世帯におすすめである。
の3点です。

子育て世代にとって、子どもの夢や目標を叶えてあげることは一番の目標です。

望む将来を実現するためにも、コツコツと貯金をしていきましょう。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

ランキング