更新日:2020/04/14
学資保険の加入は何歳から?知っておきたい出生前加入ポイント!
学資保険は何歳から加入できるのか?何歳から加入するのがいいのか悩む人も多いと思います。しかし、赤ちゃんが生まれる前に学資保険に加入する決断をする人は少ないのです。何歳から加入するべきか、生まれる前の方がメリットがあるのか?などご紹介していきます!
目次を使って気になるところから読みましょう!
学資保険は何歳から加入できるのか
学資保険と聞くと多くの人が「出産してから加入」を検討し始めるのではないでしょうか?
実際に多くの人が「学資保険って何歳から加入するべきなの?」と考えています。
しかし、実は学資保険は子どもが生まれる前から加入することができるのです。
「出生前加入」という言葉がありますが、実はあまり知られていなかったり知っていたけどメリットを感じない、と言った理由で生まれる前には加入していない人が多いようです。
そこでこの記事では
- 何歳から加入するべきか
- 早期加入のメリット
- 死産になってしまった場合
- 満期をいつにするのか
できるだけ早い時期に加入するのが良い
学資保険の検討材料は
- 利率
- お祝い金の受取時期
の2点にポイントを置かれていると思います。
他には保険会社の安全性や知名度、保険料なども検討するポイントにしている人もいらっしゃると思います。
しかし、加入年齢を検討材料にする人はあまりいないのです。
教育資金と言えど保険の一つで、後回しにされやすいもの。
学資保険の加入は何歳から?と悩んだら
「1日でも早い時期に加入すること」がおすすめなのです!
学資保険には何歳から加入するのが良いのか
ほとんどの人が生まれてすぐ!と思っているかもしれません。
しかし、一番おすすめの加入時期は妊娠期間中なのです!
学資保険は出産の140日前から加入する事ができる
安定期に入ったら加入できるようになるます。
でも、こんなに早く入る?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
- 妊婦の時は忙しくて考えられない
- 産まれてからの方が良い
- じっくり考えたいから今じゃない
こんな理由から学資保険を後回しにしている人が多く、子どもが1歳になる直前であわてて加入する傾向にあります。
もちろん生まれてすぐに加入しても、子どもが1歳になる直前に加入しても利率は変わりません。
だからこそメリットを感じる人が少ないのです。
しかし、出生前で加入することで意外にも大きなメリットがあります!
学資保険に早い時期から加入するメリット
その中で一番大きいのは払込期間の終了時期!
例えば、18歳(18年間)まで保険料を払込をする学資保険の場合。
0歳の11月に加入したら、18歳の11月まで保険料の支払いが続く可能性が高いです。
しかし、出生120日前に加入していれば、18歳の7月で支払いが終わることになります。
18歳の夏は大学に向けて夏期講習に通う可能性が高く、早いところでは秋に大学の受験費用を支払ったりすることもあります。
そんな出費が重なる時期に保険料の発生があるのと無いのとでは大きな差が生まれます。
さらに、大切なのはお祝い金の受取時期!
保険会社によっては契約時期によってお祝い金が受け取れる時期が異なります。
例えば、ある保険会社は何歳の何月に加入してもお祝い金の支払いは11月と固定してくれている学資保険もあります。
しかし、一方で加入した月でお祝い金の支払いベースが決まる学資保険もあります。
そうなってしまうと2月や3月に加入した方は、お祝い金が受け取れるのも2月や3月になる可能性もあります。
2月や3月に生まれたら不利なの!?となってしまいますよね。
学資保険の加入目的の最大ポイントは大学入学準備金です。
ここに合わせてお金を貯めている人がほとんどだと思います。
しかし、加入する時期によってお祝い金が受け取る時期が決まる学資保険だと、大学入学金の支払いに間に合わない可能性が出てきます。
2月3月が受取時期だとせっかく入学が決まっても、支払いに間に合わない可能性があるため、結局自分でも準備しておかなければならないのです。
これでは学資保険のお祝い金の意味がなくなってしまいます。
そうならないためにも、加入時期でお祝い金が受け取れる保険会社の場合は出生前加入を活かし、入学準備金に間に合うように加入を検討しましょう!
出産前に親に万が一の事があった時も払込免除が適用される
この払込免除特約は学資保険に加入したら無料で付いてくる特約です。
さらに子供が何歳から加入していても特約は付いてきます。
子供が生まれる前に万が一のことがあってしまった場合、学資保険の保険料の発生は無くなります。
しかし、学資保険は生き続け、お祝い金を受け取れるのです。
この万が一の時は死亡に限らず高度障害にも該当するため、教育資金としてお金を貯める一方で生命保険としての役割も持っているのです!
これが利率だけではなく、自分で貯めていく方法との大きな違いです。
月々の負担が少なくて済む
それは保険料にも影響してきます。
学資保険の保険料は
- 契約者の年齢
- 子供の年齢
- 契約者の性別
によって保険料が異なります。
保険料が大きく変動するのは、子どもの年齢!
0歳で加入するのと1歳で加入するのでは保険料はかなり変わります。
変動差によっては400円くらいのところもありますが、この差額が12か月×18年で考えたら86.400円もの差額が生まれます。
子どもの年齢が上がればあがるほど保険料が高くなるようにできているのが学資保険。
利率も変動しますので、何歳から加入ではなく、生まれる前から0歳のうちに加入することをおすすめします!
出産前のゆっくりした時間に保険をゆっくり検討できる
子どもを授かって出産が近づいてくると考え始めると思います。
しかし、実際に加入に向けて動き出すのは出産してからの方が圧倒的に多いと思いますが、出産してからは初めてのことが重なり意外とバタバタしてしまいます。
慣れない育児に毎日奮闘しますよね。
そんな時に学資保険を検討する余裕はほとんどありません。
しっかりと納得いく学資保険に加入するためには、出産前の一番ゆっくり考えられる時期がベストとも言えます。
もし、死産になってしまった場合どうなるのか
契約が無効になる
もし死産になってしまっても、そこから何か保障があるという訳ではなく、契約そのものが無かった事になります。無効になるので、契約日以降に支払った保険料も全額返金される事になります。
ちなみに日本の死産の割合は2.2%であり平成27年度は2万2,617人が死産しています。(死産には人口死産、自然死産も含まれます。)
保障を受けていた場合も無効になる
例えば、奥さんが妊娠中に学資保険の契約者である夫が亡くなってしまった場合、保障型の学資保険からは養育年金が支給されます。
しかし、その後、死産になってしまった場合は契約が無効になってしまうので、この養育年金も返金しなければなりません。
このように、保障型の学資保険に加入している場合、契約が無効になると返還義務も発生してしまいます。
学資保険の満期を何歳にするのか
特に満期金は
- 12歳
- 15歳
- 18歳
- 22歳
から選べる会社が多いです。
満期金の受け取り時期によって利率や保険料など大きな差が生まれます。
18歳と22歳が一般的
12歳や15歳で満期でも良いと思いますが、保険料が高くなりがちです。
保険料が高くない場合は利率が低い可能性があります。
学資保険は払える金額で長い期間払い続けるから意味があります。
途中で解約してしまったら元本割れして損をしてしまいます。
最後まで良い利率を維持し、払い続けていくためには18歳や22歳満期に設定して継続できる学資保険に加入しましょう!
迷ったら18歳満期に
大学入学準備金を目的として加入検討する人が多い学資保険。
18歳のときに一括で受け取れる学資保険が人気を集めていますね。
ご家庭に合わせて考えても良いと思います。
例えば、大学卒業後に自立してほしいと考える方は22歳満期でも良いと思います。
自立支援金やいつかの結婚費用へ貯めておくのも悪くありません。
22歳満期の場合は大学入学時よりも少し多めにもらえるようになっています。
しかし、18歳の大学入学時をもっとも重視したい人は、18歳満期で保険料の支払いも学資保険も終わらせるのも一つの案です!
大学入学の時は入学金+前期分の支払いが発生し、教材費などの出費が一気に出てきます。
そういった時期に学資保険で全部まかなえたら長い期間払い続けてきた意味を持ちます。
まとめ:学資保険は何歳から加入すべきか
赤ちゃんができたときから学資保険を検討し始め、予定日の140日前になったらいつでも加入できる状態にしておくのがベストでしょう!
赤ちゃんができたときは、生命保険を見直すきっかけとなります。
そのときに学資保険も一緒に考えると保険料の支出計算もできるためおすすめです。
学資保険は何歳から考えるものなのか悩む人も多いと思いますが、生まれる前から加入か、遅くても1歳の誕生日を迎える前までに加入しておくことをおすすめします。
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