学資保険と銀行の積立はどっちがおすすめ?貯蓄額の比較や向いてる人とは?

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子供のためにお金を貯めておきたいと思うのが親心ですが、将来のために貯めるための方法としては学資保険と銀行積立とどちらがいいのでしょうか。それぞれ性質に違いがあるため、向いている人のタイプを見ていきたいと思います。メリットやデメリット、貯金のタイプを紹介します。



▼この記事を読んで欲しい人

  • 子供の将来のために貯金したい人
  • 学資保険と銀行積立でどちらがいいか迷っている人
  • 学資保険と銀行積立以外の備え方を知りたい人
  • 子供の将来のための備え方のメリット・デメリットを知っておきたい人

内容をまとめると

  • 学資保険と銀行積立はそれぞれ特徴に違いがあるため、様々な要素を考慮しながら備える方法を決めるべき
  • 貯蓄の有無、保険の有無、途中解約の可能性など様々な角度で方法を選ぶことで、後悔のない選択ができる
  • 子供の将来のための備えは学資保険と銀行積立以外にもあり、つみたてNISAも検討する価値あり
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学資保険と銀行の積立どっちがお得?最終貯蓄額の比較


突然ですが、子供の将来や進路についてどのように考えているでしょうか。


子供が大きくなってから、子供に「お金が無いから進学を諦めて」とは言いたくないですよね。


親が子供にできること、それは子供が将来進みたい道に進めるように、子供が小さいうちから貯金をしておくことです。


子供のために貯蓄をすべきと考えている親が多いですが、具体的に何をすればいいのか分からない、学資保険は聞いたことがあるけれどもその他の方法も知りたいというケースも見られます。

  • 銀行の定期積立預金で毎月3万円を18年預け入れた場合
  • 学資保険で0歳から18歳払い込みの場合

今回は、学資保険と銀行の定期積立預金のシミュレーションをしていきます。


子供のために今からできることを考えていくことで、子供の未来をサポートすることに繋がっていきます。  

銀行の定期積立預金で毎月3万円を18年預け入れた場合

大人の場合、より金利がいい方法で貯金するといえば、まずは定期積立預金を思い浮かべますよね。


銀行の定期積立預金は、定期的にこつこつと積み立てていくことから、通常の口座に比べて言い金利で貯金することができます。


銀行の定期積立預金に毎月3万円を18年間、利率0.02%(複利)で続けた場合、次のようになります。

  • 積立元利合計額:6,489,296円
  • 元金分:6,480,000円
  • 利息分:11,664円
  • 利息分(税引き後):9,296円
近年の定期積立預金は低金利の傾向があるため、18年もの間預け入れをしていた場合でも大きな金利は期待しにくい状態です。

タンス貯金よりは少しは増えるかもしれないというレベルの貯金といえます。

学資保険で0歳から18歳払い込みの場合

子供のための貯金といえば学資保険をイメージする人も多いようです。


学資保険で、0歳から18歳まで月々3万円を目安として払込を続けた場合のシミュレーション金額は以下の通りです。

  • 受取金:6,300,000円
  • 元金分:6,053,292円
  • 利息分:246,708円
  • 返戻率:104%
こちらは一例としてニッセイ学資保険でシミュレーションしたものです。

上記の銀行定期積立預金のシミュレーションと統一し、月に3万円を払い込むことを想定し、返戻率104%の学資保険のプランでシミュレーションしました。

銀行の定期積立預金と比べると、かなり大きなプラスアルファが生まれることを表しています。

学資保険と銀行の積立のそれぞれのメリット・デメリット

 
同じ金額を毎月子供のために貯金することを考えた場合、単純に18年後の合計金額だけを見ると学資保険一択となるかもしれません。


しかし、将来受け取ることができる金額のみを見比べて学資保険と決めるのは早計です。

  • 学資保険のメリット・デメリット
  • 銀行の積立のメリット・デメリット
単純に金利のみを見比べるのではなく、それぞれのプランの特徴や注意事項を確認することが必要です。

プラン内容や今後の家計事情によってどちらが適しているか異なり、一概にどちらかのみをおすすめできるものではありません。

それぞれの特徴と注意すべきことから導き出されるメメリットとデメリットについて見ていくことで、将来のことを考えてどちらで貯金していくべきか見えてくるはずです。

学資保険のメリット・デメリット

学資保険は確実に子供の教育のための資金を貯めることができるということで、子供の将来のための貯金というと学資保険のイメージが強いものです。

メリットデメリット
・税制の優遇を受けることができる

・返戻率がいい
・万が一の時の備えにもなる
・途中で解約すると元本割れが起こる

・必要な時にお金が引き出せない

・加入時期によって入れないこともある

学資保険は名前の通り、保険ですので生命保険料控除の対象となります。


そのため一般の貯蓄で税制優遇は特にありませんが、学資保険の場合は所得税の額を少なくすることも可能です。


さらに万が一の時の備えという意味でもおすすめできます。


もしも毎月子供の将来のために払い込んでいる親に万が一のことがあった場合、保険料の支払い免除や満期時に保険料の受け取りが可能となる特約もあります。


保険の意味合いはもちろんのこと、いざという時に確実に子供のための教育資金に回すことができるお金を確保する手段としても学資保険は非常に有効です。


しかし、学資保険はあくまで保険であり、銀行の貯金とは異なる側面があります。


学資保険は多くの場合高校や大学の進学を視野に入れた保険ということですので、途中で引き出したり解約することは基本的にはできません。


もしも払込が難しくなり、途中で解約となるとお金は戻ってきますが、払込していた合計額よりも少ない状態で戻ってくる元本割れを起す可能性が高いです。


また、子供がある程度大きくなった時など、子供の年齢などによっては学資保険に加入できないこともあります。


将来の子供の学業などのために絶対に手を付けないお金を残したい、もしもの時に備える安心材料が欲しい人におすすめです。

銀行の積立のメリット・デメリット

貯金といえば、銀行の口座への貯金を想像する人も多いはずです。


毎月決まった金額をこつこつ積み立てていく方法は塵も積もれば山となりますので、金利と合わせて、一定期間後はかなりの額になっているものです。


銀行の積み立てで子供の将来のためのお金を貯金するメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
・途中で解約しても元本割れしない
・手数料がかからない
・預金する人に万が一のことがあると、それ以降積み立てできなくなる
・金利が低く、お金はほとんど増えない

銀行で積み立てするメリットは手数料と途中解約可能ということです。


学資保険の場合、十数年にわたり解約することなく貯めていくことが前提となります。


そのため、途中解約をすると大きな損となってしまうところですが、銀行積み立ての場合は途中解約も可能であり、元本も守られます。


もしも将来子供のための貯金ができなくなってしまった場合も途中で積み立てストップすることができ、手数料もかかりません。


銀行積み立てのデメリットといえばやはりお金の面です。


金利がかなり低く、元本とほとんど変わらず増えないことを念頭において積み立てすることがポイントです。


また、保険の要素はないので、もしも積み立てをしている最中に万が一のことがあった場合も備えがないため、それ以降の積み立てができなくなります。


将来的にもしも継続した積み立てができなくなったときの不安がある人は、銀行積み立てを選択しておくと安心です。

学資保険と銀行の積立向いているのはどっち?4つのポイント


ここまで学資保険と銀行の積立とそれぞれの特徴メリット・デメリットを紹介してきましたが、自分たち家族にとってどちらが向いているのか分からないという人もいるはずです。


結局のところ、決めるのは自分たち家族なのですが、途中解約の可能性や加入時期、貯蓄の有無など決める際のポイントとなるところがあります。

  1. 学資保険を途中解約の恐れがある場合は銀行の積立
  2. 学資保険の加入が遅く元本割れの恐れがある場合銀行の積立
  3. 貯蓄がなく親の万が一に備えられない場合は学資保険 
現状や、提示された金利の高さのみで判断するのではなく、様々な判断材料で最終的な判断をすることで後悔のない選択ができます。

学資保険と銀行、それぞれ向いているタイプは異なりますので、自分たちがどちらが向いているか考えながら決めることをおすすめします。

ポイント①学資保険を途中解約の恐れがある場合は銀行の積立

子供の将来のためのお金を用意するという目的は同じにしても、そのための貯金をどこまで続けることができるかによって学資保険を選ぶべきか、銀行積立を選ぶべきか異なってきます。


もしも少しでも学資保険を途中解約する可能性がある人は、銀行の積立を選ぶべきです。


学資保険の場合毎月決まった額をコンスタントに十数年、高校進学や大学進学を視野に入れて続けるものであり、途中で将来のための蓄えを辞めることを想定していません。


そのため、今はいいけれども将来学資保険として払込できなくなったらどうしようという不安要素がある人は要注意です。


途中解約をした場合、解約金の発生元本割れの可能性もあり、明らかな損をしてしまう可能性が非常に高いです。


十数年、決められた額を毎月コンスタントに途中であきらめることなく貯金できるか、自分自身に問いかけてみてください。


途中解約の可能性がある場合は元本割れがない銀行積立、絶対に何が何でも解約せずに毎月同じ額を蓄え続けるという強い意志と財力が確保できる場合は学資保険を選択すべきです。

ポイント②学資保険の加入が遅く元本割れの恐れがある場合銀行の積立

学資保険は高校進学や大学進学を視野に入れ、子供の将来のための備えを行うものですので、基本的に子供が小さいうちに加入するものです。


多くの加入者は子供が生まれてすぐに加入し、15〜18年払込を続けます。


学資保険の加入できる年齢上限は保険会社によって異なるものの、多くの保険会社は小学校入学までの受付としています。


また、加入できたとしても払い込む保険料が割高となってしまうため、元本割れの可能性があります。


学資保険の加入の検討はなるべく早いうちに、加入する場合は遅くとも子供が6歳までには加入すべきです。


もしも学資保険の加入のタイミングを逃してしまったことで加入できない、元本割れとなってしまう場合は、銀行の積立をおすすめします。


銀行積立は始めるタイミングが決められていないため、好きな時に初めて好きな時にやめられるところが一番のメリットといえます

ポイント③貯蓄がなく親の万が一に備えられない場合は学資保険

学資保険か銀行の定期積立か迷う人は、一度現時点での貯蓄の有無を確認してみて下さい。


貯蓄があり、今の生活に加え将来的なこともある程度は大丈夫という安心材料がある場合は、銀行積立も選択肢となります。


しかし今の段階で貯蓄がなく、親に万が一のことがあった時に備えるだけの力がない場合は学資保険にするべきです。


学資保険はその名の通り、保険の要素が強く、もしもの時に備えることができる側面があります。


もしも契約し払込をしている親が亡くなった場合や、障害を負うなどの払込が厳しい状況になった場合は保険料の払込免除を受けることができ、さらに将来的には契約通りの保険金を受け取ることができます。


学資保険は貯蓄性がある保険という扱いのため、解約した時に戻るお金が少しずつ溜まっているのです。


このお金を責任準備金といいますが、もしも一時的に保険料支払いが厳しい状況になってしまったとしても責任準備金があるため、すぐに解約されるということを避けることができます。


今の時点で貯蓄がなく、親の万が一の時にどうにかするだけの力がない場合は、備えとして保険加入をおまもりとする気持ちで学資保険を選ぶべきです。

ポイント④少しでも預けたお金を増やしたい場合は学資保険

学資保険のメリットの1つに返戻率の良さがあげられます。


将来的に預け入れたお金以上に戻ってくる金額が大きい方が望ましい人は、学資保険を選択すべきです。


銀行積立の場合は金利が小さく、今後十数年と長い期間預け入れていたとしても金利が上がることはほとんど期待できません。


金利が低い状態で預け入れていたとしても増える見込みはなく、十数年間ただお金を寝かせていたに近い状態になってしまいます。


金利の低さがネックとなる銀行積立は戻ってくる額の増額は期待することが難しいため、少しでも増やしたい気持ちがある場合は学資保険を選択すべきです。


返戻率や月々の払込額、払込期間は保険会社やプランによりますので、契約の際は約款をよく読み、疑問点がある場合は確認するようにして下さい。

つみたてNISAで教育資金を運用するのもおすすめ


子供の将来のためにお金を貯めていく方法として用意されているものは、学資保険と銀行の積立のみではありません。


これらはただ単にお金を預け入れるということですが、つみたてNISAで資金を運用し増やしていくことも手段の1つです。


いわば運用によってお金自身に働いてもらい、増やしていくという手法です。


つみたてNISAは貯金する感覚で積立運用することで資産が増えるように働きかける方法ですので、将来的に見て金額が増えることが期待されます。


運用なので絶対に増えると言い切れるものではありませんが、非課税で運用し、将来のために資産が増えるように働きかけるという意味では銀行積立と学資保険に近いものがあります。


つみたてNISAで教育資金を準備することに向いている人は

  • 多少のリスクはあったとしても増える見込みがある方法で子供の将来のために準備したい人
  • 資産運用に抵抗感がない人
つみたてNISAの場合は元本保証やいざという時の保険的要素がありません。

そのため、安心材料となる部分はこれらに比べて少ないものの、元本に対しての増加率は大きいものが見込めます。

まとめ:教育資金の相談はマネーキャリアへ無料相談!


将来子供のために親ができることの1つは教育資金のサポートですが、子供の教育のための資金はかなりの額になることが予想されます。


子供の進学先を公立、私立どちらにするかにもよりますが、どちらにしても一気に貯金できるような額ではないからこそ、子供が小さいうちから動き出すことがポイントです。


月々の額は小さくとも、千里の道も一歩からということで準備することが子供のためになります。


その方法は銀行積立、学資保険、つみたてNISAなど多様です。


それぞれ特徴や向いている人のタイプは異なりますので、家計の財力や将来への備え、保障の有無、金利など様々な要素を総合的に見て決めることをおすすめします。


大切な子供の将来のためのお金だからこそ、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談するべきです。


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