終身保険と定期保険の違いは何?メリット・デメリットや選び方を解説

生命保険といえば万が一の際に保障してくれるものですが、終身保険と定期保険の違いはご存知ですか?どちらも死亡保険の一種ですが、それぞれメリット・デメリットがあります。本記事では、終身保険と定期保険の違いや選び方を解説します。

内容をまとめると

  • 終身保険と定期保険は、どちらも死亡保険の一種
  • 終身保険は、保障が一生涯続き、解約返戻金がある
  • 定期保険は、割安な保険料で一定期間のみ保障される
  • それぞれのメリット・デメリットを理解して自分に合った保険を選ぼう!
  • 死亡保険の不安や疑問の相談は、マネーキャリアがおすすめ!
  • マネーキャリアは相談満足度98.6%!何度でも無料相談できる!

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

目次を使って気になるところから読みましょう!

生命保険とは?どんな種類があるの?

生命保険は、死亡や病気、ケガなど、さまざまなリスクに備える保険です。


生命保険は、主に4種類に分類されます。


  1. 死亡保険
  2. 医療保険
  3. 介護保険
  4. 生存保険

本記事で解説する、終身保険と定期保険は死亡保険に分類されます。

医療保険や介護保険、生存保険について詳しく知りたい方は、ほけんROOMの記事をぜひご覧ください。

死亡保険とは?どんな種類があるの?

死亡保険は、被保険者が死亡または保険会社所定の高度障害状態になった場合、指定された受取人(遺族)に死亡保険金が支払われる、生命保険です。


死亡保険は、主に3種類に分類されます。


  1. 終身保険
  2. 定期保険
  3. 養老保険

終身保険と定期保険に加え、養老保険の特徴も解説します。

終身保険の特徴を解説!

終身保険には、以下の特徴があります。


  • 保障が一生涯続く
  • 解約返戻金がもらえる
  • 保険料の払込期間を選択できる
  • 保険料が割高

それぞれ詳しく解説します。

保障が一生涯続く

終身保険は、一度契約すると保障が一生涯続きます。


保険期間に定めがないため、解約しない限りは保障を受けられます。

解約返戻金がもらえる

終身保険は、解約するとそれまで支払った保険料に応じて解約返戻金を受け取れます。


そのため、終身保険には貯蓄機能が備わっているといえます。

保険料の払込期間を選択できる

終身保険は一生涯保障が続きますが、保険料を支払う期間は2種類から選択できます。


  • 有期払い:保険料の払込期間を定める方法
  • 終身払い:保険料の払込期間を定めず、一生涯支払い続ける方法

有期払いの場合、毎月の支払額は高くなりますが、払込期間が終了すれば以降は保険料を支払わずに保障を受け続けられます。

終身払いの場合、毎月の支払額は割安になりますが、払込期間が長くなる(=長生きする)と保険料の総額が高くなる可能性があります。

保険料が割高

終身保険は、一生涯保障が続き、解約返戻金もあるため保険料は定期保険よりも高く設定されています。

終身保険のメリット・デメリットを解説!

終身保険の特徴について解説しました。


ここからは、終身保険にどのようなメリット・デメリットがあるか解説します。

終身保険のメリットは?

終身保険は、2つのメリットがあります。

  • 保険期間が一生涯続く 
  • 保険料は掛け捨てではなく、貯蓄機能がある  

それぞれ詳しく解説します。

メリット①保険料は高額だが一生涯変わらない

終身保険は保障期間が定められている定期保険と違い、満期はありません。

一生涯保障が続き、いつかは必ず保険金がもらえる仕組みになっています。

そのため、保障期間が定められていて、保険金を受け取ることができない可能性のある定期保険に比べると保険料は割高になっています。

しかし、更新時に保険料の見直しがないため、一生涯保険料が変わりません

メリット②保障が一生涯続き、貯蓄機能がある

終身保険には、解約返戻金による貯蓄機能が備わっていることをご説明しました。

貯蓄機能が備わっているという点は、定期保険との大きな違いの一つになります。


また、終身保険の場合、保険料の払込期間を10年払いや15年払い、もしくは60歳払済など、短期払いで契約することが可能です。


また、低解約返戻金型終身保険の場合、保険料払込期間を終えてから保険契約を解約することで、支払った保険料以上の解約返戻金を受け取ることが可能です。


終身保険は、支払った保険料が掛け捨てとなる定期保険とは違い、支払った保険料以上のお金が解約返戻金として返ってくるため、支払った保険料が無駄になりません。


そのため、終身保険は、老後資金の資産形成にも役立てることが可能なのです。


低解約返戻金型終身保険については、下記をご参照ください。

終身保険のデメリットは?

終身保険には、2つのデメリットがあります。


  • 解約時期が早いと、解約返戻金が払い込んだ保険料より少ない可能性がある
  • 保険料払込期間を終身払いにすると長生きリスクがある

それぞれ詳しく解説します。

デメリット①早期解約すると損をするため、見直しがしにくい

終身保険を契約するにあたって、注意してほしい点があります。

それは、早期解約すると損になるという点です。


終身保険は、一生涯の保障を、一生涯変わらない保険料で受けることが可能な生命保険です。


そのため、定期保険よりも保険料が高額になっています。


高額な保険料を負担していながら、終身保険を早期解約してしまうと、損をしてしまう可能性が高いです。


終身保険には、支払った保険料が無駄にならない貯蓄機能が備わっているのですが、保険料払込期間内に終身保険を解約しても、支払った保険料以上の解約返戻金を受け取ることはできません。


終身保険の早期解約は損になってしまうため、終身保険は一度契約すると見直しがしにくい生命保険なのです。

デメリット②終身払いの場合長生きリスクがある

終身保険の保険料払込期間は、主に2種類あります。


  • 10年や20年など一定の期間や、一定の年齢(60歳や65歳)までの短期払い
  • 死亡するまでの終身払い

終身払いの場合、短期払いと比較すると月々の保険料は安くなります。

しかし、長生きすれば、払い込んだ保険料の総額が短期払いよりも高くなる可能性があります

また、当然のことながら、定年退職後も保険料を支払う必要があるので、家計の負担になる要因にもなります。

定期保険の特徴を解説!

定期保険には、以下の特徴があります。


  • 一定期間のみ保障される
  • 保険料が割安
  • 解約返戻金や満期保険金はない

それぞれ解説します。

一定期間のみ保障される

定期保険は、契約時に定めた一定期間のみを保障します

保険料が割安

定期保険は、期間を定めることで終身保険と同じ保障内容を割安な保険料でで受けられます。

解約返戻金や満期保険金はない

定期保険には、解約時の解約返戻金や満期を迎えた際の満期保険金はありません。


そのため、終身保険のような貯蓄機能は備わっていません。

定期保険のメリット・デメリットを解説!

定期保険の特徴について解説しました。


 ここからは、定期保険にどのようなメリット・デメリットがあるか解説します。

定期保険のメリットは?

定期保険には、2つのメリットがあります。


  • 保障は一定期間だが、保障を充実させることができる
  • 終身保険と比べて保険料がお手頃

それぞれ詳しく解説します。

メリット①保障は一定期間だが、保障を充実させることができる

定期保険は、10年、20年、あるいは何歳になるまでと、保険期間が限定された保険です。


そのため、とにかく今、厚い保障が欲しい時の備えに適しています


たとえば、子どもが独立するまでの間、万一の時の保障を手厚くするなどの目的で追加で加入するケースがあります。


掛け捨てなので戻ってくるお金はありませんが、高額な保障を比較的安く確保できます。


子どもが独立したら保障額を下げたり、解約したりすればよいので、いつまでも高い保険料を払い続ける必要もありません。


また、収入の少ない若いときには、安い保険料でしっかりとした備えができるメリットもあります。

メリット②終身保険と比べて保険料がお手頃

定期保険は、解約返戻金や満期保険金が存在している商品は少ないです。

そのため、同じ年齢で契約する場合には、終身保険と比較して保険料が割安になります。

定期保険には貯蓄機能は備わっていませんが、その代わりに、毎月の支払い保険料の額は、終身保険と比較すると低く抑えることが可能なのです。

定期保険のデメリットは?

定期保険には、2つのデメリットがあります。


  • 保険金額を見直さずに同額のままで更新すると、更新の度に保険料が上がる
  • 掛け捨てのため保険料が積み立てられることなく、解約返戻金がない
それぞれ詳しく解説します。

デメリット①更新するたびに保険料は上がる

同じ年齢で契約した場合、終身保険と比較して保険料が割安になる定期保険ですが、保険料については注意が必要です。

終身保険は、契約したときの保険料が、一生涯上がることはありません。


しかし、定期保険は違います。


定期保険の保険期間は一般的に5年から10年ほどで、そのたびに保険契約の更新が必要になります。


そして、保険契約を更新するたびに、保険料が上がってしまうのです。


つまり、30歳で契約した時点の保険料は終身保険より割安であっても、40歳で更新したときの保険料は終身保険より割高になってしまう可能性もあります。


定期保険の保険料は、終身保険とは違い、一生涯変わらないわけではないことに注意が必要です。

デメリット②掛け捨てのため解約返戻金などがない

そもそも、死亡保険は被保険者が死亡した時や高度障害状態になった時に保険金を受け取れる保険金です。


定期保険は、あくまでも万一の事態に備えるための商品なので、保険期間が満了した時に支払われる満期保険金や、解約した時の解約返戻金もありません。


そのため、貯蓄性のある終身保険と比べると保険料は安くなりますが、「掛け捨て」となります。


詳細は以下の記事をご参照ください。

養老保険の特徴やメリット・デメリットは?

養老保険も、死亡保険の一種です。


養老保険の大きな特徴は、死亡保障貯蓄機能の両方を兼ね備えていることです。


養老保険を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

終身保険と定期保険はどちらがおすすめ?選び方を解説!

終身保険と定期保険のメリット・デメリットはご理解いただけましたか?


さて、ここからは終身保険と定期保険の選び方を解説します。

終身保険が向いている人を解説!

終身保険に向いているのは、次のような人です。


  • 老後の生活資金などを準備したい人
  • 子どもの学費を蓄えたい人
  • 死亡時の葬祭費用を準備したい人
  • 相続税対策をしておきたい人
  • 計画的に貯蓄をするのが苦手な人

①老後の生活資金などを準備したい人

終身保険の解約返戻金は、老後資金の備えとして活用できます。

②子どもの学費を蓄えたい人

子どもの学費としてまとまったお金が必要な時期に充分な解約返戻金を受け取れる形で終身保険に加入し、解約返戻金を学費に充当できます。

③死亡時の葬祭費用を準備したい人

自分の死後、残された家族の経済的負担を軽くするためにも、自分の葬儀費用として準備できます。 

④相続税対策をしておきたい人

死亡保険金の相続税は、「法定相続人数×500万円」までが非課税です


預貯金などの非課税枠とは別枠なので、相続する子どもの負担を軽くすることができます。

⑤計画的に貯蓄をするのが苦手な人

一度契約したら強制的かつ自動的に月々の保険料が積み立てられるため、計画的に貯蓄をする人が苦手な人には大きな助けとなります。

定期保険が向いている人を解説!

定期保険に向いているのは、次のような人です。


  • 小さい子どもがいる家庭
  • 保険料を安くしたい人
  • 定期的に保険を見直したい人

①小さい子どもがいる家庭

子どもがまだ小さい時に両親に万が一のことがあった場合には、養育費や教育費がいるため、大きな保障が必要です。


定期保険は、子どもが独立するまでの一定期間の保障を厚くするのに有効です。  

②保険料を安くしたい人

定期保険は解約返戻金がないので、保険料を安く抑えたい人に向いています。


割安な保険料で手厚い保障を準備したい方にオススメです。  

③定期的に保険を見直したい人

定期保険は保障期間が決まっているので、更新時期に保障を見直すことが可能です。


結婚や出産、そのほかライフプランに合わせて柔軟に対応することができます。


終身保険と定期保険のどちらが自分に合っているか、FP(ファイナンシャル・プランナー)に相談したい方はマネーキャリアがおすすめです。


この機会に、ぜひご相談ください。

参考:終身保険の解約返戻金に税金はかかる?

次のような場合には、終身保険の解約返戻金に税金がかかります。


  1. 利益が出た場合
  2. 解約返戻金を年金形式で受け取る場合
  3. 贈与とみなされる場合

それぞれ詳しく解説します。

①利益が出た場合

生命保険の解約返戻金は保険契約者が受け取ります。


その際、解約返戻金が今までに支払った保険料の総額を上回っていると、一時所得としてその差額が所得税の課税対象になります。


一時所得には50万円の特別控除が適用されるので、一時所得が50万円を超えた場合に税金がかかります。


つまり、一時所得が50万円以下なら税金はかかりません。 


たとえば、A社の解約返戻金が575万円、それまでに支払った保険料の総額が545万円だったとします。


その際の一時所得は575万円-545万円=30万円です。


ほかに一時所得がなければ課税されません。


なお、課税対象となるのは50万円を超えた部分の2分の1の金額です。


先ほどの例のほかに、同じ年にB社から解約返戻金が500万円(払込保険料475万円)があったとします。


この場合、B社の差益は500万円-475万円=25万円で、一時所得の合計金額はA社と合わせて55万円になります。 


このうち課税対象となるのは、50万円を超える部分である5万円の2分の1の金額、25,000円です。

②解約返戻金を年金形式で受け取る場合

解約返戻金は年金のような形で受け取ることもできます。


「その年に受け取る金額-その金額に相対する保険料」を計算し、雑所得として扱われます。


雑所得の金額が25万円以上なら、所得税・復興特別所得税として10.21%が源泉徴収されます。


ただし、保険契約者と受取人が違う時には源泉徴収されません。

③贈与とみなされる場合

保険料を支払った人と解約返戻金の受取人が違う場合は、贈与税の対象になります。


一時所得との違いは、解約返戻金全額が課税対象となることです。


ただ、贈与税には基礎控除があるので、ほかに贈与がなく解約返戻金が110万円を超えなければ税金はかかりません。


贈与税は一時所得より税率が高いので、保険加入時に、被保険者と保険料負担者の関係には注意しましょう。

参考:終身保険と定期保険の保険料の違いをシミュレーション

それでは実際に、終身保険と定期保険では同じ条件で保険料にどのくらいの違いが出るかを、アフラックを例にとって比較してみます。


《前提条件》

  • 年齢:30歳
  • 性別:男性
  • 保険金額:1,000万円
《定期保険の条件》
  • 保険料の払込期間:10年
《終身保険の条件》
  • 保険料の払込期間:終身
  • 特別保険料率に関する特則:付加しない
  • 三大疾病保険料
    払込免除特約:付加する

上記の条件をもとに月額の保険料を試算すると、それぞれの保険料は以下のとおりです。(2020年5月10日)

通常保険料ノンスモーカー割引特約を付加
終身保険18,910円16,850円
定期保険2,640円2,400円

大きな保障が必要な年齢で一時的に保障を厚くしたい場合は、定期保険のほうが安い保険料でカバーできるのがわかります。

まとめ:終身保険と定期保険の特徴を理解し、自分に合った保険を選ぼう!

終身保険定期保険の違いについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。


今回の記事のポイントである、終身保険と定期保険の違いは以下のとおりです。


      終身保険            定期保険      
保険期間
一生涯一定期間
保険料一生涯変わらない
更新の度に上がる
貯蓄性ありなし

終身保険と定期保険には、それぞれのメリットやデメリットがあります。


生命保険に加入する際には、終身保険にするか、定期保険にするか、それぞれの特徴を踏まえたうえで考えて加入しましょう。


ほけんROOMでは他にも保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。


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生命保険の選び方が気になるという方はぜひこちらを読んでみてください。

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