更新日:2018/04/10
収入保障保険は解約してもいい?解約時に考えておくべきこととは?
万が一の場合に残された家族の生活費を保障してくれる収入保障保険ですが、解約を考えている方もいらっしゃるでしょう。どのような場合には収入保障保険を解約してもよいのか、また、どのような場合には解約しない方がよいのか、ポイントをまとめてみました。
目次を使って気になるところから読みましょう!
収入保障保険を解約する前に考えておくべきこと
しかし、収入保障保険を解約する際には、いくつか考えておくべきことがあります。
この記事では、収入保障保険の解約時の注意点、また解約方法について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
収入保障保険を解約しても解約返戻金を貰えない
掛け捨ての保険となるため、満期保険金や解約返戻金はないのが一般的です。
途中解約した場合、保険料の負担は軽減しますが、返ってくるお金は存在しないのです。
収入保障保険を解約しても、解約返戻金は貰えないということを覚えておきましょう。
収入保障保険は、保険料が割安で、一定であるというメリットがある
ただし、収入保障保険も定期保険と同様、被保険者の年齢が高くなれば高くなるほど、保険料も高くなります。
つまり、収入保障保険を途中解約して、他の収入保障保険に加入しようとした場合には、保険料が高くなってしまう可能性が高いのです。
収入保障保険は、加入してから保険期間満了時まで、保険料が一定であるというメリットがあります。
収入保障保険に加入してからある程度年数が経っている場合には、解約して他の保険に乗り換えるよりも、加入している保険を続ける方がお得な場合が多いのです。
収入保障保険を解約しない方がいい人
毎月の保険料の負担を考えて、収入保障保険をすぐにでも解約したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、収入保障保険を解約しない方がいい人も存在します。
そこで、続いては収入保障保険を解約せずに続けた方がいい人の特徴をご紹介しましょう。
貯蓄が少なく子供が小さい場合
収入保障保険は、被保険者に万が一のことがあった場合に、以後の生活費を保障するための保険です。
考えてみてください。
稼ぎ主に何かあった場合、残されたご家族は今まで通りの生活を送ることができるでしょうか。
生活費だけでなく、子供が小さい場合には、教育費の負担にも備える必要があります。
稼ぎ主に万が一のことがあった場合に、以後の家族の生活費と教育を貯蓄のみで賄うのは大変なことです。
そのような場合には、収入保障保険に加入していると安心です。
収入が少なく貯蓄をするのが困難な人
収入保障保険は、割安な保険料で万が一の場合に備えることができます。
被保険者が亡くなってしまった場合に、以後の家族の生活費が苦しくなってしまうことが想定される場合には、収入保障保険で備えておく方が安心できます。
収入保障保険の解約した方がいい場合とは
しかし、収入保障保険に加入する必要がない場合もあります。
そこで続いては、収入保障保険の解約をおすすめしたい場合をご紹介しましょう。
収入保障保険は独身の人や子供がいない家庭
独身の人の場合、被保険者の収入で生活をしている人がいないため、以後の生活費を保障する必要がありません。
また、子供がいない家庭の場合は、配偶者が働くことで、一人分の生活費を賄うことは十分に可能です。
そのため、独身の人や子供がいない家庭においては、収入保障保険に加入しておく必要はないでしょう。
子供が独立し夫婦2人だけの家庭
夫に万が一のことがあった場合も、遺族年金が支給されますし、一人分の生活費を捻出するのは難しくないでしょう。
65歳以上は年金も受け取ることができるため、収入保障保険が無くても生活することが可能です。
子供が独立し、夫婦2人だけで生活している家庭の場合は、収入保障保険を解約して保険料の負担を軽減することをおすすめします。
収入保障保険を解約する手続きの流れと必要書類
加入している保険会社に、必要書類について問い合わせましょう。
一般的には、以下の書類が必要となります。
- 保険証券
- 身分証明書(運転免許証など)
- 保険会社指定の解約申込書
また、窓口に出向かなくても、郵送で解約の手続きを行える場合も多いので、まずは、加入している保険会社のコールセンターに問い合わせてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
収入保障保険は、割安な保険料でありながら、万が一の場合に残された家族の生活費を保障してくれる保険です。
しかし収入保障保険の必要性の高さは家庭環境により異なります。
本当に必要な保障かどうかを考え、収入保障保険の必要性が高くないと感じた場合には、適切な手続きを行い、解約することも検討してみましょう。