高血圧でも収入保障保険に加入できる方法とは?

高血圧の方で収入保障保険に加入したいと考えていても、「持病があると加入できない」と悩んでいる方は少なくありません。ここでは、収入保障保険に加入する際に大きなポイントとなる告知審査の内容や、高血圧の方でも加入できる様々な方法などについて紹介します。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

高血圧でも収入保障保険に入れる?

子育て世代におすすめの保険の1つに「収入保障保険」があります。 


収入保障保険は死亡保険の1つで、死亡保険金が毎月給付され、保障総額が毎月減少していくというタイプの保険です。 


現在高血圧で治療中の方は多いですが、そのような方ほど将来の保障のために収入保障保険を検討される方が増えています。 


しかし「高血圧だと保険には入れないのか?」と悩んでしまうところですが、実際のところは加入は可能です。

高血圧の方は、心筋梗塞や脳卒中など重大な病気につながりやすいとされる

高血圧は心筋梗塞や脳卒中などの病気に大きく影響するため、保険会社としては支払リスクが高まることが予想されます。 

そのため、収入保障保険に加入することは難しいと思われがちですが、実際はきちんと治療をしていれば加入できる可能性が高くなります。 


投薬による治療を一定期間続けており、血圧の数値が安定していれば加入することが可能です。  

収入保障保険の告知審査をクリアすれば、高血圧でも加入可能!

高血圧の方が収入保障保険に加入するためには、「告知審査」をクリアする必要があります。

この告知審査は、加入審査や健康状態割引の適用が受けられるかどうかを審査する際に大きく影響してきます。 


では実際に告知審査はどのように行われるのか見ていきましょう。 

高血圧の方の告知審査の内容とは?

収入保障保険の告知審査には、次の2つの方法があります。  
  1.  告知書と健康診断書 
  2.  医師による診査  

どちらの方法がとられるかは保険会社によって異なり、さらに死亡保障額によっても異なります。


【告知書と健康診断書】 


死亡保障額が小さいタイプや、インターネットから加入手続きができるタイプのものに多い審査方法です。 


医師による診査が不要なので、気軽に手続きができます。 


しかし、告知書には1年以内に受けた健康診断または人間ドッグの結果を添付しなければならないため、高血圧など自分にとって不都合な内容を隠すことはできません。 


【医師による診査】 


死亡保障額が大きいタイプに加入する際などに受ける審査方法です。 


医師の診査となると「より細かいところまで聞かれるのでは?」と構えてしまいますが、確認されるのはあらかじめ決められた事項になります。 


医師の診査を受けた場合は健康診断などの結果を添付する必要はありません。



参考:高血圧ではないと判定されたら、健康体として健康割引を受けられることもある

収入保障保険では、健康状態によって保険料を割り引いてくれる制度があります。

 

健康状態の主なチェックポイントは①喫煙の有無②血圧値③BMI値などがあります。 


②の血圧値について説明すると、血圧値が基準値以下になっているかどうかが審査対象となります。 


基準値は加入者の年齢や保険会社によって異なりますが、目安としては次のようになります。


 <血圧値の目安>最高:149以下 最低:90以下 


基準値以内に血圧が安定している場合、健康体と判断され「健康割引」を受けられることがあります。 


ほけんROOMには持病がある方でも加入できる保険に詳しい専門家がいるので、告知義務違反にならない為にも、上記の説明で不明点がある方やもっと詳しく知りたいという方は、是非下のボタンから応募してみてはいかがでしょうか。

高血圧で通常の収入保障保険の告知審査に落ちても、加入できる収入保障保険もある

特別条件や特定部位不担保が付きなら、通常の収入保障保険に入れることも

告知審査に落ちてしまっても、「特別条件付き契約」や「特定部位不担保契約」という形をとれば通常の収入保障保険に加入することができます。  

それぞれどのような契約になるのか確認してみましょう。 



【特別条件付き契約】 


どのような条件が付けられるのかは保険会社によって異なりますが、例えば次のようなものがありあります。 


  • 保険金や給付金が一定割合削減される 
  • 「特別保険料」として通常の保険料に上乗せして支払う 



【特定部位不担保契約】 


特定の部位に関する保障をしない契約です。 


現在や過去において病気をしている場合、その部位を保険金の支払対象外とすることで保険に加入することができるものです。 


高血圧の場合は、それに関する保障が対象外となります。 

最終手段として、引受基準緩和型保険や無選択型保険なら、加入できるかも

収入保障保険に特別条件や特定部位不担保条件を付けても加入できない場合は、「引受基準緩和型保険」や「無選択型保険」を検討してみるのもいいでしょう。  

【引受基準緩和型保険】 


引受基準緩和型保険は、告知審査の基準が限定的で、健康状態についての加入条件が緩和されている保険です。 


緩和される基準は保険会社によって異なるので、複数のものに相談してみましょう。 



【無選択型保険】 


無選択型保険は、告知なしで加入することができます。 


告知の必要がないため、健康状態が良好でない方でも加入することができるというメリットがありますが、保険会社にとっては保険金支払いリスクが高くなるため、保険料が割高になるというデメリットがあります。  


まずは持病持ちの方向けの保険に詳しい専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ:高血圧の方も、まずは通常の収入保障保険にトライしよう!

高血圧の方でも収入保障保険に加入することは可能です。 


告知審査の結果、通常の加入が難しい場合でも条件付きで通常の収入保障保険に加入することができます。 


さらに、条件付きでも加入が難しい方にはより審査が緩和されている引受基準緩和型保険や、無審査で加入できる無選択型保険もあります。 


審査基準は保険会社によって異なりますので、「高血圧が心配」という方でも、まずは通常の収入保障保険に加入することを検討してみることをおすすめします。 

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