友達が自己中でしつこく保険勧誘をしてくる!そんな時の断り方を説明

友達が保険の営業マンになった場合には、保険の勧誘を受けることがあります。友達の頼みを拒否することは難しいですが、保険がご自分にとって必要のない商品ならば、ハッキリと断るべきでしょう。今回は、友達からの保険勧誘の上手な断り方を説明します。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

保険の営業マンになった友達の保険勧誘を上手に断るにはどうすれば良いか?

「数年ぶりに友人から電話がかかってきたと思ったら、保険の勧誘だった」そんな経験をしたことのある方は意外と多いのではないでしょうか?


友人ということで会ってしまい、強く商品を勧められて結局断りきれず加入してしまった、という話はよく耳にします。


もちろん、それが保険見直しのちょうど良いタイミングで、自分にあった保険であればよいのですが、そうでないケースであればこまりものです。


この記事では

  • 保険に加入する気がないときの対処はどうするの?
  • 友人からの保険加入の上手な断り方
  • 加入してしまった後の対処法
について解説していきます。


この記事を読んでいただければ、友人の保険営業マンから、保険を勧められたときの上手な断り方や、付き合いで加入してしまった後の対処法についてご理解いただけると思います。


是非最後までお付き合いください。

保険に加入する気がなければ、友達へハッキリと断ることが大切

仲の良かった友達が保険の営業マンとして就職したとします。

ちょうど保険の見直しを考えていたり、勧められた保険がすごく気にいったり、納得した上で加入するのなら良いのですが、そういった場合ばかりとは限りません。

どちらかといえば、渋々保険の話を聞き、断る事で友人関係が壊れてしまう事を恐れるあまり、つい加入してしまう。

そんなケースは以外と多いですし、保険会社はそういった関係を活用して、加入者を増やしているという側面があるのは否定できません。

しかし、そのような形で加入した保険でも、毎月の保険料は払って行かなくてはなりません。

そうなると、その保険料が家計の負担となり、結局は解約しなくてはならなくなるというケースは少なくありません。

保険の営業マンにとっては、契約が取れないことも問題ですが、それとおなじくらい早期の解約も問題となります。

もし、勧められた保険が自分に合っていないと感じた場合は、いくら仲のいい友達の勧誘であっても、ハッキリ断る事が大切です。

断ったあとでも、さらにごちゃごちゃと理由をつけて勧誘を迫られたり、家に居座って帰らないという場合もないとは限りません。

その場合は、「その会社のカスタマーセンターや地区の生命保険協会へ連絡するよ!」と言えば大概の場合はそれ以上しつこくされることはありません。

その友人の成長のためと思い、ハッキリと断ってあげましょう。

最初が本当に大変な保険営業マンの現実とは

新人の保険営業マンがしつこい理由の一つとして、最初の実績作りが非常に重要ということもあるようです。

所属する会社にもよりますが、保険営業マンの給与は完全歩合制か、固定給があっても非常に少なく、そこに歩合給が乗って給料となる場合がほとんどです。

その後は、保険が継続している間、継続に対しての手数料が支払われるのです。

ですので、継続の手数料がない新人の間は、いかに契約を取ってくるかで給料は大きく違ってきます。

また、営業のための交通費(ガソリン代など含む)や手土産代、商談で使う飲食代などの経費はほとんどの場合、自分もちです。

ですので、給与が少ない場合、経費を支払っていくと生活費はかなり少なくなります。

他の業種の営業マンと比べ、保険会社の営業マン(特に初期)は非常に厳しい環境におかれています。

そのため、新しい契約を取ることに必死にならざるを得ないという事実もあるのです。

自己中と思えるような、保険営業マンの友達の保険勧誘がしつこい理由

友達が保険営業マンになり、保険勧誘を受けた事がある人は、自己中とも思えるようなそのしつこさに驚いた事があるのではないでしょうか?

実はそのしつこさにはいくつかの理由があります。

良い意味でいうと、自分の販売している保険商品が、本当に素晴らしく友達にも役に立つものであると信じて疑わない場合があります。

これは、会社の導入教育や商品教育によるもので、他社の商品と比べて、自社の商品良い点を強調した教育を受けるために、ある程度仕方のないことかもしれません。

また、営業相手である友人が保険の素人であるという側面もないとは言い切れません。

一般的には、ほとんどの人が保険に入ってはいるが、保険については詳しくないという現状があります。

話がしやすい上に、保険のことが良くわかっていない友人は、言い方は悪いかもしれませんが、格好のターゲットになり、そこにつけ込んでくるケースは多いのです。

友達からの保険勧誘の断り方について

友達の保険営業マンから、うっかり話を聴いてしまった場合、よほど心の強い人でなければ、加入を断ることを躊躇してしまいがちです。

特に、新人時代の保険営業マンは、実績を積み重ねることで必死になっています。

中には土下座をしそうな勢いで、勧誘をお願いされることもあると聞いています。

しかし、友達だからと思い、一旦加入してしまうと、その後は毎月保険料を払っていかなくてはいけません。

納得していないものに毎月お金を払っていくほどばからしいことはありません。

また、最初に加入してしまうと、その後も新しい商品が発売されるたびに、格好のターゲットとして、勧誘されることも覚悟しておかなくてはなりません。

そうならないためにも、最初にしっかりと断っておくことが大切です。

ここからは、友達からの保険勧誘の断り方について、いくつかの方法を解説していきます。

友達に保険を電話で勧誘されたら、その時点で断る

保険の勧誘に限らず、何かしらの商品について勧誘する場合、友達だからといっていきなり家や職場に押しかけてくることはまずありません。

ほとんどの場合、電話がかかってきて、商品説明のためのアポイントを取ろうとするはずです。

なぜなら、保険は加入する場合に書類へのサインや健康告知などが必要なため、電話口では契約できないからです。

また、一度会ってしまうと断りづらいという心理的な面も活用してくるのです。

そのため、友達に電話で保険勧誘や、勧誘のためのアポイントを取られそうなった時点で、ハッキリと断ることが重要となります。

電話口であれば、こちらも断りやすいですし、何より無駄な時間を割かなくて澄みます。

友達に保険を対面で勧誘されたら、その場でサインは絶対にしない

電話口で断りきれず、対面で保険の勧誘を受けた場合、なかなかその場で断れないというのが一般的な心理です。

その場合、重要なポイントがあります。

それは、その場では絶対にサインせず、一旦持ち帰らせてもらうということです。

「親に相談する」「今の保険とゆっくり見比べてみたい」「お金が払っていけるかを考えたい」など理由はどうにでもなります。

一旦家に持ち帰ってしまえば、断るのは電話で済みます

電話口で「もう一度会って聞いてほしい」といわれても、何かしらの理由をつけて断ればよいのです。

友達に保険を勧誘されて加入しても、自分に必要なければ早期に解約する

電話口でも断れず、面会して商品を説明され、それこそ土下座をしそうな勢いでお願いされ契約してしまった場合、どうすればよいのでしょうか?

そればズバリ、早期に解約することです。

生命保険の加入の場合、最初に初回保険料として、1か月分の保険料を徴収されます。

生命保険の契約が成立してしまえば、その保険料は帰ってきません(1か月分の保険料に当てられます)。

しかし、次の月から保険料を払っていくことを考えると、一日でも早く解約することです。

保険を勧誘した友達に何かしらのペナルティーはあるかもしれませんが、契約者には早期解約に対するペナルティーは一切ありません。

また、保険商品も他の商品と同じように、クーリングオフができるようになっています。 

クーリングオフの期間内(保険会社に問い合わせてみてください)であれば、初回保険料も帰ってきますので、検討してみる価値はあります。

友達のためと思って加入したが必要ない場合は早期解約を

友達が保険の営業マンになり、苦労していることを知り、少しでも役に立てればと思って加入してしまうこともあるかもしれません。

しかし、その保険が本当に自分にとって必要な保険かはしっかりと考える必要があります。

もし、その保険内容が自分にとって魅力的なものであり、続けていく価値のあるものだと思えれば、継続してかまわないのです。

しかし、そうでない場合、毎月の保険料負担等が重なり、結局はその友達を恨んでしまうような事態がないとも言い切れません。

そうなる位なら、やはり早期解約を検討することが重要になってきます。

加入するときは友達のためかもしれませんが、続けるかどうかは自分自身のためと考えましょう。

友達に相談しなくても、カスタマーセンターへの問い合わせや、ネットで解約可能な場合

保険契約がスタートしてしまったが、やはり自分には必要のない保険であると判断した場合、一日でも早く解約したいものです。

しかし、友達に相談すると、結局は解約を言い出せず、ずるずると継続してしまいそうな不安はだれでもが感じてしまうものです。

担当者である友人に連絡することなく解約できる方法はあるのでしょうか?

実はあります。

その一つは、カスタマーセンター(お客様窓口のこと)に電話で問い合わせてみるという方法です。

保険会社によっては、解約書類が送られてきて、それに内容を記入し返送すれば解約手続きが済むケースもあります。

郵送手続きでは解約ができない場合は、直接その保険会社の窓口を尋ねてみることです。

保険会社は、コンプライアンス(法令遵守)の観点から、契約者から解約意思の提示があった場合、それを断ることはできず、引きとめも基本的にはできないことになっています。

担当者に連絡させますと言われても了解せず、その場での解約手続きを申し出れば、基本的には解約ができます

また、最近ではインターネット上で解約の手続きができる保険会社も出てきています。

まずは、各保険会社のホームページ等で情報を調べてみることをおすすめします。

まとめ

ここまで、「保険の営業マンになった友達からの勧誘に対する断り方」や「一旦加入してしまった場合の対処法」について解説してきましたが、いかがでしたか?

この記事のポイントは、
  • 保険に加入する気がなければ、ハッキリと断ることが大切
  • 友達からの保険勧誘を断る具体的な方法
  • 加入してしまった場合の対処法
です。

友達が保険の営業マンになった場合、協力してあげたい気持ちもやまやまなのですが、必要のない保険に入るのもおかしな話です。

友達であるからこそ、今後の長い営業マンとしての人生を考え、必要のない保険であればハッキリと断ってあげる勇気を持ちたいものですね。

保険ROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。

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