更新日:2019/10/23
生命保険会社にペイオフはない!ペイオフ以外の救済措置がある!
生命保険会社が倒産するリスクは当然ありますが、ペイオフはありません。もちろん倒産しないのがベストですが、ペイオフに代わる救済措置も存在します。その後の運営に関しては、救済保険会社が現れるかどうかで変わってきますが、生命保険契約者保護機構が補償を設けています。
目次を使って気になるところから読みましょう!
生命保険会社にペイオフはあるのか
生命保険会社が破綻した際にどのような措置が取られるかは決まっていますが、それは後述していきます。
ペイオフとは
そのため、資産家は1,000万円ごとに口座をわけて管理していたりもします。生命保険に関してはこのペイオフ制度はまったく関係ありません。
ペイオフは金融機関に対して定められた制度ですが、ペイオフは生命保険会社には適応されません。
それは、生命保険会社は厳密には金融機関ではないからです。
生命保険会社にペイオフは存在しない
まず大枠として、
- 救済保険会社が現れた場合
- 救済保険会社が現れない場合
もし生命保険会社が倒産したら
もちろん生命保険契約者保護機構があるから生命保険会社が倒産しても安心というわけではありませんが、一定の補償を得ることができます。
その補償に関して説明していきますが、救済会社が現れても表れなくてもデメリットはあります。破綻すること自体顧客にとってなんのメリットもないので、破綻しない保険会社を選択することが最良です。当然と言えば当然ですが。
また生命保険会社は倒産する可能性があるとういうことを頭に入れておき、生命保険に依存しない資産運用にしていく必要があります。
生命保険契約者保護機関から90%は補償される
ペイオフとどっちがいいかは状況によりますが、生命保険の場合は、保険料に関わらず補償が得られます。金融機関のペイオフの場合は、多額の資金を預け入れていた資産家が損をします。
契約を他の保険会社が引き継ぐ
そのため、契約を引き継げる仕組みになっています。もちろん生命保険会社が破綻するメリットはまったくありませんが、手厚い補償制度はついています。
早期解約控除で20%減額される
そのため、破綻後早期に解約した顧客に対して、解約返戻金を控除する場合があります。20%が上限となっていますが、だいたい数%~10数%の減額措置が取られます。
銀行のペイオフはお金が帰ってきて終わりですが、返戻金控除の制度はペイオフよりも注意が必要な制度と言えるでしょう。
ただ顧客が離れてしまうと救済保険会社が現れなくなってしまうので、現状必要な措置と言えます。
保険会社は簡単に乗り換えられない
上述の早期解約控除で20%減額されるという話の通り、生命保険会社は破綻しても顧客の離散を食い止めようとします。銀行のペイオフのように、一定額の補償だけして、あとは自由というわけにはいきません。
完全に依存するのでは無く貯金も
貯金は基本ですが、余裕資金は投資に回して資金回収している人も最近は多いです。自分の資産は自分で守るしかありません。
まとめ
誰もわざわざ破綻しそうな生命保険会社を選びませんが、加入の段階で気を付ける必要があります。特に終身保険などは簡単に乗り換えられません。仮に現在加入している保険が傾いてきても簡単に乗り換えられないデメリットがあるので、加入の段階でそこまで計算する必要があります。